6月4日  倉敷のライブ
 詳しくは知らないけど、昨日の大分は大盛り上がりだったそうで。ちょっとほっとした。
 今回の倉敷のこと、色々と延々考えて…。でもうまく気持ちはまとまらない。
結局のところ、参加してない人間にはその場の雰囲気や西川君の様子なんて
わからないわけだから、発された言葉を文面にしたもので悩むのも意味があるのかどうか、と思う。
言葉を一人歩きさせるとろくな事がない。
今回の会場には、聞く気があるのかないのかわからないような人が結構いたという話も聞く。
ただその子供だけの問題ではなく、全体に色々な要素があっての怒りだったのかもしれない。

 でもやっぱり、子供の事はね…。
子供の態度を糾弾されたら…親は自分の事を言われる以上に、ものすごくツライ。
言われた人がどんな人か、どういう態度だったかは知らない。でももし自分だったら。
最前が取れて大喜びで、子供にも西川君をよく見せてやれると思って、
でも会場では子供は楽しめてなくて、西川君に「出て行け」なんて言われたら。
どれほどのショックか。心が壊れそうな気がする。
絶対言って欲しくない言葉だった。

 でも、西川君の言葉や、参加した人の感想を聞く内に、
全身全霊を賭けて挑む場に、参加するつもりもない人間がいるのは西川君にとって
我慢ならない事であるのは、理解してあげなきゃいけないことなのかもと思った。
それは真剣勝負をしている人への礼儀だろう。
 野球観戦になら子供は連れて行っていいけど、野球の試合の中には入っちゃいけないような感じかな。

 小さい子供のいる親は、子連れでないと行動できない事が多い。
子連れだからって拒絶されるのはすごく辛い。
でも、西川君は、色んな世代が参加すること自体は歓迎してる。
だから、「子連れお断り」にはしないと思う。
大事な参加者の一人として受け入れてくれる。
でも、参加した以上、彼にとっては子供といえど「参加」して欲しいと思うんだろうな。
それとも“子供につらい思いをさせて平気な親”に憤ったのか。
“楽しめない者”を無理に、しかも最前に連れてきている親の、ライブに対する気持ちがゆるく感じたのか。

 そう思うと、やっぱり子供が自分で行きたいと思わないなら、連れていくべきではないのだろうと思う。
子供をおいていけないなら、自分が我慢しなければならないのかもな。
分別のつかない子供を連れて行ってはいけない場所は、他にもいくらでもある。
…自分がそんな状況だったら、我慢するのは余りにもつらいことだけど。

 私にしてみれば、ライブは「楽しみに行く場所」だから、気軽に子供連れで行ったっていいじゃない、と思うけど、西川君のライブはもっと真剣に、相応の覚悟をもって臨むべきものだったのか。

 今回の事で、ライブに対する考え方や姿勢を変えなければいけないのかなと考えさえられた。
…しかし、こんなこと真剣に考えなきゃいけないライブなんて、絶対ふつーじゃないよな(苦笑)。
つくづく特別だわ。

 でもねー、こうして西川君の気持ちも考えてあげちゃっても、
だからと言って彼の言動を全部認められるわけでもないのよね。
世の中には言っていいことと悪いことがあります。
ましてや彼の影響力を考えれば、言動には細心の注意を払って欲しい。
…欲しいけど、それは望んでも無駄なこと。
ファンがBBSで「そんなひどいこと言わないで下さい!」って発言したって、
人間、変わりゃしないでしょ。
「僕の気持ちもわかって欲しい」って、すれ違うだけ。
一生を共に歩む夫婦でさえも、相手を自分の思うように変えることはできないんだから。

 彼の気持ちはわかるけど、もーちょっと言葉を選んでくれればと、ほんと思う。
でもそうならないからといって、不満に思うのはちょっと違うと、最近思うようになった。
そのへんはまだ割り切れてないので、色々モヤモヤもたまるんだけど、
どうせ離れることはできないんだから。
そういうヒドイところも全部で西川君なんだと、受け止めていかなきゃいけないんだろうな。



