「コンサート事件」第3話

末泉:「では、もっと詳しく聞いていきましょう。立脇さん、どうして裏で掃除していたのに発見当時ここへ?」

山本:「待ってください、これはどうして事故ではなくて殺人なんですか(?o?)」

佐藤:「私達は容疑者なんですか。困りました。」

古太田:「え〜、殺人と考えて良いと思いますよ〜。理由は後ほど説明します〜。末泉君、続けて。」

末泉:「どうしてですか?立脇さん。」

立脇:「続けてステージの掃除をしようと思っただけです。当然ここを通らないといけないですから。」

由美園寺:「ステージに上がるには左右両方ありますよー?」

立脇:「それはたまたまですよ。」

末泉:「では、佐藤さんは・・・そんなことする人に見えないですね。いいです。」

古太田:「ほ〜( ̄ー ̄)」

由美園寺:「ほー( ̄ー ̄)」

古太田:「末泉君、一応聞いて。」

末泉:「コンサートが終わってから現場に近づいたことは?」

佐藤:「ないです。掃除を頼まれていたのでずっと掃除をしていました。」

末泉:「ほら。」

古太田:「え〜、2%くらい信じましょう。」

末泉:「義岡さんは?」

義岡:「僕はコンサートが終わってからモーニング娘を楽屋まで誘導してましたからね。」

由美園寺:「向中村さん、聞いてきてくれますかー?」

向中村:「はい、ずっと一緒にいたそうです。」

古太田:「もう聞いていたの?君はほんとに仕事が早い。っていうか早すぎだね〜。」

向中村:「まかせてください。」

末泉:「では、山本さんは?」

山本:「終わったらすぐにお客様の誘導のために出口に行きましたよ(^o^)v」

古太田:「それまでどこにいたのですか?」

山本:「ステージ横です。コンサート中真希ちゃんを見てましたから(^o^)」

由美園寺:「ここじゃないですかー。」

山本:「いいえ、反対側です。向こうです。」

由美園寺:「ステージの向こうにいて、終わったらそのまま出口に行ったのですね?」

山本:「はい(^o^)///」

末泉:「岡部さんは事務所にいたのですね?証明してくれる人はいますか?」

岡部:「いますよ。正確にはあります。事務所には監視カメラがなぜか付いていますから見てください。」

古太田:「すぐ確かめてくれる?」

向中村:「はい、映ってました。コーヒーを2杯飲んでます。」

古太田:「え〜、君なんて名前だっけ?」

向中村:「向中村です。」

古太田:「覚えておくよ。」

末泉:「つっこみ入れに来た酒井(康)さんは聞かなくていいですね。」

酒井(康):「なんでぃよ〜。」

由美園寺:「これで全員聞きましたよ、古太田さん。」

古太田:「え〜、これといって・・・。ただ行数を稼いだだけのような・・・。」

由美園寺:「凶器となった照明はもう移動していいですかー?」

古太田:「いいよ、ん?ちょっとまって。ロープが付いていますね〜。2本。細いのと太いのが。照明はロープで吊るしているんですか?」

岡部:「いいえ。金具で吊るしています。照明は熱くなりますからね。ロープでは焼けてしまいますよ。でもステージ横の照明はコンサート中は使わないです。」

古太田:「確かに焦げてますね〜。え〜、ではこのロープはいったい何でしょうか〜。ロープで吊るしていたとしたら危険ですね〜。どこの照明だ?ステージ横の照明のスイッチはどこでしか?」

岡部:「ステージ脇にあります。」

古太田:「あ、これだ。スイッチオン。う〜ん、照明は高い位置にありますね〜。おや?ここの照明は全部ありますね〜。じゃ〜この照明はいったいどこの照明だ?」

由美園寺:「細い方は焼け切れてる感じですね。太い方は刃物で切ったような切り口です。」

古太田:「・・・。末泉君、ちょっと・・・。」

末泉:「・・・。」

古太田:「・・・。」

末泉:「はいっ。」



古太田:「え〜、今回の事件も"あるもの"が見つかればこれで解決です。今回の事件のポイントは"なぜ事故ではなく殺人と考えたか"、"犯人はどうやって酒井(孝)さんを殺したのか"、"あるものとは何か"そして"犯人は誰か"。今回はやや分かりやすいのではないでしょうか〜?4話に行く前によく考えて見てください〜。解決編はCM・・・いや、第4話で。古太田任三郎でした。」





    
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