9月5日  a-nation反響
 TMRファン以外のa-nationでの西川君の感想が知りたくて、a-nationで検索をかけたら某匿名掲示板にa-nationのスレッドがあるのを見つけた。
 私は普段はあの巨大掲示板には近寄らないことにしている。2、3度覗いたことがあるが、人間のむき出しの悪意が氾濫していて、イヤな気分になるからだ。
 でも今回は一応見てみたら、なんとびっくり、あんな冷ややかな目線の意見ばっかりの場所でTMRが誉められていた。まず大抵の書き込みは誰かをけなしているか、自分の好きなアーティストを軽く持ち上げてるかなんだけど、TMRに関しては非ファンの人から見て、盛り上げ方がうまかったとか一番出し切っていたとか、ファンに合わせてフリをしてみたら楽しかったとかゲストにもってかれたとか、評価してくれてる人が結構いた。そもそもTMRに関する書き込みがやたら多かった。無論否定的な意見も色々あって、「ファンがうるさい」「TMRが終わったら即帰る」などの批判も多かったが、良くも悪くも目立つ、意識せずにはいられない存在だったことは確からしい。
 その他、かーなーりーひつっこくa-nationのレポを検索してあちこちの色んなアーティストのファンのレポを見たけど、TMRは結構いい評価が多かった。

 神戸・東京合わせて、2日間の動員数は8万人以上。そこで西川君は、ガツンと会場をひっさらい、自分に興味のなかったかなり沢山の人の意識を惹きつけることができたわけだ。いや〜出てよかったね、ほんと。ANNでも、「そこそこ盛り上げますよ。そこそこ持ってきますよ」って、してやったり感溢れるお言葉もあり。西川君、ばっちり手応えを感じたんだろうな。
 ほんと、イベントって西川ファン以外に生の西川君を知ってもらえる、とてもとても貴重なチャンスなんだな。やっぱりもっと一杯イベント出て欲しいよ。ずっと前から、ロックフェスとかに出て、今の西川君を知らない人達の目を啓いてやって欲しかった。も〜益々そうして欲しくなっちゃったわ。

 次のツアーは、アリーナツアーだといいな。そりゃ個人的には小さい会場でやって欲しいけど、折角こうして興味を持ってくれた人達がいるんだから、そういう人達が無理なく参加できる、キャパの大きな会場を回って欲しい。コアなファンしか参加できないんじゃ、やっぱりもったいないよ。

9月7日  monoマガジン
 BABEL FISHの計画から開店までのドキュメント記事が載っていた。
こうして見ると、今さらながら、“西川君が自分のお店を持ったんだ”って感じた。そりゃ嬉しかっただろうなー。毎日だって来たいんじゃないの? よかったねえ、ほんと。

 商品の写真は、車のイラストの半袖Tシャツと長袖Tシャツ3枚だった。私としては、こういう普通のTシャツぽいものより、いかにもオリジナリティが感じられる、スソにピラピラのあるタンクトップとかが良かったのではと思ったけど、もう秋だし。さすがにタンクトップでは季節に合わないもんなと一応納得。
 ところが、ダンナがこの記事を見て、
「ほお、このシュビムワーゲンのTシャツなら欲しいな!」
と言う。まさかうちのダンナが西川君の服を欲しがるなんて!?
驚いて理由を聞いたら、3着のうち真ん中のイラスト、シュビムワーゲンという第二次大戦中のドイツ軍の水陸両用車で、軍用車ファンには人気の車らしい。へえ〜。
 実物の写真を見ると、ボートを無理矢理車にしたみたいな、なんとも珍妙な車。側面に付いてるオールがキュート。こりゃ確かに人気あるかも。しかしなぜそんな車を商品デザインに? 西川君、軍用車にまで興味があるのか?
 考えてみると、この雑誌の読者層はモノにうるさい、色んなマニアが多いはず。そういう雑誌にはこういうちょっとマニア心をくすぐるデザインの商品を載せるのが、実は大正解なのかもしれない。

9月8日  biglobeアンケート
 BIGLOBEの「ネットでライブ映像配信!誰のライブが見たい!?」というアンケート、序盤はTMR一色だったがガクトに抜かされてしまっている。やっぱりあちらはファン層の裾野が広そうだもんなあ。ちぇー。

 それはともかく、回答を見ていて、TMRを支持する男性がとても多いのが嬉しい驚きだった。10代男性がとても多いし、孫に連れられて行ったら楽しかったという50代男性や、妻に同行した30代男性とかの書き込みもあって、女性だけでなく男性からも幅広い年齢層に熱く支持されてるんだなあと嬉しかった。いいねえ、こういうの。

