8月31日  最強ファイター
 「アリ〜な」のネット放送を録音したのを、繰り返し聞いている。
パソコンのスピーカーの前に、ハンディサイズのチャチなレコーダーを置いて
録音してみたのだが、意外ときれいに録音できた。少なくとも普段のAM放送くらいには。
 でも、BRIGADEの前奏が始まった時、意外な選曲に思わず
「ええ!?」と声を上げたのが入っちゃってる。リアルといえばリアルだけど。

 何度も聞いていて、西川君ってつくづくファイターだなと思った。
アリ〜な会場は、征服すべきアウェーだったんだ。

 まず最初の2曲のBRIGADEとjuggling、闘志と迫力があふれまくり。
ありったけの技と力で挑みかかってきてる。
「どうだ!」と言わんばかりの、全てをなぎ倒す爆風のような圧力がある声。
 ビブラートっていうの? 声を延ばす時に震わせるのが、
これでもかってくらい空気をビリビリと響かせていく。BRIGADEの
「ように〜〜い〜いいいいいいい〜〜」なんてもう、トドメでしょ。
こんな強烈なボディブローをくらったら、ファンじゃなくたって、
気持ちを向けずにはいられないだろう。
jugglingの
「キレそうだよ!」
ほんとにキレそうに絶叫してる。

 全力の、全てをかけた渾身の一撃のような歌だった。
『イベントだから、気楽に楽しくやろう』なんて気持ちはさらっさら無いのね。
過剰なまでの全力投球。
未開拓の地にはつい立ち向かっちゃう人なんだなあ。

 まずはドカンと一発、最大戦力をぶつけて一挙に会場中を掌握し、
すかさずノリのいいヒット曲で全体を一気に盛り上げる。これでもう完全に西川君のペース。
 上手いよなあ。
いつもながらステージを自在に操るこの力、感心するほか無い。
 でも一番感服したのは、そのテクでは無く、限界超えても突っ走り続ける闘志だ。

 あまりに全力を尽くしすぎて、最初の2曲が終わったら明らかに息がきれてる。
しかもそれでも声に込める力は弱まらない。
全然ペース配分とか考えてない。ただひたすら、必要以上に全力。
お祭りイベントにここまでやるか?
こういう計算抜きのまっすぐなやり方、好きだ。

 HOT LIMITからOut Of Orbitにかけてなんて、
全然息が続かなくなってるのに、さらにスパートをかけて吠え続ける。
「やれそうかーい!」
「アリーナ的にも!」とか、
がむしゃらに声を張り上げてる感じ。ムチャクチャな力わざ。
ひどく苦しいだろうに、力を抑えてきれいに歌おうとはしない。
ひたすら力任せの押しの一手。

 BSスペシャルとサマクラとアリ〜なと。こんな短期間に、全然別の西川君を見た。
 BSスペシャルの時は、ギリギリ感を強く感じた。
極限まで研ぎ澄まされ、人でないように、神がかって見えた。
声の隅々まで意識と制御がいきわたり、まさに完璧なプロの技を見たと思った。
 サマクラは、気持ちよく拡散するような開放感が強かった。
 今回は、細かい技とか完成度とか気持ちよさとかは問題じゃなくて(特に後半)、
ムチャクチャ人間くさい、ガムシャラな体当たりのガチンコ勝負をしているようだった。
同じ曲が、ここまで変わるとは。

 他の出演者のステージは、残念ながら見ても聞いてもいないけど、
こんな気迫でこの場所に立てるのは彼しかいないだろうと思う。
最後の最後まで手をゆるめずに攻め攻め攻め。
様子見とか、充分盛り上がったから後は気楽にとか一切無し。
中距離走を短距離のスピードで押し切ったみたい。
圧倒的だ。ほんとにすごい。

 TMR-eの頃の雑誌のインタビューで
『みんながね、“もう充分”と思いかけてるときに、
さらにたたみかけるように攻撃していく。それが気持ちいい(笑)。
逆に、自分にしたって、“ここらで一息”って感じかけてるときに、
ムチ打つように自分自身を駆り立てていくのが気持ちよくてさ』
と西川君は語っていた。これ、その通りだ。変わらないんだなあ。

 ふと、華奢で小動物的な外見だった頃を思い出した。
…あんなカワイかった子が、いつの間にこんなにたくましくなっちゃったんだろう
と思ってしまった。
これがアリ〜な特番で人見知りなコメントを語った人と同一人物なんだからねえ。

