T.M.R. YEAR COUNT DOWN PARTY'05 LIVE REVOLUTION REMIX IX
2005.12.10 Zepp NAGOYA



 本編見ながら、なんかもう、ひれ伏すしか無いと思った。
すごい歌声で、メチャクチャかっこよくて。一部の隙もない。完璧。
曲も全部かっこよくて! どの曲も重低音がものすごく響いてて。
一番後ろのブロックなのに、体にドラムの音がビリビリ響いてるの。
で、声もいい感じに聞こえて。
 そう、音響がすごくよかった。
演奏も体にズンズン響くのに、声がそれに消されずにちゃんと立ってる。
“声をちゃんと聞ける”って、ものすごく嬉しい!

 本編中は一度も笑わなかった。MCも無し。
ただただまっすぐに、真剣に、圧倒的な歌声を響かせてた。
全ての雑音に対する答を、言葉によらず、自分の全力のステージングで
示そうとしているような気がた。
その音と声は、単に雰囲気が変わったというのではなくて、
一段上のものになっていた。この期に及んで、
「この人はここまで歌えるのか」
と目を見張る思いだった。

 色々思うことはあったけど、もう、このとんでもない歌を聴かせられたら、
頭の中真っ白になって他に何もなくなって。
ただただ『すごい、すごい、この人は最高だ』としか思えなくなった。
あぶない宗教のセミナーみたいだわ☆



●開演
 Jブロックで参加。名古屋ではここが最後尾。
でもかなり近いよ!?
ちゃんと表情が見える。

 照明の美しさに見とれた。すごい、いつもイヤカンってこんなだった?

 西川君登場。衣装、例えて言うなら「ダークプリンス」。
お貴族様的な黒のスーツで、襟元に大きなリボンに結んでいた。
袖口は豊かなフレアー。
 この衣装を、少しずつ脱いでいくわけですが。
青年貴族が襟のリボンをほどき、胸元を露わにしていく様は、
何とも妖しい魅力満載でした〜。

Burnin' X'mas
一曲目、これか! すっごい重低音が効いてる。
最初、この曲だってわかんなかったわー。

TO.RI.KO
シャウトが、すごくよく聞こえた! ドラムの音が体にビリビリ響いて震わせ、
獣のようなシャウトが響いて、気持ちよかった!

ZIPS
歌い方はほとんど変わらない気がするけど、演奏がすごく渋くなってた気がする。
首のリボンをほどき、胸があらわに。

AQUALOVERS
今回のインパクト大賞!
西川君の声じゃないコーラスが聞こえた。多分、CDでコーラスしてる
ユンナさんの声だと思う。女声と男声がねっとりと絡み合うように響く。
これが胸元をさらけ出した状態で歌ってるからもう何とも妖しくセクシー。

 「〜キミとどこまで」のとこ、ものすごかった!
切なげに歌うところから、地鳴りのような強く強く迫力の歌声にグアアアアッと
テンションが持ち上げられていく所はもう圧巻! 倒れそうだった…。たまんない!

夢の雫
『あー1stアルバムの曲で、めったに聞く機会のなかった夢の雫を
歌ってくれてるんだな』
などと思う暇すら与えられず、ひたすらに曲に圧倒されていた。

vestige
羽が降ってきた。2階でスタッフさんが、送風機の前でワサワサ羽を取り出して飛ばしてる。
とてもきれいだけど、ハウスダストアレルギーの人はマスクがいりそう。
みんなが結構夢中で羽をとろうとしている時、歌い終わりかな、西川君は
じっと手を前に差し出していた。何かを受け取りたがっているように。
切なくきれいな立ち姿だった。前の方の人によると、泣いていたっぽいとか。

魔弾
こんなにライブで楽しい曲になるとは! もう地団駄踏みたいようなリズム。
そう、リズムが違った! テンポがすごく速くなってる。捧げのフリは合わない。
いつもの捧げは「イチニ、イチニ、イチニ」ってリズムだけど、
今日のは「イチイチイチイチ」のリズム。ひたすら拳を振ってた。
ジャンプもそれに合わせてトントントントンと、縄跳び並のリズム。消耗したわー!

