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クラリネット 6.基礎練習

クラリネットの基礎練習についてですが、3つに分けて説明しましょう。

1.吹く前に
 姿勢・構え・楽器の保持・手の形・指の位置などをチェック。
2.素材としての「音」を磨く
 呼吸法とロングト−ン:息の量・スピ−ド・圧力をコントロ−ルする。
 タンギング:音が良くてもタンギングが良くなくっちゃ!!
 オ−バ−ブロウ:低音からオクタ−ヴキ−を押して高音に移行する練習。
3.テクニックの向上
 音階練習:全ての調の音階練習を制覇してテクニシャンになろう。
 教則本:クロ−ゼ・ランスロ・ロ−ズ・が初心者向けです。
 独奏曲:名曲や曲集で表現技術(表現にも技術が)を身に付けよう。

詳しくは、【OGIクラリネット教室】の【基礎講座】というペ−ジがありますので、そちらを見て下さい。

以上のお答えは、OGI氏からいただきました。



管楽器の場合は息が大事なので、まず安定した息の流れを保つ練習が必要不可欠です。それには、まずロングトーンということになりますが、ロングトーンはみんなで同じ部屋で一緒にやっても意味がありません。 一人で、静かなスペースでじっくりやりましょう。みんなでやっても、自分の音がどう響いているか聴き分けられず、音に集中できません。あと、ロングトーンにはメトロノームを使うことを勧めます。1回の呼吸で吹く時間を一定に保った方が、その日のコンディションのバロメーターにもなるし、息の配分のペースが身に付きます。1拍60(1秒)にメトロノームを合わせ、最低音(ミ)から8拍伸ばし、半音上がって(ファ)4拍、計12拍を一息で伸ばせるようにします。次は、4拍ブレスの時間(2拍で全部吐き切り、残りの2拍で鼻からゆっくり吸います。)を取り、前吹き終わったファから始め、ファを8拍、ファのシャープを4拍タンギングせずにレガートで伸ばします。これを左親指の高いドまで続けて下さい。ロングトーンでは、音が揺れてないか、ノドを締め付けてないか、気を付けて下さい。途中で苦しくなったら1分位休んで、止まった箇所から始めて下さい。ロングトーンは毎日必ず5分でもいいから続けて下さい。持久力がついて、楽に長い時間吹き続けられます。 次は音階の練習、タンギングの練習と続きます。

以上のお答えは、白川毅夫氏からいただきました。



アマチュアでもプロでも毎日欠かせないのが、ロングトーンとスケール(音階)。とはいっても、このくらいやってるというかもしれない。でもただ何となく毎日続けるのではなく、何の為にこのような練習をするかを考えながらする事が大事。ロングトーンをする時は音を揺らさずに真直ぐ吹けるようにっていうのは勿論分かってると思うけど、この練習をする時に特に意識しなければいけないのがブレス(呼吸)。ゆっくり時間をかけて沢山吸えるように次のような練習をするといいでしょう。
ここに楽譜が書けないので言葉で説明すると、4分の4拍子で4分音符が68〜72位で。まず最初の小節。はじめの2拍で息を吐き出す。これはこの後沢山空気を吸うためで、3、4拍目で2拍かけてゆっくり吸う。よく中学生なんかが音をたてて勢い良く空気を吸ってるのを見るけど、ゆっくり時間をかけて。それで8拍ロングトーン。PPから4拍クレッシェンドでfに、また4拍でディミヌエンドしてPPに。また前述のように1小節で息を吐いて吸って、また違う音で…。確実にブレスを取るためにはよく言われる事だけど、リラックスする事が一番大事だ。
スケール(音階)は、BILLAUDOTという出版社から出ているペロンという人が書いた「日課練習」という本がお薦め。(大きいヤマハとかには売ってると思う。)ゆっくりメトロノームを使って練習する事。テンポの目安としては、この速さなら絶対に間違えずに吹けるっていうテンポで始める事。
こんな練習を、楽器を組み立てた後、パラパラ吹く替わりに毎日やってごらんなさい。全然違うから!

以上のお答えは、TWWクラリネット奏者:木原亜土氏らいただきました。

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