ダンナが「どうせ東京行ってるなら、行ってくれば?」と言ってくれたし。資金はぶどう畑のアルバイトに励むので。
ジャパンゲームコンベンション、参加します!うわーい。ひさびさにオフラインでゲームができるかな♪
一泊二日で22000円。労働時間を増やしたいところだけど、子供の帰宅時間までには終わらないといけないのでそれはムリ。よし! 袋がけ作業が始まったら、時給じゃなくて出来高制だ。1枚かければ3円。袋がけを8000枚もすればOK! ……問題はぶどうにも限りがあるってことかな。他の人も作業してるのに、私がそれだけできるか。よし、効率的な労働に励もう。去年は5時間で1600枚が最高記録だった。目指せレコードブレイク!
ただ、他に問題がちょっと。私、今のTRPG界を全然知らないのよね…。Aマホ以外のゲームもやってみたい気はあるんだけど、何しろ私がTRPGをやっていたのは88年〜93年頃。ちょうどグループSNEとソードワールドRPGがTRPG界を席巻していた頃。知ってる(やったことある)ゲームといえば、ソードワールドの他はストームブリンガー、ゴーストバスターズ、D&Dとか。ルーンクエストや指輪物語も一度くらいはやったかな?
以来、全くこの世界に触れずに今に至って。今は、どんな感じなんでしょうね? 国産ゲームがすごく増えてるんですよね?
F.E.A.R.とかアリアンロッドってゲームがあるの? 菊池たけし氏って有名な方なんですか? そーゆー状態で行くのって、ちょこっと場違いにならないか不安。浦島太郎状態だわ。
いやまあAマホやれるだけでも十分楽しみなんですけど。
※編注 ここで「『Role&Roll』という雑誌を読んだら」とか「企業ブースなら基本的に何も知らない人への対応も万全」などと、さまざまなアドバイスを受け、ちょっとだけレベルアップしたのだった。
書店に富士見ドラゴンブックって置いてないなー!
JGCに向けて最近のTRPGの予習をしておこうと思い立つ。とりあえずアリアンロッドとか新ソードワールドとか、手に入りやすそうな文庫形式のルールブックを購入してみることにする。
が。そこそこ大きな書店3軒回ったが、富士見ドラゴンブックって全然無い。1件はゼロ、1件は1冊だけ、1件は新刊本含めて5冊だけ並んでいた。昔は結構ズラッと並んでたんだけどなあ。コンピュータゲームの本やら雑誌やらなら結構あるのに。やっぱTRPGって、相当狭い市場なんだろうか。
ダンナが古書店を数件回るというので、ルールブックかリプレイ集があったら買ってきてと頼んでおいた。そしたら手当たり次第、8冊おみやげ。内訳は
・新ソードワールドリプレイ集2,7,NEXT1
・デュダRPGリプレイ2
・ドラゴンマークリプレイ
・ガープス百鬼夜翔リプレイ
・ルナル・サーガ・リプレイ
・六門世界リプレイW1
……今時のゲームとは、ちょーっと離れてるか?
近頃発行されたものは、あまり古書店にも出回らないのだろうか。まあどれもやったこと無いゲームなんで、RandR誌を読み終わったら読んでみようか。
やっぱり欲しけりゃamazon利用かな。
ゲーム用のダイスを物入れの奥から発掘した。手に取るのは13年ぶりだ。4面、6面、8面、10面、12面、20面。残念ながら100面は持ってない。
クリアダイスは、名古屋メルサのホビーショップで買ったんだったな。白いのは…思い出した、D&Dの赤箱に付いてきたやつだ。
下敷きにしているのは、これも発掘したドラゴンマガジン創刊号。名古屋のホビーショップが紹介されている。当時一緒にゲームできる仲間が全くいなかった私は、どこから得た情報だっけか、こういうお店でゲーム仲間を見つけられると聞いて電車を乗り継ぎ行ってみた。で、結局そんな情報は得られずに(どこぞの学校のゲームサークルなんてとても飛び入りする勇気はないし)、タリスマンのボックス買ってとぼとぼ帰った記憶がある。これだって一緒に遊ぶ人はいなかったんだけど。
『D&D、AD&Dマスター座談会』という記事があって、御日本語版監修の大貫氏やDFC代表やドラゴンマガジン編集局長さんを始めとするマスターさん達の座談会が写真付で載っている。今見ると、うっわみんな若い! この人達、TRPG界のトップ格の人達なんだろうけど、みんな学生なんじゃないの? TRPGの草創期は、こういう若者達が牽引していたのかなあ。
更に発掘品写真を一枚。懐かしのロードス島マスタースクリーン。きれいだから大好きだったんだー。マスターしたことないけどね。
19,20日で参加。早速イベントスケジュールをチェックする。Aマホとカオスフレアやってみたいな〜。
が、えらいタイトロープなスケジュールになることに気づいた。とゆーか、そもそも18,19日とTMR武道館ライブと掛け持ちするってのが大問題なんだけど。途中で抜け出すので、抽選になりそうな有料セッションに参加する機会は、2回のみ。うう〜、参加できるかなあ…。