8月29日  そんなのアリ〜な!
 帰宅したのが20:30。子供のことは夫に任せ、即パソコンの前へ。「そんなのアリ〜な」のネット放送に接続。…つながらない! 300Kだと接続に異様に時間がかかるので、あえて56Kで何度もトライ。合間にアンティのオフィシャルBBSに接続して、みんなの書き込みから西川君の出番がまだだと確認。よし! 10分後、つながった! …すごく小さい画面だ…。でも見えて聞ければいい。300ならもっと大きいかもしらないけど、今さらつなぎ直す度胸はない。
中沢ねーさんが「トイレに行ってきたか」なんてトークをしていた。きっと、「そんな話はどーでもいいから、早く西川君を出して!」とじりじりしている人達が大勢いるだろうな。新幹線の時間もあるし。
 いよいよ西川君かと思ったら、aikoだった。ふーん、この人はネットでは舞台の様子を流したく無いんだ。ネットで映像が流れると、何か不都合があるのかなあ。ふしぎ。
 これはやっぱり、西川君がトリね。ちょっと嬉しい。そりゃこの人が一番だものね☆
 そしてついに大トリ、西川君登場! すっごい歓声が聞こえてくる。画面が何故かプリクラ並の小ささで、ボケボケだったけど、どうもスーツみたいな服を着てるみたい。シンプルでいい感じだわ。
そして曲はまずBRIGADE。これが来る!? イベントなんだから、もっと良く知られた曲を歌うかと思ってた。
 すごい声。ネットで聞いてても、会場一杯に響き渡る感じがする。ビリビリくる。“歌”って、空気を震わせることなんだよなって思った。すごい。
 次、「ラスト一緒に盛り上がろうぜ!」なんて言うから、2曲で終わりかとすごく焦った。一杯やってくれてよかった〜。
「ファンが少ないかもしれない会場で、あえてBRIGADEとjugglingなんて一般に認知度の低い曲だけを歌うなんて、チャレンジャーだわ」とか思ってた。
 この2曲は特に、本当にすごい闘志や気迫を感じた。一撃必殺というか、初手でガツンと会場中を圧倒し、かっさらってく感じ。さすがだ。圧倒的な力。堂々の迫力。ものすごい存在感。やっぱ最強。サマクラよりさらにパワーアップしてたような気がする。
 そしてヴィーナス、HIGH PRESSURE、HOT LIMITの夏の曲メドレー。イベントなのになんて贅沢。
だけどこの辺りから、普段よりも息継ぎがすごく早い気がして、やっぱり体調悪いのかしらと気になった。でも息が苦しそうな気はするのに、出された声の素晴らしさは全然変わらず、よけいにこの人はスゴイと思った。とことんプロだ。
 最後にOut Of Orbit〜Triple ZERO〜。曲が始まった途端、会場から「ヘイ!ヘイ!」と大きなかけ声がかかるのが聞こえた。すごい、TMRメンバーの力!
 参加者にタッチしたり、えらく高い所に登ったり、すごくファンサービスしてくれてた。できるだけ近づこうとしてくれてる感じが嬉しい。こういう所がたまんないわ。
 歌い終わって、すごく息をきらしながら、出演者になりかわっての感謝の挨拶。さりげなくスタッフ的に振る舞っちゃう所が彼らしい。
 西川君が退場しても、いつまでもターボコールやニシカワコールが続いていた。あの歓声の中には、他の出演者さんへの声も混じっていたのかもしれないけど、西川君への声が一番大きく聞こえたな。聞いてて嬉しかった。
 エンディング後に退場するときも、西川君は風船を受け取って返したり、ファンのそばにしゃがみこんだり、みんなとコミュニケーションしててくれた。あったかいよな〜。
 最後に、さりげに出演者代表して挨拶してるし。つい仕切りたくなっちゃうのかしらん。
 他の人の時は見られなかったけど、やっぱり会場全体の盛り上がりは西川君の時が一番だったのかな? 他の人達がどんな歌いっぷりで、どんなパフォーマンスをしてたのか、やっぱり見たかった気がする。…ずーっと4時間待ってたら、そんな事は思ってられなかったかもしれないけどね。
 会場には水着姿の人もいたらしい。あはは、絶対西川ファンだ。
 しかしトリといいつつ、西川君の後に歌ってた人達がいたのは、何だったんだろう。
 すっごく力の凝縮された、いい「ライブ」だった! たった6曲でも、ものすごいエネルギーを感じた。ロックな西川君、すごくかっこよかったし。あー、会場にいたらたまんないな、こりゃ! 他のファンの人達の心にも響くものがあったんじゃない?(内心よりかなり控えめな言い方。)
 でもすごい盛り上がりだと思ったけど、「愛してる」とも「最高」とも言わなかったなあ。肌も見せなかったと思うし。そういうのは、ライブに来た私達だけにくれる特別なものなのね。

