DYNOJET
ダイノマシンとは??
ダイノマシン(正式名称 : DynoJet Dynamometer) は
通常、シャーシ・ダイナモなどと呼ばれるDynojet Research, Inc. の製品です。
シャーシ・ダイナモとは、測定装置の上に車体を固定し測定ローラの上に駆動輪をのせ、模擬走行することにより、
キャブレター車、インジェクション車を問わず、エンジンのパワーやトルク、あるいは排気ガスの濃度や
空燃費を測定したり、エンジンのチェックやセッティング等各種作業を行う為の、非常に便利な装置です。
ご自分のオートバイのエンジンコンディションを判断して頂く材料になるかと思います。
また、ダイノマシンは、昨今では標準化になりつつあるオートバイのインジェクション化に対し
Dynojet社が全世界に販売しているインジェクションコントローラー
Power Commander(パワーコマンダー)をダイノマシンに接続することにより
さらに繊細なセッティングも可能になります。
☆彡 パワーコマンダーとは?? ☆彡
直接的なパワーアップパーツではございませんが、社外エキゾースト等に始まる吸排気系の変更
又はエンジン内部に手を加えて行なった場合に生じる燃調の狂いなどをマップ補整し
理想的な空燃費を作り出す事の出来るサブコンピューターです。
よって結果的に理想的なパワーカーブを描き出力が向上する場合があります。
特に常用回転域のセッティングは街乗りからツーリングまで普段使用している領域になりますので
正しいセッティングを行なうことでより速く乗りやすくさらに燃費の向上なども期待できます。
その他拡張機能も多彩です。
ダイノマシンに車体を載せ、後輪/マフラー/パルスから車体のデータを読み取り
細かなセッティングを行います。
新登場!!
パワーコマンダーⅤ(ファイブ)
POWER COMMNADER [Ⅴ](ファイブ)
POWER COMMNADER[Ⅲ]-usbから機能面でさらなる進化をとげて新登場!
小型化された本体にはマップ切替機能などの多彩な機能をそなえ、
別売りの「オートチューン」を使用することにより、マップ自動補正機能が可能です。
* PCVは各車とも2009年モデルからの対応となっております。
・本体に2つの拡張ポートを装備し、様々な信号入力が可能。
(オプションのLCDディスプレィとオートチューン用の拡張ポートです。)
・従来の本体から約半分の大きさになっております。
・2つのマップが保存可能で、別売りスイッチにより走行中でのマップ切替が可能。
・多彩なマップ製作が可能 燃調の変更範囲の拡大
・ソフト上での表示項目の充実
・車速ポートに車両のスピード信号を入力する事に依り、PCVソフトでギアポジションが認識され、
各ギア及び各気筒別にマップデータの作成が可能となりました。
・マップ上で燃調の入力値が「-100%から+100%」から「-100%から+250%」まで入力可能になり、
ツインインジェクター車では制御出来なかった高回転域での燃調補正が可能になりました。
・走行するだけでソフトにて設定したA/F値に合う様、MAPデータに補正が掛かります。
・本体の信号ポートに「0-5V」入力信号を入れる事により、様々なセンサーの情報を画面表示させる事が可能です。
(油温、ブースト圧など)
Power Commander(パワーコマンダー)は、Dynojet社が全世界に販売しているインジェクションコントローラーです。
Power Commanderは、ノーマルECUのデータを書き換えることなく燃料噴射時間(量)を調整することが可能で 多くのオプショナルパーツにより、点火時期の変更、クイックシフター等、多くの機能を拡張することも出来ます。 セッティングは空燃比(A/F)を基準に行い、数値が外れていれば適正に修正をして そこから理想的なパワー、トルク特性を作り出します。 |
・セッティングの変更はPower Commander本体のボタン、または付属の専用ソフトを使用して行うことが出来ます。 ・パソコンをお持ちの方は、Power Commanderに付属で同梱されています専用ソフトを使用する事により 細かなセッティングを行うことが可能です。 ・多機能なソフトではありますが、ユーザーの方がより簡単にセッティングを楽しんでいただく為に Power Commanderのソフトは使いやすく、見やすく、分かりやすくしております。 ・パソコンをお持ちでない方や出先でセッティングを変更する場合には、本体のボタンを使用する事により 大まかなセッティングを変更することが可能です。 |
オートチューンキット
このKITはパワーコマンダーVのオプション品です。 このモジュールをPCVに装着し、実走行する事でソフト上で あらかじめ設定した空燃比に近づく様な補正マップデータをこのモジュール内に作成します。 KITにはハーレー用とハーレー以外のモデルの2種類が有り、専用のAFセンサーが付属しております。 設定はPCVのソフト内で行います。KITには左記の様に基本補正データが入っており、 そのデータを使用して自動燃調補正を行います。 (補正データは走行後にPCV本体へ送ります。) |
![]() |
![]() |
Power Commander [Ⅲ]-usb | LCDディスプレイ |
LCDディスプレイは、Power Commander(ⅢUSBのみ)に簡単に接続する事が可能です。 ・オートバイに取り付けた状態でも防水加工を施していますので安心してお使いいただけます。 ・Power Commanderが収集しているデータは全て表示させる事が可能です。 ・また、オプションのマルチファンクションハブを使用すれば、その他のデータも表示させる事が可能です。 ・ディスプレイにはメモリーを搭載しており複数のMapを保存する事が可能です。 ・Mapの入れ替え、さらにマッピングの変更もディスプレイにあるボタン操作で可能になりました。 ・LCDディスプレイは、データを記憶(ロギング)する機能があり計測したデータを解析する事が可能です。 ・ディスプレイ本体にSDカードスロットを搭載しておりMapやロギングデータの保存量をいつでも増幅させる事が可能です。 ・Mapの書き込み、保存したデータを確認する時は、付属のソフトを使用します。新しい機能を追加する場合は、 付属のUSBケーブルを使用してDynojet社のホームページより無料ダウンロードする事が出来ます。 ・TFT液晶LCD240×320 16bitカラースクリーン(OSは、Windows2000、ME、XP) |
