6月30日  オフ会
 今日はうちのBBSのオフ会。11時に共和駅前で待ち合わせ。
参加者はしろさん、とびっ姫さん、らいどさん、キノピオさんと私。
ロイヤルホストで昼食。2時間しゃべりまくって、近くのしろさん宅へ移動し、持ち寄ったビデオを見ながらさらにおしゃべり。楽しかった!
 ずーっっと見たいと思っていた、HEY!3の初回登場が見られて、ほーんと嬉しかった! 他にも貴重な映像が見られたし。でも何と言っても、何時間でも西川君のことばっかりおしゃべりできるってのが最高ね。
 次回は8月か9月にやりたい。参加した方は、またやりたいって思ってくれるかなあと少し心配だったけど、おかげさまで大好評。企画して良かった。もっともっと、仲間作りをしていけたらと思う。

6月29日  美しい人間
 昨日、食事の帰りにCDショップに寄って、珍しくDVDの棚を見た。すんごいマイナーな映画がちゃんとDVDになってて、びっくり。自主上映館でしかやらないようなのが結構揃ってる。こりゃ楽しい。…でも欲しいのに限って無いんだよな。
 と思ってたら、カルロス・サウラ監督の「カルメン」があった! 「記念日だから」って勢いで買っちゃった。まさか今頃会えるとは思わなかったよ。ガデス! アントニオ・ガデス!
 …えーと、この人の事を知っている人は少ないと思うので、一応説明。
この映画は、フラメンコのミュージカルみたいなもの。で、ガデスはその主演男優。本職は、スペイン舞踊のダンサー兼振り付け師。アントニオ・ガデス舞踊団を率い、日本でも何度か公演している。『フラメンコ(スペイン・アンダルシア地方の民族舞踊)をバレエに劣らぬ最高の舞台芸術として世界に認めさせた人物』として知られている。…らしい。
 「らしい」って、いい加減だけど、事実私はガデスに関してもフラメンコに関しても、パンフレットに書かれていた事を読んだ程度の知識しか無い。でも、そんな素人の目にすら、ガデスの舞踊はこの上無く美しく映った。鋭く、熱く、繊細。見た目はただの鷲鼻の中年男なのに。体型はルパン三世みたいな、四角い背中に細長い手足。それが魔法の様に心をひきつける。
 初めてガデスを知ったのは、たまたま見た映画「恋は魔術師」で。これはサウラ監督のフラメンコ三部作の一つ。他に「カルメン」「血の婚礼」がある。甘っちょろいタイトルからは想像もできない、情熱的な映画だった。相手役は現代スペインを代表する踊り手の一人でガデスの長年の相棒、クリスティーナ・オヨス。濡れ場や、豪華なセットや衣装、メイクは無い。決して美男美女とは言えない中年の男女が、着古した普段着で、粗末なジプシーの集落のセットのなかで踊るだけ。それが何とも言えず美しく、深い情念を表現していて、人間の表現力の凄さ、美しさに打たれた。
 彼らは、どの瞬間も美しい。ただ立っているだけでもふっと手を動かしただけでも。
群舞になると、他の踊り手との違いが残酷なほど際だつ。下手な人は、手を動かしても、それは虚しく空気中をすりぬけるだけ。しかしガデスやオヨスの手は、何かパワーを放出しながら、周囲の空気を動かしていく。その美しさと迫力には、人間にこんな事ができるのかと驚嘆するほか無かった。人間って、すごい。
 「カルメン」ではオヨスは端役なので、主にガデスの体に陶然としながら、映画を見た。実はこの映画を見るのは初めて。「カルメン」は舞台でしか見たこと無かったので。
 見終わっての感想。…やっぱり私は破滅型の物語はダメだわ。しかもこれ、現実と虚構が混じり合っていく話で、簡単に言えば、「カルメン」の主役を捜すガデスが、新人女性ダンサー・カルメンと出会い、主役に抜擢したが、彼女に入れ込んで翻弄されたあげく殺してしまう、という話。世界のガデスが人殺ししちゃあマズイでしょ。カルメン以外、ガデスもオヨスも楽士も、みんな本名で出てくるのよ。かなりイタかった。私は「恋は魔術師」の方が好きだなあ。でもガデスを見たくて、つい見直しちゃう。ああ、素敵…。

