8月6日  終わっちゃった/全米CDリリースのこと
 ツアー、終わっちゃったんだな…。
スーパーで買い物しながら、改めて、祭りの季節が終わって日常が戻ってきてしまったことを実感した。
なんだか虚脱感…。
たどってきた道が突然途切れてしまったような。進む道を見失った迷子のようなとまどいを感じてしまう。
西川君は全速力で進み続けてるのにね。
FCイベントもDEFROCKも目の前にあるし、リリースだって今年中にあるのはわかってるけど、
やっぱり「次のライブの約束」には何もかないやしないわけで。
それが無いと、どーしても先が見えないような気になっちゃって。早く次の約束が欲しくなってしまう。
贅沢&そんなこと言ってたらおいてかれるぞ状態だとは思うんだけどね。
あーもう、早くフォーラムの映像が放送(または販売)されないかな!

   ☆

 日本人アーティストが海外でCD出す時は英語で出したりするって、知らなかったわ。西川君はそれは絶対イヤなんだそうで。
 でも考えてみれば、たとえば好きな海外アーティストがさ、ヘンななまりのある日本語でお気に入りの曲を歌ってくれても、嬉しくなさそうだよなあ。昔、私がサイモン&ガーファンクルとか、何人かの海外アーティストの曲を好きになったのは、まず意味は関係なしに耳に響いてくる歌声とサウンドに惹かれてのことだったもの。大体、元々の歌詞に最高に合うように作られた音楽を、響きも字数も全く違う外国語に当てるのは、どうしたって無理が出てくるだろうし。それくらいなら英語の新曲を作った方がいいでしょう。西川君がいやがるのもわかる。
 でも、西川君を知らない人達に受け入れられるには、やっぱり歌詞の意味がわかるかどうかは大きなポイントかもしれない。意味がわかれば、親近感も違ってくる。だから、ライナーノートに日本語の歌詞の他に、英訳も添えられれば、親切かとは思うんだけど。TMRの歌詞は、少し日本語がわかったくらいじゃ理解できるとは思えないしねえ。まあ、ローマ字歌詞がついていれば(「アイラブユー」とかカタカナ表記するみたいな感覚だよな)、アメリカのアニメファン達はきっと宇喜ぶことだろう。ガンダムの主題歌を熱唱するのに役立つだろうからね。
 米国の人達にも、西川君の熱い歌声と魂が受け入れられますように。セールス的に成功するかどうかは、色んな要素が関わってくる事だからわからないけど、聞いた人の心には絶対何かを残せるはず。実力主義のあちらに、受け入れられるだけの資格は持ってると思うぞ。



8月8日  OTAKON BBS
 OTAKONのBBSを覗いたら、西川君ゲスト出演の告知に沢山のレスがついていた。
いや〜、びっくりするほど歓迎ムードよ!?
斜め読みの、半ばあてずっぽうな訳なんですけど、こんな感じってことでちょっと内容紹介。
(こういうのも無断転載になるんだろうか…。ドキドキ)

 まずは
「最高! スタッフに感謝!」
「何年もファンでした!」
「彼のCDは全部持ってます」
「heart of swordは名曲だ」
「何時間か前に並ばなきゃ」
「待ちきれない!」
「彼の曲は幾つか聞いた。素晴らしいコンサートになるだろう」
とか、大喜びレスが多数。

 意外とディープな書き込みも多く、TMRを“they”と書いた書き込みに対して、
「まず言っておくけど、TMRは“彼ら”では無い。“彼”だ。もっとも曲の多くを作っている浅倉氏を含めて“彼ら”と言っているなら別だが」とか
「TMR+浅倉=TMR-eだよ!」
「DAもきてくれるなら幸せで死んじゃう!」なんてレスがついていたり。