LOVE SAVER
これ、最初全然この曲だってわかんなかった。
というか歌が始まってもわかんなくて、
「上か下かも確かめず……って、ラブセか!?」
って歌詞を反芻してやっと気づいた始末。(遅いよ)
これも中間部分が、切なさアップでたまらなくよかった。

ignited
ラストー! って言われて、ええー!もうー!?ってびっくりしたわ。
何だかすごく短い。


 それにしても、どの一瞬もかっこいい、というかあらゆる仕草が絵になってる。
何気なく手を動かしただけのはずでも、全然だらしなくない。
全身に神経が行き渡り、指の先まで気迫が、充ち満ちているのだろう。
一流のダンサーは、ただ立っているだけでも美しいことを思い出す。
西川君も、間違いなく一流のパフォーマーなんだ。


●アンコール
 ここまで一度も笑ってなかったけど、少し表情が軟らかくなってた。
グッズのTシャツの1番のを着てた。日替わりらしい。

「暮れの忙しい中、てめえらよくもこんなに集まりやがったなコノヤロウ!」
お客に向かって“てめえら”“集まりやがったな”“コノヤロウ”ですよ(笑)。
初心者が聞いたら驚いくよなー。

「盛り上がりすぎて、オシリのところが裂けてしまいました。
ラスト3曲くらい、後ろを見なかったのはそのせいです。
ワレメが涼しいです。
こだわって作ったのに、こんな所に盲点があった。
本ツアーならこんなこと言わないけど、年末だから!」


「2005初イヤカン。そして、イヤカン、名古屋発上陸。」

「10年にわたるプリプロを経て、UNDER:COVERが、
ついに、ついに!(ここまできて言葉を切って、いち、にい、さんと指折り数えはじめる)
あと3週間程でリリースになります。」

「15曲。…初回版だけですが。ここにいるやつらは15曲、聞いてくれると思うんで。」
「デビューアルバムの気持ちで」
「骨身を削るとはこういうことかと思いながら作りました。
隅々まで聞いてやって下さい。」


来年のツアーは、10年を一緒に振り返る?楽しむ?えーと、とにかく
とにかくそういう密度の濃いものにするため、今、練りに練っているそうです。
「年明け早々にも、会報でお知らせできるかと。青い紙がいくと思いますので。」
うわーい!

boarding
ギター弾いてた。演奏終わり際、柴崎さんとアイコンタクトしながら、
ダンダンダン!と音を合わせて終わらせたのがかっこよかった!

heart of sword
これも前奏は正体不明で。夜明け前だとわかった瞬間の歓声!
やっぱりこれはみんなほんと大きな声で歌う。
西川君、曲の終わりの歌詞まで私達に歌わせた。
本公演では絶対やらないよなー。
みんなの歌を聴きたいんだろうな、一緒に歌うのが気持ちいいんだろうなって
私達の関係の近さを感じた。

アンコール2曲目の間奏で、やっと笑った。

「 届いてるか名古屋ー!」
歌声だけじゃなくて、西川君の、わかってもらいたい気持ちの事を言ってる気がした。

●ダブルアンコール

「ここ数年、野郎ライブで締めくくるのが恒例でしたが、今年は最後の最後まで
勤めさせていただくことになりました。」

「これも、ひとえに、ひとえに、ひとえに、応援して下さる皆さんのおかげです。
本当に、本当に、本当に、どうもありがとうございます。」

深々と、長く、お辞儀をしていた。

「毎年毎年、イヤーカウントダウンパーティなのに、カウントしないの?と言われますが。
紅白もイヤカンの延長のつもりでやる。
イヤカンに来られなかったやつらにも、電波を通して伝える」

何か、紅白で、たくらんでることがあるらしい。
言葉を濁して、「…がんばります」とか言ってた。

「ファンクラブのことも、システム変更で、皆さんに色々ご心配をおかけしました。」
えっと…続き、どういう風に進んでいきたいって言ってたか忘れたー。
とにかくちゃんとファンクラブの不具合のことも言及してくれた。

 話しながら、やたらワシャワシャと頭をかいていた。髪ボサボサ。

 妙に顔が赤いな、ライトのせいかしらと思ったけど、
本当に顔が紅潮していたそうだ。

 そして、フライデーの報道についても言葉があった。
怒気をはらんだ声だった。
「余分なことで心配させて、ほんっとにすみません。
何がウソで、何が間違いで。一々説明するのもばからしい。
まっすぐに、まっすぐに、やっていきたいと思います。」

「何が本当なのか、自分自身で示していきたいと思いますので、
これからもよろしく頼みます」

「細々と説明する言葉を持たないので、全部の気持ちをこの曲にこめて歌います」
(…ごめん、言葉は全然違うかも。でもこういう意味)

Albireo
「この曲に全ての気持ちを込めて歌う」
と言って何故この曲なのか、よくわからなかった。
“ファンと西川君の関係を示した曲”という意味らしいが、
私としてはこの曲は“TMRと西川という、西川君の二面性をテーマにした曲”
というイメージが強いので、それで答とされても…。