6月28日  記念日
 今日は結婚10周年の記念日。子供を夫の実家に預かってもらい、夫と二人でお食事。名古屋駅前の「小鬼来了(シャオグイライラ)」という、中国料理の店へ行った。
 ここは気軽に北京ダックが食べられる事が売りで、そこそこな値段で結構美味しく、満腹できる店。カクテルなど酒類も豊富だが、うちは二人とも呑まないので関係なし。
 ちょっと奮発してフカヒレコースを注文。料理はどれも美味しかったが、揚げ物が多く、かなりお腹がふくれる。ソフトシェルクラブの唐揚げとか、鮎の唐揚げ葱ソースとか、海鮮おこげとか。前に一度この店に来た時、不用意にラーメンを追加注文して、死ぬ思いで食べきった苦い経験から、今日は絶対追加注文はしないつもりだった。実際、そうするべきだった。
 でもね。フカヒレの姿煮がね。とろりとした煮汁がね。絶対白いご飯に合うと思ったの!
 でも、我慢したの。最初はね。なのに。
夫が、ザーサイを注文した。小皿に、山盛りで来た。
手元には美味しい中国茶。
…ザーサイのお茶漬け、大好きなのよォ!
誘惑に、負けました。白いご飯、頼みました。いいじゃん、折角の記念日なんだから。悔いを残しちゃいけないよね。
 …丼一杯分、来ました。
 ということでフカヒレ姿煮とご飯を一緒に食べた。うわお! 美味しさが数段アップ! この品、絶対フカヒレ丼としてメニューに載せるべきだよ。
顔が笑っちゃうのをこらえきれないくらい美味しかったー!!
やっぱり、ご飯は日本人の味覚の原点だとつくづく思いました。ザーサイ茶漬けも美味しかったよ。ザーサイと烏龍茶のお茶漬けって、オススメです。
 ちょっとお店に申し訳ない事に、結局この日、一番美味しかったのが、メニュー外のフカヒレご飯とザーサイ茶漬けでした。店長さん、ごめんねぇ。
 おかげで満足はしたものの、やはり予想通りの展開に。私ともあろう者が、デザートの杏仁豆腐を食べ切れませんでした…。出されたものは全て食べるのをモットーとしていたのに。悔しい! でも限界だったのよ。
 お腹一杯で、フラフラしながら帰りました。…ムード無いなあ。

6月27日  B.PASS
 わあい、西川君の記事だ。どこの雑誌もガクト一色で、寂しかった所だったのよね。嬉しい。
 写真が、このツアー中のレポの中で、一番すごみがある感じがした。
他のは、華やかさや美しさを感じる写真が多かったけど、今回のは凄みや迫力がすごく感じられる。なんかね、
「ああ、ほんとにきれい事じゃないんだよな。裸の自分をさらけだして、丸ごと全部で、全力でぶつかってきてくれてるんだよな」
って思った。
 記事、このライターの磯崎さんて人、ファンの一人になったみたいなレポをよく書いてくれる。いい感じ。「そう、そうなのよ!」って感じで。
 でも今は、徹貫さんのような少し客観的に評価したレポも読みたいなあ。まぁ単に、
「今回のツアー、ものすごかったでしょ。業界の人が客観的に見ても、格別だって言って欲しいわ☆」
っていう、「誉めて誉めて!」って気持ちなだけだったりするのですが。でもそれだけのものではあったはず。
 SHAM SHADEの人のインタビューも、すっごく嬉しかった。
『色んな人のライブに一気に行きまくったりもしたし』
『T.M.Revolutionの西川兄さんは、本当にプロフェッショナルでね。“プロフェッショナルっていうのは、こういうことか!!”って思い直させられたり…もちろんみなさんプロフェッショナルだけど、西川兄さんにはとくにそれを感じた』
『まさに完璧なライブでしたよ。何度観てもクオリティ落ちないし…ツアーが始まって2本目の名古屋に行ったんですけど、“これ、ファイナルなんじゃないの!?”ぐらいで(笑)。そのライブを観たおかげで、“俺もやりて〜!!”って、やる気が100倍出たし。』
 やっぱり素人じゃない、業界の人が見ても、西川君ってすごいんだよね! プロの人が、しかもロックバンドの人から、「プロ中のプロ」と見られるなんて、本当にすごい。そんな人のライブに慣れ親しんじゃった私達、かなり要求度高くなってるのかも。でもほんと、特に今回のツアーは、西川君のライブにハズレがあるかもなんて思いもしないし。いっつも最高だって、頭から信じちゃってるし。これ、考えてみたらすごいことだよなあ。
 この西川君が読んだら喜ぶだろうなあ。この人も西川君と何かしてくれたりしないかな。

