2002.2.27 ZIP FM 「ZIPサンシャイングルーブ」

DJ:マルコ
(ちょっと太めらしい。大阪出身なので、西川君相手だと名古屋の放送なのに二人とも関西弁になる。西川君より1才下だが、魔弾の頃だったか、西川君を年下だと思いこんでタメ口を聞き、後で違うとわかって平身低頭だったとか)

T:貴教 M:マルコ

M:今朝はスタジオに来たら、いつもなら番組開始30分くらいして集まるくらいの量のFAXやメールが来てて。やあうれしいわあと思ったら、もちろん全部僕宛じゃなかったですね。全部西川さん宛の。ははは。羨ましいなあ、こんなに朝からもらって。

(ゲストコーナー)

M:はははははは。(出だしかんだらしい)…やり直してええかな。
T:ええよ(笑)。
M:曲もかけ直してええかな(笑)。…今日のスペシャルゲスト、西川さんです!
T:どうもです! おはようございます!
M:西川さんといえば、TMRevolutionの西川さんです!
T:どうもです。よろしくお願いします! お久しぶりで。ね。
M:お元気そうで何よりですね。
T:(つまらなそうに)肥えもせず。やせもせず。かわりばえもせず。一年半ぶりに来たのに。
M:中身が成長してますから(笑)。
T:ほんまに?
M:してへん。
T:やろー? スタッフの顔ぶれも大して変わらず。なんかもう…。
M:いやなんか!ちゅう話ですよ!
T:いやいやいや。やっぱZIPに来た感じがして、ええわ、っていう。ほんまに。
M:なるほど。
T:うーん、いや嬉しいっすよ。
M:僕も嬉しいっすよ。曲ができあがって、ここで最初にかけて。で、みんなでええ悪いを言いながら。
T:何がいややねん。何でそんなことを言われなあかんの。
M:いやいやいや。消費者としてね。
T:ああ。一消費者としてね(笑)。
M:そうそうそう! …何がどないですか?
T:何がどないって…。まあ普通にぼちぼち頑張ってますけど…。
M:一年半会うてない…
T:でもライブ来てくれましたからね。
M:前回コンサート終わってから、楽屋でお会いしましたから、まあ一年ぶりくらい。
T:はい。そうっすね。
M:ベスト出しはるんですよね。
T:そうなんですよ。いきなり、ですけど。
M:まあ今回ちょうど、シングルとベストのリリースの間にいらっしゃるという。絶妙のタイミングで。
T:絶妙じゃないよ(笑)。
M:あそっか(笑)。
T:でもね、ちょうどねもうすぐツアーが始まるんですよ。
M:行きますよ!(力説)
T:3/16.17から。
M:4月も。
T:4月も追加公演が出てるんですけど。なんとも今回もう、いかに俺が名古屋を好きか!!俺がいかにZIP FMを愛しているか!
M:あの、目ェつぶって言うとことちゃいますよ(笑)。目をあけて。
T:あ、そうなん(笑)。ごめんごめん。
M:自信を持って言うとこで。
T:ツネユキ聞いてるか!(マルコ大笑い) そういう気持ちを、一杯かんで含んだ気持ちが、今回の名古屋初日!そうよ!
M:前回は、ラストが名古屋。
T:そうそう。
M:ね。
T:ね。これがもう、なんてサンデーフォーク! なんてZIP FM!
M:(大笑)これ癒着としか思えないですね。
T:ありえへんね。お金が動いてるね(笑)!
M:動いてるね!
T:億の金が! ITビルやねん! 自社ビルやねん!
M:(大笑)まあ誰が何言うても信用せんからまあええんやけどさあ。…年も明けまして。2月も終わりですよ。
T:そう、シングル出たばっかりですし。もう、このシングル聞いてもらってるとおもいますし。
M:もう毎日かかってますよ!
T:毎日かかってます? ありがとうございます。
M:金が動いてますから(笑)!
