1.汚れがつきやすい部分から洗おう! |
まずはホイールから洗いましょう!次にバンパーなど汚れがつきやすい部分を洗いましょう!
なぜボディーなどから洗ってはいけないのか?それはバンパーなど時間が掛かる部分を後回しにすると、
洗っている間に水滴が乾燥してしまうからです。水滴の乾燥はシミの原因になります!
汚れがつきやすいところが一番洗車に時間が掛かります!まずは汚れがつきやすい所から洗いましょう。
まずは水を掛けてあげ汚れを流してあげます。シャワーなどがある所での洗車ならば圧水して勢い良く水で流してあげましょう。
洗車場のヤツは水圧が結構強いので適度に離れて汚れを流してあげましょう!
もちろんホイールやバンパーから洗車するのでそれ以外には水が掛からないようにしましょう!
次にカーシャンプーを使い汚れ綺麗に洗い落とします。
まず、バケツにカーシャンプーを入れ勢い良く水を入れ泡立てます!この泡が洗車時の汚れによる傷つきを防止します。
水とカーシャンプーの割合はカーシャンプーによって違うので適切な分量で行いましょう。
タイヤやタイヤハウスなどの部分はブラシでやるといいでしょう。「馬毛ブラシ」が傷つきにくいと聞いたことがあります。
バンパーやサイドステップなどは空包が荒く軟らかいスポンジを使うと良いです。空包に汚れが入り傷つきにくいからです。
洗うときはシャンプー液をたっぷり使用してください。ブラシやスポンジはこまめに濯いであげましょう。
ホイールにはブレーキダストなどが付着しやすいため、専用クリーナーを使いうと綺麗にできるでしょう。
専用クリーナーの取扱説明書を参照し綺麗に洗いましょう。
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2.ボディーを洗おう! |
汚れやすい部分のは綺麗になりましたか?
それでは先ほど使用したカーシャンプーは汚れているでしょうから流し、綺麗に作り直しましょう!
さあボディーを洗いましょう!
まずは水で汚れを流しましょう!上の方から水をかけて下の方へ汚れを流しましょう!
次にスポンジですが、先ほど使用したスポンジとは違うものを使いましょう!
オープンカーで幌のを洗う場合は、タワシみたいな感じのブラシで軟らかい素材のものを使うとよいでしょう。
また幌専用のシャンプーがありますのでそちらを使いましょう!
洗う順番は高い位置から低い位置にむかって洗います。
洗い方はスポンジを軽く押さえるような感じで一定方向へ動かして洗います。
往復させたり、円を書くような洗浄はスポンジに取り込まれたが出てしまい傷つく原因になるのでやらないこと。
スポンジはこまめに濯いで汚れを落としてください。また洗浄完了箇所が乾燥しないように気をつけてください。
全体の洗浄が終わったら綺麗にシャンプーを流しましょう!シャンプー液が残っていると跡になったり錆の原因になりかねません!
隙間なども綺麗に洗い流してください。 |
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3.拭き取り |
さあ、洗浄が終わりましたね。では、乾燥する前に水を拭き取りましょう!乾燥してしまうと水垢が残りますので気をつけましょう!
水を拭き取るには「スポンジタオル」を使いましょう!これは非常に吸水性に優れており、
軽く拭き取るだけでほとんどの水を拭き取ってくれます。短時間で少ない拭き取りで仕上げられるのでボディーにやさしいのです。
普通のタオルでは拭き取りに時間が掛かったり、傷がつきやすかったりしてあまり良くはありませんので使わないようにしましょう。
スポンジタオルは、まず水で濡らして軟らかくします。そして強く絞ります。
拭き方は様々ですが、私は大きく開いて端を持ち一定方向へボディーをなでるような感じで大体の水滴を取ります。
そのあと四つ折りにして一定方向に動かし、すべての水を拭き取ります。
往復させたりすると若干水が残りますので一定方向へ拭き取るのがよいと思います。
また、スポンジタオルは非常に吸収性がいいので力をいれず軽くなでる感じで拭き取りましょう。
スポンジタオルにある程度水が吸収されたら再び強くしぼりましょう。
ドアの内側や、隙間にある水もしっかり拭き取りましょう。隙間など拭き難い部分はエアーなど使用して拭き取るのもいいですね。 |
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4.ボディーのチェック&メンテナンス |
洗車で綺麗になりましたよね。そこで、ボディーを軽く撫でてみてください。ザラザラしませんか?