 あと、「潜入!B.PASS24時」ってコーナーで、編集部のダイアリーが載ってるんだけど、6/15に編集長さんがフォーラムに行ってるんだよね。次号で15日のレポもありなのかな? あるといいなあ。
 これによると、27日の発売号を21日の朝まで手を入れていたようで、タイトなスケジュールにびっくりした。

6月26日  体感型
 TMR-eの時のTV出演ビデオを見てた。すっかり忘れてたんだけど、ものすごい絶唱で、びっくりした。こんなド迫力のバラードなんてあるのかと思うほど。
 やっぱり何を歌っても、西川君だ。というか、西川君しかこんな歌は歌えない。
 で、今日、急に「はじまる波」と「風のゆくえ」が聞きたくなって、CDを引っ張り出して聞いた。
 実を言えばTMR−eのアルバム、いい曲だとは思うけど、それほど好きでもなかったんだ。ところが今日聞いたら、予想外に心に染みた。
「僕らは同じ水でできてる」
って聞いた途端、じわっと体が解きほぐされるような感じになった。ちょっと泣きそうになった。その後はもう、「ああああ、しみるわ…」って感じで、トロトロになってた。
 西川君の声が「体感型」だって、どこかでいつか読んだけど、すごくわかる。
心で何か思うより先に、体が反応することがよくある。
声を耳にした瞬間、体の一番奥がカッと反応して熱くなったり。
あるいは殴りつけられたようによろけたり。
あるいはジンと染みてきて、溶かされ弛緩していくようだったり。予想してない時が多いので、すごくびっくりする。
 こんなに体にクル歌は、他には無いなあ。聞いて好きになる歌は色々あるけど、みんな私の体の表面を滑って通り過ぎていく。でも西川君の声は、体の奥底まで届いて、震わせる。参っちゃうよ。

6月25日  ハイプレ西川君
 火曜の朝は、「キティズ パラダイス」というサンリオの子供番組がある。これの今のオープニングは「恋しチャイナタウン」という歌なんだけどね。
『四千年だなんて言いません 50年くらい繋がっていられればいいのです』
という歌詞があるんだけど、それってきっと、ちょうど定年退職の頃になるのでは。
夫が退職したら熟年離婚もありですか!? うわあリアル…。

 幸運にも、『HIGH PRESSURE』の頃のテレビ出演のビデオを見る機会に恵まれた。
私はテレビで彼を見たのは『BURNIN'CHRISTMAS』の頃が初めてなので、すっごく嬉しい!
 フ、フリが! 振りがぎこちない! 他の動きはいいのに、「カラダが…」のとこの決まった振りの所だけは、あからさまにウツロな感じ。やりつけない事しなきゃいけなくて、大変だったんだろうねえ。
 …いやしかし、ほんとにものすごいわ。あの爆裂トーク。というより爆笑コント。お笑いの人にしか思えない。HEY!3ではどのゲストの時にも、ダウンタウンからネタ振られて出てくるし。あれじゃ恐らく他の出演者のファンからはひんしゅく買ったんじゃないかなあ。でも一般視聴者はすっごく楽しかったと思うよ。
 でもねえ、これだけやっといて「ライブでテレビの姿だけを期待してる客がいることに戸惑った」と言われてもねえ。そりゃ仕方ないよ。余りにも強烈な印象だし、歌ったってハイプレはかわいい笑顔の明るい歌だし。面白カワイイ子に思われるのは、当然だわ。
 浅倉氏は「しゃべれば面白くて、見た目はかわいくて、歌えばメチャクチャカッコイイギャップが魅力」として売りたかったらしいけど、面白い所ばかりが目立っちゃったんだねえ。
 西川君を見てると、一度得た評判を変えるのがいかに難しいかよくわかる。いまだに彼のライブに「面白トーク」を期待してくる人がいるんだもんなあ。
 一方うたばんでは妙にカマっぽいキャラになってた。他の番組でも「オカマですか?」って言われるし。昔はいつも内股歩きだったの? それともキャラ作ってたの? 私がライブで知ってる西川君の姿が、全然見えない。
 でも、『27時間テレビ』の野外ステージでLEVEL4を歌った時は、ライブの西川君だった。鋭い視線で会場を射抜き、猛々しく吠えていた。これを見たら、オカマなんて思うわけないよ。