8月25日  ラグーナ蒲郡
 すっかりガンダムのニュースに夢中になってたけど、昨日の土曜日、ラグーナ蒲郡に家族で行ってきた。夫の仕事関係のバス旅行。我が東浦町からなら、車で1時間半の場所へ行くのに、まずは栄に集合してバスで向かって3時間余り。こんな近くに、参加費出して団体旅行で来ることなかったかな、とも思う。
 ラグーナ蒲郡は、まだできたばっかのテーマパーク。昔は潮干狩りで賑わってた砂浜を、容赦なく埋め立てて作られた施設。まあねー、こっちの方が経済的にはいいんだろうけど、折角の豊かな浜を無くしてしまうのはどうかと思ったね。と言いつつ、楽しんできたけど。
 着いたらまずは食事。行った人に聞くと、ここの回転寿司はすごく美味しいんだけど、行列で1時間待ちとか。他の店もかなりの混雑らしい。
 でもうちらは「シェフード・ディマーレ」という海鮮バーベキューの店を借り切って食べ放題。幸せでした! さすがに漁業の町だけあって、魚介類美味しかった! バイキングみたいにカラ付きホタテや丸ごとの穴子やサンマ(笑)や伊勢エビやカニや蛤、サザエ、大アサリやアサリその他の魚や肉や野菜を、炭火のバーベキューグリルに持っていって、お店の人に焼いてもらう。で、それをいただくためのシーズニングソルトや各種タレやパン用のジャムやドレッシングが、50種余りも揃ってるの。こういうの大好き! 鴨肉ローストにライムペパーやワサビ醤油を添えて食べると美味でした。堪能堪能。
 でもねえ、ここ、貸し切り食べ放題だからこそここまで楽しめたのかも。普段なら、「サラダ1皿450円」とか「手羽先2本300円」とか、一々金額を気にしながら食べるわけで。そりゃもう、今回みたいに「大アサリ10個!」とか「鴨肉ロースト3つ目!」とか「伊勢エビおかわり!」とかなんて、恐ろしくてとてもできないわ。やっぱり団体旅行で良かった〜。
 その後は、アトラクション一つ乗って、あとはプールで水遊び。アトラクションは宝探しがテーマのスリル系ライドで、インディジョーンズそっくりだった。施設はかなり凝って作ってあるんだけど、思い切りが一歩足りなくて、面白みが今一って感じかな。一人一回700円。家族4人で2800円也。うわあ…。
 プールは、流れるプールとか波のプールとか色々あって、子供達大喜び。波のプールは、かなり荒波が来る。浮き輪で波に乗ると、「わあ高い!」って思ったもん。これ楽しい!でも、子供は下手するとおぼれるぞ。
 大きなプールを囲んで、舟や城塞や異国風の建物が並ぶ様子は、ディズニーシーに似てる。ただし決定的に違うのは、ここは周囲の風景が丸見えなこと。ディズニーは、非日常の夢の国である園内から、日常世界が見えないようにかなり気を使う。まあここらは元々緑の多いところなので意外と違和感は無いけど、民家や道路が丸見えなのは事実。性質の違う施設なんだから、ダメとはいわないけどね。
 ところで。この日は、薄曇りで過ごしやすい涼しい日でした。おかげで水が…泣きたくなるほど冷たかった(涙)。子供達にせかされてプールに入ったものの、次の瞬間「もーいや!もー出る!」と叫んでいた私。おかげでプールは結構すいてて、のびのび遊べたけど。ジャグジー付きの小さな温水プール(というかほとんど風呂)だけは、やけに込み合ってた。
 テーマパークらしく、プールの周囲では人魚や海賊の扮装をした人が芸を見せてくれたりしてるんだけど、妙なモノもいた。頭はゴリラ。体はぼろ切れを纏っていて、ゾンビか水死体みたい。で、手には水掻き。…何これ? 水死したゴリラが化けて出た? 子供達、こんなのと握手してもらって嬉しいか? 他には頭がガイコツで以下同文なのもいて、これは流れるプールの中から頭を出していた。コワイ。しかし水中もOKとは、けっこうできのいい着ぐるみだな。
 「これはいい!」と思ったのは、波のプールでやってたボディボードの体験クラス。1日1500円。常時やってる訳ではなくて、時々波のプールの奥三分の二を仕切ってもらって悠々とやってる。そうなると残り三分の一はかなりの混雑で、
「なんか特権階級と一般市民って感じ」などと思ったりして。
いいな〜、ボディボード、やってみたいと思ってたんだ。…でも子供を放ってはできない。ちっ、いつかチャレンジしたいぞ。
 あと、プールで感心したのは、コインロッカーが一度お金を入れれば、何度でも出し入れOKなタイプだったことと、更衣室に水着用の脱水機が置いてあったこと。さすが新しい施設だわ。
 その他の施設ではアウトレットとか市場とかあったみたいだけど、とても回りきれなかった。
 一日たっぷりあそべて、食事が美味しくて、結構いい感じだったな。