もしザラザラしているようならばそれは空中に飛来していた鉄粉やアスファルトが付着、もしくは磨き傷ですね。
年に何回かこれらのメンテナンスをしてあげましょう!
・鉄粉の除去
鉄粉の除去にはトラップネンドを使います。コレは塗装に突き刺さった鉄粉を取り除くものです。
使う時は必ず洗車をした後にしましょう。まずは指でトラップネンドを薄くのばします。
潤滑のためにメンテナンス部(ボディーなど)を水で濡らしておきます。
作業は30cm四方ごとに行うと綺麗かつ確実に処理できます。トラップネンドの使い方は[縦]→[横]->[縦]->[横]と行っていきます。
注意点は、力の入れすぎに気をつけること。それと潤滑の水が無くならないように気をつけることですね。
鉄粉が刺さっている箇所はわずかな抵抗を感じます。抵抗が感じなくなるまで繰り返します。
トラップネンドの表面が汚れてきたら折り曲げて綺麗な面を常に使うようにしましょう。
・アスファルト除去
舗装工事直後の道路でアスファルトが付着しまいます。コレを除去するには「ピッチクリーナー」を使用します。
コレはアスファルトを溶かす効果があります。
ただし、ピッチクリーナーは塗装に影響を与える可能性があるのですばやく布でふき取ってください。
詳しくはピッチクリーナーにかかれている取扱説明書を参考にしてください。
・磨き傷を消す
磨き傷を消すにはどうしたらよいのでしょう?
傷ついた溝と同じだけその周りを削ってあげれば平らになります。削る為にはコンパウンドを使用します。
コンパウンドは微粒子により塗装を薄く削り、磨き傷などを消すことを目的としています。
車塗装の厚さは大体 100ミクロン(=0.1mm)くらいです。コンパウンドが削るのは 0.2ミクロン程度です。
ですが、コレは使用方法を間違えると傷を増やしてしまいますので気をつけてください。
通常、車に用いるのは9800番の目が細かいものを使用します。ただ、塗装によっては3000番程度の目の粗いものを使用します。
作業はトラップネンドと同じように30cm四方に分けて作業します。適量のコンパウンドを専用スポンジにつけ両手で圧力を掛けながら[縦]→[横]->[縦]->[横]
の順番で一定方向に磨きます。「キュ、キュ」という音が聞こえなくなるまで繰り返します。
音が聞こえなくなったら一度布で拭き取ります。次は片手で圧力を掛けながら同様に作業を行います。
両手と片手の力下限がわからない方は、コンパウンドの粗さを変えてスポンジが押しつぶされる程度の力で磨くとよいでしょう。
違う粗さのコンパウンドを使う時は、スポンジも別のものを使いましょう。
またコンパウンドの粗さを間違えないようにしましょう。
コンパウンド作業に自信の無い方は洗車専門店などで相談されると良いでしょう。
コンパウンドの作業は非常に時間が掛かります。パーツごとに(バンパー、ボンネットなど)日を分けてやるのもいいかもしれませんね。 |
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5.ワックス掛け |
「WAX(ワックス)」は日本語でいう「ロウ」にあたります。塗装面の艶出しや撥水効果を得ることができます。
ワックスのほかにもシリコン系の「コーティング剤」などもありますが同様な効果が得られます。
そして固形・半練り・液体の3系統に分かれます。
・固形ワックス
ロウ成分が主であり、ワックス自体がロウのように硬いです。「カルナバロウ」は車の艶出しには最高の効果を発揮します。
水はじきや耐久性が高いのですが、作業が非常に大変でクリーニング効果がタイプに比べて低くいです。
・半練りワックス
ロウ成分に溶剤を加え、作業時にのばしやすいようペースト状になっています。おかげで作業がしやすく、溶剤によるクリーニング効果もあります。艶や水はじきもそれなりにあります。