T:銭金! みな銭や!(笑)…ぶっちゃけ、僕ら何ンにも持ってません。もう気持ちだけ。ほんとに(笑)。できれば、何かあったら体で(笑)。
M:はははははは! その姿勢がすばらしい。
T:そうそうそう。もう、お金は無いけど体で、みたいな(笑)。
M:ははははは…何の話、あ、曲の話や。二月の二十日。これいつくらいから作ってはったんですか?
T:えーっとー、シングルの方は、去年の年末くらい。でも、実質、作ろうかって言い始めたのも11月くらいからだったりしてたんで、ぎりぎりで。最初にツアーやろうって思ってて、ほんならまあ、こういうタイミング、ツアー終わりで、これまでのTMR、一旦終了と。
M:また封印するんですか?
T:ううん、じゃなくて、TMRを続けるんですよ。ですけど、音楽性とか、含めて、もう一回仕切り直しって言うか。自分的には改めてデビュー、みたいな。気持ちが。今年の半ばくらいから来るんで。その為にはやっぱ、ファンのみんなにも、こういうふうな気持ちで、こういうことをやってくって気持ちを、ちゃんとツアーで。目の前でこう、理解してもらいたいなって。いうところもあってのツアー。
M:じゃ、「一旦西川さんおつかれコンサート」なんですか?
T:っていうのと、改めてこれからもよろしく。
M:あ、名刺交換みたいなものですね。
T:そうそうそうそう!
M:新年の挨拶みたいな。なるほどね。
T:そうですそうです! ほんまに。だからグリーティングカードみたいな。でもほら、普通そういうのってあんまり、「実はかれこれこうなりました」って事後報告が多いじゃないですか。それではなんか、自分らしくないなあと思ったわけで。
M:これまたすごい回数っていうか。こんなんするんですね、コンサート。
T:ねえ。
M:名古屋四日間ですよね。
T:そうですね、全国でも45本。三ヶ月で。
M:はあ〜! タフですね!
T:やせるで! ついてきたら。
M:僕じゃあ、ステージ乗せてくださいよ。
T:ええよ別に(笑)。
M:何さしてくれます?
T:何がええかな(笑)。
M:僕、力ありますから荷物もてますよ。
T:マジで? じゃああの、ほら…
M:あ! 俺ね、人間マイクスタンドにならして!
T:いらんわそんなん! じゃまや!(笑)
M:いやほんま。ずーっとマイク持ったまま。口も、しゃべらせんから。ほんま。
T:マジで。じゃ、てぶらでずっとええねんや(笑)。
M:そう。動く所にこう、カカカカカ、カカカカカってマイクを。どうこれ。まだ誰もやったこと無い。人間マイク。
T:でも90キロやで(笑)!
M:でも俺、痩せながら。ツアーの最終日には、20キロくらい痩せてる(笑)。
T:あ、びっくりや!(声も無く笑っている)
M:どないですか。じゃ、決めましょか、もうこれOKいうことで。
T:(笑いの中で息継ぎしつつ)ほんまに来る? ええで別に…(笑)
M:僕もすみません、こうやって言いながらも仕事があるからね、まあ週三日くらいいいですよ。俺がそんなこと言うもんじゃないんやけど(笑)。
T:まじで?(笑)
M:よし、決まった。今年は僕も忙しくなりそうですね。
T:はい、とりあえず六月まで。びっしりスケジュール入ってるから…(笑って言葉消える)
M:いやー、ほんまお元気そうで何よりですね。(こちらも笑いすぎて息がきれている)
T:全然。ほんま元気ですね。
M:え、今来たんですか名古屋に。
T:あの、おかしな話なんですけど! ほんっとに、さっきね、サンデーフォーク舟木が迎えに来て。
M:サンデーフォークの社員の方が迎えに来ました(笑)。
T:で、遠山がやってきて。「おはようございます!」今日は日傘が無かったんですけど。天敵紫外線なんで。
M:なるほど。関係者の方がね(笑)。
T:そうそう。で、ホームで受けて、そのまんま来て、でツネユキさんが折角ね、局長がとってくれたZIPの部屋があるからいうて、ちょっとソファー座って、で、立ち上がったと思ったらここですよ。
M:なるほど。ゆっくりしてないんですね。
T:おかしいですよ! 危ない! こんなん生放送やから! どう考えても! 素人目に考えても危ない!