8月24日  ガンダム!
 西川君が、ガンダムの主題歌を歌う! 主題歌! 毎週西川君の歌が聴ける!バンザイ! 西川君が曲を作るのかな。うっわ楽しみ!
 しかし新生T.M.Revolutionの最初の曲がガンダム…。面白すぎ。本人、すっごく嬉しかっただろうな。西川君がほんとにやりたいことをやりたいようにやってる感じで、嬉しい。
 今年は、西川君がいままでやってきた色々なことが、いい形になって報われてきてると思う。国歌斉唱とか、今回の主題歌とか、そしてもちろん愛にあふれたツアーとか。よかった。一生懸命やってればいいことあるんだと思える。

 主題歌と声優。一番いい関わり方だと思う。以前、ラルクのTETSUがプロデュースしたオリジナルガンダム人形か何かが発売されたけど、そういうアプローチでは、ほとんどのファンや一般人には注目されず、自己満足と思われがちになる。ああいう徒花的な関わり方じゃないといいなと思っていた。もっと作品にがっぷり組み合って欲しかった。ちゃんとガンダムの歴史に残るような、新ガンダムを見る人全てが注目せずにはいられないような。主題歌なら、文句無し。きっとすごく作品を盛り上げてくれる歌を聴かせてくれるだろう。

 驚くほど広く深い支持基盤をもっているガンダムワールドに関わることが、西川君の今後にどう影響するか、とても楽しみ。
 ガンダムって、私達の年代のかなりの人にとって、魂に刻み込まれた共通言語だったりする。忘れられない共通の基礎知識。そして連綿と作り続けられるガンダム作品群は、新たなファンを開拓し続けている。
 クレジットカードの明細についてくる通販カタログの小冊子には、しょっちゅう大人向けガンダム関連商品が特集されてる。アニメ商品という感じではなく、作品内で使われたマークやロゴをさりげなくデザインしたTシャツとか帽子とかライターとかアクセサリーとか、普段使いできそうでかなりかっこいい。高価なものも多く、かつてガンダムに夢中になった少年達が、趣味にかなりのお金をつぎ込める年代になっているってことだと思う。そしてその規模は、一般向けの商品として提供される程の層をなしているわけだ。
 また、昨日書店に行ったら、かなり目立つ場所に平積みでガンダム関連書のコーナーがあって驚いた。
 ガンダムワールドは、過去のものじゃなくて現在進行形で支持され続けている世界なんだな。

 ちょっと考えただけでも、主題歌となれば、色々オイシイ効果を期待できる。
毎週毎週、全国規模で歌が流れ、新しいファンを開拓できるし、
半年はオンエアするだろうから、CDのロングセールスを期待できるし、
カラオケのリクエストランキングも上昇するだろう。
そんでもって、人気ゲームの『スーパーロボット大戦』シリーズにも、西川君の曲が入っちゃうかも。戦闘シーンにBGMでそのキャラの主題歌が流れるから。
ああワクワクする。

 「ガンダムSEED」のサイトを見てみた。さすがガンダム、力の入ったスタッフ布陣になってる。初代ガンダムにも携わった大御所・大河原氏と、今の売れっ子スタッフを投入してる。監督は、私はこの人の作品を見たことは無いけど、友人が結構良く評価していた。多分安心して見ていられる作品を作ってくれると思う。ただ、キャラクターデザインは私の好みではないけど。
 キャラクター紹介を見たが、西川君が声をあてるという「ミゲル・アイマン曹長」は出ていなかった。…主要キャラではないらしい。そりゃそうだろうな。
 どんなキャラが出るのか見てたら、またしても仮面の敵役がいた。お約束なの? 笑える。

