2002.4.28 B★E★S★T 名古屋追加公演2日目

 3/16.17の名古屋でのツアー初日・二日目以来の参加。3ヶ月のツアーの、大体折り返し地点で、また来てくれるって、名古屋、おいしくない? 西川君てば、ツアー中にどんどんprogressするから、初日からどう変わってきたのか、とても楽しみだった。ウワサでは、神奈川からセクシー度がメチャ上昇したという事なので、かなり期待してたりする。
 今回は妹との参加。彼女はB’zファンなんだけど、私が誘うとよく来てくれる。会場では客層の幅広さに驚いていた。子供から学生、主婦など、ほんとに色んな人がいる。コスプレした子供を連れたお母さんもいる。世代を越えた魅力があるってことよね。
 初日と二日目に会ったママレボさんとまた出会えた。いやあ、縁があるなあ。早速土岐公演に誘ったけど、平日は無理だって。やっぱり平日って、難しい。
 席は、妹が2階3列目の右端から2番目。私は1階19列29番。またPA卓の前の席。
 開演時刻の17:00頃から、ターボコールが始まる。妹、驚いてるだろうな。コール、最初はバラバラだったけど、どんどん強く、だんだん揃ってきた。そして客電が落ちて爆発する歓声!
 映像が流れる。『LIVE REVOLUTION '02 B★E★S★T』の文字が出るとまた大歓声! いいぞいいぞ!
 ドライアイスの煙の中、西川君が歩んでくるのが見える。きゃあ〜!!

独裁
 出た出た出た西川君だ! 「うぁーい…」って始まる声、大好き!
魔弾
 ドラムがダンダンってくるとこがいい! 震えるね。
蒼い霹靂
「歌えー!」って、曲の一番最初から客席に歌わせてる。歌声、大きい!
WHITE BREATH
 これも、どんどん客席に歌わせてる。ほんと、序盤からファイナルみたいな勢いと盛り上がり!

「もうひとついっちゃってもいいっすかぁ〜〜あ?」
少しオネエ言葉みたいな、うっふ〜んって感じで。腰を振りながら。
「いっちゃっても、いいっすかあ?」
「もっところがしても、いいっすか?」
これ、「もっとくねらせて」って聞こえた人もいるみたいだけど、どうだったんでしょ。転がしてって言ったと思うんだけど、何を?どうやって? ああ、妄想が…。

アンタッチャブル Girls
 これがウワサの、マイクスタンドにまたがって腰をスリスリ…。いや〜ん! なんて扇情的な動きをする人だろう。

臍淑女
 この曲、こんなにかっこよかったっけ? また、画面の西川君がもうかっこよくてたまらない。なんでこんなにキレイなの、この人!? 顔だけじゃなくて、体全体の動きが、瞬間のラインが。

HIGH PRESSURE
「名古屋の上で! 事件を起こせ!」
「名古屋を制するものだけが!」
おお〜、2回も名古屋が。サービスサービス!嬉しいぞ!

HOT LIMIT
「タカノリ的にもオールオッケー!」
だった。私、これの地名バージョン聴いたこと無いかも。

 暗転して、次の準備をしている間も、客席からの歓声はものすごい。「たーぼー!」より、「タカノリ!」の方が大きかったと思う。三十男への気遣いか(笑)? みんなめいっぱい呼び続けてる。

BOARDING
 原曲より、声が伸びてる。というか、今まで言葉と言葉の間を切って歌ってたのを、延ばして、つなげて、揺れるように歌ってる感じ? 男臭い哀愁を感じる。
 西川君の低音の声が、強い。「そうここから旅立つんだ」の「だ」が、強く強く響いてきた。

THUNDER BIRD
 突き刺さってくるようだった。演奏の音と、西川君の声が、私の体を響かせる。ビリビリ震えてる。

 しばしの暗転。歓声はちっとも休まない。曲が終わってすぐのような歓声が、ずっと続いている。かなりすごいぞ。私も「タカノリー!」って叫ぶ。今まで、ターボとしか叫んだことなかったんだけど。

 MC。いつのかは忘れた。
「今日は細かいことはいいません。思いっきり暴れてください。」
「今日はパーティだから、好きなように暴れて下さい。」
 本当に、仲間内のパーティみたいな親密な感じだった。客席全体が、初日の様にがむしゃらに突っ走るのではなく、最高に盛り上がりながらもリラックスしたような、各々が自由に気持ちよく暴れている感じ。温かくて楽しくてたまらない雰囲気。見渡す限り、ほぼ全ての人の頭が大きく揺れ、体が踊っている。広い会場の全体が心から楽しみ、体で表現している感じ。まさに巨大なライブハウス状態。すっごくいい感じ!