 他にも
 「TMRがどうやってOTAKONでライブするんだ? 彼は東京ドームを一杯にしたんだぞ」
「彼は一都市でそんなにファンがある訳じゃない。小さなステージ用のshowをやるよ」
「残念ながらTMRはUSAでは有名じゃないけど、OTAKON参加者にはよく知られているんだから、すし詰めになるのは覚悟しなきゃ。メリーランド州で一番大きな部屋でもTMRには小さすぎるよ(ジョーク?)」
「西川さんがここで人気を得たら、数年もすればOTAKONでライブするなんて不可能になるでしょう。○○球場があるよ」
「彼の歌は聴いたことないけど、参加するのが楽しみだ」
などなど。

 SEEDの主題歌を歌っている人としてだけではなく、TMR自体を好きと言ってくれてる人が予想外に多くて、嬉しかった〜。西川チャン、USAでも愛されてるよ〜。こりゃ、思いのほか熱いライブになりそうじゃない?
 サイン会を楽しみにしている人も多いようなので、きっとあの最高の笑顔でサインしまくり、OTAKON参加者達をメロメロにすることでしょう。
 いよいよ明日が西川チャンアメリカデビュー。報告が楽しみだわ!
 



8月9日  パイレーツ・オブ・カリビアン
 子供達がばーちゃんの家に泊まりに行ったので、何年ぶりかで夫婦二人で映画へ。『耳をすませば』以来かしら。
 夫が見たがっていた『パイレーツ・オブ・カリビアン』。夫は海賊や海洋モノ、帆船モノが好きなので、「ああダンナが好きそうな映画だな」とは思ったが、内容については何の知識も無いまま見た。見終わった後で知ったのだが、なんとこの映画、ディズニーランドのアトラクションの「カリブの海賊」の映画化という企画だった。言われてみれば、アレに出てくるキャラそのまんまの登場人物がいたわ。ほんとソックリ。
 で、感想。面白かったよー! ほんと、拾いモノだった。ユーモアで味付けされたワクワクの冒険モノ。最初の剣戟シーンを見た時点で、「あ、私、もしこの後つまらなくなっても、もう満足だ。充分楽しめた」と思った。個人的勝利宣言。でもその後もばっちり楽しめた。すごくテンポが良くて、息つく間もない展開にどんどん引き込まれる。
 そして何より、キャラクターが立ちまくり! ジョニー・デップ扮する海賊ジャック・スパロウ(多分主役)がすごくいい! 嘘つきでちょっとドジで、でも目的に向かって突き進む様はすっごくカッコ良くて。ロック魂を感じるぞ。
 そして、海賊にさらわれた令嬢であるヒロインがえらく強くて大活躍。多分幼い頃から海賊に憧れて、海賊の掟やら戦法やらを隠れて研究していた海賊オタクだったに違いない。
 普通は主人公のはずの、ヒロインのロマンスの相手の鍛冶屋の青年ウィルは、『ロードオブザリング』のエルフ役で人気のオーランド・ブルーム。頑張ってたんだけど、スパロウと令嬢のキャラが立ちすぎていて、アクのない彼はちょっと割を食っていたなあ。
 しかしなんと言ってもジョニー・デップ! 彼の演技がこの映画の最大の魅力! こんな役者さんがいたとは知らなかったわ〜。パンフレットによると、若手随一の実力派で役者の間でも人望があるそうで、パンフ全体で誉めまくり。オーランド・ブルームは自分のインタビューなのに「ジョニーは最高だった」とスペースの半分を使って語ってるし、ヒロインのキーラ・ナイトレイも、「一番嬉しかったのは憧れのジョニーと共演できたこと!」なんて言ってるし。恋人役はオーランドなんだけどな〜。すっごいカリスマなのね。出演作リストを見ると、『シザーハンド』『スリーピーホロウ』『エド・ウッド』『デッドマン』など、名前は知ってるけど、興味が無くて見ていないのばっか。うーん、趣味じゃないけど、レンタル屋で探して見てみようかな。
 ほんと久々にもう一度見たいと思った映画だった。早くDVDが出ないかなあ。




