2002.12.29 YEAR COUNT DOWN PARTY LIVE REVOLUTION REMIX VI Zepp大阪(1st) イヤカン初参加! 昼の部、3時からの公演。 この時間帯にやってくれるのが嬉しい。帰りに終電の心配をしなくていいってのは、 ものすごくありがたい。今回も、夜公演だけだったら、多分参加できなかっただろう。 ファンクラブイベントは初参加。普段のツアーでもすごいのに、 コアなファンばかりが集まったライブは、どんなすごいことになっちゃうんだろうと、 とても楽しみだった。 と言いつつ、当日は朝から夫と京都に墓参り。 いつもならお参り後、一緒にちょっと豪華な昼食をいただき、 買い物などして帰るのだが、今回は速攻で駅まで戻り、私だけ大阪へ。 折角の夫婦の小旅行のチャンスなのに、私は他の男に走ってしまいました。ごめんね、ダンナ。 コスモスクエア駅に着くと、サマクラの会場が見えた。 まさか年に二回もここに来ることになろうとは。あれからもう半年近くたったんだなあ。 …あの後、なんと色々な事があったことか。 会場に着いたら、既に列ができていた。 が、それは入場の列ではなく、ロッカーへの列だった。とりあえず並ぶ。 幸いロッカーを確保できたので、携帯とチケット以外は、ウエストポーチごとロッカーへ。 あと、会場内ではペットボトルなど出せないと聞いていたので、飲み物として アルミパックの飲むゼリーみたいなのをポケットに忍ばせた。これは結構アタリだった。 ところが後から、名刺入れもロッカーに入れてしまったことに気づき、 慌てて取りにいったら、なんとロッカーは締め切られて立入禁止になっていた。 開場後まで入れないとのこと。なんてこったい。初めての場所はよくわかんないことが多い。 開場に入り、場所を確保。私は9組44番だったが、中央よりで前から1/3くらいの、 1本目のバーがある辺りに陣取った。結構近い! サマクラで最前列だった時より近いぞ。 開演前のアナウンスにまで拍手が起きる。やっぱりみんな熱いね。 こんな事するの、TMRくらいじゃないの? さあいよいよ開演! 西川君登場! 白い衣装だ! タートルネック。上下とも白。 奇をてらってなくて、普通にかっこよくてすごくいい。フワフワの金髪とすごくあってる。 最初は、Burnin Xmas。いやびっくり、前奏中、全然何が始まるかわからなかった。 そして超高速のIMITATION CRIME。続くURBAN BEASTS、HEART OF SWORD。 slight faithやLIAR'S SMILEもやってくれた。うわー、懐かしの曲が一杯。 どれもこれも歌詞を聴くまで全然わからないアレンジになってる。 それがまたすごく好みなアレンジなんだ! ドラムがズンズン!って響いて。 ギターがバリバリ鳴って。パワフルだった。気持ちいい! 他にもHEAT CAPACITY,I.D.,LEVEL4,Out Of Orbit,LOVE SAVERとかを歌ってくれた。 どれもこれもすっごく良かったんだけど、例のごとく終わってしまえば どの曲でどう感じたんだったか、まるで覚えてないのが悲しい。 とりあえず覚えてる事を列挙。 私達に歌わせて。 「やっぱええ声やわ」 グッとくるねー! しかも大阪弁で言ってくれると、余計に気持ちが入ってる気がする。 歌い終わりにあえぐような息づかい。というか完全に快感に震えるあえぎ声だった時があったぞ。 「ああ、ああ、ああああーっ…」って。たまりません…。 「おまえらのそのイヤラシイ姿をよく俺に見せてくれ!」 うっわ、何て事言うのー! …私達、そんなイヤラシイ姿なのか(笑)? 舞台右手や左手で、上着をものすごく上の方までずり上げてた。 胸のはるか上まで、何だか脱ぎそうな勢いで肌を見せている。 さらに、何とチャックを半ば下ろして手を中に入れていた!らしい。 残念ながら腰から下は見えなかったのよ〜。ものすごい嬌声は聞こえたけど。 スナオさんの衣装がよかった。トレーナーみたいなんだけど、そでに切れ目がぱっくり 入っていて、腕がモロ見え。ヒラヒラして、何だか小さいマントを着てるみたいですてきだった。 アッキーさんのは、柄がちょっとジオンのマークっぽくてカッコイイ。 バンドメンバーの衣装の柄は、ステージにかかってる幕の柄の一部のようだった。 ミステリーサークルみたいな模様で、隅っこにturboのマークも入ってた。 