TRD ブレーキパッド装着!装着

今回交換するブレーキパットはTRDのブレーキパット"BLACK"です。
コレはストリート用なので純正より若干効きが良いくらいでそれなりの温度まで耐えられるっぽいです。
本来ならばワインディング・サーキット用が望ましいのでしょうが今回は手が出せなかった(ビンボ〜)
ま、私の走りではこのパッドでもオーバースペックでしょう。500度までなんて使えないよ!(笑)

(※注意)
ブレーキ関係は保安部品の中で最重要パーツの中の一つです。
正しく取り付けを行わないと重大な事故につながる可能性がとても高いです。
取付はディーラや専門店でされることをお奨めします。

さらに、キャリパー塗装手抜きというツッコミは無しで宜しく!(^-^;

今回取り付けするパッド
TRD ブレーキパッド “Black” (9270S)
フロント:
リア:
04491-ZT310
04492-SW200

初期制動を第一に、新開発のノンアスベストを採用した9270S。
耐フェード性と制動とを高次元で実現し、
低温域から高温域まで温度域を問わず高い制動力を発揮。
さまざまなスポーティ走行で、信頼性の高い制動力を発揮します。
μ=0.48〜0.32 最大適性ディスク温度:500℃
より安全で、快適な“速さ”を追求するためには、
より確実に“止まる”高性能ブレーキが欠かせない。
鋭い初期制動の立ち上がり。
少ないブレーキ踏力で高い制動力を発揮。
ストリートのストップ&ゴーで違いを実感。


それがこのブレーキらしい(^-^;
フロントのブレーキパッド交換
1.ボルトを緩める

まず輪留めをしっかり行い、ジャッキアップしてホイールを外します。

下のボルトを緩めます。共周りしてしまうのでスパナを併用します。
かなりのトルクが必要なので良いの工具を使用ください。
トルクはジワジワと掛けるのではなくガッガッガッという感じで
やられたほうが工具が傷みませんし、瞬間トルク大きいですよ。
ボルト・・・嘗めないように気をつけてくださいね。

ソケットレンチは1/2の物が望ましいです。
サイズは14mmです。
2.ピストンを戻す

ボルトを外すとキャリパーが左の写真のようにずらせます。
パッドが減るとその分だけピストンが出てきますのでコレを戻します。
専用工具を使うのが一番安全なのですが
ウォーターポンププライヤーなどでも縮められます。

私はテコの原理でゴム槌の柄で戻しました(^-^;

いいんです、折れても安いもんですから・・・
この作業もムリせずゆっくりと慎重にしましょう。

ピストンの周りのゴムがヨレていたりした場合は
ラジオペンチなどで整えてあげるといいです!
3.ブレーキパッドを外しましょう!

今ついているブレーキパッドを取り外しましょう。

パッドをまず手前に引き、立てるような感じにします。
そしたら引き抜けます。
4.内側のブレーキパッドも外しましょう!

内側のパッドも外側のパッドと同じような形で引き抜きます。

パッドを取ると右の写真のようになります。 
なんかスッキリしちゃってますね(^-^;

ココまで終わったらブレーキクリーナーでキレイにしてあげます。
ゴム部分は特に念入りに洗浄してあげましょう。
5.純正パッドとTRDパッドを比較してみました。

純正のパッドの一つに金具がついています。
コレはブレーキが減った時キーキー鳴くようにするためです。
交換時期をしらせるサインなんでしょう。
社外にはもちろんついていませんので定期的にパッド残量をチェックしましょうね。

純正パッドに装着されていたアンチスクイールシム(鉄板)2枚をTRDのパッドに移植します。
コレは鳴き止め防止の板です。カッコよく魅せたかったら外しておいたほうがイイですね(^-^.v
でも、キーキーしちゃうかもしれません(=_=;
ココに専用グリスを塗るべきなのでしょうがお店探しても売っていませんでした。
ま、板についているグリスを全部拭き取らなければ問題ないでしょう(^-^;
6.TRDパッドを取り付ける場所はココです!

取り外した方法の逆の手順で行えば取り付けられます。
指で示している金具の部分にパッドをはめ込めばOKです。
7.TRDパッドを取り付けです!

上で示した部分にパッドをはめ込みましたか?
パッドを左の写真のように金具の間にはまったら
右の写真のようにパタンとローター側に倒します。

内側も手順は一緒です。
8.取り付けが終わったらキャリパーを降ろしましょう!

このように取り付けしてくださいね。
あとはキャリパーをゆっくり降ろしましょう。
パッドに引っかかる場合はピストンの戻しが足りないのでしょう。
半分以上入っているの引っかかる場合はボルト止めする部分がずれていて当たっているだけです。
ボルト留めするところを確認してみてください。
引っかかってる場合は左右に動かせば収まるとおもいます。
9.最後にボルト留めしましょう!

ボルトを適正トルクで取り付ければOKです。
共周りするのでスパナも使用します。
私は、手ルクレンチで適正トルク(笑)

元通りになりました!(^-^.v

パッド残量は真ん中の隙間からチェック出来ます。
 
リアのブレーキパッド交換
1.メンバーブレースが邪魔だぁぁぁ!

まずはサイドブレーキを降ろしておきましょう。
じゃないと、パッド外れないですから(^-^;
まず輪留めをしっかり行い、ジャッキアップしてホイールを外します。

キャリパーを外したかったのですがサイドブレーキのワイヤーが
邪魔してキャリパー半分くらいしか持ち上がりません。パッド取れないよ(=_=;
失敗した・・・ワイヤーをメンバーブレースの下を通したせいです。
と思ったのですが上を通すとさらに開かない事が発覚(=_=;
仕方ないので固定している部分のボルトを外しました。
ココはそれなりのトルクが必要なので気をつけてください。
サイズは 14mm です。
2.ボルトを外します!