8月10日  京都
 年に二回の京都行き。毎回、大徳寺で先祖の墓参りを済ませた後、ちょっと豪華なランチを二人でいただいて帰ってくる。
 今回は東山二条のフレンチのお店「ビストロ・コムシコムサ」でランチ。ここはグルメ雑誌のお勧めの店で、ワインの品揃えが豊富らしい。私も夫もお酒は飲まないので猫に小判なお店なのだが、他に席の空いているめぼしい店が無かったのでここにしてみた。
 結果。V! 美味しかったぞ〜。
とても小さなお店。明るく親しみやすい感じの奥様が出迎えてくれる。ランチは2000円と3800円で、私が2000円、夫が3800円。オードブルをわけあって食べていたせいか、品数の違いで夫にだけ料理が出てきた時、私用の取り皿も用意してくれた。親切だわ〜。またそのイカと茸のバジルソース和えみたいな料理が美味しかった! 夫によると、私の反応はものすごくわかりやすいという。目がピカーッと輝いて、表情がまるきり変わるらしい。だってさぁ、つい笑っちゃうって! すごく美味しいもの食べれば! 顔はニコニコ、足はジタバタしたくなるって! そしてそんな美味しい料理なら、私はソース一滴たりとも残さずにいただいて、作り手への感謝と敬意を表すことにしている。顔が皿がピッカピカになるまでパンでソースをぬぐいとっていただいた。あまりきれいに拭きすぎるのも行儀が悪いという説も聞くけど、でも作り手だってその方が嬉しいと思うのよ? 実際、奥様に「料理を置く前のお皿みたいですね」と笑われたけど、とっても嬉しそうにだったし。帰り際にお見送りしてくれたんだけど、奥のシェフに、「とてもきれいに食べて下さって」と言っていた。
 他に特に美味しかったのはリンゴのスープ。爽やかなリンゴ味のスープにジュレ状のコンソメが浮いており、更に底にはかき氷みたいなシャリシャリの凍ったコンソメが潜んでいて、味も食感もすごく楽しかった。
 いや〜予想外にアタリだった。また冬にも行っちゃおうかな。





8月17日  パイレーツ・オブ・カリビアンの評価
 夫がネットで調べたところ、意外なことに「パイレーツ・オブ・カリビアン」は評価が○×はっきりわかれてるらしい。アレが良くないっていう人がいるのか?と思ったが、どうやら一般人は大歓迎するけど、スレた映画ファンとか、いわゆる“大作映画”の波瀾万丈を期待した人には不評らしい。以下に不評ポイントの例を挙げてみる。カッコ内は私のつぶやき。

・人物の掘り下げが少ない。身分違いの愛に苦悩し、それを克服するなどの展開が欲しい
 (タイトル見たのか?「カリブの海賊・ブラックパールの呪い」なんて映画に何を期待してるんだ。冒険モノしかありえないだろ。「愛と情熱の○○」とかならともかく)
・登場人物が善良な人ばかり。現代アメリカ人はもっと屈折しているのに、そらぞらしい。
(映画の世界にまで現実のやなこと持ち込まなくてもいいじゃないか)
・ストーリーの先が読める。
(単純明快ゆえの楽しさってあるだろ。それにわかりやすいストーリーを、演出と演技で面白く見せる事ってすごいじゃない?)
・CGシーンがあっさりしすぎ。もっと見せ場として強調しないと。
(別にCGが売りの映画じゃない。内容で勝負でしょ。私はむしろあの自然さを評価したぞ)
・海賊が不死身で、何の文句があるの? 呪いを解きたがる理由がわからない。リンゴ食べられなくったっていいじゃないか。
(ああ、人生の喜びを知らないとしか思えないセリフ! 暑い日の冷たいビールとか、美味しいものを食べる喜びとかを知らないのか?)