M:バリバリ生放送ですよ(笑)。
T:一本でもね、何かあって、遅れたら。生放送とぶのよ!?
M:そうです、ゲストの時間もう全部とびますから。
T:でしょ! ありえへん!
M:ありえへん。へへへへへ。
T:だから、全然考えてない(笑)。
M:この後も、色んなとこいかはらなあきませんでしょ?
T:多分また新幹線乗らされるんでしょうね。
M:ちゃうちゃう、今日名古屋へおるでしょ?
T:おりますおります。泊まりますよ。この後メシ食いいって。メシ食おうやないか。
M:メシそう一緒に。私予約入れましたから(笑)。ほんまに。
T:そうそうそうそう。今日名古屋で一泊です。ウロウロしてますから。
M:名古屋へ来たら、いつも何してはるんですか?
T:何…。ライブの時とかは、…ま、なかなか…。
M:ほとんど出歩かないでしょ?
T:いや、でもね、んー、時間があったら…。
M:高級クラブに行くとかそういうのは無いでしょう?
T:高級クラブ? 何それ?
M:「西川さん久しぶりー!」とか言ってママさんが出てくるような高級クラブ(笑)。
T:そんなん行ってええのん!?
M:いや、ええんちゃいます!?
T:うそ!
M:いやいいですよ!
T:…ふ〜〜〜ん…。
M:じゃあ社長のサイフで今日行きましょうよ。いやほんまに(笑)。
T:はっはっは。…イヤ!!(ほぼ金切り声)そんなもん、なんか、人の金で飲むからええもんなんちゃうん? ハハハハハ。
M:そうそうそうそう。だから社長ね(笑)。社長。
T:イヤよ! そんなん。ボクはイヤよ! ボクイヤ!なんかイヤですよ。
M:なんで(笑)。
T:なんでそんなもん。なんで。いや、でもね、行ったことないですよ、名古屋とかで。
M:あでも、おつきあいなんかで東京に住んでるときは、たまに行くことがある?
T:そりゃなんかね、仕事してて、終わって、急に携帯鳴って、「お前今から来いやー!」「マジっすか?」みたいなんはあったりしますよ。それはあるけど。
M:でもお酒基本的にあまり飲まない。
T:飲めないっすから。ね。行ってもなんもおもろいことあらへん。ね。行って別にだって、オッパイが動いたりするわけちゃうでしょ?
M:そんなことしたら絶対に店から出されますからね! 絶ッ対無理です。
T:でしょ。ほんならもう全然関係無いじゃないですか。
M:へへへ。なるほどね。何で高級クラブ? 俺が話し出したんやこれな。はい、話を元に戻しまして。
T:え、行くの、マルコは。
M:俺、行きません行きません行きません。
T:うそ〜ん。
M:行く機会だって無いですもん。
T:うそ〜ん。
M:“社長”(笑)。
T:いや僕は全然(笑)。
M:…さ、初のベストアルバムBESTが…今これはっきり言えんかった、BE…これビーイーエスティーって言うんですよね。
T:そうですよ!
M:ね。三月の六日、来週の水曜日! ちょうどこれも一週間後の今日にリリース! もうタイミングバッチリ!
T:なんてもう。バッチリやろ!
M:ね!
T:もう計算しつくされてるね! 俺は歯車やね!
