株式会社 松尾熔工所
転轍機作業

転轍機 解体・組立・検査作業

転轍機とは、鉄道車両(電車)をほかの線路に移すために、線路の分かれ目に設けてある装置のことで、通称ポイントの名で知られている
ことと思います。

 この転轍機の作業は、磨耗した部位のある一部の部品(鋳物製の底枠)をお預かりし、その部分に、鋳物肉盛溶接をするだけの仕事でした。
しかし、製品自体が大きいため、メーカー様にて解体され、溶接する部位のある部品を支給して頂く横待ちだけでも、かなりの時間ロスが生
じる為、平成元年より、鋳物溶接作業だけでなく、解体→修理(鋳物肉盛溶接)→組立までの作業を、一貫して行わせて頂くようになりました。
また平成14年よりは、検査作業も一貫して行わせて頂くようになり、転轍機の受け入れから出荷までを、一貫して作業させて頂くようになりま
した。





転轍機の解体・組立作業場です。
本社・工場の一番東の工場の1階
で作業を行っています。 


組立作業場の2階です。
組立前の部品保管場と
して利用しています。


倉庫の前にある分工場です。

分工場の中です。この場
所で、転轍機の機構・電
気性能検査を行います。



解体作業状況。解体ロットは6台で行ってお
 ります。
 
可動部分は、摩耗してしましますので、
 摩耗部分は、溶接して肉盛を施します。
(鋳物材です)
肉盛溶接した個所を切削加工し、規定内の
 幅に仕上げます。
電気性能検査による、動作確認です。
 擬似的に負荷をかけての動作確認で、
 電流値が規定内か、表示信号が返って
 いるか等を確認します。
分工場内に転轍機が並んだ状態で、
 出荷待ちです