6月5日  楽しみ方
 BBSへの書き込みに、ちょこっと加筆しての転載です。

 ライブで、好きな楽しみ方をしたっていいじゃないかって話。
静かに座って聞いていちゃいけないのか、自分の好きなように楽しめればいいじゃないかって、ツアーの度に出る話題だね。
 本来はそれでいいんだと思う。自分が好きなように楽しめばいい。
 ただ、西川君が「声を出せ」「全力で表現しろ」と言うのは、盛り上がる事自体が目的とか、自分が満足するためじゃない。
会場にいる全員が全力で気持ちを表現して限界を超えた先で、初めて味わえる最高の一体感を、私達に味わって欲しいから叱咤してくれてるんだと思う。
普段の自分から一歩踏み出させてあげたいって、彼は言ってた。
いつもは静かに鑑賞する人でも、大声を出せば新しい世界に出会えるかもしれない。
それをしてみて欲しがってるんだよね。

 レストランとかでも似てると思うんだけど。
正装でない客はお断りって店あるけど、それはお店側の自己満足の為じゃなくて、お客に、そこでしか味わえない特別な時間を過ごしてもらう為だと思うのね。
店によって、楽しみ方は違う。
マキシム・ド・パリに行って、どんちゃん騒ぎしたいと言うのは間違ってるし、
飲み屋に静かで優雅なひとときを要求するのはお門違い。
TPOというか、ぞれぞれに合った楽しみ方って、ある。
ある程度は、客は店に合わせてこそ、その店ならではの良さが味わえると思う。

 他には無い、西川君のライブならではの醍醐味を、一番味わえるのが「全力」ということで、西川君はそれを勧めてくれてる。
私達に最高な気分を味わって欲しい故の西川君の要望、聞いて損は無いと思うのよ。
ただ、真剣な余り、その求め方がすごく強くなっちゃってるけど。

 名古屋のある有名なあんこう鍋屋は、お客にいっさい鍋を触らせず、一切を店員が仕切るそうです。食材を食べる順番も店が指図し、ヘタに手を出そうとすると叱られるんだって。
それは「最高に美味しい状態で楽しんで欲しい」からで、ちょっと偉そうだと思っても、その指示に従ってみると、確かにとても美味しい鍋をいただけるそうです。
まあそういうやり方が嫌いで受け入れられないなら、仕方ない話ですが。

 静かに聞きたい人には、そうさせてあげたいと思う。大声出したり踊ったり、それがどうしても肌に合わないって事も、残念ながらあると思う。それは仕方ないこと。
でも、折角他でもないTMRのライブに参加したなら、その流儀を否定するんじゃなくて、せめて認めてみて欲しい。
それぞれのやり方でいいから、気持ちを合わせてみて欲しいと、私は思うな。




6月10日  体操教室
 先週から、体操教室に行き始めた。近くの公共施設で町主催でやってる、エアロビクスと体操の中間みたいな健康体操。
 前から運動しなくちゃと思っていた所、たまたまご近所の顔役的奥様に「やってみない?」と誘われた。ご近所さんのお誘いを無碍に断っても何だし、夫も「周囲と顔をつなぐ機会くらいあってもいいんじゃない?」と言うので、とりあえずは一度見学に行った。
 行ってみたら…うわ〜年上の奥様方ばっか! 参加者はおよそ50人、そのほとんどが一、二世代上の方じゃあないですか。 30代なんて私一人。
 『ちょぉっとこれはどうしようかな…』とひるんでいたら、大歓迎を受けた。
「平均年齢が下がって嬉しいわ!」とのこと。見学なんてもったいない、一緒にやりましょうと誘われて、
「皆さん、新しい方です」と全員の前で紹介されてしまった。私も皆さんの前で自己紹介して
「よろしくお願いします」と挨拶した。
…こりゃ抜き差しならない…。
軽い気持ちで見に行ったら、ガッツリかみこまれてしまったよ。

 正直なところ、おばあちゃんでもできるように割と軽めの運動なので、どうせならもっとしっかり汗をかける所がいいかなとも思ったんだけど、これで二度と来ないなんていったら白い目でみられそうな気がする。まあ、運動不足の私にはこれくらいが丁度良いかもと思って、正式に始めることにした。会費も年間六千円ぽっきりだし。
 が、始めてから気づいた。
ここの参加者はほとんどが町内の奥さん方。
うまくすればいい顔つなぎになるが、ヘタ踏んだら町内の鼻つまみ者…?
考えすぎだと思いたいが、姑世代の人達に囲まれて、妙な緊張感に汗がにじむ。
親しげに声をかけて下さる人達もいるので、せめて失礼の無いようにしたいのだが、いかんせん顔が覚えられない。
オバチャン達ってほーんとみんな同じような髪型してるんだ!
手のかからないベリーショートの黒髪ばっかで、見分けがつかない…。
欧米人がアジア人はみな同じ顔に見えるという気持ちがちょっとわかった気がする。
 とりあえず、会費は一年分を前払い制なので、一年間はなんとか問題なく過ごせるよう、振る舞いに気をつけていかなくっちゃ。
こんなこと考えて参加してるのは私だけだろうなあ…。