M:なるほどね(笑)。完璧。パーフェクトなこのタイミングでリリースする。
T:ありがとうございます。
M:ま、これもさっきのコンサートの話とおそらく一緒なんですよね。
T:そうっすね。
M:今までのこのT.M.Revolutionを、一回仕切直し。
T:そうそうそう。ま、ここで、自分的には、卒業、みたいな。第一期卒業、みたいな感じで。まあその為にも、これまでをまとめた、ベスト盤てのもいいかなー、って。でも、ただベスト盤だけじゃなくて、やっぱりその、シングルもそうですけど、今回のアルバムも新録のものが入ってたりするんで、そう言う意味では今とつながるような。
M:だからヘッドホンのコードくるくるくるくる巻くのやめてもらえます? 手持ちぶさたみたいに。
T:いやなんかほら(笑)。
M:巻きすぎ。それ。…取りすぎや、ほんでまた(笑)。あとでまた、たぐらな(笑)。…はい。えーとBESTを。これまたB★E★S★Tにしはったのは何でですか。
T:いやなんかね、最初…
M:普通じゃいややったんでしょ!?
T:まずそれですね。
M:でしょ。個性的な自分でおりたい。
T:まずそれ。だけど、わかりやすくないといけない。
M:そうですね。だってグレイテストヒッツ一個ずつ読んだら時間かかりますよね(笑)。
T:でしょ。だから、もっとわかりやすく、ぱっと見て。何かちょっと。何とも言い難い。でも、ただベストなんですけど、B★E★S★T。でもほら、あくまでも、今回のベスト盤とかは、これから続いていく活動の中での一つの節目でしかないし、だからベストって呼ばれるのは、なんか、ちょっとヤだなあと思って。だからこれだとベスト1、ベスト2とかになっていくでしょ。そうすると。それがすごいイヤだなあと思ったんですけどね。だからそういう意味では、こういうの、ほんとにぱっと出なんですけど。ほんとに。ほんま風呂入ってて、こうやってて、「あ! せや!」て思って。「これでええわ!」って。それでつけたぐらいの、ほんとに。でもなんかね、僕はすごい気に入ってるんですよ。
M:B★E★S★Tね。なんかL・O・V・Eって僕、昔ね、柏原芳恵さんのコンサート行った時に言った自分を思い出しましたよ。「L・O・V・E・ING! よしえー!!」言うた。好きやったんそれ。
T:柏原芳恵さん。えっとお…。何やったっけ。…何の人やったっけ。
M:紅茶の美味しい人ですよ。
T:ああせや! そうそうそう。喫茶店の人や。
M:そうそうそう喫茶店ね!(笑) 働いてるわけ違いますけどね!
  はいはいはい、B★E★S★Tが。リリースと。でもこれ、昔の曲も入ってるわけでしょ。
T:もちろん。
M:いかがですか、自分の曲を聴き直してみて。
T:なんかね、ちょっと前までは、ちょっとこう恥ずかしい感じはあるじゃないですか。でも、改めて、もうほら次新しいのがスタートするし、もうすぐね、なんかなあ、今までと違ってね、マスタリングの作業ずっとしてる間も、一通りつるっと聞いてたんですけど、なんかね、すごい感慨深いものがありましたね。ジンとしましたよ。なんか、「あ、これやっててんなあ」と思って。うん。
M:全部こう一生懸命作られたものが、今回ぎゅっと一枚に収められたわけですよね。
T:そうなんですよね。今回のタイミングで、本当にだから、ベスト盤ってそれまで全然作る気が無かったんで、すごいよかったなーと思って。ベスト作りたいやつなんか一人もおらへんでしょう。
M:そうなんですか。ぼく、だって歌いませんから。
T:そりゃそうですけど。アーティストでだってベスト盤って、誰も作りたいと思ってないすよ、普通は。だけど、こうやってタイミングがあると、やっぱ、あ、作っとくべきやな、って思うし。だからそれまで何度も何度もベストってね、作れ作れって言われたことあったんですよ。レコード会社的にはね。作った方がええんちゃうか、って言われたことあるけど、でも、なんかね、ずっといややったんですよ。なんでそんなもん作らなあかんねん、アルバムとかシングルは、そのタイミングで出すからええもんやし、
M:自分が終わるわけでもないしね。
T:そうそう。アルバムの曲とかはその並びで入ってるから面白いんですよ。だけどそんなもんはしょられて、ガンガン持ってこられて一枚にまとめましたなんて、ふざけんなよボケ! みたいな。って思うねんけど(笑)。
M:ハッハハハハ! ふざけんなよボケ!?