全ての抽選にはずれて、Aマホとカオスフレアとアリアンロッドのルールブックを抱きしめたままうなだれる自分の姿が目に浮かぶ。で、物販スペースあたりをウロウロして、時間つぶすのね…
いかん、泣けてくる。色々はずれた場合の行動を考えておかなくては。
○予定(希望)
18日:上京。ライブ初日&オフ会に参加。東京のあやのさん宅に泊。
19日:早朝、新横浜へ移動。JGCにて10時〜15時までセッション参加
16:00、武道館へ移動。17:30〜20:30 ライブ二日目参加。
新横浜に戻り、24時〜25時のAマホトークショーを聞く。
25時〜27時の井上純弌トークショーを、起きてられたら聞く。
20日:9時〜14時セッション参加。
17時 閉会式
……こうできるといいなー。
スケジュール見ながら慌てた慌てた。
「えーAの魔法陣トークショウ、1時からじゃなくて0時からになってる! 急いで東京から帰ってこないと……って、20日のセッション整理券配布、思いっきりトークショウと時間被ってるじゃん! 整理券もらいに行けないじゃん!……ということは、20日は事前に申込みできるF.E.A.R.のセッションに申し込んでおいて、Aマホセッションは19日10時からの希望して……って、うわこれ整理券、朝9時には並ばないと! ということは、朝は7時には東京の宿泊先を出発しなくては。ふひー。
折角だから、井上さんのトークショウ聞きたいなあ。お泊まりイベントで夜しっかり寝るってのも違う気がするし。でも寝ないとセッションで頭が回らないかも……。」
がんばれ、私。
ルールブックとリプレイ1を読んでみた。
とても親しみやすい。最近はAマホばかりだったから、こういうノリとロールで進められそうなのは逆に新鮮というか、懐かしいわ。
職種や種族も、人間、エルフ、ドワーフなどをすぐに思い浮かべられるし、種族も錬金術士以外はファンタジーの基本でわかりやすい。すごくベーシックな印象で、素直に入れる。一方で鋼の錬金術士やウサ耳ネコミミができるのが面白いね。
MMO的TRPGだそうだけど、MMOやったこと無いからその辺はわからない。
ダイスの振り直しができるのが面白いなあ。単にベーシックなんじゃないんだなと思った所。
こりゃすごい!という感じじゃ無いけど、安心してプレイできそうな感じかな。
20日の『TRPGセッションwith F.E.A.R』、アリアンロッド卓の当選ハガキが来てた! わーい! 第一希望のカオスフレアは逃したけど、とにかくこれで一つはセッションに参加できるぞ! よかったー。 あとは19日にAマホに潜り込めれば最高。神様仏様アーノマーホ様〜。
私が用意しておいたアリアンロッドのルールブックとリプレイを、中一長男が読んでいた。そしたら今日。
長男「お母さん、明日の午後、友達が遊びに来るんだけど、みんなでアリアンロッドやらない?」
はあーーーーー?
私 「ちょっと待ってよ、マスターは誰がやるのよ」
長男「お母さんに決まってるじゃん」
私 「私はアリアンロッドをプレイしたことないから!
だいたい一度たりともマスターなんてやったことないよ!」
長男「誰にだって初めてはあるよ」
私 「お前が言うかーー!」
いやー子供がTRPGに興味を持つのは嬉しいが、とっさの判断が不得手な私が、TRPG未経験の中一男子達を相手にやるのは、ひじょーにオソロシイ。子供は何やらかすかわかんないしなあ。長男を見てても、戦闘はうまいが交渉とかはからっきしだし。それに、リプレイ小説みたいなオモシロ展開を期待されても困るぞ。
やらせてやりたいのは山々だけど……。近場に相手してくれそうな人達もいないし。どうしたものやら。
※編注 ここで専門家より「そういうときは付属シナリオを」との助言を受ける。ビバ!インターネット☆
「だから私は明日からの支度をしなくちゃいけないのにー!」
と叫びつつ、次男の習字と三男のアイディア貯金箱作りの宿題の面倒見ながら、長男にねだられたアリアンロッドのセッション準備をしている。長男はやれることが有れば手伝うよと言うので、食器の片づけと洗濯物を干させて、ルールブックを必死で読んでる。だから私はまだルールを把握してないんだって! ダメージの決め方どうだっけとか、マイナーアクションって何だっけとか、焦りまくり。ルールブックに付箋つけまくり。まさか13年ぶりの生セッションが、子供相手のマスター役になろうとは……。
私「で、何人来るの?」
長男「わからない」
私「その友達連中は、セッションやる気あるの?」
長男「知らん。」
おまえなー! 初GMのハードル上げないでよ。しかも私の努力は水泡に帰すかもしれないと。……まあ、やりたい気持ちには応えてやりたいから、一応準備はしてやるけど。
しかし、わかんない事いっぱいだー!