「常識的な範囲で、人に迷惑をかけないように暴れて下さい。」
「“ホールで4回もやるなら、もっと大きな所で2回くらいで済ませればいいんじゃないの”とかは、とっっくの昔に言われてたけど、ホールサイズにこだわってて。」
「悲しいかな、3階の一番後ろまでちゃんと見えるんだよ! 2階の一番前の座ってるやつの目線もしっかり見えてる!」
立てない人達の事もちゃんと解ってるって伝えてくれてる。嬉しい! 二階の妹に聞いたら、その時一列目は大騒ぎだったって。開演前に係員さんが「立ったら退場です」と伝えたこともあってか、結局最後まで一列目は立たなかったそうです。そんな気持ちを解ってくれてるんだよね。
 西川君が「2階!」「3階!」って呼ぶと、ぎょっとするほど大きな声が上から降ってくる。ものすごい。

「ずっと一緒にいて下さい。この先、いつまでも。」

 ツアー初日は、西川君しか見えてなかった。二日目は、色んな特効に気がついた。今日は、バンドメンバーの衣装が、パンフの西川君みたいのだったんだな、ってきづいた。少しずつ視界が広がっていくわ。そして、会場のみんなの動きが目に入った。
 みんなの腕や拳が、西川君に向かって振られる。考えてみれば当たり前なんだけど、それはまっすぐ前にではなく、西川君のいる所へ向く。西川君が左に行けば左へ、右にいけば右に。「ああ、西川君、気持ちいいだろうな」と思った。会場中の顔と体と気持ちが、いつも自分に向かってるんだから。妹に後でそれを言ったら、彼女も気づいていて、
「うん、あれは面白かった。ひまわりみたい」
と言うので、
「じゃあ私たちは、ひまわり娘達と太陽の王子様ね☆」
と言ったら大笑いされた。…ナイスな例えだと思ったんだけどォ?

hear
 初日より、ずっと響いてくる感じがする。「広げた手のひらに」の時、両手を広げていたと思う。白い腕。私たちの気持ちを受け止めてくれる、私たちの気持ちが欲しくて仕方がないと訴える腕。

Twinkle Million Rendezvous
 なんかも〜、たまりません。この曲。何度聞いても、最高。魂が、体が、揺さぶられる。声の力が、会場中の空気をうねらせる。こんなにも魂にまっすぐ響く歌を歌えるなんて。

 jugglingで、すごく強く歌っていて、「なんでもありの」の所をふいに声をひそめて歌う。それが抜群にそそる!煽る! 何かが体を走り抜けて行ったよ!

 ラスト前のMCで。
急に後ろを向いて
「すっごく気持ちよくってどうしよう!」
振り返って
「でもこのまま次の曲へ進むと終わってしまう!」
別の方向へさっと進んで、(でもこれ言ってなかったかもしれないんだけど)
「いつまでもこの時間が終わらなければいいのに」
私もそう思うよ! 西川君もすごく気持ちいいんだね! 嬉しい!
 また反対方向へ進んで、
「でもここで俺がダダをこねていても、時は無情に過ぎていく! 今日から、明日、明後日と!」
舞台劇みたい。ハムレットとか。スナオさんオオウケ。
「ちょうど明日からGWで学校も休みだし。」
「会社とか、舅、姑、夫の事は今は忘れて」
 一人で寸劇。
「××子さん、何なのこれは!」「あ、昨日冷蔵庫から出した…」「ダメじゃない! もう暖かくなってきてるんだから。5月に入ったら…(悪くなりやすいんだから、とかいう意味のこと)」「はい、すみません」これ! このネタ! なんて主婦なの! そうなのよね、冬の間はおかずの残りとか一晩置いておいてもいいんだけど、春になると、途端に冷蔵庫に入れておかなきゃ悪くなっちゃったりするのよね。いいわ〜、経験者でないとわからないこの生活臭のにじみ出る話題。ステキ。
 今回のMC、まさに私たち世代を直撃してる。やっぱり会場を見渡しても、本当に30代以上の人が多いから、西川君も解ってくれてるのね。
「(日常のしがらみから)俺がこの手で解き放ってやる! いくぜLEVEL4!!」
きゃーーーーーー!!!!

 何の曲の時だったか、ゴールキーパーみたいな格好。足を開いて、かがみ気味で、拳を何度も胸に打ちつけるように。
『来い! もっと来い! 受け止めるぞ!』って言ってるみたい。欲しくて欲しくてたまらないんだ。

「ああ、あああ、あああああ!」って喘ぎ声が大きくなってシャウトに! うひゃー!

 アンコール、かなり沢山の人が座ってた。声も小さかった。でもそれは座ってると言うより、みんな崩れ落ちて、息も絶え絶えになってた。それまでで最高に暴れすぎてて。
 私もヘロヘロで座ってた。正直言って、西川君だってあれだけ暴れたんだから、きっと出てくるのに時間がかかるだろうって気持ちもあって、少し休憩気分があった。
 そしたら予想外に早く飛び出てきてくれた。すごく元気な感じで驚いた。で、ハッパかけられた。
「アンコールで声が小さくなってどうすんねん!? あの時間は、休憩時間じゃないんやぞ!? そこの陰で4人でお呼びがかかるのを待ってる時間のむなしいこと。“もうそろそろかな?”“いやまだなんじゃない?”って。」
でも、ばててるのはわかるけど、みたいなことも言ってくれた。怒声じゃない。ちゃんと、私たちが全力を出してヘロヘロなのを解った上で言ってくれてる。そしたらすかさず会場から完っ璧なターボコールが!
西川君ニコニコで、ちょっとうつむいて、はにかんだように「…すごくスキ。」きゃあーーー!!!