T:そう。でもこういうタイミングがちゃんとあると、自分的にもちゃんと作っておきたいな、こうやって残しときたいな、って気持ちにすごくなるんですよ。だからそういう意味では、今後、これまでの五年間の活動の中であった楽曲を、そういう風な形で扱われたくもないし。今回のこのベスト盤が、これまでの活動の五年間中でののまとめでもあるから、ま、これからね、何があろうと。
M:何があろうと。
T:何があろうと、これまでの楽曲が、ベストとしてね、また切り売りされたりすることは絶対に!!!無いです(厳しく真面目に断言)。
M:なるほどね。
T:だから、第一期の中では多分最後の。ベスト。これはこれ。でまた、もしかしたら五年とか十年とかたったら、またベストってできるかもしれないですけど、現時点では多分。うん。ありえない。
M:ありえない。
T:うん。ベストだと思うんで。
M:だからもう、絶対持っとかなあきませんな。これはな。
T:ぜひよかったら。
M:写真集とか出しませんの? デビューの時の写真をずっとこう、今までに至るまでと。(笑)
T:写真集?(笑) そんな発想全然なかったわ。
M:僕今ふっと思ったんですけど。それベストって言うからにはね、デビューの時の写真とかね。
T:あーー! そうしたら良かったっすね! マドンナの写真集とCDが一緒になってるの。あ、あんなん作ったら良かったっすね。
M:俺よかったら作りましょか?
T:いらんいらんいらん! そんな何か、思いでアルバムみたいないらんわそんなん(笑)。自分でCDR焼いて。そんなんテキ屋やないか! アカンてアカンアカンアカン! アカンで! マルコが商売やんそれ。
M:(机を叩いて爆笑)だからまあ“社長”の下でね。働かしてもらいたいな、って。俺のこの気持ちが、わかります? 社長。
T:あ、僕? 僕!?(笑)
M:そう! 俺ね、西川社長の下で働きたいって言うアピールなんですよこれ。
T:マジっすか!?(笑)
M:社長。
T:じゃ、どうしよっかな、あ〜、でも写真集!?
M:写真集。俺、今から撮り続けますわ! カメラマン、マジで。
T:ウソ〜(笑)
M:まず今日一枚目から。
T:あ、今日一枚目からね(笑って声が震えている)今日の昼…(声が出ない)
  マジでえ…?
M:よし、これもう決まった。今日はなんか色んな話がまとまってきてますね!
T:まとまってるね! なんか二人のこの先が見えてきたね!
M:見えてきましたよね! あの、ビジネスパートナーですね!
T:そうですね! ZIP−FM出版とか持ってないんですか?
M:ああ作りましょ、じゃ。作りますわ。マルコ出版。
T:イヤ! イヤやわ! 何でマルコ出版!?
M:ホンマっぽいじゃないですか(笑)。
T:(大笑)あ、でもマルコ…(笑っちゃって声にならない)。
M:何でそんなウケてますのん(笑)。
T:なんかちょっとほら、あの、人のプロフィール、勝手に読んで、マンガにしてる本屋みたいな(笑)。
M:そうそうそうそう!(机バンバン叩いて大笑い)
T:あのほら、『西川貴教伝説』みたいな、作ってる、どこの出版社やねん!みたいな。
M:全部オレ!!
T:探しても全部ウソの会社みたいな! 内容も全部ウソやんけ! みたいな。あの、暴露本をまとめたマンガみたいな。
M:全部!(爆笑)…よし、そういう方向もあるわ!
T:イヤやって!!!
M:よし、ええっと…。
T:ようあんねんね、なんかその。
M:まだ続く…(息も絶え絶え)(笑)。
T:「虹色出版」みたいな。どこやねんそれ!?
M:名前出さんでええ名前出さんでええ。ひゃははははは!