データの読み方わかる人いたら教えて下さい!
付属シナリオにエイスファスって敵がいて、攻撃の種別が
“攻撃:エアリアルスラッシュ 6(2D)/0(5D)/魔法(風)/20m”
で、
“特殊能力《エアリアルスラッシュ》3”
ってあるんですけど。エアリアルスラッシュは『対象に(SL+1)D6の<風>属性の魔法ダメージを与える。またこの魔術の魔術判定に+SLする』スキルとのことですが。
・魔術判定って何?
・“攻撃”の欄にあるエアリアルスラッシュの攻撃力は0+5D6だけど、特殊能力の方はエアリアルスラッシュ3レベルだから、(3+1)D6のダメージを与えるんですよね? では結局攻撃のダメージはどう決めるの? 攻撃と特殊能力のエアリアルスラッシュは別なんでしょうか?
どなたかアドバイスいただけるとありがたいです……。
※結局、この該当箇所はエラッタであることが判明した。
長男いわく、今日は友人達がその気にならないので、セッションやらなくていいそうです。お騒がせしました。
……やるかやらないか、もっと早く決めてよー。というか、ちゃんと根回ししてから話を始めてもらいたい。レコードシートとか色んな表、コピーしたんだけどなー。
また今度ね。
昨夜JGCから帰宅したら、夫と長男がガンオケ青をやってるところだった。そんな彼らに芝村さんたちとお食事したと報告したら大受けだったよ。
机の上には、コミケに行ったお友達に頼んであった芝村さんのインタビュー本となるしまゆりの同人誌が。わーい帰ってもお楽しみがあるぞ♪ ていとくさんありがとー!
それでまあ、朝になって。
さすがに体が重い。それでも留守中に山とたまった衣類を洗濯し、その後でぶどう園の直売所お手伝い。直売所の仕事は初めてで、色々教えてもらって新鮮だった。観光地でもないのに意外とひっきりなしにお客さんが来るし、贈答用の送り分もかなりの注文があって大忙しだ。お盆前なんて、今年は実りが遅くて、午前中だけで品切れくらいの勢いだった。
軸を切ってたら、うっかり指をさくっと切っちゃった。イター、人差し指の第一関節のとこ、V字に切れてる。枝も切れる、よく切れるハサミだからなあ。
「よくあるのよー」と奥さんが絆創膏をすぐ出してくれたので、ぺたりと貼って作業続行。 畑で作業するときは手袋をしていたので良かったんだけど、この作業では手袋をつけられないので、また同じ場所を切らないように気をつけなきゃ。
さすがに10s箱を何回も持ち上げたり運んだりしてたら、やっぱり腰に来たわー。
それに、三日間適当な食生活で無茶な活動してたら、気持ちは元気でも体はガタがきてたらしい。口内炎になってるしお腹壊すし。もう目が開かない感じだし。でろでろ〜。とりあえず、休みます。
長男、「で、アリアンロッドいつやる?」と言ってきた。うわーやる気満々だよ。
「君は友達とやりたいの?それともお父さんお母さんとでもいいの?」と聞くと、「何でもいいから早くやりたい」とのこと。
「わかった、お父さんと相談して早急に対応するわ」と言っておいた。しかしなあ。芝村さんが「自分が中学生の頃は親となんか遊びたくなかったですよ」とおっしゃられていたけど、ホントに私も不思議だよ。よく親とRPGやりたいなんて思うな。きっとわかってないんだろうな。
親を相手にロールプレイ=演技するんだよ? 私だったら子供相手に「ヴァーナ(半獣ぽい種族)のシーフです。ウサ耳があります。16歳です♪」なんて、ずぇーったいやりたくないぞ!