さ、フロントと同じようにした部分のボルトを外します。
ソケットレンチが入らない場合はメガネレンチを使いましょう。
それもない場合は普通のスパナで・・・

私は普通のスパナでやるハメになってしまいました・・・
まぁ、ナメなかったから良かったですけれどね。
トルク掛かる部分はソケットレンチやメガネレンチを使ったほうが
ボルトをナメ難くていいですよ。

ちなみにサイズは 12mm です。
3.パッドを引き抜きましょう!

さあ、ブレーキパッドを取りましょう。
内側も外側もローターから垂直に引けば外せます。

さてと、純正と比べてみました。
ただそれだけです。
なんか置いてある位置が微妙に変ですが(^-^;
4.ピストンはこんな感じになっております!

さて、次はピストンを戻さなくてはなりません。
ただ、一人でやる場合はキャリパーをワイヤーなどで吊るしてあげなけれなりません。
そうですね・・・ワイヤーのハンガーをショックのバネに引っ掛けて
キャリパが落ちないようにするのも一つの手ですよ!(^-^.v

えーと、ピストンは左の写真のようになっています。
フロントは押し込むだけでしたがリアは右回転(時計回り)させながら押し込みます。
半回転(180度)単位で回します。中途半端な位置で終わらせないように。
何故かは・・・ブレーキパッドの出っ張りを見ればわかりますよね?
5.ピストンを戻しましょう!

さあ、ピストンを戻しましょう!もちろん私は専用工具持っていません。
というわけで、今回はプライヤーを使って回すことにしました。
(ラジオペンチなどでもいいかも)

まず、溝部分にプライヤをはめ込みます。
あとは押しながら右回転に180度回します。
結構なトルクが必要ですがピストン傷つけては元も子もありませんので
ゆっくりと・・・慎重にやりましょう。
180度回して、ブレーキパッドが挟まらないようでしたら
また180度回して押し込みます。
6.ちょっとした補正と洗浄しましょう!

次にピストン周りのゴムがヨレている場合は
ラジオペンチなどで直してあげます。

ココまで終わったらブレーキクリーナーでキレイにしてあげます。
ゴム部分は特に念入りに洗浄してあげましょう。
7.パッドをつける部分を見てみましょう!

左の写真が外側の部分です。
右の写真が内側の部分になります。
8.パッドをつけましょう!

外側をヨイショ!ヨイショ!内側をヨイショ!ヨイショ!
基本的に取り外した方法の逆の手順でやればOKです。

あとは、キャリパーボルト留めして、
サイドブレーキを固定しているボルトも留めて取り付け完了です。
9.ピストンを正常位置へ!

エンジンを掛けてフットブレーキを何回か踏んであげピストンの位置を正しくしてあげます。
次にサイドブレーキも何回か引いてあげます。
サイドブレーキが甘くなっている場合は閉めなおしてあげましょう。
私はフットブレーキではなくサイドブレーキを先にやってしまったので引きが甘くなってしまいました(ガビ〜ン)
フットブレーキを最初にやりましょう(^-^;
 
サイドブレーキの調整
サイドブレーキの締め方は簡単なようで面倒です!(^-^;
ですので自分でやらずにディーラでしっかりと整備書通りに調整してもらいましょう!

左の写真はセンターコンソールを外した部分の調整です。
MR-Sの場合、ココだけで調整してはいけません!
リアブレーキへのワイヤー部分も調整してあげないといけません。
ですのでスプリングを外してサイドを何十回か引いたりして馴らししたり・・・面倒(^-^;
まぁ、面倒ですがソコまでしないとワイヤーが伸びてしまいます。

というわけでちゃんと整備書に書いてある手順でやりましょう!
むしろディーラで作業していただきましょう!

ちなみにディーラなどでコピーお願いすればくれますよ!(コピー代掛かるかもしれませんが)
 
ちょっとした注意
ブレーキフルードのリザーバータンクがMAXを超えてしまっていた場合はスポイトかなんかで吸い取ってあげるといいでしょう。
じゃないと・・・溢れて塗装面に垂れる可能性があります!塗装傷めますよ(=_=;
まぁ、ちゃんとした所で整備されていればフルードの追加などされないと思いますので溢れないとは思いますけれどね。
一応・・・ね(^-^;
 
インプレッション
それなりに使用して感じたことを書いてみます。

for サーキット
 ・ミニサーキットでは熱ダレなどは全く問題ないですね。
 ・そのうちもっと詳しくインプレします。

for 首○高
 ・いきなりの渋滞や不測の事態でもブレーキ効いてくれます。止まらねぇ〜って叫ばなくなりました!

for 峠
 ・普通の走りしかしていないので判りません(-_-;

for ストリート
 ・暖まっていない状態でもブレーキの効きが良いのでストリートで最適です。
 ・ノーマルパッドは時々止まらない!と思うことがあったのですが、このパッドは今のところノープロブレムです!
 ・異音(キーキー音)は全くありません。

最後に・・・
 ・ノーマルパッドと比べて遙かにブレーキダストが多い。一回走っただけでホイールが汚くなります(笑)

(警告&お願い)
今回の作業は私のやり方でやってしまいました。
間違っている部分があるかもしれません。
コッソ〜リ指摘してくださるとたすかります(^-^;


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