T:わからんけど。探しても何もあらへん。電話も所在地も不明。
M:ニセモンやねん(笑)。
T:そうそう(笑)。
M:…あーあ、あー。よし、俺の二十一世紀が開けてきた。
T:イヤやわ(笑)。
M:はい。あーあ。…で、3月16、17。センチュリーホール。これツアー初日ですよ。緊張されるでしょ。
T:そうっすね。今ちょうど昨日一昨日と、ツアーのリハーサル始まったばっかりで。でもうずっと毎日。スタッフもそうなんすけど、今回のツアーのミュージシャンとかが、みんな頭かかえてますね。
M:はあ〜。もう日もそんな無いですもんね。
T:俺があれせいこれせい言うもんやから、
M:社長やから。
T:違う違う! そうじゃなくって!
M:あ、それはアーティストとしてね(笑)
T:そう。普通やねん(笑)。何でおれ、札束で頬っつらを叩くような。そんなことじゃない!
M:ハッハハハハ! 札束で顔たたかんでもええ、置いたらええだけや、ポンと(笑)。
T:「お前ここのコードはGからCへ行くんじゃボケェ!(ヤクザ風で)」みたいな! なんでそんなことせなあかんのん! 違うそうじゃなくて、こうしようこうしようって話すんだけど、今回ね、折角なんで、もう楽曲とか、ちょうどこのWHITE BREATHとかもね(バックにかかってた。)あの、想像できないようなアレンジにしたいと思ってて。ちょっとね、意外な感じにしてるんですよ。みんなだから、え、ここまでやっていいの、って言われるから、「ああええねんええねん、そんなもん」
M:なんで、ええねんええねん。
T:みんなだってね、そんなんね、いつも通りじゃなくて、今回のツアー、俺的にはすごくなんか、文化祭とか、みんなで楽しんで、パアッとほら、パアッといこうやと。
M:なるほど、打ち上げなんですね。
T:なんかほら、しんみりするでしょ、第一期終了とか。この先どうなるの?とか。
M:ああ。最後タンバリン振るんです、オーレー、みたいな。
T:違うよ! 違う。鈴持ってね。
M:鈴や鈴や(笑)。はい。ヒップアップですね。
T:そうそうそう。だから、そういうんじゃなくて、次まだまだつながるし。まだまだ五年十年、二十年三十年とやるから、そんなんなんのに、何しんみりしとんねんちゅう話なわけですよ。だから、そういう意味では、こっから、またどうやって頑張ろうか。モチベーション上げて行こうぜ、っていうような、ほんとに久しぶりのツアーやし。ていう気持ちで一杯なんですよね。
M:なるほどね。
T:だからもうそうやって、楽しまな損かなあて思って。
M:でもエネルギーよう蓄えてますよね!
T:もうほんまに。
M:全部同時に進行してるでしょ!?
T:もうインノウから溢れる。
M:…(笑)何ですのん。
T:何、いや、なんか(笑)。
M:途中まで言って、途中でおわらんと、言い続けて下さいよ(笑)。
T:イヤ。イヤ! イヤー。
M:じゃ、私が話を続けましょ。
T:ね、聞いて!?(机バンバン)
M:何。何ですのん(笑)。何か言いそうになりませんでした?
T:(悄然と)いえ、何も言いません。
M:えーと3月16.17センチュリーホールで…
T:愛やね。ラブやね。
M:愛ですね。はいどうもありがとうございます。で、えーと…
T:マルコ聞いてないもん。
M:聞いてますて!
T:マジで?
M:マジ。マジですよ(笑)。はい。4月…
T:聞いてるフリやん。DJってこうやねん。
M:ちゃちゃちゃ。はい、しー! 西川君、しー!
T:はい。
M:はい、そろそろ。
T:そろそろて言われた(拗ねる)。
M:ハッハッハッハッハ!!
T:ヤングスタッフのボケ!