やっぱりロールプレイのあまり必要ない、戦闘主体でやるべきだろうな。照れて話が進まなくなりそう。
「2D6って、六面のサイコロ二つ振るって意味だよね。Dってダメージのこと?」
そうか、ダイスという言葉を知らないのか。しかしルールブックに書いてあるはずだけどなあ。
友達を引き込みたいならリプレイ小説を読ませたらと言っておいたら、早速今日遊びに来た友達に読ませていた。
友人「ファンブルって何?」
長男「ピンゾロだよ!」
私 (洗い物しながら)「六面ダイスで二つとも1が出ること。致命的失敗」
と二人がかりで解説を入れる。
面白かったようで、借りたいと言うので貸してあげた。さて、プレイしたいとまで言ってくるかな?
※編注 2015年になって嫁入り荷物の中から、妻が両親を相手にD&Dをマスターしたときのキャラクターシートが出てきた。これは血なのだと思う。
長男とその友人(全員中一)相手に、アリアンロッドのミニセッションしました。
結果。
成功でした。
キラッキラの笑顔で、「楽しかったー!」と言ってもらえました。
前日、長男が「お母さん、今日なら戦闘だけでもできそうだよ」と言うので、練習のため洗濯物も干さずにエネミーデータ見ながらケレッケレッと模擬戦してたのに、4人中2人は乗り気じゃないっぽくてスマブラに流れ。結局この日は無し。
で、今日、「お母さん、今日はできそうだよ」と言うので、「ちゃんと卓を予約してちょうだい! 何人来るのか。何時からやるのかはっきりして。」と言い渡す。とりあえず、今いる2人だけで開始することに。
参加者は長男とS太郎君。昨日熱心にキャラメイクしていた2人。長男はシーフ/アルケミスト、S太郎君はウォーリア/サムライ。おやー、私もシーフが好きなんだけど、息子もかな?
2人ともスキルはしっかり決めてあっても名前が無い。あー、機能は決めても人物像は全然ってことね。便宜上職業で呼ぶことにする。
用意したのは一部屋だけのマップ。JGCでやったセッションを参考に、画用紙にマス目を書いて用意。見せた途端、長男が「これ一マス何m?」「よし射程内だ」なんて言う。お、かなりルールを勉強してるようじゃないか。
シナリオは無し。シンプルに「この部屋の中にいるモンスターを倒したら、ドロップ品はあなた達のものだから。さあどうぞ!」とだけ。
仕掛ける罠やモンスターの数もJGCを参考に。いやー役に立ちました。
お互いルールブックをめくってアレコレ調べながらの戦闘。色々焦ったけど、何とかあまりだれることもなく進められた感じ。
敵はゾンビとスケルトン2体を出した。
彼ら、一部屋しか無いと思ってフェイトを湯水の様に消費して、かよわいスケルトン達に追加ダイスの嵐で攻撃を仕掛けてくる。コイツら調子に乗って〜。
なので敵を倒したと思った次の瞬間、奥の扉が開きワイトが2体登場ということにした。
丁度、もうひとりの友達のY平君が来てしばらく見物してたので、サンプルキャラを選ばせてここから参加させる。Y平君はアコライトを選択。
強さのバランスが心配だったけど、結果、ウォーリアは攻撃は当たらないものの見事に壁となり攻撃を受けきり、背後から隠密攻撃と魔法攻撃で敵を倒すという、みんなちゃんと役に立てた、いい感じの運びとなった。
時折挟む、「スケルトンは“滑る床”の罠に突っ込んだ。10体まとめてすっころび、こう、カタカタカタと……」などの、身振り手振りを加えた描写が一々大うけする。新鮮だなあ。
キャラクターチェックを含めて1時間半。まあ丁度よかったと思う。
これ以上長いとだれるだろう。
感想を聞いたら長男とS太郎君は「楽しかった!」
途中参加のY平君は、イマイチ訳がわからなかった感じだったが、セッション後の成長作業はとても楽しそうにやっていて、次回の予定を決める時にはとても乗り気になっていた。次は夏休み明けにやるとのこと。了解。うわーキャンペーンの始まりか?