9月12日  素晴らしいドラムを聞いてきました。
 ヘヴィメタルバンドsex machinegunsのライブに行ってきた。いやもうここのドラム最高! 気持ちいいの〜!
 実はこのドラム、DASEINという、私が好きだったのに解散してしまったユニットにいたJOEという人。やっと彼のドラムが聞ける!
 JOEのドラムの大きな特徴は、早さと重さだと思う。それがすっごく体にクルのよね。
楽器のことってよくわからないんだけど、JOEのドラムは一つ一つの音がビリッ!バシッ!と腹に響くパワーがある。会場の空気全部をビリビリと震わせる。それがものすごい早さで打ち出されてくる。普通のドラムが
「バンババンバン」
って感じだとすると、JOEのドラムは
「ズバババババババババババハン!」
とか
「ドロロロロロロロロロロ!」
って感じ。
 鬼神のごときスティックさばきも圧巻だが、足元のバスドラムもすっごい早さで打つので、重低音もバリバリ。以前にライブに行った時も、音楽好きな初参加の友人が大感激していた。
「バスドラム、1キックで倍の音が出るようになってるんじゃないか」
とか
「前に自分で打ち込みで音楽を作った時、ドラムの音を『これは人間には無理だ』と思って最初作ったのより減らしたんだけど、できる人間がいた」
と驚嘆していた。

 そして今日久々に聞いた彼のドラム、前にも増してすごかった!
 DASEINのポップス調の音楽より格段に激しさを増したドラミングが、圧倒的な音圧で迫ってくる。
 まさにマシンガンの様に打ち込まれる快感に、何度シートに倒れ込んだことか。ひや〜もうどうにかなっちゃいそう〜。超高速の刺激の連打にヘナヘナ〜(ちょっと低周波治療気分)。静寂を貫いて突如響いたドラムに不意を突かれて撃ち抜かれ、思わず悲鳴をあげちゃったり。ほんと気持ちいい! カッコイイ!
 我ながら信じられないよ、昔は楽器隊なんてボーカルの添え物くらいに思ってたのに、歌そっちのけでドラムの音にこんな悶絶モノの快感を感じちゃうなんて。たとえ知らない曲でも、音を聞くのには関係ない。ただただ素晴らしい音を浴び続けられた、至福の一時だった。興味がある人は、ぜひ生で聞いてみてもらいたい。ほんとスゴイから!

 実を言うと、参加前は少し不安もあった。DASEINはドラムとボーカルの二人が主役のユニットだったから、ドラムが活きる楽曲をやっていたはずだが、バンドとなるとどうか。全体の一部になってしまい、存在感が薄れてしまうのではないかと危惧していた。
 ところがそんなの全くの杞憂だった。そもそも全体のリズムを作ってリードする役割であるドラムが埋没するはずもなく、しかも高速ビートの爆音轟くヘビメタ音楽ではむしろ全編が見せ場。私の感覚では、ドラムの轟音こそが会場全部を支配しているように聞こえた。
 とはいえ、
「ギターやベースの音が隠れちゃうくらいドラムの音が響いてたよ」
と言ったら、
「それはあなたがドラムしか聞いていなかったせい」
と言われてしまったが。
 いやまあ確かに、ややもするとドラムの音ばっかりに集中してしまいがちだったので、『いかんいかん、ちゃんとバンド全体の音を聞かなくては』を気をつけないといけなかった。実際、歌もとてもよかったから、ちゃんと聞かなきゃもったいないし。でもそれくらい、ずーっと聞き惚れていたい程、素敵だったのよー。
 ミニレポも書こうと思ったけど、とりあえずここまで。

   ☆

 余談だが、このライブの会場は鶴舞の愛知勤労会館。席は2階31列。
てっきり2階の後ろの方だと思っていたら、行ってビックリなんと2階最前列だった。
列が1階2階で通し番号になっているのだ。
アリかそんなん。
 私は無理せず音を聞くのに集中できて問題なかったが、連れの二人は立てない席に大ショックを受けてた。そりゃそうだよねえ、私も西川君のライブで、会場に行って初めて暴れられない席だとわかったら、それこそショックで暴れちゃうよ。勤労会館をご利用の際はご注意を。