 などなど。まあ色んな考え方があるわけで、別にそういうのは否定はしないけど、私は賛成できないなー。世の中、単純に楽しめる事の大切さを忘れてる人が多くないか? 複雑ならいいってもんじゃ無いでしょう。西川君のライブのように、理屈抜きで楽しい事って、とても貴重なことだと思うよ。

 たまたま見たテレビ番組で、おすぎだったかピーコだったかが、「ハルク」を「2000円出しても見たい映画」と評価していた。CGの技術の高さをとても誉めていた。そして「パイレーツ〜」は1600円の評価だったらしい。真に人の評価は様々だ。
 でもなあ、私は「パイレーツ〜」を誉める話はよく聞くけど、「ハルク」を誉めてるのは聞いたこと無いのよねえ。ちなみに上で紹介したパイレーツへの評価のほとんども、映画評論のコラムとして載っていたもの。
 そして思い起こすのはジョニー・デップの主演作の「シザー・ハンズ」。私は公開当時に何かでこれの批評を読んだ。それはこの映画をつまらないもののように言っていた。だから見なかった。ところが、後になって意外と何人もの人が「いい映画だった」と言う。やっぱり映画評論は鵜呑みにせず、自分で確かめてみないといかんなあ。
 今度、レンタル屋で「シザー・ハンズ」を借りてみようと思う。



8月20日  OTAKONライブの評判
 OTAKONでの西川君のライブについて知りたくて、OTAKONBBSやTOFURECORDのサイト、アメリカの個人サイトなどを覗いている。
 アメリカで日本のアニメが人気があるのは知ってたけど、こういうコンベンションがアメリカ全土で頻繁に開催されるほど支持されているとは思って無くて、びっくり。
 すごいと思うのは、大の大人が堂々と楽しそうに日本のアニメのコスプレしてること。日本人だと、ある程度の年齢を過ぎると照れが入るんじゃないかと思うんだけど(私が知らないだけかも知れないが)。彼ら、自分が特殊なことをしてるって意識は、多分無いな。さすがハロウィンの伝統のある国は違う。
 一応言っておくと、別に私はコスプレが「大の大人が恥ずかしげもなくやるべきじゃない特殊な趣味」と思ってる訳じゃない。でも、もし日本で「家族みんなでアニメの大会に行って、コスプレしてきた」なんてご近所に知られたら、かーなーりー体裁悪いと思う。でもOTAKONの様子を見るとぜぇんぜんそんな感じしない。多分、街をあげてのお祭りの一つって感じなんだろうなあ。アングラな匂いが全然しない。こりゃいいねえ。

 ANNで、西川君は“なるべく早くまたアメリカに行きたい”とかいう事を言っていた。そして同時に、“もちろん日本を中心にして活動する”(だっけ?)とも言っていた。さすが気配り屋西川君。でもそんなに気を回さなくても、“西川君をアメリカに取られちゃったみたい”とか思ったりしないよ。むしろ、西川君に夢中になった人達の話を聞く度に、こんなに夢中になったのに、次にいつ会えるのか全くわからないのだから、その狂おしさはいかばかりかと胸が痛い。この盛り上がりを逃さない為にも、次のリリースの時にアメリカにプロモーション活動に行ければいいね。そりゃ、“今年はワールドツアーをするので日本でのライブは無し”なんて言われたらイヤだけど。もっと世界中の西川君を求める人達の元へ行けるといいと思う。
 とはいえ、そりゃ羨ましい気持ちはある。OTAKONの感想の中に、サイン会に参加した女性の書き込みがあった。

「TMRは私をハグしてくれました。彼はとてもいい匂いがしました♪」

ぐはーーーーーーーーー!!! ハ、ハグですとぉ!?
思わず叫び声をあげ、隣の夫が何事かと振り向いた。だってだってだって、ハグ!?
しかも「いい匂いがした」だって!? な、何てこと! うらやましいーーーーーーー!!!
あああああ、私がもしアメリカのオタクだったら、西川君にハグしてもらえたかもしれないのね〜。
 いつもの妄想。「私が〜だったら」。
私がオリンピック選手だったら。私が売れっ子声優だったら。私がお笑い芸人だったら。
ANNのゲストになって、西川君とお近づきになれたかもしれない!
 それに比べれば今回の条件は割と低いハードルの気がする。私、元々アニメ好きだし。が、考えてみればそれに至るには「アメリカ人の」という、そりゃもう決して飛び越せない深い淵があったのだった。ちぇ。