とりあえず、みんなにそれまでに名前と、どういうキャラクターか決めてくるように言い渡し、長男初セッション&私の初GM終了。うん、内容的にはアラありまくりだけど、とにかく楽しかったようなのでよかった。掴みはOK。
しかしS太郎君にとっては、「初めてのTRPGは友達の母親(もしくは近所のおばさん)にマスターやってもらった」って事になるんだなー。ちょっと笑える。
子供会やらスカウト活動やらでよその子供の相手は慣れてるけどな。なんだかスカウト活動のリーダーの続きやってるみたい。
それにしても消耗した! この後で下の子達を体操教室に連れてったけど、見ながらついつい寝ちゃったよ。
ダンナが帰ったら、長男は「スケルトンがまとめて転がってね!」などと嬉しそうに報告していた。相当楽しかったらしい。
ほうそりゃ良かったと、親の初セッション話をする。
「お父さんの初めてのTRPGはD&Dで、開けちゃいけないって言われてた封印された扉を開けたら、マンティコアが出てきて全滅してなあ」
「お母さんの初めてのもD&Dでね……」
長男、生返事。よく見ると、買ったばかりのDSソフトで遊んでいた。
コラー! 人の話はきちんと聞け! 話を聞くのはTRPGの基本だぞ!
買い物から帰宅すると、昨日のS君と長男がサシでセッションしていた。
あんたら昨日の今日だよ! 来月って話はどこに行ったんだ。
私が昨日作ったワンルームダンジョンを使って、長男がマスター役になり、レベル6エネミーのデュラハンとS君のウォーリアがサシで戦ってた。他にも雑多な敵を手当たり次第に部屋にばらまいて遊んでたらしい。うわ適当! というか無茶!
最初はなーんにも知らない9才の次男も、シーフのキャラを与えられて戦力として動員されてたけど、早々に死んじゃったそうだ。
S太郎「だって武器持ってたから突っ込ませたら」
長男「デュラハンのチャージで死んじゃった。僕は平等に攻撃しただけだよ?」
長男には後で、マスターの目的はPCを倒す事じゃないからと教えておいた。
S太郎君苦戦。
長男「やばいデュラハン強かった。しょうがない、アコライト出そう。アコライトが壁を突き破って出てきた(ゲラゲラ)」
また次男が呼ばれたけど、次男はプレステしに行っちゃったので、長男がNPCとして動かすことに。それでも足りず、メイジもNPCとして投入。また壁を破って登場。
長男「崩れかけのダンジョンなんだよ!」
やりたい放題だなあ……。
しかしやってるのを聞いてて驚いた。長男、攻防の度に描写を入れてる!
「デュラハンは驚く程華麗な身のこなしで召還術を避けた。デュラハンは不敵に笑った。」
「かわされたデュラハンの斬撃は床に当たり、床は粉々になった」
「プロテクトね。不可思議な防壁によりS太郎のダメージが緩和された」
「デュラハンの馬は頭を吹き飛ばされ、動かなくなった。デュラハンの残りHP半分。」
「デュラハンは断末魔の叫びとものすごい砂煙をあげて粉々になった。」
な、なんだこの子? しっかり演出できてるぞ!? しかもかなりいい感じじゃない!
アンタ昨日初めてテーブルトークを体験したばっかでしょ!?
どこでこんなこと覚えた?
これはさんざんライトノベルを読んだ成果か?
とゆーか週に25冊の読書量がこんな所で活きてきたか!?
罠描写もちゃんとしてた。
「二人はかろうじて、ギリギリで立ち止まった。S太郎は踏み外して落っこちた!」
「(爆発の罠にはまったけど回避成功)S太郎は瞬時に箱から離れ、5秒後に箱は大爆発を起こした。」
すごいなーこれが初マスターかー。
想像力のある方とは思ってなかったけど、
ちゃんと頭の中で様子が描けてるんだなあ。
うーむ、これは戦闘パートだけなら彼でマスターは十分だ。
せめて私は、物語を作ってやる役にならないとな。
しかし、リザルト聞いてゲロゲロ〜。
なんでもう3レベルになってるのさ!
ドロップ品でレベル7のマジックアイテム持ってるのさ!
長男、二人分のNPCの経験値を自キャラに投入するんじゃない!
それ、続いて私がマスタリングするんでしょ〜?
セッション後。
長男「お母さん、僕、自分のルールブックは自腹で買うから、上級ルールブック買ってよ!」
S太郎君「リプレイの続きって夏に出るんだっけ?」
いいお客になってるなあ。
既に夢は上級職に飛んでいるらしい。
アリアンロッドをやるってのに、ブラフの箱が出してある。
私 「何、ブラフするの?」
長男「いや、これサイコロが沢山入ってるからもってきただけ」
用意のよろしい事で。
その夕方。
長男「おかーさーん。もう夏休みも終わりでさ、宿題やる時間が足りなくなってきてさ。今日、空手教室休んでもいいでしょ?」
いいわけあるかー! 今まで何してたっつーの!