あのデザイン、すごくいい感じ。今回だけなんてもったいないな。グッズにして販売して欲しいよ。 love saverの時だったか、ナベさんがもんのすごく激しくドラムを叩いていた。 全身で叩きつけるような激しい、強い、デカイ音に驚いた。 渾身のプレイなんだろうな。ドラムに感動したのは初めてだ。 後で考えると、いつもはドラムの方にまであまり気は回らない。 多分、今回はドラムが自然に目にはいるほど西川君とドラムが近かったってことだろうな。 いつもと違う感じに見えたと言えば、実はステージ上の西川君を、初めて体の小さい人だなと感じた。 ギターを持ってきたスタッフより大分小さい。肩幅小さいな。腕、こんなに細かったっけ? …前より痩せてないか?ちょっと心配。 今までこんな事感じたこと無かった。別に悪い意味で小さく見えたのではなく、 それだけ距離が近く、ステージも小さくて身近な感じがしたんだと思う。 そんなに前の方でも無かったのに、意外なほどよく見えた。 だって“バンドメンバーのメイクが濃いなあ”なんて所まで見えたもの。 最初“あのベース、アッキーさんなの? なんか顔が違う”って思ったくらいのメイク。 ちなみに、帰宅後turbo-webのBBSを見たら、なかじーさんのレポがあって 「ナベさんより…張り切るぞ 仕事納めで デスメイク!」ってあった。 そっか、あれがデスメイクなのね。 だからねー、今回はちゃんと西川君の表情がよく見えた! 姿も、腰から上だけだけど、ちゃんと見えるからどんな動きや仕草をしているかわかる。 これは嬉しい! 西川君のライブは、歌を聴くだけじゃなくて、彼の表情や姿も欠かせない大きな魅力だと思う。 西川君って、自分の全てでエンターテイメントしてる。 全てが相乗効果で、素晴らしいステージを作ってる。 また今回は動きがすごくよかった! 突き抜けてる感じがした。 slight faithの時の、マイクを両手で包み込み、何かを祈るような、悩ましげな格好。 激しいヘドバン。 体全体を叩きつけるように、見たこと無いほど激しくギターをかきならす。 ちょっとした、誘うような指の動き。 love saverの、獲物を狙うような鋭い眼。 心底嬉しそうな笑顔。 ヘソだしした時の嬌声を聞いて、してやったりって感じの笑顔。 一つ一つの動作や仕草、そして表情がすごくいい。 とてもきれい。かっこいい。 もちろん声もすごかった! またも磨きがかかってる気がした。 シャウトも、ビブラートも、ビリビリ響いてくる。 ああ、やっぱりこの人は本当にすごい。これだけ勢いに任せたような激しいライブを しつつ、声は最後までバテもせず朗々と響き、細部まで神経が行き渡ってる。 なんて素晴らしい歌なんだろう! こんなに楽しくて、こんなに聴かせてくれて! すごいよ。 もう、アレンジもしっかり聞きたいし、声も聞きたいし、動きも見たいし、 自分でも全力で歌いたいし、いつにも増して、あれもこれもしたくてどーしよー!状態だった。 何て贅沢なんでしょう。 INVOKE、歌う前、自分の手のひらを見る仕草をしていた。PVを再現するような感じ。 曲はCD3曲目バージョンぽいのだった。CDでは苦手だったけど、でもやっぱりナマだといいわ。 ラスト!と言われてものすごく驚いた。もう終わりなの!? いやー! もんのすごい盛り上がりで、一気にアンコールまで突っ走った。ところがアンコールは、意外なほど小さかった。 ファンクラブイベントなんだから、相当スゴイかと予想してたのに。 あのホールツアーの必死の勢いはどこへいった? みゃあさんに聞いたら、後ろの方はすごかったそうだし、みんなばててたのだろうけど、 私の周囲ではおしゃべりしていたり、手拍子だけで無言の人達が多かった。 何となくライブ馴れしてない感じの人が多い気がした。あくまで私の近くには、だけど。 普段はあまりライブに参加できないけど、この時間帯だから来られるとか?などと思いつつ、 必死でターボコールする。 西川君、意外にも嬉しそうに出てきてくれた。 「サマクラ以来の大阪で、こんな温かく迎えてもらえると、やっぱ嬉しいね」って。 私が感じたより、ちゃんとできていたのかもしれない。 アンコールでやっとMC。随分長かった。 順不同。内容は、もちろん意訳。うろ覚えなので、言ってたことを変につなげて、 内容が変わっちゃってるかも。ごめんなさい。 「昨日は大黒町でふぐを食べてきました。