 ハイプレのおかげで知名度は上がったけど、イメージが固定されて大変だったと知っているから、今、当時の姿を見るとイタイものがある。でも、確かにハイプレは笑顔のアイドル的イメージが強かったけど、WHITE BREATHや蒼い霹靂では、テレビでも迫力ある歌いっぷりうを披露していたんじゃないのかな。それでもイメージは変えられなかったのかな。うーん、その頃のビデオも見れたらなあ…。ちぇ。

6月24日  生ライチ
 初めて、ナマのライチを食べた。何度かライチは食べたことがあったけど、いずれも冷凍物を解凍したものだった。その時は、風味と食感は独特だけど、特にすごい美味ってわけでもないなあと思った。楊貴妃の大好物だったそうだけど、まあ好みの問題ねって感じ。にするという程のものかなあと思ってた。
 ところが。生は別物! まず皮の色が違う。冷凍物はエンジ色だったけど、生は緑や鮮やかな赤。そしてものすごくジューシー。皮をペリッとむくと、果汁があふれ出してきた。一口で食べないと、汁がぼたぼたとこぼれちゃう。果肉をキュッと噛むと、甘く爽やかな果汁が口の中にあふれて、すごく快感。これならついやめられなくなる気持ち、分かるよ。
 一つ好きな果物が増えた。…でも生ライチなんて、次はいつ食べられるかなあ。

6月23日  不可能を可能にする力
 こないだのANNS、録音したのを何度も聞いている。
 一つ驚いたこと。リスナーから、
『サッカーで成しえなかった夢は、我らリスナーが別の形で達成できればいいですね』
というハガキがあって、私は即座に「無理だよ」と思った。でも、西川君は
「これは大きいよ〜。(中略)でもね、やってやれない事はないでしょう。頑張りましょう!?」
って答えた。普通は反射的に「無理」とか「難しい」とか言っちゃうだろうに、西川君は何事も最初から不可能だと決めつける頭は無いんだな。なんて前向きなんだろう。
 西川君は、誰もが無理という事でも、やる気一つでねじ伏せ乗り越え、更に高く飛んでいく。諦めない勇気。困難に立ち向かう覇気。とてもまぶしい。


 最近の事だが、軌保博光という人に出会った。映画製作という夢を叶える為、全国をまわって路上パフォーマンスをして資金づくりをしている。人に勇気をくれるような言葉を味のある毛筆書きで書く人。この人の本には、色々私の心に迫る言葉があった。例えば

『自分の心がワクワクしたら、迷わずGO!!』
『めっちゃ大事。一瞬の勇気。』
『楽しいこと思いついたら見つけたら人に伝える。そこには笑顔いっぱい。』
『君が君を信じないで、誰が君にかける?』
『やりたいじゃなく、やってまえ。』
『成功の最大の近道はジブンガ本当に楽シーという道ヲ選ブコト』
『「君を小さくする三つのコトバ。」使う言葉で人生変わる。
 「絶対無理!!」「それはむずかしい。」「めんどくさい。」』


などなど。土岐の応援活動を経て、すっごくうなずける言葉が多くて。最初から無理、無駄と決めつけず、一歩踏み出す勇気を持つことがどんどん目の前を明るくしてくれた。具体的な結果が返ってこなくても、「無理と思わない限り、自分には可能性がある」と思うことは、気持ちを明るくしてくれるしね。
 そして沢山の言葉が、西川君の生き様を連想させた。