6月11日  国歌斉唱
 サッカーの試合なんて見たこと無いので、どのタイミングで国歌が歌われるのかわからず、選手がもうグラウンドに出てるけど、これからなのか?もしかしたらカットされてるのかと、ドキドキしながら待っていた。
 西川君が映ったのは、歌い初めの数秒だけだった。名前のテロップすら無し。
国歌を歌う人が誰かくらい、公にしても良いと思うんだが。
それはともかく、ほんの少しだけ見た西川君は、やたらカワイかった。
黒のタキシード、胸に何やら一杯銀色のアクセ。勲章みたい。
格好と状況はこの上なくフォーマルで厳粛なのに、どーしてこんなにカワイらしく見えるのかしらこの三十男は☆

 そして歌声は、まさに圧巻。
あの広い広いスタジアムの観客席の、一番後ろの席まで絶対に圧倒したはずと思える、迫力の歌声だった。
ものすごい気迫を感じた。空気がビリビリと震えているよう。
あ〜、この歌声をライブでも聞きたい〜!
 選手の人達は、あの歌声を至近距離で聞いてたんだよね。
恐らく目前の試合に集中してて、よそ事を考えたりはしないんだろうけど、
あの歌声なら彼らの腹の底まで響いて、気持ちを奮い立たせられたのではと思う。

 我らの愛する西川君は、ほんとに私達の誇りだと思った。
夫も、「君が代って歌うとお経になっちゃう人も多いけどねえ」と感心していた。
いや〜ほんとに凄かったわ。

 会場の前まで行って、中から響いてくる歌声を聞いてきた人によると、
生で聞く君が代はほんとに凄くて、テレビよりずーっと良かったって。
ますます素晴らしい。やっぱり最高だわ、あの人。聞きたかったぞー。



6月12日  PATIPATI
 PATIPATIを購入。ライブレポが3ページ。もう1ページあってくれてもいいのに。
写真は小松陽祐氏。この人の写真、好きなんだけど、ライブ写真はそれほどでもなかった。
でも今回はいい感じ。1ページ目の悩ましげな顔してて胸板や腹筋をしっかり撮してくれてるの、いいわ〜。
3頁目の、多分四つんばいヘドバンしてる写真と、その下の髪がふわぁっと広がってるのも好き。
 レポは、藤井徹貫氏の5/17大宮。あの修羅場った5/18じゃないのね。
読んで、うんうんとうなずける文章ではあるけど、ライブレポとはちょっと違うなあ。
「T.M.Revolutionのライブとはこういうものだ」という説明であって、「5/17のライブレポ」にはなってない。TMRのライブに参加したことない人に読ませてあげたら、きっと興味を持ってもらえるとおもう。でも「大宮、どんなだったかな」と思って読むと、ちょっとつまんないな。
 今回はB-PASSやARENA37℃の掲載情報は無いけど、ライブレポ載らないのかな。
磯崎氏の熱いレポや、小林ばくさんの美しい写真、見たいんだけどなー。



6月16日  牛乳♪
 今日、牛乳が届いた。ガーンジィゴールデンミルク。
これ、1ヶ月ほど前に『どっちの料理ショー』で特選素材として紹介されていた牛乳。
日本では二カ所の牧場に200頭しかいないガーンジィ種という乳牛の乳で、“牛乳マニア”と自称するアナウンサーが、一口飲んで
「さっぱりした生クリームみたいです!」と感動していた。
 それを見ていた私、…私だって! 牛乳にはこだわってるのよ!
美味しい牛乳を求めてやまないんだから! 飲みたいぞー!と唸っていた。
 番組終了後、ネットで検索してみたら、意外なことにその農場のHPを発見!
さらに牛乳やアイスクリームのネット通販までしている!
いや〜、いい世の中になったもんだねえ。
テレビで見た美味しそうなものが、即注文できるなんてさ。
 この牧場、勝手に「田舎の小さなこだわりの農場」を想像していたが、実は宿泊施設やふれあい牧場などの遊べる観光牧場だった。びっくりしたけど、考えてみればあんな利益度外視の牛乳作り、他に収入源が無ければ難しいだろう。
 牛乳は900mlで千円。送料別。高いけど、思い切って注文しちゃった。どうせ高い送料払うんだから、ついでにアイスクリームとヨーグルトも。
テレビ放送で人気が出たのか、番組を見た翌日に注文したら約1ヶ月待ちだった。