9月14日  男おばさん
ついつい何度も繰り返し観てしまってます。いやー笑った笑った。西川君が出演した番組でこんな楽しいのって久々だわ! 言いたかったこと、全部言ってくれた。ほんと、快哉を叫んだわよ。溜飲が下がったね!
 それにしても、「ファンの気持ちを代弁して」なんて。テレビ番組でファンの気持ちを番組側に伝えてくれる人なんてそうはいないでしょ。ありがたいわ。

 笠井氏と、大柄な軽部氏の間にはさまれた西川君。二人からそんなに離れてるわけじゃないはずなのに、一人だけ後ろに下がってるみたいな、妙な遠近法を感じる絵になってる。やっぱり小さいなー。

 「日本人がいいんじゃないかなって提案をして。」と「で、非常にこう、新聞もそうですけど」の間が、気のせいか編集されてる気がした。かなり言いたいことはいってもらえたけど、ここにもうちょっと脳内で勝手に補足して聞いてる。「うちの会社の若手さんを前座に呼んだんですが。日本のマスコミではまるでこの方だけのライブだったみたいな報道をされたんですよ」とか。で、「集めてたのはウチ」発言がくる、と。いやまあ大して変わりはないけど、自分的に補足したくて。

 しかしファンが「軽部さんの蝶ネクタイをひっつかんでブンブン振り回してやりたい〜!」みたいな書き込みをしていたとは思えませんが。西川く〜ん、勝手に作ってませんか?(笑) あんまりTMRファンがガラが悪いみたいに思われたら困るよ〜。

 あの偏った報道、番組側は知らなかったのねえ。ということは、ちゃんと情報を流さなかったSONYが悪いんじゃないか? も〜、ちゃんとしてよ。それとも、雑誌報道で自分が前座だったとは全く書かれていなかった、前座さん側の都合なのかなあ。…やめよ、憶測で悪者を作るのは。
 ただなあ、私も実はPMXライブって、西川・玉置合同ライブだと思ってて、大阪公演で西川君が「前座を呼んだ」と言って初めて事実を知ったわけで。(だから報道された当時は激怒したというより、『やっぱり日本のマスコミは売れ線ばかりを注目するんだなー』という程度の立腹だったのよね)最初からもっとはっきり告知しておいてくれればいいのに、とは思った。

 軽部さん、西川君じゃなくてマネージャーさんに向かって「情報下さい」って言ってたしなめられてたけど、番組中にスタッフに話しかける是非はともかく、普通なら芸能人のスケジュールに関してマネージャーに聞くのが正しいんだろうな。雑誌で、西川君みたいに自分のスケジュールを把握してる人は珍しいらしいね。

 最後の「フジ、大好き♥ 最高!」ってもう、これ最高! 軽部氏が大口開けて笑い、笠井氏がのけぞって爆笑する姿がツボで、ここだけ何度も観ちゃう。

 いやー、これで特ダネと目ざましの担当アナさん達に、西川君ばっちり好感もたれただろうな。少なくとも「番組を盛り上げてくれる人」とは思われたに違いない。ignitedもプッシュしてもらえるそうだし。事務所の力なんかじゃなく、またも自力で流れを呼び込んだ西川君。すごいぞ。がんばれ。そして、SONYはもっと力になってやってくれ。

9月21日  ハワイイベント
 いや〜凹んだ! でも復活した! 今では参加者の皆さんのお土産話が楽しみです。

 最初2ショットの事を知った時はもう! 大ショックで! 
『血の気が引くってこういう事だな』ってはっきり感じる程、体が冷たくなっていった。歩いてもヨロヨロするし。ダンナに
「ハワイでツーショット写真撮ったんだってー!」と涙ながらの報告をしたら
「そんなに欲しいなら、作ってやろうか?
と言われた。
キーーッ!!! 思わず頭をポカポカはたいてやった。
「オレが何をしたっていうんだ〜」

合成写真なんているかぁぁぁぁーっ!

 モノが欲しいんじゃないのよ! 隣に座って、顔を合わせて、一言二言、言葉を交わして…。それが大事なのよ! 私もそこにいたかった! 血ィ吐きそうに悔しかった!

