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「ユーモアでストレスの連鎖を断ち切ってほしい」と話す増田修治さん=朝霞市立朝霞第二小学校で |
児童にユーモアある詩の書き方を指導している朝霞市立朝霞第二小学校教諭の増田修治さんが、児童たちの作品を集めた「子供力! 詩を書くキッズ」(弓立社)を出版した。増田さんは「ユーモア詩を通じて子どもたちの心のストレスを取り除いていきたい」と話している。
本には、増田さんが96年から今年まで担任した小学校の3年〜6年までの児童たちが書いた約1500作品の中から157作品を載せた。
お父さんやお母さんの癖や失敗談、学校での出来事をユーモアあふれる感覚で書いた作品が載っている。
児童に「ユーモア詩」を書かせ始めたのは、「子どもたちとの関係を取り戻したい」との思いからだった。詩が苦手な子には、ユーモアある詩を紹介したり、自分が体験した「ドジな話」を聞かせたりしながら書かせた。作品は「学級通信」に載せて父母に配り、詩集にまとめた。
作品が認められたことで暴力を振るわなくなった問題児もいたという。
「ユーモア詩を通して家庭や子どもの心の中が見えてくる。詩のおかげで児童、保護者、教諭の関係が良くなった」と増田さんは話す。
◇ ◇ ◇◇
【お父さん】
私のお父さんはいつも
夜ふざけます。
おふろに入る時も
赤ちゃんのおもちゃとかで
私と2人で遊んで
ふざけています。
お父さんが
ちょっとよっぱらうと
私が宿題の百問テストをやっているのに、
お母さんのスカートめくりをして
気をそっちに向けさせます。
するとお母さんが
「やーん、やめて」
と言います
朝日新聞(2001/11/20)