 ちょっと話が横道にそれた。ま、こういう日本じゃ絶対できないことをしてもらえるのは羨ましいけど、でも、西川君が海外に進出し、ファンを作ってアツアツになるのは大歓迎。それは私の目標というか、夢と合致することだから。
 忘れもしない昨年の4/28。B★E★S★Tツアーの名古屋公演。あの日のライブは、本当に最高だった。会場全体が巨大なライブハウスになったようで、盛り上がりも一体感もものすごかった。「このライブに参加したら、誰だって西川君の凄さが絶対にわかる!」と確信した。ところが。後日、このライブに私の知人達が来ていたことを知った。ファンじゃ無いけど、たまたまぴあに行ったら、チケットがあったので行ったという。感想を聞いたら、
「後ろの方の席だったからかもしれないけど、歌詞が聞き取れなくてねー。今イチ。」
「もう年だから、座って聞きたいわ。もうTMRはいいかなって感じ」(彼女は私より2つ上なだけだぞ)
との事だった。これがショックで。世の中には色んな趣味の人がいて、価値観は人それぞれだとはわかってるけど、絶対無敵の力を持つと思っていたモノが、全く通じなかったショックは大きかった。例えるならヤマトが波動砲を撃ってもかすり傷もつけられなかった感じだろうか。「あの最高のライブでさえ通じない人達がいるなら、これ以上一体どうすればいいんだろう」と、途方にくれて、激しく落ち込んだ。
 我ながら驚くほどの落ち込みで、涙が出て仕方なかったけど、そのうち気づいた。
 ライブでないと西川君の本当の魅力はわからない。でも彼女達はもうライブに行こうとは思わないだろう。そんな人達を振り向かせるにはどうすればいいか。
 今のTMRが振り向いてもらえないなら、振り向かせるだけの力をもてばいい。例えば将来「世界のTMR」と呼ばれるようになれば、彼女達を含めた現在西川君を評価しない人達も、名声に惹かれてライブに来てみようと思うかもしれない。そうなるよう、精いっぱい応援していけばいいんだ。そう回答を出した。今回の事は、ずっと夢見てきた、その第一歩。そしていつかは、オリンピックスタジアムで世界中の人達と30万人ライブをしたい。

 昨日、中日新聞の一面に、西川君のOTAKONライブの成功が記事になっていた。日本人自身はあまり気づいていない、日本のアニメや音楽が世界に影響を与える力を持っていることについての記事だった。テレビのワイドショーでも、新聞記事に関連してだと思うが、このことが報じられ、ライブの成功が大したことだと言われていた。そしてNHKの真夜中の王国でも、OTAKONがレポートされた。西川君のライブを契機に、急に国内で、日本文化がアメリカ市場を狙えることがクローズアップされた気がする(今まで気づかなかっただけかもしれないが)。
 西川君って、ずっとメインストリームからややずれた所にいる人だという印象が私にはある。ハイプレ当時の彼を知らないから、余計にそう思うのかもしれない。実力は十分にあるのに、今ひとつそれに見合った扱いを受けられていない感じがする。でも、今回のことで、風が西川君に向いてきたんじゃない?って期待している。SONYは米国進出の為TOFU RECORDを設立し、アニソンを中心に事業を展開していくという。第一弾として、西川君のCDが販売されるわけで、その彼が素晴らしい成功を成し遂げた訳だから、これからは西川君はSONYの米国進出の旗頭として、社内でもより重要視してもらえるようになるのではないだろうか。やっと彼がメインストリームの中心に来られる日がきたのでは? そうだといいなあ。