 加えて、スタッフのダイアリーの、『参加できなかった方もハワイ気分を存分に味わっちゃってくださいねっ!』という言葉が気に障ったね。2ショット撮影風景なんて見せられて、参加した気になんてなれるわけないじゃん! 本気でこれ見てみんなが喜べると思ってるのか!? それに、最初から行けない事がわかってた私でさえこんなに辛いのに、行きたくても落選してしまった人達なんて、どれほど辛いことか。それを思うとまた切ない。迅速にレポしようとしてくれてるスタッフの気持ちはありがたい。でも結局の所、我慢してる留守番組の気持ちなんて、全然考えてないんだなと腹が立った。
 大体あのturbo-webのハワイ仕様だって、浮かれ気分を見せつけられてるみたいで見るたび沈んだし。浮かれてるんじゃなくて、サービス精神だってのはわかるんだけど、どうしてもねえ。

 turbo的には数年ぶりのビッグイベントだろうけど、不参加者にしてみれば、ごく一部の人達しか参加できないお祭りなわけで。“ファンクラブあげての大イベント!”みたいに盛り上がられても、疎外感が増すばかり。こっちの気持ちもわかってよ、と思えて。特に、参加したくても今後もずっとその可能性があるとは思えない立場の人なんて、余計に辛いだろう。

 想像もしていなかった情報に気持ちが揺れまくって、泣きそうで、「行ってきます」の一言もなくて、顧みられてない感がつらくて、何かお留守番組にも一言くらい気持ちを向けた言葉をくれてもいいのにと悔しくて。でももちろん西川君には楽しい時を過ごして欲しくて、参加者の人達はさぞ嬉しかったことだろうから良かったねと思う気持ちもあって。turbo-webに凹みカキコなんかしたら、折角頑張ってくれてる西川君を悲しませるかもと思いつつ、オフィシャルでは聞き分けいいコでいてファンサイトで文句たれまくるのも違う気がして、やっぱりこういう気持ちでいる者もいることをわかって欲しかったりして書き込みしちゃって。

 ほんと辛い気持ちだったけど、その内ふと、
「置いてかれた感がつらいなら、自分が引っ張る立場になればいい。
欲しいと泣くより、与える側になればいいんじゃないか?」
と思った。西川君がハワイで心を砕いて頑張ってるなら、こっちは日本で西川君の為に何かがんばって、置いてかれてるんじゃなくて一緒に進んでいるんだって思おう。そうする事によって自分は西川君にとって必要な人間なのだと(偉そうだが)自負を持つことにした。そしたら急に気持ちが楽になった。
 「何か西川君の為になること」と言っても、今のタイミングだとWeb of Nightのリクエストくらいしか思い浮かばないのが困りものだが、それでもできることはある。

 そして一夜明けて、某個人サイトさんでイベントの速報を読んだ。そしたら不思議なことに、turbo-webではショックなだけだったのに、参加者の方の体験レポだと素直に楽しめた。なんとなく様子がわかって落ちついたし、共有した気分になれたのかなあ。これでまたさらに楽になった。
 それに、撮影会では自分から話しかけたりポーズのリクエストはできなかったとわかった。私は2ショット会話アリと聞いて、
「握手会のリベンジができたかも!? うまく言えなかった事を言い直して、
もしかしたら握手なんてしてもらえたりして! うあーーそれしたかった!」
と妄想しちゃって、それが2ショットが羨ましかった最大の理由だった。だからそういう事ができたわけでは無かったとわかったら、「あ、それならまあいいか」みたいに気が楽になってしまった。西川君から少し話しかけてくれたりはしたらしいが、それでどんな事があり得たかなんてのは精神衛生上あえて考えないことにしておく。
他の皆さんの報告も聞きたくなった。

 おかげでとても楽になった。まだスタッフダイアリーを見ると胸がキュウッとなるけど、でももう凹みはしない。こーなったら、いつか絶対参加するから! その時にも絶対2ショット写真撮ってもらわなくっちゃ。今回だけなんて言わないでよ〜!

 ふと振り返る。『行けない人の気持ちも考えてよ』と思ったけど、私は握手会には参加できた。今年はライブに5回参加した。でも、握手会に行けなかった人は多いし、ライブなんて年に1回行けるかどうかの人もいる。それを思えば私だって「一部の恵まれた人」なわけで。私の喜びの陰で泣いてた人もいたのよね。

 時間をおいて、冷静になって、色々考えた。
 西川君みたいな大スターが参加者一人一人と写真を撮ってくれるなんて、すっごいことだよな。
 以前、まだあまり有名でないユニットのファンクラブイベントに参加した人に聞いた話で、参加者全員とツーショット写真を撮ってくれて、しかもポーズをリクエストできて、
「(ボーカルの人に)膝に乗ってもらっちゃった☆」
などという、ファンなら鼻血ものというか憤死ものというか、とにかくあり得ないサービスの事を聞いた。ぜえっったいTMRじゃそんなのやらないよな、と思ってたけど、まさかまさか、こんなことを本当にしてくれるなんて。  労をいとわずファンに向けてくれる西川君の気持ち、本当に有り難いと思う。握手会の時も感じたけど、そういう愛情は、その場にいる人達だけじゃなく、全てのファンに向けられてるものだと思う。だから、それだけは受け取っておきたい。
 あまり文句言って、「もう二度とやらない」なんてなっても困るしねー。
いつかきっと参加してやるんだから! その時こそは私も!
 あの、見るたびへこむハワイバージョンの画面も、「これを見て西川君が楽しい気持ちになるなら、まあいいか」と思えるようになった。もちろんまだ寂しい気持ちはあるけどね。

