久遠の塔（納骨堂）について

久遠の塔について

　日本の国では、古くより「家制度」が日本の国を支える制度として維持されてきました。お寺は、先祖代々のお墓を守ることを任務としていました。しかしながら、最近、その家制度にこだわらない考えを持つ人たちが登場してきたました。少子化が進行し後継さんがいないケースや、立派な後継さんがいても、子供には負担をかけたくないと言う考えの人が多くなってきたのです。これに対し、従来お寺は、永代供養というかたちで対応してきました。しかし、永代供養は、「代」の字が表すように「家制度」の補完的考えを基にしています。
　長松寺では、先祖代々の墓を守るという日本人の幸せの形を維持していくのも大切な仕事ですが、こうした新しい考えの人々の希望に、真摯に耳を傾けるのも大切なことと考えます。そこで、お寺が維持管理の主体となり、「家制度」にこだわらない方を会員とした、会員の方同志が仲良く守っていく久遠の塔を建設しました（納骨堂）。趣旨をよく理解し希望の方はお申し出下さい。
　入会についての諸注意
１，上述の「久遠の塔」の趣旨をよく理解し、家制度にこだわらない方。（一時預かりの施設ではありませんから、原則として移転は認めないこととします。）
２，住職との面接で、「久遠の塔」の趣旨にふさわしいと認められること。日本人の家制度に対する愛着は強いものがありますので、面接により意思を確認します。
３，入会金は、決まりは無く、お布施として無理のない範囲で納めてください。
４，年会費は￥6000　会員の人が生涯納める。（次の世代に引き継がない）
５，会員の方自身が久遠の塔への埋葬を希望で、後の守り手がない場合は住職にその旨の希望を伝えておくこと。
６，お檀家さんの紹介の有る方。
※年回法要等は受け付けます。
※戒名も希望により彫刻できます。

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