 HEART OF SWORDで、
「す〜ぉ、す〜〜ぉ」って言うから、「何?」と思ったら、
「すぉ〜、すぉ〜〜〜だろぉ〜〜〜!!!」って! おお、初めて聞くパターンだわ。
 西川君が声を延ばして、私たちが歌って、二重唱になってて。これ、すごく気持ちいい。

VITAL BURNER
 西川君、マイクをズボンに挟んどいて、腕をブンブン振り回して暴れてる。
マイクの、口につける方をズボンの前に入れてる! あんなの初めて見たわ。
床に寝転がって暴れてる。ズボンをずり下げてる! 何度も! アブナイ! 何故あれだけ下げて何も見えない!?
「抱き合える『きみら』だけ必要だろー!」
うれしー!
 GET MOVE ON!のところ、「あんくぁけ! すぱげてぃ〜〜!!」
 今日の西川君は、笑いはしてるけど、初日ほど終始大笑い顔ってわけじゃなくて、それより自分も興奮しまくってたって感じ。イッちゃってる。マイク無しで、何言ってるかわからないけどひたすら叫んでいたり。

 さすがに2度目のアンコールは、みんな気合い入れてがんばった! 西川君、すぐ出てきてくれた。「アンコールが待たずに済んだのが何よりです!」って。
「今日は他に無いほど客席からのアピールが強烈で、気になるところがあるんですが。」
「一つ聞こえてきたのが、ブラジャーの落とし物があるって。」
はあ!? 何ですかそれ!?
「脱ぎ捨てられたようで(自分の胸をまさぐりながら)ピンクと水色の花柄で…。(おやあ、西川君、見たのかな?私が落とし主だったらビミョーに嬉しいかも?) 今ここで落とした人、名乗り出て下さいって言っても恥ずかしいでしょうから(ヤローが何人も挙手していた!)スタッフの方に言って下さい。」
そこで西川君に呼ばれ、スタッフ登場。うぎゃ、男性スタッフが、ブラを装着している! ひえ〜!! 西川君なら大喜びだけど、そうじゃない「男性」が自分のブラを着けてるって想像するとちょおっと…! しかし、あれ、見せブラに替えた後に落としたならわかるけど、もしかして誰か本当に脱ぎ捨てたのかなあ。一体どういう状況で…。

「もう今日はつべこべ言いません。歌います。贈ります。聞いて下さい!(宣言するように)」
そしてLIGHT MY FIRE。言葉なんかなくていい。十分通じ合ってる。

「ここ数年で、名古屋は港って感じになってきてるんですけど」

「飛んでみようか」で、みんなで座って思いっきりジャンプ!
 スタッフが出てきて、西川君に何か渡した。…西川君のTシャツが、不自然にでこぼこしてる。メンバー紹介して、スナオくんの番。
「そして今日が誕生日のスナオ!」
オオ〜!
「だから今日はパーティーだって最初に言っただろ!」
そういうつもりで言ってたの?
「いくつになったの?」スナオさん、指を3本。「ちゃんちゃい? ちゃんちゃいになったの?」「本日、この名古屋で、33才になった桜井スナオー!」スナオさん、「本名を出すなよ!」みたいに言ったみたいだけど、スナオってそのまま十分本名だよ。
 そして西川君が、「大好物のバナナだよ」と、4.5本ついてるバナナの房をTシャツの下から出してプレゼント。会場中が「ハッピーバースデー!」って歌った。
 西川君、「今までの人生で、こんなに大勢に祝ってもらったことないだろ?」
「俺の誕生日は、結構さびしく過ぎていくんやぞ。うらやましいわ」みたいなことを、結構マジなジト目で言ってた。そんなァ、私たちがいるじゃな〜い! そしたらスナオさんが、バナナを西川君にあげようとして、「いや、バナナはええから」
 スナオさん、半ば西川君に引っ張られるようにして舞台右手へ。歓声受けて、今度左手行って、歓声受けて。西川君、「あいつ何様のつもりや(笑)」
 で、スナオさんに、「何か言うことは?」
と挨拶させたら、スナオさん「最高です!」
「違うだろ! 祝ってもらったんだから、お礼だろ!」
って西川君に怒られて。で、改めて一言。
「ありがとう!」
そしたら
「タメ口? 言葉の使い方間違ってるよ! 自然児か!?」
って、また怒られてた。後で、土下座してお礼してました。
 バンドメンバーとスナオさんが退場する時は、会場から盛大な高速「スナオコール」が! 西川君笑ってた。ほんとスゴイよ、突然こんなバッチリ揃った大声コールができるなんて。
 舞台に西川君一人になったら、またすごい歓声で。西川君、嬉しそうに、
「ほんとに、なるべく早い機会に名古屋に帰ってきます」
って言ってくれました。

 今日は、本当に素晴らしいライブだった。会場全体が一つになって、熱く燃えていた。本当に最高! 気持ちよかった! 世界中の誰にでも自慢したいようなライブだったな。