 でも、やっぱり海外イベントだと、参加したくても熱意だけではどうしようもない人も多い。せめて国内イベントで、こういう機会を設けてもらえないかな。無理かなー。オフミみたいに全国展開して、FCイベントツアーみたいに各地で握手会みたいなのしてもらえればいいのに。

 私の知ってる人達も、結構大勢参加してる。
みんなの輝くような笑顔、見たいな。
どんな素晴らしいなことがあったか、私達の西川君がどんなにステキだったか、色々聞きたい。
聞いたら、もしかしたらまたつらい気持ちになっちゃうかもしれないけど、それでもやっぱり知りたいよ。がんばった西川君のこと、誕生日を楽しんだ西川君のこと。
 彼にとって、この誕生日が素晴らしい休日でありましたように。

9月23日  やっぱり、ダメだった。
 大丈夫だろうと思ったんだけど、やっぱりだめでした。
参加者の方のレポ読んで、無性に悲しくなってしまいました。

 ただし、最初に衝撃を受けた時みたいに、無神経さ(と私が感じてしまっただけなんだけど。)への怒りとか不信感は無い。レポを読んで、西川君とスタッフの皆さんが、いかに真剣に全力でファンを楽しませようとしてくれたか、いかに愛情をもってくれているか、ひしひしと感じられた。それはやっぱり、知ることができて良かったと思う。

 ただやっぱり、それだけに、そこにいられなかったことが改めて悲しくて仕方なくなってしまった。たまらなくなって、とりあえず、えーんえーんいきたかったようと叫んでみた。ああこわれかけてる。

 不満や遺恨は無く、ただただ悲しいだけなので、時がたてば自然に元気になっていけるだろう。大丈夫、この胸の苦しさもきっとじきに消えていく。…でもやっぱり今はだめだ。

 だいたいさぁっ! あんな書き込みしてるけど、私が気持ちをあふれさせちゃったのはダンナのせいもあるんだぞっ! 夜中に泣いたのは誰のせいだと思ってんのよ!
 私がダンナと一緒に子供達を寝かしつけようとしてる時、やっぱり辛い気持ちがあふれそうになって、つい
「…時々泣きそうになるけど、ぼくは元気です」
なんてナレーション風に独り言を言っちゃって、そしたら何故かお見通しのダンナが隣で
「『ハワイに行きたかったよ〜』」
なんてセリフ続けるから! 我慢してた気持ちが押さえられなくなっちゃったのよ! 一気に情緒不安定状態だわよ。ジタバタ暴れちゃったわよ。
「だから写真くらいいつでも作ってやるって(ニヤニヤ)」
「要らないって言ってるのっ!」

 10才の長男は気楽に
「きっといつか行けるよ」
なんていい加減な言い方をする。
「それはあんた達にかかってるのよっ!」
「何で?」
「あなた達がお母さんがいなくても5日くらいちゃんとやっていけるようになってくれれば行けるのっ!」
「あ、そういう事」
ああ何て気のない返事なんだ。

 多少の救いと言えば、4才末っ子と7才の次男が慰めてくれたこと。
末っ子は「おかーさん、よしよし」と頭をなぜなぜしてくれた。いつもは反抗してばかりの次男も聞いてくれる。
「おかーさん、どうしたの?」
「おかーさんね、行きたいところがあったんだけど、行けなかったの」
「僕、その気持ちわかるよ。ぼくも遊園地行きたかったけど、いけなかったもん」
子供と抱き合って、寂しい気持ちを押し殺そうとした。