「痛くない 腹を探らないで 街はあか抜けない偽物うざがってる」
のとこ、燃えるような刺すような、ギラギラの目をしてた。
一番後ろのブロックの私でさえ、それは感じられた。
叩きつけるように歌ってた。
怒りのこもった「痛くない〜」
吐き捨てるような「偽物」
こんな攻撃的な歌い方は聞いたことない。

歌い終わって
「センキューどうもありがとよ!」「イエー!」
「センキューどうもありがとよ!」「イエー!」
「センキューどうもありがとよ!」「イエー!」
3回も言ったのは初めて聞いた。

「UNDER COVERをフルでやったのは名古屋が初!」

ステージを去り際に強く早口で叫んだ。
「クソッタレな世の中だけど、信じてまっすぐ進んでいくので、お前らついてこいよ!また会おうぜ!」

クソッタレって、吐き出すような言い方だった。
 …細々と説明はしないなら、いっそ本当に何も言わずにいてくれればいいのにと思った。
じゃあ、あの記事はウソなの?彼女との仲を報じられたのは、
そこまでウソだ間違いだと激高するようなデタラメな事なの?
じゃあ、私が「事実なら嬉しい。西川君の幸せが一番だから、本気なら応援する」
とかメッセージを送ったのは、彼をひどく不快にすることだったのかしら。
そういう事考えると凹んできて。
 でもどう考えても時期を見計らって発表してるし、
ちゃんとインタビュー受けてるし。
絶対に報道されたくない事って感じじゃないと思うんだけど?

 本編は、もう完璧に格好良くてすばらしくて、最高で、
何も迷うものはないと思ったんだけど。
このMCで、かえってとまどわされてしまって。
ほんと、何も言わないなら何も言わず、気持ちよく終わらせて欲しかったとも思う。
 ファンクラブという西川君に一番近いはずの私達にだからこそ、
こういう怒りを露わにしたのかもしれない。
詳しいことは言えないけど、気持ちをぶつけずにはいられなかったのかもしれない。
でも、彼の気持ちを受け止めたいけど、一体何に怒っているのかわからなくて。
共感のしようもなく、困惑するばかり。
今はとにかくじっと見守り、待つしかないんだろうな…。
ああすっきりしない終わり方…。


 でも! 歌と曲のすばらしさは、文句なし!
これはイマイチかなって曲が無かった。
どの曲にも、叫びそうになるほど魅力的な部分があった。

 今日の曲達は、ツアーを通じて育っていく新曲とは違う。
魂は、もう入ってる曲達。歌いこんでしっかりと自分のものにしてある。
それが、ビリビリに重低音をきかせてかっこよくなって、
西川君の歌の魅力をさらに活かすようにアレンジされた曲なんだから。
この曲達を聞けると思うと、ものっすごくツアーが楽しみ。
今までのツアーとは違うレベルのものになるかもしれない。

 もう今日のライブでかなりお腹一杯で、当分ライブなくても満足な気すらする。
でも! 明日もあるのが、やはり嬉しい。

●その他 感想いろいろ

 かなり盛り上がってたよ!
しかしターボコールはぜんっぜん揃わなかったなー。
声は結構出てるのに、バラッバラ。

 Bブロックにいた人に聞いたら、多少押されたけど、
殺伐とした雰囲気にはならずよかったとのこと。それはいい。
やはり名古屋はスタンディング未経験者が多かったのか?

 照明がものすごくきれいだった。まるでホールのようなすばらしさ。
今年は特別なのか、ZEPPNAGOYAの機材がいいのか。
でも大阪の方が、「大阪より何列も照明があった気がする」と言ってたので、
名古屋は特に照明が良かったのかも〜?

 やっぱり名古屋は小さい。一番後ろのJブロックでも、
先日行ったZEPP TOKYOの一番後ろからの眺めと比べて、格段に近い! 
ちゃんと表情も見える。2階はすごく低い。かなり近く感じられそう。
コップは一つ前のG、Hまで飛んできてた。

 開場時間を15分すぎても入場は始まらず。18:15分にはまだ開演してなかった。
終わりは20時頃だったので、全部で2時間無かったはず。


 会場から名古屋駅までの道すがら、「コンピュータ総合学園HAL」という
専門学校のビルがあるのだが。
ここのでっかい写真入りの看板に、DEFROCKを着た女の子が写ってた!
びっくりしたー!



●グッズ
 2時には長蛇の列ができていた。
9色もあると選ぶのも大変。
もしかしたら日替わりで色違いのものを売るのかと思ったけど、
ちゃんと全色売ってた。
ボルネオDVDは80分。テレビ版より長い。
クレジットカード使えました。
Tシャツは七分袖というより八分くらいありそう。結構袖長い。
イヤカンには毎年progressの時の七分袖のを着ていってたから、ありがたいわー。
でもprogressのと比べると、随分薄っぺらいわ。