 そしてそれが今日、ついに来たのさ〜。
一口、飲んでみる。おお、確かにあっさりした生クリームみたいだ。
今までに飲んだことの無い味。予想とはだいぶ違った。
 生クリームみたいな優しい甘さがある。乳脂肪分は4.0〜5.3%ということで、もっと濃厚な感じが強いかと思っていたけど、重たい感じはなく、爽やかでイヤミがない。低温殺菌牛乳のような、少しクセのある味かと予想していたけど、それとも違う。あくまで優しい感じ。
美味しい牛乳、というより、なんだか別種の飲み物みたい。
飲み終わった後も、口の中に柔らかな風味が残って…これは面白いなあ。ああこの牛乳で作った生クリーム、食べてみたいな〜。さぞや美味しいケーキになるだろうな〜。

 と言っても、毎日こんな高級品を飲んでるわけにもいかない。
普段使いとして、今一番気に入ってるのは“タカナシの低温殺菌牛乳”。
高梨乳業のこの牛乳は、低温殺菌にしては低価格の1000mlで198円。だけどそれより高いそこらの牛乳より低温殺菌ならではの風味があって美味しい。が、悔しいことにうちの近くの店にはおいてなくて、隣市まで行かなきゃ買えない。近くに巨大ショッピングモールができた時はすごく期待したのに、置いてくれないだもん。そこに入ってるカフェはこのメーカーの生クリームを使ってるのに。たまたまパックを開けてる所を覗き見たから知ってるんだけどさ。
 と思っていたら、ガーンジィミルクを紹介していた番組で、生クリームも使っていて、それが高梨乳業製! ほらー! やっぱりあそこの製品、美味しいんじゃん! イオンもこれ扱って欲しいぞ! お店にリクエスト投書しようっと。



6月20日  ヒサマサマの教え
 お昼のテレビ番組のお助け料理人さんのマネをして、テフロン加工のフライパンで揚げ物をしてみた。ヒドイ目にあった。ちなみに私はいつもは中華鍋を使っている。
 鶏の手羽先を素揚げにしようとして油に入れたら、とたんにパン!と大きく油がはじけて右手薬指を直撃。イテテテテ。
 保冷剤を包帯で薬指に巻き付けて作業を続けたけど、金時豆大の水ぶくれができてしまった。
 原因はフライパン故の油面から鍋の縁までの近さ。縁が低い=油ハネを遮る壁が無いってことで、ハデに辺りに飛び散る。それに縁が垂直に立っているので、鍋肌を沿わせてスルリと投入できなくて、入れた途端に下から油がはねてきて手が熱いったら。おかげで指だけじゃなく腕にもいくつも火傷するし、周囲がえらく汚れる。世間ではみんなこんな恐ろしい揚げ方をしているのか?
 これが中華鍋なら、縁が高いので、周囲への油ハネは少なくて済む。そもそも深さがあれば油量に対して表面積が狭くなるからハネ自体少ないし。やっぱりいつも通りにすればよかった。中華鍋ってエライ。

 この料理人さん、まるっきりの素人でも料理ができるように色々工夫していて、多分揚げ物も焼き物も同じ鍋で簡単だからやってるんだと思う。
 が、こぉんな危険な事、私が教わる立場だったら、恐くて二度と揚げ物なんてしないと思うぞ。

 余談だが、火傷の大きな水ぶくれをみるといつも思い出す、小学生の頃のこと。
友人が「台所で布巾に火がついて、手の上に落ちてきた」と言って、中指の関節から関節まであるでっかいみずぶくれを作ってきた。
彼女はそれに赤チンを塗って、
「ルビーの指輪♥」
と言って自慢していた。おお〜とみんなで感心した。剛胆なものだ。でも確かにそんな感じだったのよ。



6月21日  SUIT CD
 ガンダムSEEDのSUIT CD VOL.4を買った。
あまりのあり得なさ加減に、も〜笑ったのなんの。
(ネタバレバレなので、知りたくない人は読まないように。)

 大体、タイトルからしてオカシイ。『MIGUEL×NICOL』って。
チョイ役のミゲル君がメインキャラのニコル君より先(笑)。
 さらにジャケット見て爆笑! ミゲルだ〜!オレンジジンだ〜!
じゃあニコルは裏に付いてるのかと思ったら、ジャケットの裏はジンの線画!
ニコルいないじゃん!