さらに空手の練習が終わって、戻ってきて開口一番。
「やっぱりファーマシーは役に立たないよ」
アンタ何考えて練習してたんだよ……。夢中になってるなあ。
ちなみに、うちの長男は芝村さんが幼児教育として紹介されていた「お話を最後まで読んであげない」ての、まさにやられていた口である。夫は長男が幼児の頃から高学年まで毎晩30分読み聞かせをしていたが、「クライマックスで『今日はここまで』にすれば、後は勝手に自分で読むから」と言っていた。
おあづけ食らってすぐに自分で読んでたので、エンディングを想像する力は養われなかったかもしれないが、少なくともかなり早い内から厚くて字の小さい本も臆せず読めるようになった。もっとも、“読んでもらう喜び”は別のようで、自分で読んだ本でもやっぱり夫に読んでもらいたがっていたので、それで読み聞かせの手間が減ったわけではなかったようだ。
今では夫にセレクトしてもらった本を週25冊のペースで読んでいる。こんな感じ。いくら何でも多すぎだと思う。
私はこんな読み飛ばしは感心しないんだけどねえ……。もっと味わって読もうよ。勉強もしようよ。
ただで終わるわけが無いんだよねっ。兄弟全員〜。
始業式を翌日に控えたこの日。次男と三男が、苦労してやり終えさせた夏休みの友と読書感想文を揃って「なくなった」と言いだし、午前中一杯探しても見つからず、なのに子供らは探すのに飽きてすぐに遊び出し、さらに次男が名札をいじってたらフェルトから引きちぎっちゃってまた仕事が増えるに及び、遂に最終日にして育児ストレスが危機的水位を突破した。心身に影響大。
昼食に帰ったダンナと、発作的に出かける。と言っても、テレビでケンタのCMやってたのが美味しそうだったので、二人でケンタッキーに行っただけだけど。車で30分かけて。
カリッとサクサク、ライム風味。アジアンスパイシーチキンおいしい。
フリフリポテトのタイ風スパイシーも、辛すぎず旨みがあっておいしい。
大きく息を吐く。あー何か世界が急に明るくなった。たまたまダンナに少し時間を取ってもらえる日で良かったわ。やっぱり母と子だけで密室にこもってるとイカンね。
子供らにおみやげ買って帰る。
夕方になって、宿題は無事発見。
買い物に行って、食事の支度開始。しかし長男が英語のノートが足りないと言いだし、また買い物に。なんかもう無性に支度がイヤになって夕食はラーメン屋にGO。
長男、前日に悲鳴をあげた。新たに理科と数学の問題集を発見したとの事。さらに今日、友人の家に勉強やりに行ってきて。
「お母さん、あと三つ気づいてないのがあった! どうしよう徹夜でも追いつかない!」
ちゃんと宿題把握しときなさいよ! で、そんな状況で、
「ヨシノリ君もアリアンロッドやるって。キャラ作らせたら、パーティに盾ができたよ」
アンタは何ルールブック持って行ってるんですか! こんな状況で勧誘してるんじゃない!(怒)
深夜0時過ぎ、ポスターを描く長男。そういや私も中一の夏休み最後の日は、徹夜でポスター、習字、読書感想文、自由研究のまとめを書き上げたっけかなあ。
なんか色塗りが楽しそうで、つい手を出してしまった。背景の黄色一色に塗る所をペタペタ。あ、楽しい。
私 「ほーら、妖精さんが仕事をしておいてくれたよ☆」
しかしやはり宿題を手伝うのはまずかったか。これで依頼心を持ってしまったらどうしよう。ということで釘を刺す。
私 「でもアテにしちゃダメだよ! 妖精さんは気まぐれなんだからね。もうやらないから。」
長男「猫の手程度ってことだね」
私 「なんだとぉー!」
長男「ごめんなさい“気まぐれ度合い”はって事です!」
まだ一杯残ってるみたいだけど、まあ中学生の宿題なんて、親が責任もつもんじゃないしー。無責任にがんばれーと応援しておくだけ。
昼頃、午後に子供達がセッションしに集まってくる事を知る。うひー!
そういや“次は夏休み明けの週末”って言ってたね。でも新メンバーも入ったし、予定組み直しかと思ってたよ……。
準備時間、10分。きゃー。
前回はただ敵と戦うだけのセッション(ごっこ)だったので、シナリオ有りは初挑戦。使用したシナリオは、ルールブックのサンプルシナリオ。NPCのセリフや進行の仕方まで、懇切丁寧に書いてあるので、これさえあれば大丈夫、のはず。
しかし。これ、1レベルキャラ向けなのよね。
アンタら何でもう3レベルになってるのよー!