マルチファンクションハブ
マルチファンクションハブを取り付ければPower Commanderの機能を拡張する事が可能です。
各モジュールからの入出力信号を取り込めます。
マップセレクト Power Commander本体に記憶されている2つの異なるマップをスイッチの切り替えで選択出来ます。 各モジュールからの入出力信号を取り込めます。 ギアポジション/速度入力 燃料や点火時期(イグニッションモジュール使用時)ギアポジションか速度を元に変更する事が可能です。 ブースト入力 ターボ車でPower Commanderを使用する時、ブースト圧に合わせて自動的に燃料を増量させる事が可能です。 アナログ出力 Power Commanderやマルチファンクションハブに入力されているソレノイド、リレー、ウォーニングライト等のデータを出力する事が出来ます。 この機能を使用すればシフトライトやNos、エアーシフターなどに信号を入力する事が出来ます。 |
Wide Band Commander
Wide Band Commanderは、正確なA/F(Air/Fuel)を分析出来るA/Fモニターです。
現在市販されている多くのナローバンドA/Fシステムと違い、Wide Band Commanderは、
“Bosch社製 5wire LSU4 ワイドバンドセンサー”を使用し10.0:1~18.0:1を正確に測定出来る能力を持ったシステムです。
Wide Band Commadnerは、現在市販されている中でも大変優れたA/Fモニターです。
・ソレノイド、リレーを制御する為のプログラム可能な出力を有しています。 ・ウォーニングライトを制御する為のプログラム可能な出力を有しています。 ・本体に、収集したデータを蓄積出来る(ロギング)メモリー搭載しており(約10分間)パソコンが無くてもデータ収集が可能です。 ・ロギングしたデータは、専用ソフトを使用して表示させる事が可能です。 またテキストファイルにエクスポートする事も可能です。 ・0-5mAまたは、0-5Vの出力端子を1ch搭載しています。市販品のデータロガーや入力端子を搭載している サブコン、フルコンにWide Band Commanderのデータを出力する事が可能です。 ・簡単に配線を取り付け出来るように、回転数、スロットル開度を検出する為の配線を各1本にしています。 ・耐久性のある配線、被覆を使用していますので、経年次変化によるトラブルもありません。 ・Dynojet社製シャーシダイナモ専用ソフト、Winpep7にWide Band Commanderをリンクさせる事ができるため、 測定時Wide Band Commanderのデータを計測する事が可能です。 |
Wide Band Commande 2
Wide Band Commande 2は、従来品からのロギング機能を廃止し、価格を抑えての登場です。
使用するメーターはアナログタイプとデジタルタイプから選べます。
また、LCDディスプレイ付のKITもラインナップされています。
Quick Shifter
・Power Commander(3usbのみ)が装着されている車両であればQuick Shifterを使用出来ます。 ・Quick Shifterを装着する事によりアクセルは全開のままクラッチを切らずにシフトを上げる事が可能になります。 ・ごくわずかな時間、燃料あるいは点火カットする事により通常行うミッションに負荷を掛けないようにする為のアクセルをオフにする クラッチを切るという動作がなくシフトアップが可能になります。 ・取付は配線の加工も必要なくPower Commanderにコネクターを接続するのみで作業は完了です。 ・燃料点火カットの時間は付属のソフトにより変更が可能です。 ・“ミニマムrpm”を設定すれば設定した回転数より下の回転数ではシフターを作動させないようにする事も可能です。 |
MC.マディファイではお客様のご希望により本来の指定設置場所からPC[Ⅲ]本体にスムーズなアクセスを行う為に
ハーネス延長Kitでシート下に設置することも可能です。USBジャックはサイドカウル部に延長していますので
セッティングを行う場合は外部からUSBジャックを差し込むだけでOKです。
PC[Ⅴ]の場合はオプション接続時以外は本体にアクセスする必要性が無い為
バッテリーケース内に収納してみました。
(写真をクリック)
Power Commander III&Wide Band Commander(上段)
LCD-Display(下段)の取り付け例です。(カワサキ ZX-14)
(写真をクリック)
Quick Shifterの取り付け例です。(カワサキ ZX-12R)
(ZX-14 Power Commander or LCDディスプレイ) ZX-14の場合、レスポンスの悪い低速域の対策としてセカンダリーバルブのキャンセルを行うという場合がありますが この作業を行うと著しく空燃費が乱れる領域があります。 症状としては少しハイペースのクルージング速度くらいからスロットルのON・OFFを行った場合、ツキ始めの領域(0~5%開度)で 燃料カットに近い状態が出る場合があります。 スロットル開度と回転数で車両に装着しているLCDディスプレイで空燃費(A/F)を確認することにより判断が出来ます。 装着されているマフラーやエアクリーナーにもよりますが著しいA/Fの乱れはエンジンを傷めるだけではなく燃費にも影響してきます。 吸・排気パーツを変更された場合には必ずセッティング作業は必要になってきます。 セッティングはキャブレター車だけが行う作業ではありません。 インジェクション車両の場合はPower Commander等を装着していただき、個々の車両や使用用途にマッチングしたセッティングを 行うことでGoodアクセレーションを期待できます。 その他オプショナルKitで拡張を行えばツーリング中のA/F確認等で燃費優先のマップを作って出掛けたり、 レース等では必要となってくるオートシフターも取付け可能です。 ※オートシフターはかなり気持ちが良いアイテムですよ。32akのお勧めです Good Job! |