 ケースを特製カバー(?)から出すと、きゃ〜制服姿のミゲルが!かぁっこいい!
リーフレットの表紙がミゲルになってて、カバーに描いてあるノーマルスーツから顔だけ覗いてたのね〜。なんて芸の細かいことを。
 ミゲルの絵なんて、放送開始頃にアニメ雑誌に掲載された、いかにも脇役な、ぱっとしない1枚しかなかったのよね。
それがこんな、まるでメインキャラのようにステキな絵を描いてもらえて!
私はこれを見ただけで、ありがたさに目頭をおさえたくなりましたよ。
でもこの爽やかな顔を見ると、この人はもういないんだと胸が痛くなるけどね…。

 それはともかく。じゃあニコルはリーフレットの中かと思えば、中の絵もニコル関係が3つ、ミゲル関係が6つ…。結局ニコル君、豆粒大の顔しか載ってない。
 さらにケースの内側はモスグリーン。ミゲル君のスーツの色ですね。

 どっから見ても、ミゲルが主役。
あり得ないって!(大笑い) 

 で、内容。これ、家族で出かけた時に買ったんだけど、夫が
「ドラマ部分のあるCDを聞くのはカンベンしてくれ」と言うので、
帰宅して私一人で出かけた時に、車中で聞いた。
 最初は女声の歌。逝く人を惜しむ、きれいな歌。かなり好きな感じ。
歌詞に「オレンジの花びら」とあって“オレンジ”に反応して(これも西川君を意識してたり?)とクスリとしつつ、
「ミゲル君にもこんなふうに、彼の帰りを待つ恋しい人がいたんだろうな…」
と、切ない。

 そうして切なく物思っている内に、歌が終わって、前置きも無しに西川君のセリフが!
不意打ちくらって、思わず「ひょえーーー!」と叫んで両手をあげてしまった。
信号待ちで停車していた時だからいいんだけどさ。
 ミゲルが新入りのアスランとニコルを迎えるドラマパートだったんだけど、
これがあまりにも西川君そのまんまでもう! まるでオールナイトでしゃべってるみたいで。
本編アフレコの時、福田監督は西川君に
「ガンダムゼリフでお願いします!」と言ったそうだけど、今回はそういう演技指導はなかったとみえる。
これミゲルじゃないよ〜。西川君だよ〜。あうあうあう。
“西川貴教”がアスランとニコルに説教たれてる絵しか思い浮かばない〜。
 なんかも〜こっぱずかしくって、悲鳴をあげまくちゃって、1回目はあまり話を聞き取れなかったよ。ごめん西川君。
夫と一緒に聞かなくて、ほんっとーに良かった。
 結局、最後まで照れくささのあまりにぎゃーぎゃー騒いでヒジで窓ガラスをゲシゲシ殴ったりハンドルバンバン叩いてたり、我ながらアブナイ状態だった(過剰反応だって)。
他のドライバーさんが見たらさぞかし恐ろしかったことだろうなー。
だって〜だって〜、アスランはアスランでニコルはニコルだけどミゲルは西川君なんだもん〜。
ミゲルの印象とは違う、えらくくだけた話し方だったし〜。ギャグかますし〜。
「アホかお前!」なんて言うし〜。ミゲルあんたは関西人かい!
 …ああ、なんかすっごく動揺した。車を降りてもフラフラしてた。

 後はニコルのピアノと、『緑の交戦』という、戦闘シーンのBGMっぽい曲。
緑と言えばミゲル君カラーだけど、そういえばニコルの髪も緑。
本編で使われてた曲なのかな? それともオリジナル?