 今日、イベントで流れたという西川君のコメントは、恐らく放送開始前に流されるガンダム特番で見られるのでは、と期待している。そうだといいな。

8月20日  免許更新・monoマガジン
 免許の更新をした。うわ、小さい! カードサイズになってる! 嬉しいなあ、今まで財布に入れるのに苦労してたんだ。…そういえば、5年前更新したとき、免許所センターに行かずに警察署で済ましたから、従来の大判免許になっちゃったんだっけ。5年間要らぬ苦労をしてた気がする。

 やっと、monoマガジンを買った。大分前に立ち読みはしてたんだけど、迷いに迷って結局買った。
 『今、コンサートグッズが面白い!』という特集。3ページ中、1ページに氣志團と畠山美由紀って人のグッズが載ってて、残り2ページがまるまる西川君。BESTホールツアーのグッズが紹介されているけど、グッズとは関係ないステージ写真が一番でっかく載ってる。…これ、どうみても西川君の為に企画した特集だよ。
 音楽雑誌ではあまり見られない、西川君が逆光でシルエットになった写真。これが気に入って買ってしまった。いい感じ。
 西川君のコメントで、
『前回ツアーのリストバンド付けてたり、その前のツアーTシャツ着てる子を見かけたら嬉しいですもん』
とあった。そうなの? 今回のツアーグッズ着けてる方が嬉しいのかと思ってた。何度も参加してくれてるって事だし、大事にしてくれてるってわかって嬉しいのかな。そっか、じゃあ遠慮なく昔のツアーグッズ身につけていこう。

 そういえば、サマクラのグッズってポスターが無かったな。パンフに一つ付いてたけど。今回のパンフは卒倒モノの美しさ。あんな写真みたいなポスターを売ってたら、絶対買うのに! 惜しいわ。

8月19日  真夜中の王国
 真夜中の王国でほんの1分程、サマクラの映像が流れた。
 始まる前、夫に
「真夜中の王国で、ちょこっとだけ野外ライブの映像が流れるの〜」
と話したら、
「ああ、エンターテイメントニュースね」
と言われた。全然見てない番組なのによく知ってるなとびっくりしてたら、
「前にライブ映像が少しだけ放映された時、
『たったこれぽっちの為に、ずっと待ってたのか』
と驚いたから覚えてる」
とのこと。そーなの、たったこれだけではあるんだけど、待っちゃうのよね。

 録画して、何度も見直してる。ああ〜、体がウズウズしてくる!
夕暮れがいい感じ。ほのかに光る観覧車がきれい。
西川君側から見た客席って、壮観! こりゃ気持ちいいわ。サイリウムがみんな揃ってハイプレの振りやってる。いいね〜。参加してた時は(大阪だけど)自分の周りしか見えなかったからわからなかったけど、ほんとにすごい大勢だったんだな。すごいエネルギーを感じた。
 西川君の衣装、あんなたすきがけみたいなのやってたっけ。記憶にない。
水の噴出、あんなに高く上がってたんだね。すっごい。でも西川君、全然見えないよ。

 これ、きっとライブビデオ用の映像をもってきたんだよね。やたらアングル変わるし。
あー、ビデオ化楽しみ! …お願いだからノーカットでやって欲しいな。
できればおまけでいいから、ホールツアーの未放送分も付けて欲しい。
出せば売れるんだから、ドンドン出してくれればいいのにな。