 それで元気になれるわけではないんだけど。
…やっぱり、寂しい時に抱きしめあえる相手がいるって、いいなあ。
西川君にもそういう人がいるといいんだけどなあ…。

9月24日  真剣勝負
 全部は見ていなかった、turbo-webのスペシャルダイアリーをちゃんと見てみた。
これ、西川君をお祝いするためのイベントだったよねえ。
なのにあまりにも全力で懸命にファンをおもてなししてくれてる。
たった6曲、ファンクラブイベントで歌うために、“入念なリハーサル”するんだ。
ライブ後、一人一人と握手する西川君の嬉しそうなこと。
ひとに喜んでもらうことが、本当に好きなんだな。
 だいたい、ファンクラブイベントでこ〜んなに残され組が荒れるって、そうそう無い事じゃないの? あちこちのファンサイトを覗いてみたけど、ほとんどのところで「ショックだった」「凹んだ」という書き込みがあった。
喜びの絶頂の周りに広がる嘆きの海。なんかすっごい。
これだけ反応が大きいのは、西川君とスタッフさん達が、いかに入念にプランを作り込んでくれたかという証明だろう。ファンを喜ばせるために、考え抜いて計画を立て、労をいとわず動いて下さった成果。
この人は、おもてなしに本当に全力を注いでくれたんだと思った。

ライブと、同じだ。
人並み外れた気合い。
すみずみまで神経を行き渡らせて。
そこにいる人達を最高に楽しませるために全霊をかけてるけど、
その熱い思いは決してその場にいる人達だけに向けられたものではなくて。

 そう思ったら、『参加できなかった私達にも何か一言欲しいよ』
なんてナンセンスだったかな、と思った。
 そのライブでの喜びを体験できるのは、そこに参加した人達だけなのは当然のことで。
西川君は他のことなんか何も構っていられないくらい、全力で事に当たっていて。
それだけ一途に愛を傾けてくれてるってことなんだから、そりゃ仕方ないだろう。

 パーティでは、遠藤さんが西川君にサプライズをしかけたとか。
そして、イベントを通して西川君だけでなくスタッフさん達がものすごく一生懸命やってくれたとか。
 皆さん、西川君を喜ばせたくて仕方ないんだろうな。愛されてるな。
そして、スタッフさん達のやる気は、間違いなく西川君の気合いが触発したものだろう。西川君が私達を本当に本当に愛してくれて、喜ばせたくて、一生懸命だったからこそ、スタッフさん達が頑張ってくれたに違いない。
すごいことだよなあ。私達、ほんとに愛されてる。

 イベントがライブと同じというなら。西川君のライブって、絶対にどんどんよくなってるから。今回は残念だったけど、いつかどこかで絶対自分も今回同様、もしくはそれ以上に嬉しい事に出会えるはずと信じていいと思う。その予告編を見た気でいることにしよう。

9月25日  お祭り
 地域のお祭り。例年、山車をひく若衆は「祭のハレ姿」とかでモノスゴイ髪型をしている。知らない人がみると、この辺りの若衆は全員ヤンキーかと疑うだろう。ことに去年は、赤・青・緑に染め分けてるのは大人しい方で、頭の前半分の髪をそり落として後ろ半分を青く染めて弁髪にしてたり、カッパのように頭頂部だけ剃って肌は青く塗り、残りの髪は緑に染めてたり、「明日からの日常生活はどうするのだろう」と真剣に心配になるような人が多かった。
 ところが今年は、せいぜい金髪に青で縞模様を入れてたり、全体に薄青く染めてたり程度で、わりと普通だなと思っていたのだが、神社で馬がけをしてる中に、いた。生え際のみぐるっと3p幅くらいで髪を残して、あと全部剃ってる。いや〜なかなかすごい発想だ。明日には全部そり落とすんだろうなあ。
 
9月26日  AX02
 フジイ・ロックに西川君が出演したのを見せてもらった。
実はこの番組はもう次回最終回とかで、前後編で藤井君の“親友”の西川君がゲスト。嘆きあうのも息ピッタリで、ほんといいコンビ。
 今回の企画は西川君いわく、
「最大の功労者である藤井君に、ぼくが、サービスできれば。平たく言えば接待です」
「西川貴教プロデュース 隆お疲れ様沖縄ツアー!」
だそうで。アナタここでもおもてなしですか。ハワイの企画進める合間に沖縄接待の計画まで立ててたのね。御苦労様ですね〜。

 まずは絶品沖縄料理店に、西川君がご招待。
いかにも常連みたいな事を言いつつ、西川君てば沖縄料理ほとんど食べたこと無いとか言ってる(笑)。
あーこのお店おいしそう。いつか沖縄に行けたら、絶対行こう!