M:アハハハハハ!(机バンバン)
T:…ボケやとこのやろ、ゲストで出てんやぞコノヤロ(笑)!このヤングスタッフ!!(スタッフと口げんかしてるらしい)
M:おいおい生放送中にケンカすんなよ(笑)! トークバックでケンカすんなっちゅうねんみんな!!(二人同時に怒鳴りあってる)…ほんまこれ録音みたいにみんな使いやがって。生放送、大事な時間を。
T:(大笑)はい、すんません。
M:ええよ。ええよって何がええねん、ええっと(笑)。…追加公演!
T:追加公演! はいっす!
  (一通り追加公演情報)
M:三月三日チケット発売。買って下さい!
T:ぜひとも! よかったら。
M:はい! じゃあ西川さん、ありがとうございました!
T:え。そんなあっさり? うそ。
M:いや、ほんま。
T:マジで?
M:ほんまやて(笑)。
T:マルコしか時計見えてないから何が何時てわからへんもん。あ、結構押してんの。
M:もうね、おたくね、もう19分しゃべってます。
T:ハッハハハハ! …ごめんなさい。
M:はい。いいですよ(笑)。
T:すいませぇん。
M:この後コーナーがあるんでね。雪好きですか。ウインタースポーツ。
T:雪? 好きですね。
M:まぁたまたまたまた(笑)!
T:おれだってね、隣り滋賀県出身。雪深い。関ヶ原では。毎年小学校の頃とかあれですよ…
M:なるほど。宴もたけなわではございますが。
T:何でやねん!!!
M:はい(笑)。じゃ今から。
T:何で聞いてくれへんの!?
M:じゃ今から。この素晴らしい新曲をかけて(笑)。
T:あ、了解。
M:でもほんとね、最後に。あのー西川さんてほんとに、ファンをがっかりさせない音作りするのほんと長けてますよね。
T:ありがとうございます。
M:当然のことですけれどもね。新曲おれもこれ聞いたとき、思いましたもん。
T:ほんまっすか。
M:あの、ファンが求めてるものとアーティスト自身が求めてるものとギャップってあったりなかったりして、それがね、新しいことしながらも、何で俺こんな真面目な話してるかわからへんすけど、それを言いたかったんです。
T:嬉しいです。ありがとうございます。
M:お、ちょうどこれも終わりそうになってきたし(バックの曲)。
T:了解。
M:えーっと何か言い残されたことは。無さそうですね。
T:いや、何で? 何でなん?(笑) なんかなー…。
M:はい、もう次BGかけんでええよ、曲いくから。T.M.RevolutionでOut Of Orbitです。どうもありがとうございました(すごい早口)。(拍手。曲始まる)
T:ありがとうございました。…なんかなー。んー。満足は満足やけどぉ。んー。…とりあえずこの話は後で。
M:はい(笑)。どうも。
T:ありがとざいました!
M:はい。
(トーク終了)

(曲後、情報コーナー)
 冬季限定のZIPウインターワンダーランドです。(中略)応募はFAX・インターネットで***・***・****番。(だんだん声が震えてくる)***・***・****番。…も、はよ帰り。もうええから。もうええからもう(笑)。次行ったらええから(笑)。はい、西川さんがなかなか出ていこうとしません(笑)。インターネットZIPのHPで、住所氏名、ちょ、俺しゃべってんの見られるのイヤやねん! も、行ってどっかもう。(笑)。そーじゃなくて! えっと今、どこまで読んだっけ。ええと住所氏名電話番号を書いてFAXメールを送って下さい(笑いまじり)。締め切りはこの後1時10分で…やっと消えた。1時10分で発表…。

(CM、曲)
 いやー、それにしても体力を使ったインタビューやったな、今日なー。なんかどっと疲れが出てきたけど楽しかった。どうもありがとうございました。絶対これ今、西川さんタクシーの中で聞いてるはずやねん。あの人はそういう人やから(笑)。どうもありがとうございましたー。はは。楽しかったですよー。
 さ、続きまして今日の各ゲレンデの積雪情報をお伝えしていきましょう。まずはウイングヒ…ウイングヒルズ(笑)…も、ペースもムチャクチャや…。