 軌保氏は言葉で。西川君は生き様で私の心に希望を灯し、立ち向かう勇気をくれる。出会いに感謝。

6月22日  変わったもの、変わらないもの
 ANNSの西川君の写真見て、ちょっとびっくりした。
久しぶりにJT2のWOWOWで放送されたのを見た後だったんで、あまりの腕の太さの違いに驚いちゃった。
 アンティの西川君の書き込みを見て、彼が「もう一回確かめに行きたかった」
という全都道府県ツアー・JT2の本やらビデオやら、見直してた。
 あの頃は、ほーんと「ター坊」って呼び名がぴったりの、きゃしゃな体格だった。
 細い腕、細い腰、細い足。きゃしゃな肩。輝くほど白く滑らかな肌。サラサラのショートボブ。触れなば落ちん風情すらただよう、少年の肢体。
 よくもまあこんな体で5ヶ月68公演、実質三日に二本のライブツアーをやりぬいたものだと、信じられないくらい。
 このJT2のツアーブック『To Be One』、これとJokerの写真集(-Joker-DOCUMENTARY TOUR BOOK)。この2冊は私に何故彼があんなにも全力でライブをするのか、気づかせてくれた。本当はライブで感じなきゃいけないんだけどね。経験不足で。
 今回のBESTツアーでは、西川君は本当にわかりやすく、彼が私達と強く結びつきたいと思ってくれてることを表してくれたけど、以前は感じとるしかなくて。
 時に私は「私がどれだけ彼の事を想っても、彼は私の存在など知りもしない」
なんて悲しく思ったりもしたけど、リクエスト活動など、彼の力になる事で、
「自分は彼にとっていてもいなくても同じ存在ではない」
とある程度納得していた。でも、この本のおかげで、さらにふっきれた。
 彼は私達一人一人と心を繋ぎたがっている。そのために、全力でぶつかって、はだかの自分をさらけだしてくれている。何度も倒れ、大げさでなく命がけで、ただただ私達の気持ちを求めてる。ここまで求められたら、上等じゃないかと。
 こんなにも、ファンがアーティストから愛されている実感を得られるなんて、他にあるんだろうか。
 
6月21日  亜麻色の髪の乙女たち
 ちまたでは、『亜麻色の髪の乙女』のカバーが流行っているらしく、外出先でよく耳にする。原曲は30年以上前のグループサウンズ。
 亜麻色とは、薄い黄土色のことらしい。当時、“亜麻色の髪の乙女”といえば、誰でも疑問無く外国人、それも欧米の白人女性を思い浮かべただろう。
 人々はこの歌から、欧米への憧れをベースに、非日常のメルヘン的イメージを受け取った事と思う。
 しかし今、“亜麻色の髪の乙女=茶髪の女性”は、ごく日常的な存在になっている。夏に海に行ったら、黒髪の若者など見事に一人もいなくてびっくりした。
今ではこの曲は、「一般女性の、普通の恋愛の話」として受け取られるのかもしれない。

 しかしそんな変化は、わずかここ数年の間に爆発的に広まった事だと思う。「茶髪にする」のが割と特別の事だった時代から、まだ10年もたっていないはず。『臍淑女』でも、“快楽に恋してる茶髪達”って、茶髪を“軽い若者”的意味で使ってるし。30年も前だと、上田馬之介(プロレスラー)が金髪にしたってだけで歌までできちゃったけどね。
 別に善し悪しを言ってるのではなく、
「ほんの数年で国中の若者の髪の色が変わった」
ってのは、かなりもの凄いことなのでは、と驚いたわけ。そんな話聞いたこと無い。
 考えてみると、明治維新、日本人は文明開化と言って、いとも簡単にそれまでの日本髪と着物を脱ぎ捨て、外国の文化に身を染めた。洋食も日常のものになった。
 『トルコで私も考えた』というエッセイマンガによると、トルコ人はトルコ料理しか食べないらしい。それが世界で一番美味しい料理だと確信しているからだそうだ。中国人の知人も、毎日中国料理を作って食べていた。その点、日本人は家庭の食卓にも喜んで異文化の料理を持ち込んだりする。
 「日本人は閉鎖的」とか「島国根性」とか言われるが、その割に自らのアイデンティティに関わる衣食や身体を、ここまでフットワーク軽く変えられるって、驚くべき事なのでは。しかも結構、伝統的なものらしいし。
 もしかしたら、意外と日本人は異質なものを受け入れることに長けているのかもしれない。でもその日本人が、外国とつきあうのは苦手というのは何故なんだろうなあ。