 そして、次の接待として、藤井君の今後のステップアップを願い、なんと
『西川貴教が選ぶ、藤井君デレデレひどすぎんちゃうん?セレクション』
なるVTRが登場。女性ゲストにデレデレしてたシーンの総集編なわけだが、西川君たら
「このためだけに、汐留の編集室で一週間これまでの素材を全部見た」
とのこと。…この人はまったく、ムチャクチャ忙しいくせに本気でVTR作ったらしい。なんとまあ律義な人なんだ。

 内容的にはまあ特筆すべきこともなくコーナーは終わり。
そして次回予告。実は今回最大の見所かも。
次回は沖縄の海でマリンスポーツ!
…ボートに引かれて疾走するソファーみたいなものに乗ってる人が二人。
藤井君の膝に女の子が…と瞬間思ったけど西川君じゃんコレ!
うわ〜女の子か小っこい子供かって感じ! 藤井さん保護者みたい!
白くて細い足、まる見え! 四角いデコもまる出し!(ちょっとヤバげ)
ひっくり返って水に落ちて、大口開けて大はしゃぎ! 雑誌のグラビアとは絶対別人。
なんか、細っこい少年が遊んでるようにしか見えない…。
いや〜こりゃぜひ見たいなあ。
 この番組こっちでも放送して欲しかったのに、もうおしまいなのねえ。
またもや西川君を呼んでくれる番組が減ってしまい、寂しいなあ。

9月28日  ARENA37℃BEST SELECTION

 ARENA37℃の総集編を見た。
TMRが巻頭で、ページ数が一番多くて、巻末のアンケートハガキの上には西川君の写真が載ってる。
TMRがメインの本だ〜♪ 嬉しいんだけど…困る。
この記事、全部持ってるのよね。今さら買う必要無いのよねー。
だけど買わないでいて売り上げが伸びなくて、
「TMRは売りにならない」
なんて思われたらどうしよう! いやだ〜。
しかし定価1890円は、既に持っているものに払える金額でもなく。
後ろ髪を引かれながら、購入は断念。

 最初の写真は04年1月号の赤とベージュのボーダーのベストを着た写真。表紙写真もこの時の。うんうん、これ本当に美しかった!
息を呑む程の透明感、少女のような繊細さ、強い意志の宿る明るい瞳。
 で、ページをめくると次に目に入ってくるのが03年の金髪カラコン写真で。
「うわ詐欺!?」と瞬間思った。全っ然違う! まるっきり別人!
こうしてみると、今のナチュラルな美しさに比べて、金髪パーマの頃は妙にゴツく不自然に感じられる。やっぱり今がいいわ〜。

9月29日  BSフジ
 BSフジの「Music Index」でSEVENTH HEAVENのライブ映像を放映。
ダンナにマッサージしてあげながら、「イーヒョヒョヒョヒョヒョ!」とか
「ひーーゃあああああ!」とか、わけわからない奇声をあげつつ見てた。
あああ、やっぱり美しい! 白い横顔、白い腕、白い背中。たまらんっ!

 登場して一曲目、あのズルッと長いトレンチコート風衣装を見て、しみじみ
「これは『この後脱いだらどうなるか』というばかりの衣装だったな」
と思う。動く西川君が美しく見えないのが致命的だった。いつも足に絡まったみたいで動きにくそうで、踏んづけやしないかハラハラしてたもんなあ。
 逆に、動かないグラビアの衣装としてなら、スタイリッシュですごくよかっただろうと思う。写真なら、細かい所までよく作り込んである魅力がよくわかったはず。ライブでは細部は見えないもんなあ。
 
 Out Of Orbit、これ3曲目なのよね。…とてもそうとは思えない盛り上がり。絶対終盤のノリだよコレ。ムチャクチャな飛ばし方するライブよねー。

 ラブセ、歌い出しグダグダ。よくこれを放送したものだ。勇気あるなー。
東京と仙台で選べただろうに、それでもこっちが良かったのかしら。

 ライブ映像ではバラード系はカットされやすいのにdestined forもmeteorもTMRも流してくれたのはいいが、この曲が今回のツアーの楽しみの半分を占めていたと言っても過言ではないENGRAVED ON THE MOONが無かったので、自分的盛り上がり半減。それにJOKERも、あのカッコいいアレンジは残しておきたかったなあ。

 こうしてライブ映像を見られるのはうれしいんだけど、今回映像がちょっとねえ。
カメラ切り替え過ぎ。画面揺れすぎ。何よりピンぼけ多すぎ。こういう番組でピンぼけ映像なんて初めて見たぞ。
多分、カメラマンじゃないスタッフがハンディカムとかで撮った映像が混じってるんだろう。
頼むから西川君の美しい動きと姿をしっかり見せて欲しい。
 特にラブセ! あのフラメンコダンスと「アイン、ツヴァイ…」の間奏部分はしっかり撮らなきゃいかんでしょ!? がちゃがちゃカメラを切り替えたりピンぼけ映像混ぜてる場合じゃないでしょ!
 …は〜、こういうの、伝わらないかな〜。あんな画面の切り替えしなくても、十分にスピード感も迫力もあるのに。
 もっとじっくり見られるライブ映像を作ってもらいたいなあ。