ワンルームダンジョンでこまめに経験値稼がないでよ!
ああAマホのセッション所要時間でもらえる根源力が決まるのっていいなあ。
敵を強くしなくちゃいけないんだけど、とりあえず攻撃力を1足すとか、数を増やすとかしてみる。
メンバーは長男と同級生のS太郎君、Y平君。すると9才次男も「ぼくもやりたい!」と言い出した。仕方ないので長男らにキャラを用意させたら、『ガンスリンガー/アコライト』のキャラ。パーティ随一の攻撃力を持ちつつ防御や援護ができるって、こんなん飛び入りされたらますますバランスがー。
わかりやすくと思い、ダンナからフィギュアを借りる。
何故かバーバリアンプリンスの箱から出てくるローズトゥロードのフィギュア+スコープドッグ。子供達大喜び。次男はスコープドッグがお気に入りらしい。
長男「アイアンゴーレムだー」
次男、強そうってだけで嬉しそう。
しかし次男のキャラ、2レベルで攻撃力15+2D6って絶対デカすぎるだろ!
長男に言うんだけど、絶対合ってるって言う。時間も無いし、私は見てもいない上級ルールに出てくるクラスでよくわかんないし、しかもどうせまともにキャラを扱えない次男のキャラなんだし、まあいっかということで開始。
まずは神殿の人が酒場でたむろすPC達を見つけて仕事を依頼するシーン。
私 「『あ、よかった、まだいてくれた!』」
長男「潜伏します!」
S太郎「オレも隠れる!」
次男「ぼくもー!」
子供ら大はしゃぎ……ったく絵に描いたような中坊どもが……。話に協力しなさいよ!
大体この状態って、単に机の下にもぐってるだけでしょ? バカ? しかし楽しそうだなアンタら……。
最初っから頭が痛い。不許可にしたかったが、隠れたまましゃべりあってるんで、声がして見つかることにした。思いっきり不審だが、他に人手が無く依頼する流れに。
『長男、TRPGをやりないならコンベンションに連れて行ってやってもいいかな。でも先方が中学生は嫌がるかも』と思った事もあったけど、コレじゃお話の外。社交界デビュー前に、家庭でしっかりお行儀を身につけさせなくては。
戦闘はみんなえらくイキイキ。長男、経験値稼ぎとドロップ品ゲットに目の色が変わる。
長男、作戦と称して次男の手番を後らせ、敵一体にとどめを刺す。
「あー!僕の手柄もってかれたー!ずるいー!」
と騒ぐ次男。いやそういうの関係ないから。
案の定、次男は他の子達のあやつり人形状態。それでも戦闘は楽しいようで、自分のキャラが大ダメージを与えたと大喜び。ま、いいか。
しばしば戦闘中の情景描写を口走る長男。よし、それはどんどんやってくれ。サブマスターがいると助かる。
子供達、意外とちゃんとルールを把握してる。
「リプレイでは〜だったよ、ほらアムがさ……」
などとちゃんと知識を活かしてて助かる。
リプレイってやっぱり導入テキストとして優秀だなあ。
クライマックス。親玉が現れるが、PC達は何も話しかける気、無し。おかげで、聞かれもしないのに自分の悪巧みをベラベラしゃべりまくるバカボスに。泣ける。
しかしコイツら硬い! ただでさえ不自然に硬いのに、二人のアコライトからプロテクトがポンポン飛び、さらにギルドスキルでダメージ減。キツイ魔法くらってもダメージゼロってー。いかん、緊張感が薄れてしまう。
ミッション達成して神殿に戻る。長男、神官に向かって開口一番
「報酬下さい」
他に何か言うことないのかね……。
終了後感想を聞く。
「敵がもっと強くても良かったです」
うんまあね、ちょっと私の度胸がたりなかった。
もっと死にそうなのの方が楽しいんだよね。あと、アンタら硬すぎ! まあみんなかなり楽しそうにしてたから、よかったかな。
次男の感想。
「アリアンロッドっておもしろいねー」
それはよかった。9才でも楽しめたか。ちょっと意外。次回もやりたいそうだ。
次男のキャラの攻撃力、あまりにも不審なので確認。
長男「ほら、“ガンパード”のスキルレベルが2でキャラのクラスレベルが2でしょ。攻撃力:CL+(SL+1)×3だから2+2+1=5で5×3で15なんだよ!」
私「……ちょっと待て。足し算引き算より、かけ算割り算の方が先だよ!? 15じゃなくて11! まだ数学で習ってなかった?」
長男「……あ。習った。6年で。」
ダメじゃん!