 …などと、流行り歌を聴きながらつらつら思ったことでした。

6月20日  ケーキ♪
 通販のケーキが届いた。月に一度の甘い贅沢。
神戸のあなべるというお店の頒布会。ここのタルトとパイ、ほんと美味しいんだ。
今回は洋梨のタルト。サクサクのタルト生地と、パリパリのアーモンド、しゃりしゃりの洋なしがいい感じ。うんうん、今月も美味しいぞ。

 ついでに、私の好きなケーキ屋さんBEST5。
1.ル・シャポン・ファン(名古屋・今池)
  ここのは何でも美味しい。中でもミルクレープは抜群。
  ほんとに好きな店なんだけど、今池なんてなかなか行く機会が無いのよね。
  学生時代はよく、この近くのマイナー映画ばかり上映する映画館に行ってたんだけどな。
2.5月のミュゲット(名古屋・野並)
  オレンジのミルフィーユ、メチャウマだった!
  ここも、ひとにお土産にもらうしか行けなくて残念。
3.あなべる(神戸)
  通販でしか食べた事ないけど、サワークリームとチーズのタルトが抜群。
  チョコとチーズのタルトも大好き。
  神戸って美味しいケーキ屋さんが多くていいなあ。
4.マキシム・ド・パリ(名古屋駅とか、あちこち)
  その名も高き高級店。わりとふつーの味の品もあるけど、
  ミルフィーユは名店の貫禄の美味しさ。
5.ココリコ(大阪)
  時々お土産にいただいたんだけど、ここのパイがすごく美味しかった。
  …2年ほど食べて無いなあ。

 あと、ケーキ屋じゃないけど、名古屋市池下のゼリーとババロアの専門店の
「ミセスハート」の「天使のババロア」は、舌の上で消えそうななめらかさで絶品。
黒蜜ゼリーも美味しい。

 しかし行きにくい場所ばっか…。つらい。でも近所にあったら、
お財布と体重にとても悪そうなので、まあいいか。

6月18日  誕生会・新真夜中の王国
 家族で次男の5才の誕生会。ごちそうは、ローストチキン焼いて、
彼の好物のピザとソーセージと、フライドポテトとキムチなど。
 実は彼の一番の好物は、生卵と納豆のごはんだったりする。
でもそれじゃあパーティー料理にはならないのよね。

 ケーキは、刈谷の旭軒で買おうとしたら、移転して、店名も変わっていた。
店に電話したら、店主のおじいさんが教えてくれた。
「名前も新式の、『とれーどうーる』と変わりまして」…貿易羊毛?
行ってみたら、『トレトゥール』だった。じいちゃん、発音できてないよ…。
 前の店は、いかにも『昔ながら』と言う感じの、新味は無いけどしっかりした味の
パンとケーキの店だった。隠れた名店として、グルメガイドにも載っていた。
 新店舗は、品揃えはかなり減ったが、今風のおしゃれな感じのケーキが並んでいる。
そしてパスタランチなど、食事もとれるデリカテッセンが併設されていた。
 さて、代替わりして時流に合わせた別物の店になったようだが、
先代以上の評判を取れるかどうか。跡継ぎさん、大変だね。
 買ってきたバースデーケーキの味は…。スポンジのきめ細かさは変わらないけど、
生クリームが前の方が美味しいような…。気のせいだといいけど。

 ツアー終了後、初のANNS。久々に元気な声。
体調の心配もいらず、安心して聞ける。
 いつもながら、あまりライブについては語らない。
ライブは参加者がどう感じたかが全てで、
アーティストがどうこう語るものではないのかもしれないけど、
やっぱり、西川君本人の感想も聞きたいよ。…私、参加してなかったし。
ワールドカップの事ばかり語ってるけど、私にとっては、
西川君の方がよっぽど勇気と感動を与えてくれて、
人間の凄さを見せてくれるんだけどな。
子供が泣いたので、後半は録音して後日聞く。

