小型で、敏捷で頑健である。手触り粗い長毛の作業犬。バランスの整った均整のとれた体型をしており
雄は雄らしく、雌は、雌らしく見えるべきである。

スタンダード

主人には、忠実で愛情深いが、他人には、無愛想である。欠点は 内気、臆病(シャイ)、神経質、噛み癖のあるものなど。牧羊犬であったため、バイク、自転車、などを吠えて追うことがある。
運動量も多く、アジリティー、フライボール、ディスクドッグに向いている犬もいる。神経が細やかで 
仕事をこなすのが得意なので、聴覚障害者の補助犬にも向いている。

気質

シェットランドシープドッグについて                      

SHETLAND SHEEPDOG
シェルティー
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目は中くらいの大きさで、アーモンド型、濃い茶色であるが、ブルーマールの毛色のものは、
ブルーの目、ブルーが混じっている目色でも良い。
耳は小さめで約4分の一を前に垂らしている。仔犬の頃に矯正することが多い。立ち耳、こうもり耳は
欠点。尾は長く、飛節の上部に達する。平静時には、まっすぐに垂らすが、運動時、興奮している時には、背の方へ、上げる。巻き上げるのは、好ましくない。歩様に特徴があり、速く走るとシングルトラックになる。
急な方向転換もできる。毛色で、首まわり(カラー)、各足先、尾先、が白くなるのをアイリッシュパターン
といい、他の色々な犬種でも、見られる。カラーの完全に巻いているものが好まれるが、犬の質、
ショーにおける評価には何ら関係はない。            

外貌

シェットランド諸島原産の犬で、祖先の犬にグリーンランドの地犬や、スコットランドコリーの
血を導入し、小さな牧羊犬に改良された犬である。1914年にKC(イギリスケネルクラブ)が公認し、その数年後
AKC(アメリカケネルクラブ)で初めて登録され、1933年にニュージャージー州にて、単独展が開催され、
CH ピッコロ オブ ページズヒルがBOBに輝きました。日本では、昭和31年に初めての登録がされました。

狭い日本の家庭でも飼育しやすい大きさなので、人気となり、1990年頃は相当数の登録がありました。
最近ではより小型の犬がもてはやされ、年間のJKC登録数は1900頭前後というところです。
以前はセーブル&ホワイトの人気が強かったのですが、トライもよく見かけるようになりました。
ブルーマールやバイブラック、バイブルーは 繁殖するブリーダーも少なく、未だに珍しいと言われるようです

体高 33〜40.6cm(AKC 13インチ〜16インチ)

サイズ

毛色の組み合わせには、注意が必要である。
セーブルとトライ、トライとブルーマール、
セーブル同士、トライカラー同士は問題ない。ブルーマール同士だと遺伝的欠陥が表面化し、
毛色がほとんど白くなり、目色が青く、大部分、目、心臓、耳に障害を持って生まれてくる。
確立は4分の1であるが、実際には、2頭白が生まれる、ということもあり得るため、
ブルーマール同士の交配は避けるべきである。
セーブルとブルーマールは、セーブルマールという、両方の性質を持つ毛色が生まれる。
この犬自身には、問題はないが、マール斑がわかりにくいので、ブルーマールと
交配しないよう、よく理解している者が計画的にブリードしていかなくてはならないだろう。

その他

二重(ダブルコート)で上毛は長いまっすぐな粗い毛であり、下毛は短く、柔らかく密生して生える。
顔、耳の先、足は短毛。無駄な毛はトリミングしても良い。
毛色は、ブラック&ホワイト、ブルーマール、セーブル&ホワイト、ブラック&ホワイト&タン
(トライカラー)、ブラック&タン(日本では見かけない)ブルー&ホワイト(バイブルー)など。
色が退色しているもの、大きな白斑、白が50%以上のものは欠点。ブリンドル(虎毛)は失格。
シェルティーのブルーはブルーマールを指しています。

被毛