・液体ワックス
半練りワックスが液状になったものと考えればよいでしょう。液状なのでのばしやすく作業性は非常に高いです。
溶剤によるクリーニング効果も期待でき、艶や水はじきもそれなりにあります。
・コーティング剤
ほとんどのものが塗装面上にシリコンの薄い被膜を形成し、水はじきを実現します。コーティング剤によっては特殊な樹脂が磨き傷をうめ、光沢を出してくれるものもあります。クリーニング効果も高く、紫外線カットや耐油・薬品効果,摩擦係数の低下なども期待できます。
注:製品によってはコンパウンドが含まれていることがあります。ヘタに使うよりはコンパウンド入りを避けたほうが良いでしょう。
選び方は下地処理がきっちりされており、艶を出したいならば「固形ワックス」ですね。
下地処理のかわりのクリーニング効果を得たいならば「液体ワックス」や「コーティング剤」を選ぶと良いでしょう。
どちらにすればいいか分からない人は「半練りワックス」を選ぶのが無難でしょう。
ワックスは洗車し綺麗に水分を拭き取った跡に行います。水分を拭き取りしないでそのまま塗り込めるモノも存在します。
ワックスの取扱説明書を参照ください。
ワックスは洗車したらといって必ず掛ける必要はありません。ワックスが酸化するまでは効果は持続しますので参加するタイミングでワックスを掛けると良いでしょう。酸化するタイミングといわれてわかりにくければ、撥水効果が悪くなってきた時がワックスを掛けるタイミングです。タイミングを見るのが面倒ならば定期的(月1回くらい)にワックス掛けをしてあげるようにするのもいいですね。
ではワックスの塗り方ですね。
まずはワックス用のスポンジを水で濡らし、強くしぼります。多少湿ったスポンジの方が、ワックスは綺麗に塗れます。
ワックスは少量スポンジに付着させます。固形ワックスの場合、多く付着させてしまったら缶の縁で余分なワックスを落とします。
ワックスを掛けるときもですが30cm四方単位で作業するといいですね。スポンジが軽くつぶれる程度の力で[縦]→[横]->[縦]->[横]
の順番で一定方向に満遍なくのばします。薄く塗るように心がけましょう。隙間などはブラシなどを使用すると良いでしょう。 |
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6.ワックスの拭き取り |
ワックスの拭き取りは半乾きの状態で行います。つまり、車両全体に塗り終わった後では遅いのです。
ワックスが乾いてからでは拭き取りも大変です。天候にもよりますが、30cm四方で単位に「ワックス掛け」、「ワックス拭き取り」を行って行くのが良いでしょう。
ワックス拭き取りには「ネル布」を使われるとよいです。不要となった無地のTシャツを使っても構いません。
半乾きの状態で拭き取るので拭き取るというより、塗っているという感じになります。
ネル布は数枚用意しておき、ワックスで汚れたら新しい面を使用しましょう。
隙間のワックスは爪楊枝やブラシで綺麗に取り除きましょう。ネジ部やウォッシャー液のノズル部、そしてエンブレムなどにワックスが残りやすいので丁寧に取り除いてください。
拭き終ったら再度拭き残しがないかチェックします。 |
7.ガラスの処理 |
まずガラスの処理は鉄粉などの処理を行います。次に油膜とりですね。そして「親水性」・「撥水性」のどちらか選び処理して行きます。
・鉄粉
ウインドウに鉄粉などが付着しているようであれば、トラップネンドを使用して除去しましょう。ボディーの手順と同じです。
・油膜取り
油膜取りなどでガラスを磨きます。使い方はコンパウンド同様でスポンジを使って丁寧に磨いていきます。
ガラスが水をはじかなくなるまで行います。
また製品によって作業の仕方が変わる場合がありますので、製品の取扱説明書を参照してください。
・親水性?撥水性?