 結局ドラマ中でもニコルは特にオイシイセリフもなく、ほぼミゲルの為のドラマだったし、ジャケットはまるきりミゲル仕様だし。
これじゃニコルファンが暴動を起こすんじゃないだろうかと心配になっちゃう。
西川ファンの為にあるCDって感じだもん。

 そもそも放送が既に40話近くなってから最初の3話で死んだザコキャラ(失礼)のCDが出ることからしてあり得ない感じだが、つい最近お亡くなりになったメインキャラの一人のついでで二人の追悼記念CDを出すってならわかる。それがこれだもんな〜。
絶対オカシイって! あり得ないよ〜。(大笑い)

 と言ってたら、夫が、
「でもそんなにニコルに人気があるなら、殺しはしないだろ?」
と言う。ど〜かな〜? 購買層として、ミゲル・西川ファンとニコルファン、どっちが大きいんだろうか?


 西川君が『CORDINATE』を『福田アルバム』と言ってたけど、これは福田監督から贈られた『西川CD』のように思える。
 ジャケットをCDの顔と考えれば、そこにあるのはミゲルとオレンジジン。
そしてそのジンは、“DEFROCK”のロゴが入ってる。
オレンジジンはザフトの練習機という設定にしてくれてるけど、このロゴが入ってたら、もうこれは“ガンダムSEED”のザフトのジンではなく“西川貴教”のジンだよ。
これはミゲルと西川貴教のCDだと、このジャケットは主張しているように思うのは考えすぎ?

 ガンダムファンには作品世界にアーティストを過剰に入り込ませていると思われないか、ちょっと不安だけど、でもクリエイター同士の気持ちのつながり(っていうか愛?)が感じられて、微笑ましくも有り難く、嬉しいもんでした。
 でももちろん、これを作ったのはただ西川君の為って訳じゃなくて、先日のガンダムSEEDで西川君がナレーションした回を見た時も思ったんだけど、時がたつにつれて監督の中でミゲルの物語がどんどん膨らんでしまったんじゃないかな。それで死亡キャラ同士というのを口実にして、ミゲルに光を当てる場を作ってあげたような気がする。

    ステキなミゲル君の絵をみるだけでも幸せ気分になれるし、これで1500円は買い!なCDだったわ。




6月24日  西川君の幸せ
 月曜日のANN、最初の50分だけ録音できてたので聞いた。
「人前に出る仕事だから、個人のやりたいことを制限されるのは仕方ない」とか
「好きな人がいても、添い遂げられないこともある」とかなんとか言ってた。

 ちょっと、腹が立った。

 いいじゃん、自分のやりたいようにやれば。
勝手に「応援してくれる人達の為に」とかって、こっちが望んでもいない制約を自分に課さないでもらいたい。
 確かに、職業柄の制限は色々あるだろう。
例えばバレリーナは夜遊びできないとか(西川君はしてるみたいだけど)
芸能人は危険な行動はできないとか(運転の仕方ははひじょーに危険らしいけど)
気軽に買い物に行けないとか(ツアーでは好きなようにしてるみたいだけど)
まあ、私のうかがい知れない色々な制限があるんだろう。それは仕方ないだろう。
 でもね、「好きな人」に関して言えば、お願いだから気持ちのままに行動して欲しい。
「えー!?」なんて言わないから。邪魔しないから。
 もっとも私も以前、結婚したって知った時は、泣いた。
丁度、封印直後のHEY!HEY!HEY!の特番で見たTHUNDER BIRDがあまりにステキで、それまでも好きだったけど、まるで突き落とされたようにストーンと西川君にオチた頃だった。一日中彼の事で頭がいっぱいで、熱病状態で、そんな時に聞いた結婚のニュースだったので、そりゃもう衝撃だった。相手の女性を素直に見られなかった。
 でも今は違う。あんな寂しがりやの愛されたがりは、そばにいて抱きしめてくれる人がいないとダメだよ。どんなにファンが愛を注いでも、残念ながら気持ちだけじゃ足りない。
何があっても絶対に自分の味方で、自分だけを心から愛してくれると彼が信じられる人がいてあげないと。辛いときに寄り添ってくれる人がいないと。
 私でよければねー、いっくらでも抱きしめてあげるんだけど。それはムリだから。
一日も早く、彼の一生の半身が現れて欲しいと、心から願っている。
なのにあんな事言ってるんだもん。そりゃファン全員が歓迎するわけじゃないだろうし、相手の人に迷惑をかけてはと心配してるのかもしれないけど、公人としての幸せと私人としての幸せ、両方手に入れようと欲張ったっていいじゃない。どんどんいっちゃって欲しいぞ。
 しかし、西川君の伴侶はキツイだろうな。ツアーの度にあんなにボロボロになって、それでもステージに立つ彼を見るのは、そりゃつらいだろう。止めたくなるかもしれない。それまでと同じ気持ちではライブに臨めないだろう。何も知らずに喜んでいるファンを見て、腹を立ててしまうかもしれない。かなりな精神力を必要とするだろうなあ。そういうのを乗り越えられる誰か、いて欲しいな。
 と言いつつ、誰か芸能人が“西川君の恋人!”なんて報道されたら、誰が相手でも
「あの人〜?」とか不満に思ったりしてね。
花嫁の父や兄と同じ心境になっちゃったり。「うちの大事なアイツはそんじょそこらのヤツにはやれん!」ってね。なりそ〜。でも気にしないでね、西川君。本当は、幸せになってくれればそれでいいんだから。

