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クラリネット 1.リードミスをなくす


リードミスの原因はいろいろありますが、原因と対策を幾つか揚げてみました、試してみて下さい。

◇原因1『マウスピース』
    :自分に合っていますか、B45は初心者にはハードすぎるのでは?
    :マウスピースに傷がついたりしていませんか?
 対策1:他のマウスピースで吹いてみる。

◇原因2『リード』
    :左右のバランスは良いですか?
    :先端と根元のバランスは良いですか?
 対策2:右に左に傾けて吹いてみてバランスを見る。
    :深さを変えて吹いてみる。

◇原因3『トーンホール』
    :しっかり閉じていますか?
    :タンポからの息漏れはないですか?
 対策3:指の肉付きのよい真ん中で押さえる。
    :息漏れチエックをする。

◇原因4『アンブッシュアー』
    :力みすぎ・噛みすぎ・引きすぎ
 対策4:マウスピースを包み込むようにマウスピースをくわえ、強く噛まない。
    :口や唇(特に下唇)を柔らかく。

◇原因5『ソルフェージュ』
    :発音・発声が高すぎる
 対策5:最高音以外は、吹く音と同じか、より低くイメージ(発音)する。
    :楽器の角度、息を吹き込む角度を変えてみる。
    :口の中の形を『い・え』よりも『お・う』のように大きくする。

◇原因6『タンギング』
    :舌がリードに対して荒く激しく当たり過ぎてはいませんか。
 対策6:舌はリードに対して優しく触れなければいけません。
    :TuTu よりは DuDu・RuRu・NuNu の方がソフトに出来るでしょう。

必要以上にリードミスを恐れてはいけません。こわごわ吹いても決してリードミスは減りません。原因を見つけ、その原因を取り除きましょう

以上のお答えは、OGI氏からいただきました。



リードミスの時に鳴っている音は「倍音」といって自分が鳴らしたい音ではなく、同時に響いている、その音のオクターブ以上かん高い「倍音」が鳴っているのです。
リードミスの原因としては、いくつか考えられます。
まず、アンブシュア(くわえ方)が深すぎると、音が広がってしまい、リードミスをしやすくなります。
かといって、浅すぎると、息が入らず、つまった音になってしまいます。
耳を頼りに、ムリなく吹けるポイント(ツボ)を探して下さい。
フォルテなどで、アンブシュアが崩れて(リードの振動の許容範囲がオーバーして)起こるリードミスがほとんどだと思います。
アンブシュアに関連して、高音から低音に跳躍して下がる時にもコントロールが乱れてリードミスするので、絶えず、次に進む音への準備が必要です。
リードミスをしやすい音を充分に単独に響かせてから、戻って、前の音からレガートをかけると、上手くコントロールできます。
他には、穴を押さえたつもりでも、タイミングや、ポイントがずれて、完全にふさがっていなかったり、いいかげんにキーを押さえるとリードミスの原因になります。でも、しっかり押さえようとして、ギュっと押さえ付けたり、叩き付けるような運指はレガートがかからず、ムダな力で好ましくありません。
穴がちゃんと塞がればいいだけです。
あとは、付けているリードの上下のバランスが崩れていると、リードが均等に響かず、リードミスしやすくなります。
細か目のサンドペーパーでリードのカットされている根元の部分を軽く削るだけで、効率よく響くようになります。
落ち着いて取り組んで下さい。

以上のお答えは、白川毅夫氏からいただきました。

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