コッツウォルズ
コッツウォルズ



コッツウォルズ(Cotswolds)は、妻がぜひ行きたいと思っていたところです。女性5人と私で計6名の一行になりました。自動車は、ファミリーカーでは小さすぎるので、レンタカーを借りました。オートマの新車で、これが同じ自動車? というぐらいに快適でした。

コッツウォルズは、オックスフォードの先の西側にあるので、以前のオックスフォード行きのルートを延長する設定にしました。



ロンドンより西に進めば進むほど、高低のある地形になり、坂道が多くなります。写真のように、街の向こうに田園が一望できる場所もあります。

骨董品屋さんがぴったり似合う古い街並みです。


小さな村。コッツウォルズと言えば、これが典型的な風景です。




宿泊は、バーフォードという街のB&Bです。所有者は大学の先生とのこと。廊下や階段の踊り場に蔵書がはみ出しているのは、同業者なのでよく理解できます。本の傾向から見て、英文学関係の先生のようです。

朝食のお世話をしてくれたのは、近所のパートの女性でした。信じられないほど豪勢でたっぷりの朝食を出してくれました。イギリスで食べた朝食の中で、これが最高でした。私の母となぜか意気投合し、御覧のとおりです。



コッツウォルズから、もう少し西に足をのばして、バースまで行ってみることにしました。

バースに向かう道筋の途中に、マームズベリ(Malmesbury)の地名を見つけ、立ち寄りました。ホッブズの生地なので見ておきたいと思ったからです。教会に併設されていた修道院の廃墟がありました。

宗教改革のときに修道院が没収され、建物の石が持ち去られて、御覧のとおりになっています。イーリーにも同じような光景がありました。明治時代のはじめに、廃仏毀釈でお寺が荒廃したのと同じような感じです。改革や維新の残念な一側面ですね。


バース(Bath)は、スペルどおり、ローマ時代の浴場が残っている都市です。この西は、もうウェールズになります。