 あと、「一人の人間としての幸せって」と考えてしまうって、音楽を職業としてしまった故の悩みかも、と思った。音楽が好きで、趣味でやってるなら、
「私の幸せは音楽をすること」
と言えるだろうけど、それが職業になっちゃうと、純粋に楽しい事ではなくなっちゃうんだろうな。
あんなに好きでも、歌うことが自分の幸せって、言い切れないんだねえ。
難しいね。




6月27日  風邪引き入浴法/当落通知/記念日
 ここ数日、風邪で微熱が続いていて、とーってもうっとおしかったんだけど、本に載ってた“風邪を長引かせない入浴法”とかいうのを試してみたら、熱がスッと引いた。これだけのせいじゃないかもしれないけど、一応紹介しておく。
 “2℃差の温浴”という入浴法。
 熱めのお湯に8分つかり、一旦お湯から出て、体を洗ったりしている間に追い焚きして
湯温を2℃上げて、コップ1杯水を飲んで、また2、3分お湯につかる。
 ほんとはもーちょっと注意事項があって、“入るときにはまず顔をぬらし、手足など体の末端からお湯をかけていく”そうだけど、まあこの辺は守ってなかったり。
 風邪は体の大掃除であり、こうしてうまく発熱・発汗して体を掃除してやれば、風邪は不必要には長引かないんだとか。
 実際、お風呂から出たらも〜のすごい汗が出て、あっというまにパジャマがびしょぬれ。また着替えて寝て、起きたら直ってた。大阪に間に合ってよかった〜。

 このことで、私は長年の疑問だった「バスローブ」の存在意義を初めて理解した。
昔からずーっと、
「お風呂から出たらすぐに寝間着を着ればいいのに、何で一旦あんなもの着る人達がいるの?」
と思ってたんだけど、なぁるほど、こんなに汗をかいたままで寝たら風邪をひく。
とりあえずタオル地の服に汗を吸わせ、汗がひいたらパジャマを着て、気持ちよく寝る。
やっと疑問がとけたわ〜。
 でも、私もバスローブって一着だけ頂き物で持ってるけど、ものすごい厚地で、一着で洗濯槽半分を占める程のかさがある。主婦としてはあんなもの毎日洗濯するのは、ごめんだなあ。やっぱり私の日常生活にはなじまい、優雅な代物だわ。

   ☆

 ツアーの追加公演の当落ハガキ到着。
大阪単願の結果、当選!
複数箇所を併願した人達は、私の聞いた限りではほとんど大阪オーラスは落選して居るみたいで、やっぱり単願は当選確率があがるのかも。
でもこないだの大宮は単願でも落選したって話も聞くので、わかんないけどね。
 おかげでやっと念願のファイナル参加が叶う。
何も問題なく当日を迎えられますように。
子供が熱を出したり、母が子守に来られなかったり、夫が病気になったりしませんように!

   ☆

 明日6/28は結婚11周年の記念日。なので今日は子供を義母に預けて夫婦でお食事。
半田市の和食店“浜潮”にて。
生まれて初めて、シャコを美味しいと思った。
 夫は苦手な魚介類が多く、エビ、カニ、イクラ、ウニ、タラコ、イクラ、シラスなんかは食べたがらない。魚介中心の和食店なのにこの店は好きらしく、すごく不思議だったんだけど、理由を聞いたら
「わがまま聞いてもらえる感じだから」とか。
確かにここは、一度「エビ・蟹が苦手」と言ったら、あとは行く度にこちらが言わなくても、それを憶えていて気にしてくれてる。でも別に全然エビカニが出ない訳じゃなくて、さりげなく入ってたりするので、あまり関係ない気もする。
 よくよく聞くと、実は、それより何より、最後に出てくるお味噌汁が夫の好みの塩梅だというのが最大のポイントらしい。
…メイン料理じゃなくて、味噌汁目当てに来てるのかい。
ま、ダンナが食べられないシャコやらカニやらは、全部私がいただくからいいんだけどね。


