「笑って伸ばす子どもの力」
主婦の友社 1,400円
お父さんのあやしいけつ
佐藤 大吾
ぼくは、ホテルの温泉に行きました。
お父さんがはだかで
冷たいお風呂で
飛び込みをしていました。
お父さんは
けつをふって
バタ足をしていました。
ぼくがけつをよく見てみると、
けつから長い毛が
モジャモジャ出ていました。
ぼくは
「あやしいけつだな。」
と思いました。
この詩をインターネットのホームページにのせた時、大吾のお父さんからメールがきました。なんとそこには、
「大吾の詩をのせてくださり、ありがとうございます。ついにボクのおしりも世界デビューしましたね。」と書かれてありました。私は大笑いしてしまいました。ユーモア詩が人と人をつなげる力って大きいようです。
こんな詩を筆頭に、子どもたちのユーモアあふれる詩人ぶりがあますところなく描かれています。その他には、「お父さん・お母さんの口ぐせ」「子育てのコツ」「詩で見る子どもの成長」など、読み物としても教育書としてもおすすめの著書です。
また、アメリカの同時多発テロの学習ものっています。授業の参考にもなります。
【本の目次】の紹介
第一章 子どものユーモアセンスって、
す・て・き!
第二章 子どもを愛せないと悩むあなたへ
第三章 お父さん・お母さんの
口ぐせを考える
第四章 ユーモア詩が教える子育てのコツ
第五章 詩を通して子どもの心を知る
第六章 詩で見る子どもの心の成長
第七章 教師も心の殻を脱いで
第八章 つっぱり風の純のこと
第九章 「人間の美しさ」と「人間の醜さ」を
知った出来事
第十章 「人間を深く学ぶ」ということ
第十一章 さいごに