8月29日  OTAKON BBS書き込み
 ひーーーーー! ショック!
…いえね、最近OTAKONのBBSに時々書き込みしたりしてたんですけど…。
スレッドがまるごと消されてしまったー!
 数日前、BBSのアップグレードとメンテナンスの為、しばらく書き込み禁止になると知らせがあって、
やっと回復したと思ったら…。いくつかのスレッドが丸ごと消滅してて。
担当者のミスらしいけど…。
 実は私、西川君がラジオでOTAKONについて語っていたことをあそこの掲示板に書き込んだんだけど、そしたらかなり喜んでもらえて、ライブについての感想とかも書いてくれてあったの。そういう、ライブに対する生の感想が消えちゃったのが残念。和訳してみんなに伝えたかったんだけどなー。
 本当は、OTAKONの参加者でもアメリカ人でもない部外者が書き込みするのもどうかと思ったんだけど、でも、気持ちを伝えたくて。西川君が、聞いたことも無いほど感動していて、私も嬉しくて。お礼というか、この喜びを伝えたくて。例えるなら『素晴らしいプレゼントをもらって、とっても嬉しくって、ぜひとも感謝の気持ちを相手に伝えたい』みたいな感じ。あちらの人達も、西川君がどう感じたか知りたいんじゃないかなって思ったし。そんなでしゃばったことしちゃうと、自分がファン代表とか関係者みたいに勘違いしてるイタイ奴みたいかなとドキドキしたけど、他に伝える人は現れなかったんで、やっちゃった。ドキドキしたー! でも喜んでもらえたみたいだったから、よかった。西川君がANNでがロスの情報を求めていると書き込んだら、「ぜひライブの感想を伝えたいので、アドレスを教えて!」と何人もの人が書き込んでた。ANNはインターネット放送しているって書いたら、これまた何人もに「聴き方がわからない!」と書かれて真っ青。日本語放送だって言ったのに、それでも聞きたい人たちがいるのは嬉しいけど、あーんな面倒な方法、説明しきれないって…。できるだけのことはしたけど、さて、だれか聞けた人がいたのやら…。
 色々面白いんだけど、問題は私の英語力。一応は大学で英語を勉強したのだが、十数年も英語と無関係に生きていると、まるっきり忘れ果ててしまっていて…。そもそもあんまり勉強してなかったしなー。お金を出してくれた親には真に申し訳ない。一応、読むだけなら何となく意味は取れるが(わからない所は無視)、書くとなると大変。辞書を引き引き、時間がかかるったら…。さらに自分宛のレスがついてしまうと、斜め読みじゃすませておけないし。ったく、ツアーが終わったら色々落ちついて仕事しようと思っていたのに、ちっとも暇ができないのはコイツのせいだったのね。

 「私はTMRも好きだけどアニメも好きです。OTAKONに行きたかったけど、日本人がいない方が西川君には良かったと思う」と、アニメ好きを告白したら途端に温度がワンランクアップした。レスで「参加者は何かのファンであるべきだ。来年はぜひおいで!」と言ってもらえた。そりゃねー、やっぱりアニメにもマンガにも興味のない人達が大挙して押しかけていたら、他の参加者はさぞや不快だったことだろう。直前までオープンにしなかったのは正解だろうな。
しかし気持ちは嬉しいけど、参加はやはりちょっと…。夫に言ったら、
「俺は親にどう説明すりゃいいんだ。『きみこさんはどこへ行ったの?』『アメリカのオタコンへ』『は?』ってか?」
いや〜それはちょっとカンベン。

 あと、気になったこと。
「アメリカでB’○のコンサートがあった時、日本の旅行会社が多くのチケットを買い占めてしまい、現地のファンがあまり参加できなくてとても不満だった」
という書き込みがあった。そんなに海外公演に日本人が参加してるとは知らなかった。そっかー、海外公演って、旅行会社と組んだビジネスになっちゃってる面もあるんだな…。会場に現地人より日本人の方が多かったりしたら、意味無いんじゃないの? 西川君、よかったね、本当の意味での大成功の海外デビューができて。