6月30日  今さらながら、BREaTH
 遅まきながら、BREaTH7月号のことを書いておこうと思う。
 最初、目次を見た時は「あれ?載ってない」と思っちゃった。
T.M.Revolutionで探していたから。西川貴教で載ってたのね。最初は
「あえて西川と名乗って語る理由は…」なんて考えてたけど、よく見るとこの雑誌、みんなボーカリストの名前を載せて、次にバンド名が来てる。なあんだ。
 いやしかし、この雑誌に久々に載ってくれて嬉しい。eの時以来だもんな。
“serect edhition of VOCALISTS”なんて名乗る雑誌に西川君が載らないなんてあり得ないよ。

 インタビューは、すごく大胆なというか、ここまで踏み込んで語った事の無いような話をしてくれていた。

 『もうこれしかない。“心臓が止まる”と“歌えない”っていうのが同じ意味をもつものだと、僕にはもう。』
『生き死にに関わるから。生半可に“歌があるから生かされてます”みたいな、そういうマインド的な問題じゃなくてね。もう物理的に無理!』
『だからこれだけは本当に…テクニックとか云々じゃなくて、自分より歌えるヤツは絶っっ対にこの世にいない!っていう』
『思ってはいたけどあえて口にしなかった。それが今言った言葉かなぁ。“俺は誰にも負けてない”って』
『生きてる=歌う、それが同位であるって…位置まできちゃいましたね(笑)。歌ったらコイツ(←口から出た歌)が自分だったりするんで。むしろどっちが自分かっていうふうに問われることの方が難しい』

 あえてヴォーカリストの専門誌で『俺より歌えるヤツはいない』と明言した、この気概。
今までは言わなかった事を、今言うって事は、やっぱり西川君の中で何かが定まったんだな。TMRのあり方に答えを見つけ出したように、はっきりと自分の立ち位置を見定めたんだろう。
 とてもとても嬉しい言葉ではある。この人は絶対、生きてる限り歌ってくれる。彼を見失い、迷子になることはきっとないだろう。でも、危うさに胸がつまる。なぁんてつぶしの効かない人なんだろうか? この人が、万一歌え無くなっちゃったら? 運動選手がアキレス腱を切ったり、ギタリストが手を失ったり、トランペット奏者が肺を患ったり、そんなプレイヤー生命に関わることはいくらでもある。余りにも簡単に、それは起こりうる。それを考えると、西川君が余りにも危うい、タイトロープな人生を歩んでいるようで恐ろしくなる。でも多分、そんな背水の陣な生き方だからこその強さを彼は持っているんだろう。色々な意味で、ギリギリな人だと思う。
 それにしても。こんなに歌える事を大事に思ってる人が。turbo-webでは『授かりものの喉を酷使しない為に』なんて言ってて。それで何故禁煙しない!? あれだけ自制心のある人が、一体どうしてなのか、ほんっとに不思議で仕方ない。タバコは肺ガン、舌ガン、咽喉ガンの元なのに。まさに歌手生命に関わる元凶なのにさ。ったく、どうにかして欲しいよ…。

 西川君の歌は、彼そのものなんだな。ライブは、西川君自身を受け止める場所。彼がよくライブ中に言う、「俺は全部やるから!」というのは、本当に真実なんだ。一人の人間の全て、真摯に受け止めなくてどうする? ライブは楽しむための場所。でも、それだけではなく、心のどこかに絶対の真剣な場を持って臨まなくてはいけないと思った。

 しかしまあ、ざっとこの雑誌全体を見ると、なんとまあ大勢の歌手の中でも際だって美しい人かと思う。ほんときれい。なんて透明感があるのかしら。
 取材裏話の欄に、“今号の写真は実は運送トラックの荷台がバックでした”とあってまたびっくり。ただの駐車場の、ムードも何もないトラックの前で、これだけのステキな雰囲気の写真がとれるなんて。改めて西川君の集中力というか、表現力に脱帽。プロだわ。