「コンサート事件」第1話

    

    がやがや。どやどや。

由美園寺:「今日は人が多いですねー。」

古太田:「人が多い所は苦手なんだけどね〜。う〜ん、天皇賞の予想は…」

末泉:「古太田さん、古太田さん。」

古太田:「うるさいよ〜。いま大事な所なんだよ〜!」

由美園寺:「古太田さん、天皇賞は13番テイエムオペラオーで決まりですよー。」

古太田:「ん〜やはりね〜。私もそう思っていたんだよ〜。テイエムでいこう。」

岡部:「ほ〜、なるほど…。テイエムオペラオー単勝3万買おう。」

古太田:「君は誰だい?」

岡部:「いやいや、単なる通りすがりの者ですよ。」

由美園寺:「ギャンブラーですかー?今日は勝ってるんですかー?」

岡部:「ここで言いたい事は『ギャンブラー=勝つ』ではないと言う事です。では。」

古太田:「ん〜、よく分からない人だったね〜。え〜と…テイエムオペラオーと9番ステイゴールド。武豊のステイゴールドは外せないよ〜。"9-13"一点でいこう。末泉君、勝ってきて!はやく。」

末泉:「古太田さん、仕事中に競馬場来てていいんですか?しかも競馬知らない人は今やっと場面が競馬場だと知りましたよ。」

古太田:「いいんだよ〜。私は刑事だよ。推理が担当なんだよ〜。競馬の予想も仕事のうちだよ〜。場面は初めから君が説明する事になってたんだから。はやく〜!」

末泉:「も〜相変わらず人使い荒いんだから〜。推理と競馬予想って関係あるのかな〜?」

古太田:「はやく、はやく〜。もう〜あいつは…。」

由美園寺:「古太田さん、さっきの当たり馬券を換金してきましたー。100円が110円になりましたよー。」

古太田:「ん〜、君は仕事が早いね〜。」

由美園寺:「10円しか利益がないですねー。」

古太田:「ぐふっ。」

古太田:「あっ、今日は何日だい?」

由美園寺:「10月29日ですけど。」

古太田:「こんなことしてる場合じゃないよ〜。今日はモーニング娘のコンサートだよ〜。すっかり忘れてた。行こう。君の分のチケットもちょうどあるから。話の都合で。」

由美園寺:「えー?どういう事ですかー?それに末泉さんがまだ戻っていませんよー?」

古太田:「いいんだよ、彼は呼ばなくても現れるんだから。さ〜、行こう。」

末泉:「古太田さ〜ん、買ってきました〜。あれ?いない。古太田さ〜ん。」


ざわざわ  

古太田:「なんとか間に合ったみたいだね〜。ここもすごい人だよ〜。」

由美園寺:「古太田さんは誰のファンなんですかー?」

古太田:「え〜、なっちです〜。」

由美園寺:「私は真希ちゃんです。」

古太田:「ん〜真希ちゃんもいいね〜。おっと、入れそうだ。行こうか。」



なっち:「今日は来てくれてありがと〜。」

中澤:「みんな楽しんでいってね〜。」

加護&辻:「がんばります。」

♪Say Yeah〜♪

古太田:「イェ〜イ」

♪夢の扉は絶対〜自分で開こう ミラクル〜♪

古太田:「なっち〜(^o^)//////////////」

由美園寺:「ふ、古太田さん???」

古太田:「君もほら、真希ちゃんこっちむいてるよ。」

由美園寺:「あ、真希ちゃんー(^o^)////」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 

古太田:「ふ〜、コンサートももうすぐ終わりだね〜。アンコールしちゃおうかな〜。」

末泉:「はぁはぁ〜、古太田さん、ひどいですよ置いて行くなんて。」

古太田:「あや、来たの?どうやって入ったんだい?」

末泉:「これを…」

パシッ

末泉:「いてっ。」

古太田:「むやみに警察手帳使うんじゃないよ〜。まったく。」

吉澤:「今日はありがと〜。また来てね〜。」

由美園寺:「古太田さん、終わりましたー。」

古太田:「あっ、もう〜君のせいでアンコール聞けなかったじゃないか〜。もういい。帰るよ。」



ドタドタドタ

義岡:「おい、早くしろっ!救急車まだか?」

古太田:「ね〜、どうしたんだい?」

義岡:「孝典が…。仲間が血を流して倒れてるんです。」

古太田:「…案内してくれる?あ〜、私警察の者です。こちらの2人も。」

義岡:「えっ、警察の方?こちらです。」



酒井(康):「吉岡、そちらは?」

義岡:「警察の方達だそうだ。ちょうど居合わせたんだ。」

由美園寺:「ひどい出血ですね。」

山本:「血が〜(>o<)」

佐藤:「山本さん、落ち着いて。」

由美園寺:「古太田さん、残念ながら…。」

古太田:「救急車はいらない。え〜、末泉君、警察。」

酒井(康):「自分警察ちゃうの?」

古太田:「え〜、決まりごとだからつっこまない。」





戻りまくり