(客を見て)…おまえ大黒町か? 関係ない!(笑)」 「東京は雪が降った。道を走るとき、いつもいかにデフが効いてるかよくわかった。 (車関係の解説をしかけて)…こんなんおまえら聞きたくないな。」 「皆さんには全然関係無いんですが。ものすごく嬉しいことがありました。」 涙ながらに「ものすごく嬉しいことが…」と何度も言い、延々ひっぱる。 スナオさんとアッキーさんがタオルを取り出すけど西川君断る(笑)。 じらしてじらして、やっと告白。 「今回、前乗りでした!」 …何それ? 後でみゃあさんに聞いたら、「前日から現地入りすること」だそうだ。 そっか、じゃあ今日、駅でお出迎えしようとした人達は残念だったね。 「実は今回、桁、越えてます。実を言うと、既に東京で3000越えてます。 過ぎちゃったことだからね、言ってもいいよね。」 確かZEPPのキャパって、2200そこそこだったと思うんだけど。 詰め込んだもんだね〜! でも全然問題なしだったと思うよ。 何かを一生懸命説明しようとして、全然関係ない方向に行ってしまって、自爆。 突然頭の上で手を合わせ何か一言ギャグ。何言ってたかわからない〜。 後で教えていただいたのだが「きりうりわり」と言ってたらしい。 大阪の地名だそうで。雨上がり決死隊のギャグらしい。…知らない。 「違うねん、こんなキャラやないねん。俺一発ギャグ大嫌いなのに」 と言いつつ、また同じ事を。バリの踊りみたいな格好もして、 「右ナントカ左ナントカ」って、やはり訳のわからないギャグを言っていた。 やたらテンションが高いぞ。 「すみませんね、こんなアレンジしちゃって。みんなバンドメンバーのしたことなんですよ」 ええ?という感じのメンバーを集めて、客席に背を向けて円陣。 で、聞こえるように(笑)ヒソヒソ話を始める。これが長かった! やたらトランスの話をしている。 「(西川君がトランスの話したのを聞いた人が)“真剣にトランスしてる人に失礼です!” なんて揚げ足取って。“真剣にトランス”って日本語からしておかしい。 “真剣に恍惚とする”って何やねん」 「“今回のアレンジ、萎え萎えー”とか。こわいなー、一生懸命やってんのになー。」 バンドメンバーやマニピュレータさんに「トランスわかる?」と聞き、 「な! 誰もトランスわからへんもん。マニピュレータすら知らないし」 何でこんな話してるのかよくわからなかったけど、 どうも今回の音楽はトランスでは無いというような事を言ってるらしい。 後で聞いた話では、西川君てば初日の感想をわざわざ2チャンネルに見に行って、 「あれはトランスだ」とかいう書き込みを見たらしい。 で、東京で「トランスじゃない!」と力説していた、らしい。 はー、それでね。しかし西川君、2ちゃんねるなんて自分で見に行かない方がいいよ。 あなたみたいな他人の評価を気にする人はねー。 「どうしようもなく寂しがりやな所も、駄目なところも、長い目で見てもらって」 この言葉にキュンとしてしまった! 「二階!」「後ろ!」「前!」とはっぱをかけて、「野郎!」の声に、 かなり大きな野太い歓声が応えた。西川君、ハッハァ!って、顔をクシャッとしてすっごく嬉しそうに笑ってた。 「増えたなー!」って。 「言ったことをなかなか実現しない西川と言われていますが、野郎限定ライブ、やりたいんですよ。 でもいろいろ難しい事があって。」「2003年の目標にしたい。」 “実現しないね、確かに色々と”と思ってしまった。まあ気長に待つけどね。 (こんなことわざわざ書くのも何だけど…。「おいなりさんばっかで」「カマキリのタマゴ」 「一人に二つ、爆笑問題の片方の人は一つ」とか、どう反応したものやらな話が続きました…。) 「ここに来られなかった人や、俺達がこんな関係だと知らない人にも、 ここはこんな事やってるのか、なら面白いことできそうやなと思ってもらう為にも、 これからもよろしく頼む」 彼が私達との絆を、どれほど誇りに思ってくれているかわかる。嬉しい。 “こんな関係”って、よその事は知らないけど、やっぱりこんな関係は、他には無いのかな。 そんな関係になれて、なんてラッキーで幸せなんだろう。 ☆ アンコールの曲はjugglingとPIED PIPER、VITAL BURNER。 jugglingで、「何でもアリやろ〜?」だって! これいい! PIED PIPERの時だったかな、 西川君がぴょんぴょん跳ねた。「ジャンプしろ!」