「親水性」というのは水がガラスになじむような感じで広がるものです。
「撥水性」は水をはじくような感じですね。
コレは好みの問題なので好きなほうを選んでください。
「親水性」の場合は、乾いたタオルでガラスの水分を拭き取れば作業終了です。ガラス自体が「親水性」だからです。
「撥水性」を選んだ場合、水分を拭き取った後に撥水用ケミカルをガラス全体に薄く塗ります。そしてよく乾かしてからタオルでふき取ります。前後左右のガラスはもちろん、ドアミラーなどにも使えます。
撥水用ケミカルには「シリコン系」と「フッ素系」があります。シリコン系はガラス表面に薄い被膜を形成するので、
ワイパーを使用すると被膜が破れるので後が残ってしまいます。
次回の作業時に油膜取りを使い跡も取り除いてあげる必要があります。 |
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8.タイヤ |
タイヤが綺麗だと車も綺麗に見えるものです。タイヤもコーティング処理を行い、黒く引き締めて見せましょう。
タイヤのコーティング剤で注意すべき点はタイヤのひび割れですね。
乳化剤や水性シリコンが配合されているものを使用するとタイヤゴムが保護されひび割れしにくくなります。
コーティング剤の使い方はタイヤ側面にスプレーし、硬めのスポンジで綺麗にのばしていきます。
ホイールやボディーについてしまったコーティング剤は拭き取ってください。
このコーティング剤はタイヤハウスやプラスチック部などに使えることが多いです。 |
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9.ホイール |
ホイールも綺麗にしましょう!
ホイールは熱くなりやすい部分なのでワックスよりも耐熱性に優れたコーティング剤を使用したほうがいいかもしれません。
コーティング剤によってやり方が違うのでコーティング剤の取扱説明書通りに行ってください。 |
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10.内装を綺麗にしよう! |
内装の掃除は外装よりやりにくいですよね。
しかし放置しておくとダニや細菌が繁殖、ホコリなどがたまり汚くなってしまいます。
また、ガラスの汚れは天気の悪い日、夜間など視界の妨げになる原因になりとても危険です。
最低でもガラスだけは綺麗にしておきましょう!
・ガラス(内側)
ガラスの内部は撥水など考えなくて良いので、市販のガラスクリーナーを使用します。
水で濡らし、強くしぼったタオルにガラスクリーナーを吹き付け磨きます。ガラスクリーナーが乾くまえに乾いたタオルで乾拭きしてあげます。手の入らない場所などはヘラなどに布を巻きつけたりして拭いてください。
リアガラスの場合、熱線が貼られているので熱線と平行方向へ拭きましょう。
・フロアマット
月に1回くらいは車外に持ち出し棒などでホコリを叩き落としまましょう。後は掃除機で綺麗にしてあげます。
また、年に何回かは水洗いしてあげましょう!水洗いの後はしっかり乾燥するまで車内に入れてはいけませんよ!
・シート
シートも月に1回くらいは掃除機で綺麗にしてあげます。シートは水洗いできませんので専用クリーナーを使い綺麗にしましょう。
使い方はクリーナーの取扱説明書通りに・・・。
・ ダッシュボード
基本的にタオルで乾拭きすれば問題無いでしょう。汚れが目立つような時は中性洗剤を染み込ませたタオルで拭きます。
その後、濡れタオルで洗剤を綺麗に取り除きます。隙間の汚れはブラシやエアークリーナーで取り除いてあげます。
ダッシュボードがプラスチックの場合はタイヤ用のコーティング剤が使える場合があります。
タイヤクリーナーではなくプラスチック部のコーティング剤なども売っていますのでそちらを使うのも良いと思います。
革の場合は革専用のコーティング剤がありますので間違えてプラスチック用のものを使わないようにしてください。
コーティングですが光沢がでるので光の反射など危険があるようならば使用しないこと。
また、ハンドルなど操作部に使用しないでください。滑りやすくなりとても危険です!
・エアコン
車内のカビ臭の原因は、エアコン内部のカビが原因です。掃除機に1メートル程度の細いチューブをつけてエアコン吹き出し口に挿入し、内部の汚れを取るのもいいでしょう。手軽にやるならば市販のエアコン用の殺菌消臭剤など使われると良いでしょう。
最近ではカーディーラーなどでエアコン内の洗浄もお願いできるので、車検などのタイミングで行ってもらうといいでしょう。
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11.後片付け |
車の洗浄が終わったからといって、洗車が終わったわけではありません!遠足も「家に帰るまでが遠足」っていいますよね。
そう、後片付けが残っています。使用したタオルやスポンジは綺麗に洗いましょう。
ワックスなどがついているものは食器用の洗剤で綺麗にできます。タオルやネル布などは柔軟仕立てにしておくといいですね。
あとはしっかりしまって、次回の洗車に備えましょう! |