8月17日  In the Soup・小田和正
 昨年、一昨年に続いて、今年も24時間テレビにIn the Soupが出演する。中京テレビ製作番組への出演なので、愛知県でしか見られないのかな。愛知県人で良かった。
 彼らの曲の『GREEN GREEN』は、中京テレビでのこの番組のテーマ曲になっている。この曲、NHKの『十代しゃべり場』という、若者の討論番組のテーマ曲でもある。彼らがこの手の番組に登場するのは、デビュー以来、『学校出前ツアー』と言って学校や老人ホームなどを訪問してライブする活動を地道にしているためだろう。
 9/14〜21には愛知県西尾市で、「家族〜音楽、絆〜」というイベントをやるらしい。なんとこれが教育委員会の主催で、
“In the Soupの音楽を通じて全ての世代のコミュニケーションが取れれば”
という企画とのこと。すっごいなあ、In the Soup。何をやるかというと、西尾市内の中学、高校、幼稚園、老人ホームや企業(アイシン)、美容院やトヨタ記念病院などでライブをやって、最終日にはライブの他に、「家族」をテーマに市民のステージや絵画、写真の発表などがある、全世代型イベントを開催するという。美容院や病院でライブなんてできるんだねえ。びっくり。
 音楽活動といえば西川君の活動しか知らなかったけど、彼らを見てると、色々な活動の仕方があるんだなあと思う。みんな、様々な方法で、自分達の意志を表現してるんだ。
 こんな活動してると、In the Soupの音楽って義理人情とかフォークソング的なものかと思われそうだが、そういうわけではない。正直言って、「これを老人ホームでやるの?」と思う。でも大切なのは、どんな曲かではなく、どれだけ「気持ちを伝えたい」という意志が音楽にこめられているか、なんだろう。
 24時間テレビで、夜中にチラッとIn the Soupの出番があった。日本福祉大学で歌っていた。うわ、我が家からすぐの所じゃん。行きたかったなあ。

 出番が終わったので、チャンネルを変えた。小田和正のライブを放送していた。彼が歌い出した瞬間、私の体が軽い金縛りみたいになった。ゾワッとくるというか、その声の力に立ちすくみ、息が止まる感じ。やっぱりこの人はすごい。どんな歌かなど関係なく、声だけで人の心を打つ力を持っている。井上陽水もそうだと思う。そして、西川君も。
 声で勝負できてこそボーカリストだと思う。

8月16日  内海海岸のわらびもち売り
 二泊三日で、恒例の家族旅行へ行ってきた。愛知県知多半島の内海海岸で、海水浴と温泉三昧。結果、お肌ツルツル、髪はバサバサ。
 子供のための旅行なんだけど、実は私、浮き輪で波に乗るのが大好きなの〜!
子供と一緒にいそいそと浮き輪を抱え、ざっぱーん! きゃ〜♪ などと遊んできた。あー、もしボディボードやってみたら、すごく好きになるかも。

 この内海海岸、毎年行っているが、流しのわらびもち売りの呼び声(?)がユニークで面白い。普通は、「わらび〜もち、あま〜くて冷た〜いよ〜」とダミ声のおじさん声で流していくが、ここ数年、毎年色々なパターンが聞ける。
 一昨年のミッキーマウスマーチの替え歌は子供達に大受けだった。
“あっまくておっいしい わっらびっもち〜”
“もっち〜もっち〜 さあみんなで食べようヘイヘイヘイヘイ!”
これが結構耳に残って、頭から離れなくって。子供達は何度も歌っては笑い転げていた。
 今年は、まずは正体不明のミョ〜なの。
“わぁらび〜びびびびびびび〜もち、ねーーーーっとりぃ、冷たーーーーーい…”
この“び”の繰り返しは何だ? それにねっとりしたわらびもちって…。
 他にも若い女性の声のとかがあったけど、傑作だったのはヒップホップ風。
“子供の日にはかしわもち お金があるのはお金持ち 夏はやっぱりわらびもち♪ ヘヘヘヘヘイ!”
聞いてて楽しい(笑)。来年が楽しみだわ。

8月12日  サマクラ後
 以前、日記に『サマクラ以後の予定は立ってないみたいだけど、明るい気持ちで待っていられる』なんて書いたけど、間違いでした。
 寂しーよー!! 一昨日会って、幸せな時間を過ごしたばかりなのだから、もっと幸せな気分を保っていていいはずなんだけど、会えば余計に会えない時間が辛くなるのも事実で。
『ああー、次はいつ会えるんだろう…』と思うと、寂しくて寂しくて。やっぱり次の約束がちゃんとあるのと無いのでは、気持ちがすごく違ってくる。去年みたいに、本当に先の事がわからない状態では無いから暗くはならないけど、寄る辺ない寂しさがつのる。ああ、東京行きたかったなあ。
 せめて、フィンガーサポーターを左手薬指にはめて、心の支えにしています。えへ。