 『真夜中の王国』で、フォーラムのライブの模様をチラッとだけ見られた。
力が入りまくりで腕にビリビリと筋の浮いた「タカノリ的にも!」に驚いた。

 7/10の特番は、1時間半の番組にドキュメンタリーとライブが入ってる訳だから、
まずヒットシングル以外の曲はカットだろうな。
アンタッチャブルGIRLSも、TMRも、I.D.も無いだろうな。
ファンが選ぶなら、アンチャとTMRは絶対外せない所だけど…。
 希望的に考えれば、特にヒットが出てる訳でもない西川君のドキュメンタリーを
わざわざ撮ろうとしてくれる人達なんだから、解ってくれてるかもしれないとは
思うけど、望み薄だよなあ…。
 あー、だからノーカットのDVD作って欲しい! 
MCも、地味なスローナンバーも全部入ったもの!
完全予約の限定生産でいいから!
高くてもがんばるから! お願いだよ。

6月17日  うわの空
 一夜明けたら、とても楽になった。気持ちが前に向きだした。

 …終わったんだね。嵐の様な、夢の様なツアーが。
なんて濃密な、意義深い、喜びと感動に満ちたツアーだったことか。
熱に浮かされた様な、怒濤の3ヶ月だった。
 ツアー開始以前は、まさかこんなことになるとは思ってもみなかった。
こんなに熱くて濃いライブになることも、自分がHPやBBS始めたりすることも。
 ツアー全体について考えたり、レポをまとめたりしたいんだけど、
なんだかふわふわしちゃって、冷静に考えることができなくって、
何も手に着かない。同じ様な状態の人、結構多いみたい。
こんどのツアーが、どれだけ凄いものだったかってことかな。
 今はただ、西川君と、スタッフと、参加者全員に
「ありがとう、お疲れさま」と言いたい。

 次男の5才の誕生日。でも風邪で熱を出して、お祝いは明日に延期。
明日はお気に入りのケーキ屋さん、休みだなあ。残念。そしたら
「お前が食べたいケーキじゃなくて、子供が食べたいのを選ぶんだぞ」
と夫に言われてしまった。だってどうせなら美味しいのがいいじゃん。

 夜、「SMAP×SMAP」を見たら、ビストロのゲストが米倉涼子とハル君だった。
ハル君てば、緊張のあまりナイフとフォークがブルブル震えるし、
お抹茶いただく時は、作法に自信が無いようで米倉さんをチラチラ見ながら飲んでるし、
ミョーなコメントするし、あまりにも素の反応したりしてて、
ほほえましいというかハラハラすると言うか。笑えた。西川君が
「こいつは俺がフォローしなきゃ」
と思う気持ちが、よくわかるなあ。

6月16日  辛い…
 自分がこんな気持ちになるなんて思いもしなかった。驚いた。
夕べ、フォーラム初日に参加した人の、どんなに素晴らしいライブだったかという
報告を見たら、苦しくてたまらなくなった。やっぱりファイナル、参加したかった。
とっくに思い切ったはずだったのに。夜は、よく眠れなかった。
昨日までは、ツアーが終わるのが寂しいだけだったのに。
名古屋で土岐で静岡で滋賀で、あんなに一杯西川君から気持ちをもらったのに、
『やはり何をおいてもファイナルは行きたかった』と思ってしまう。
前のツアーまで、こんなにファイナルにこだわる気持ちなんてもったこと無かったのに。
名古屋で参加したprogressのファイナルが、あまりに素晴らしかったから、
この過酷で意義深いツアーの集大成的公演がどんな事になるかと思うと、
いてもたってもいられない。
 でも、どんなに素晴らしい歌か、どんなにすごい盛り上がりか、どんな言葉をくれるのか、
色々思うけど、何よりも、やっぱり西川君と一緒に、
この奇跡の様なツアーをやり遂げた瞬間を迎えたかった。

 せめてツアーTシャツ着て過ごそうかと思ったけど、
見た途端涙が出ちゃって慌ててしまいこんだ。
 こんなに素晴らしいツアーのしめくくりに、泣いてたらいけないとは
思うんだけど、どうしようもない。
欲望って、どんどん強くなっていくなあ。
 開演の時刻、辛いけど我慢して、3ヶ月間頑張ってくれた西川君に
感謝の気持ちをこめて、東に向けてターボコールを送った。
同じ気持ちの人達が、全国にはきっと、会場に入れた人達より多くいるんじゃないかな。
 今は辛いけど、どんどん新しい景色を見せてくれる西川君だから、
絶対すぐにもっとすごいライブをやってくれるはず。
そう思って、我慢。