 ああ、何だかB★E★S★Tのビデオを見たくなっちゃった。ラブセのとこ。
あれもものすごくカメラの切り替えが多かった記憶があるけど、すっごくいい表情や目をとらえてくれてて、メチャ惚れ込んだんだよなあ。

9月30日  コピーワンスの恐怖
 我が家ではテレビの録画にはハードディスク(HDD)付きDVDレコーダーを使っている。番組は一旦HDDに録画しておき、保存したい場合はそれをDVDにダビングする。
 ところで。昨日録画したBSフジのライブ映像をHDDからDVDに落とそうとしたら、赤い警告文が表示された。
これは『一回録画可』の番組なので、ダビングするとHDDから消去されるとのこと!
何ですとー!?

 驚いて調べてみると、今年の4月からBSデジタル放送と地上デジタル放送の全番組が『コピーワンス』放送になっているという。
 これはつまり、デジタルメディアへの録画は一回のみ可能で、HDDかDVDか、保存場所の移動はできても複製は作れないということ。HDDに録画した番組をDVDにダビングする場合、複数のDVDにダビングできないのはもちろん、一枚ダビしたら元のHDD上からは強制的に消去されてしまう。

 な、なんて恐ろしい。DVDが不良品とかでダビングに失敗したらどうしてくれるんだ! これからは絶対台湾製の安物とか使えない〜。それにダビ中に停電するって可能性もあるぞ。冗談じゃない!
 それに私はいつも西川君の番組をDVDで保存する時は、1枚が傷ついたりした時の為にバックアップに同じものをもう一枚作成している。それができないじゃないか!
 DVDにちゃんと保存した後もHDDに残しておいて、いつでも気軽に見られるようにしておくことももうできないのね。何てこった…。

 データを失う恐怖におびえながら、DVDにダビングしてみる。ところが
「一回録画可のタイトルがあるのでダビングできません」との表示が!
なぜーー!? もしかして一回録画ってのはHDDに録画して終わりってこと?
私はこのSEVENTH HEAVENの映像をHDDのみにしか保存できないってこと?
この一年半で3回もエラーが起きて、初期化の憂き目をみているHDDに?

 半ばパニックになりつつマニュアルを調べると、なんとコピーワンス番組はDVD−Rには録画できず、DVD−RW(もしくはDVD-RAM)にのみ録画可能とのこと。
…そこまで規制するか。気軽に人に貸すことも、パソコンで見ることもできないのか。
無事DVDに録画はできたものの、ものすごーく拘束感があって気分悪い。
 よかった、うかつに地上波デジタルなんかに加入しなくて! 危うく全ての番組がDVD-RWにしか保存できなくなるところだった。RWって、高いんだぞ!? Rなら1枚200円位だけど、RWは500円位するんだぞ! 冗談じゃないよ、全く。

 …しかし、確か2011年にはアナログ放送は廃止され、全テレビ放送が地上デジタルに移行するんだったよな。ということは、Mステみたいな再放送のない歌番組とかも全部、複製が作れないコピーワンスになっちゃうわけだ。友達の為にダビなんてできなくなっちゃうわけね。
…すっごくいやだ。

 毎回毎回、内容を失う恐怖にさらされながら録画しないといけないって何なんだ。こんなにユーザーの胃と心臓に負担をかける規制って、窮屈すぎるだろう。CCCDといい、確かに著作権は大事だが、勝手に不便を押しつけられて、日本の消費者ってなめられてる気がする。

 ちなみに、DVDへダビするとHDDからは消去されるが、VHSビデオみたいなアナログ機器へのダビングは制限されてない。だからバックアップはビデオで、という手もアリだが、DVDの画質に慣れてしまうと、もうビデオには戻れないのよ…。
 あと、一旦HDDからVHSにダビして、HDDに戻そうとしたら、それもできなかった。
 先日HDDがエラーを起こして初期化しなくちゃならなかった時、一時避難のつもりでVHSにBS-hiのPOP JAMでWeb of Nightを歌ったのをダビしておいたんだけど。何てこった、あの番組はもう永久にDVD保存はできなくなってしまったよ。メーカー側のなんと抜かりないことよ(ムカムカ)。