8月11日  
 10月に名古屋であるIn the Soupのライブのチケの一般発売日が今日だったと思い出したのは午前11時だった(我ながら冷たいもんだ)。慌ててぴあに電話。予約OK。ぴあに引き取りにいったら、整理番号は126番だった。発売開始1時間でこの番号かあ…。彼らって、まだまだ売れないバンドマンなんだなあ。友人が、行きたいけど予定がわからないと言ってたけど、当日券で問題ないだろうな。
 その友人が夜、遊びに来た。サマクラの話を聞きに来てくれたんだって。嬉しいなあ、ライブの話を語れるって。彼女は参加したかったけど、仕事で都合がつかなくて泣く泣く断念したのだった。次の機会は一緒に行こうね。
 彼女とライブの話して、BS2の特番のビデオを見た。「後になるほど、神がかった感じになっていくね」と言っていた。私もそう思う。この時は、心身共に限界を超え別の世界に超越していた気がする。ほんとにすごい、西川君って。
 すばらしい公演を記録しておいてもらえて、本当に良かった。

8月4日  大阪前夜
 あまり実感が無いんだけど、もうサマクラ大阪の前日。ついに、私のBESTツアーが終わる。…切ないなあ。楽しかったなあ。
 先週は天気予報では雨だったけど、毎日予報は快方に向かっていって、ついに晴れ予報が。いや、むしろ曇りくらいの方が暑くなくていいんだが…。贅沢だけど。気合い入れていかないと、暑さに負けないように!
 といいつつ、実は身内にいつ不幸があるかわからなくて、明日にならないと本当に参加できるのかは判らない。祈るような気持ち。しかし夫いわく、本当に恐ろしいのは、私の帰宅予定が午前1時頃なので、『夜中に義父母から呼び出しがかかって、深夜12時過ぎても遊びに行った先から帰っていないことがバレたら』と言う状況らしい。確かにそれはコワイ…。ドキドキ。
 それにしても忙しい。明日の支度に大わらわ。明日の昼食と夕食分の買い出しして、下ごしらえして、帽子のゴムが伸びてたのを付け替えて、日傘の修繕して、子守に母が来てくれるので少し家の片づけして、友人達とメールで明日の打ち合わせをして…。
 そんな時に、夫がビジョルドの新刊を買ってきた。いやーん! 何でこんな忙しい時に!
 ビジョルドとは、私も夫も大好きなSF作家。その新作の『ミラー・ダンス』は、特に好きなシリーズのもので、分厚い文庫本で上下巻。ずっと待ってたんだから、そりゃ嬉しいけど、手元に置かれたら、つい読みたくなっちゃうじゃないか! そんなことしてられないのに! …ああ、つい手が伸びる。だめだってば…。