とか言ったような気もする。 なので、みんなで飛び跳ねながら頭上で手拍子。延々と。何か妙にほのぼのとさえする、 面白い感じだった。 ダンス系でくるかと思ってたら、ピョンピョンだもん、意外だったわ。 VITAL BURNERでは、歌い終わった後に、「大阪だけ必要だろ〜」と付け加えてた。 うふふ〜、こういう特別なの嬉しい〜! 2度目のアンコール、1度目よりさらに小さい。 みんな、もう終わりだと思ってるのか?って程だった。 でも西川君、しばらくして出てきてくれた。 「ばててる事を加味して出てきましたが」これで上にのっかったりしたらどうなっちゃうの、 みたいな事を言ってた。やはりモッシュを期待していたみたい。 「上にベニヤ板乗せてやれば」とか言ってた。 他には、「もっと信者を増やして」「宗教だから」「どんどんアブナイ方に行ってるなー」 なんて言ってた。確かにアブナイ。でも、確かにそういう側面はあるよなー。 西川君、誰かにそう言われたりすることあるのかな。 そしてラストはWHITE BREATH。 「曲を変えようかなと思ったけど、今日はこれしか無いでしょう」とか言って。 上から雪が降ってきた! うわ、初めての体験! 何かと思ったら、泡みたいなものだった。 意外だったけど、顔から腕からぺたぺたとひっつく。しかもなかなかつぶれない。 多分、私今すごい見た目で歌ってるんだろーなー。顔中まだらに泡だらけで、大口開けて。 大きなお盆一杯にすごい数のコップを乗せて持ってきた。 あれ全部片っ端から投げるの?と思ってたら、客席を向いて、じっと見て。 微妙に無表情。あれは確信犯の表情だ。と思ったら全部一度に客席にひっくり返した! やっちゃったー! ありゃ、前の方の人達びしょぬれなんじゃないの? 後で西川君、雪について 「夜の部で降らせようと思ってたけど、今降らせちゃった。後で大変なんですよ」 とか言っていた。何が大変なのか、言ってたみたいだけどよくわからなかったな。 西川君とバンドメンバーと、手を繋いで前へ。ウエーブやってふざけてた。スナオさんがウエーブを受けてびしっと手を伸ばして、西川君笑ってた。 …もしかして、観客にもウエーブやって欲しかった? ☆ 今回は随分古い曲を色々歌ってくれた。 夏のツアーの後、「昔の曲を観客が驚くほど新鮮に受け止めてくれた」って言ってたのを 思い出した。そういう感動があったから、今回こういう選曲になったんだろうな。 昔の曲を今の声で聴かせてくれるって、嬉しい。やっぱり色褪せないよ。 というより、西川君はいつも新しく歌ってくれるんだから。いつでも新鮮。 毎回新しい発見と感動がある。 今日の外見はフワフワ金髪に真っ白な衣装で、柔らかいイメージ。 はかなさすら漂う、妖精のよう(と言ったら言い過ぎか?)。 でもライブはやっぱり強烈で、煮えたぎるような力の溢れるものだった。 ああ、どんな外見でもやっぱり西川君だと思った。当たり前なんだけどね。 今回は何と言っても、アレンジがすごかった。 B★E★S★Tツアーの時は、西川君が「元が判らないくらい変えた」と言ってた割には、 それほど変わってなかったなと思ったけど、今回は本当にガラッと変わっていた。 何しろ、どれもこれも、前奏ではほんとに何の曲か全然わからない。 ちょっととまどいながらもとりあえず腕は振っておく。 で、歌が始まってやっと、ああこれかとわかるという。 でも嬉しかったのは、変わってた事自体じゃなく、またロックなパワーを感じられたからだった。 今さら言うのもくどいとは思うが、INVOKEがリリースされた時、 あれを「ツアーで得た答え」と言われた時は、正直、途方に暮れてしまった。 あんなにロックなアレンジが良くって、みんな大喜びして、 これからは西川の本性を出してくるぞ!と思ったツアーの後に、あの総デジタルサウンド。 INVOKEは好きだけど、今後のTMRは、デジタルサウンドを強調したものに なってしまうのだろうか、ロックなバンドサウンド色はやめてしまうのかと、 不安に思っていた。 でも今回のライブで、その不安は払拭された。 あれがロックなのかどうなのかはよく判らないけど、 こんなズシンと来る音を聞かせてくれるなら、大丈夫だと思えた。 今回参加できて、本当に良かった。 西川君のすごさと、一緒にいられる幸せと、これから先への希望を確認させてもらえた。 一年の締めくくりに、すばらしいライブを体験できた。 やっぱ彼しかいないよ! |