 …欲望に、負けました。つい上巻を斜め読みしてしまった…。ということで今日は早寝しようと思ったのに遅くなっちゃった。あうー。私の理性の弱さったらもう…。

8月3日  京都祇園小旅行
 夫と二人で京都に行って来た。子ども達はばーちゃん家でお留守番。毎年盆暮れは二人で京都まで先祖の墓参りに来るのだが、今日は別件。いつもと全然違う場所に行った。
 京都には10年近く通っているが、いつもは墓参りしてお昼を食べて帰るだけで、およそ観光らしきものはしたことがない。が、今回はたっぷり観光しちゃった。特に計画は立てずに、円山公園を抜けて八坂神社に参り、祇園の商店街をそぞろ歩く。これが実に充実した散策になった。
 まずは鍵善良房という和菓子屋でくずきりをいただいた。たまたま見つけた店だったけど、名店のようで、隣の席の人が「ここのくずきりを食べるためだけでも京都に来たかったのよ」と話していた。確かに美味しかった。見た目は半透明のきしめん状。冷たくて、やわらかさともっちり感が優しく調和している。ただし、店内は満席で騒がしく、目の前に順番待ちの人々が並んでいるので、ちょっと落ち着かないのが難点だった。『名店の味をカジュアルに』というコンセプトだろうと思うが、やはりもう少しゆったりした気分で味わいたいものだ。
 次、「京都クラフトセンター」という、京都の手工芸品を展示即売している所に寄る。こういうのって、実用的でなかったり、やたら高価だったりすることが多いのだが、ここのは良かった。すてきなペンダントやイヤリング、その他日常使いにできるものが千円程度の手頃な値段からある。観光としてではなく、何度でも来たくなる感じ。見るだけでも楽しかったけど、思い切ってガラス製のペンダントとイヤリングのセットを購入。フォーマルでもカジュアルでも合いそう。久々にいい買い物をした感じで、満足。
 歩き疲れて足が痛くなった頃、“和風リラクゼーションサロン・甚四郎茶屋”という店が目の前に。時間に余裕があったので、つい入店。30分3000円で足のマッサージをしてもらう。町屋風の店内は、床は畳、寝台にはござ、格子窓や障子のしっとりした風情。畳敷きのサロンを裸足で歩くだけでも心地よい。が、店内のそこここに飾ってある妙な、というか一種異様なイラストが、一気に店の雰囲気をアングラな、怪しげなものにしている。いいのか、これ? どれも同じ作者なので、どこかのイラストレイターと契約しているのかと思ったら、気がつくとレジのお兄ちゃんがせっせとイラストを描いていた。…もしかして、この人が店長だろうか。マッサージは気持ち良かったけど、それ以上に店そのものが印象的だった。
 サロンを出てすぐ、“ドロボー屋”という驚いた店の店先で、印鑑を売っているのが目に付いた。千代紙模様や花模様のきれいな印鑑に、15分で名前を入れてくれるとか。夫が気に入って、浮世絵柄の印鑑を注文。待ち時間の間、すぐ先の書店に行ってみる。
 祇園書房という書店で、ここがスゴかった。町の小さな本屋さん、といった感じの外観だが、中に入ると店の半分が料理関連書と京都関係の書籍で占められている。料理の専門書はもちろん、食文化やエッセイなど幅広い品揃え。しかも食のエッセイの棚の四分の一は魯山人の本だ。
 さらに、マンガの品揃えがマニアック。平積みで「オススメ! 名作揃い」とある棚には、水野英子や手塚治虫(しかも恐怖短編集)などのマンガ草創期の作品から、太刀掛秀子に岩館真理子の少女マンガ黄金期のもの、ベルサイユのばらに古谷三敏のレモンハートなど、実にツボを突いた作品の数々で、まず間違いなく30代〜40代のマンガ好きの選択だと思った。
 その他、店内の隅々まで、どの本も『これはオススメ!』と選んで店に置いたという意志を感じられた。文化の送り手としての心意気を感じて気持ちがいい。
 最後に、初めて人力車に乗って、帰途についた。人力車のお兄ちゃんに声をかけられたのだが、これが意外と料金が高くて、ガイドをしてもらいながら17分2人乗りで5千円。実は、この日こんなに散財するとは思わずに来たので、確認したら私の財布の中身はジャスト5千円しか残っていなかった。これはまずい。思わず青くなる。しかし夫はすごく乗り気。「大丈夫、帰りの切符は買ってあるから」というので、乗ってみることにした。夫は『ここでしかできない』ことにはすごく積極的になる。後で後悔するのがイヤなのだろうけど、さすがに今回は止めるべきだったか…。まあ、乗ってみると、意外と乗り心地が良く、風が涼しかった。でもやっぱり高いよ。そりゃ人が引っ張ってくれるんだし、観光ガイド付きだから、それくらいはするのかもしれないけど…。ま、一度経験しておくのもいいことだと納得することにした。
 今日一日で、10年分くらいの観光をした気分。その分、かなり散財しちゃったけどね。たまにはいいでしょう。祇園、楽しい町だった。美味しい京料理の店も沢山あるようなので、またぜひ行ってみたい。

8月1日  ポケモンミュージックコレクション
 今日発売の、ポケモン映画の音楽アルバム。予約してあったのを買ってきた。ほとんどの曲はどうでもいいんだけど、cobaさんのアコーディオンが聞きたくって〜。『水の都の護神』のオープニング、エンディング、その他数曲に入ってる。劇場で聞いて、勝手に体が踊り出しそうになっちゃって、すごく良かった。改めて聞くと、アコーディオンの音が入った瞬間、体がビリッと来た。うわ久しぶり、この感じ。なんだか本当に好きになれそうなものに出会えた感触。嬉しいなー。ワクワクする。
 楽器の演奏を心から好きになった事って、あまり無い。前に気に入った演奏は、たまたまテレビで耳にしたオーボエの演奏だった。でもその後は特に何か聞いてみるでもなく、それっきりだった。もっと追求してたら、オーボエの世界に触れて一つ幸せが増えてたかもしれなかったな。やっぱりワクワクしたら、一歩踏み出してみないとね。新しい出会いがあるかもしれない。
 思い切って、cobaさんのCD、買ってみようかな。楽しめるといいな。ドキドキするな。