キャンペーン第1回やった翌日。
買い物から帰ったら、昨日の二人が遊びに来てて、セッションしてた。
あんたら昨日の今日で、またやってるんかい!
マスターは長男。3部屋のダンジョンをでっちあげて遊んでる。長男のシーフキャラが抜けたので、罠には全部突っ込んでいく漢らしいパーティになっている。大丈夫か?
長男、相変わらず戦闘描写はうまい。
が、ワイトが出てきて、エネミー識別してもワイトで、二刀流のはずなのに弓を撃ってきて場面が混乱。
「なんでワイトが弓なんだよ!」
「おかしいだろ!」
エンゲージして、ワイトだと思ってたのは実は弓使いのフォモールシュータだったことがわかる。これが非難ごうごう。
私に質問が来る。
S太郎「エネミー識別したら、わかるはずですよね!」
私「うーん、そうだねえ。」
Y平「ほらみろー。何やってるんだよ!」
S太郎「うそつきー」
長男 「エンゲージしたらわかるようになってたんだよう!」
長男、“メチャクチャするマスター”扱い。おやおや。
その日のセッションは、時間切れであと一部屋を残して終了。
後で聞くと、「イリュージョンの魔法だったんだよ。魔法に気づくかの感知判定には失敗してたし。なかなかエンゲージしてこないし。」
あーそれはちょっと説明が足りなかったねえ。ちょっとひねった事したら、通じなかったのか。残念だったね。そういう魔法効果なんかには、みんなまだ馴染みがなさそうだしな。
明日ちゃんと学校で説明しておいでと指導。
「ちゃんと言ったけどさあ……」
じゃあもう一度言っておいで。
しかし一度言ってもあれだけブーイングがくるのは、日頃の行いが悪いんじゃないか?
長男のキャラの名前はクルス。シーフ/アルケミスト。
「成長させて戦車随伴歩兵、じゃなくてスカウトにクラスチェンジするんだ♪ レーザーライフル持たせるんだー。ゴーグルも欲しいなー」
ガンパレネタかい!
長男とY平君が上級ルールを読んでる。追加のエネミーデータを見て妙に盛り上がってる様子。
「この“白のケテル”ってすげー!」
「いかにもボスキャラだな!」
「絶対出てくるよな!」
ちょっと待て。それ、レベル100の神様並エネミーですね?
どこに出るの? 誰が出すの! 私かー?
学校が終わると、速攻で昨日のメンバーが集まってきた。アンタら三日連続か!
昨日の続き、残り一部屋。あとから別の友人達も遊びに来ると言うことで、
「とりあえずアイツら来るまでセッションの続きやってようか」
と遊び始めた。そうだね、どうせ他の子が来れば、いつも通りテレビゲームになるんだろうし。
買い物に出て、一時間半ほどして帰った。
まだセッション中。しかもギャラリーがいた。
うわぁ、後から来た友達二人、テレビゲームじゃなくてこっちに乗ってきたか! しかし長いな。あと一部屋だったのでは?
S太郎「だってコイツがどんどんエネミー出してくるんですよ!」
Y平 「ボスクラスのを次々と〜」
長男、大胆だなあ。私にはその大胆さが足りなかったな。ぎりっぎりの命のやりとりさせた方がいいよなあ。
セッション終了したら、見学の二人が早速キャラメイク。長男達が指導するので私は手出し必要なし。
そうかー、見学者、退屈じゃなかったか。
しかしキャラメイク途中で時間切れ。
「お前が敵をだしすぎるからだろ!」
長男、またもブーイング食らってる。
後で長男に聞いてみた。
私 「あのさあ、ボスクラスがぼこぼこって、最初からの段取りだったの?」
長男「お母さんだけには言うけど。アイツらあんまり硬くて腹が立ったから。」
でしょ!? アンタら硬いんだよ!
しかし。
「おかーさーん、ギルドメンバー増えたよ!」
うわークラスほとんど網羅したよ。
パーティが6人にもなっちゃったよ。
私が対応しきれない速度で事態が進展していく……。
しかもあの二人、両方とも去年私がPTA委員で同じ部だった人の子じゃん!
うわー去年でなくてまだよかったって事か……。
2人のデビュー戦は、来週月曜とのこと。
部活が忙しくて週末も空いて無くて、月曜だけお休みなんだそうだ。
テンポ早!
後で9才次男がいじけてた。
「ぼくちっともアリアンロッドやらせてもらえない」
今日のは昨日の続きだったからね。キミは昨日いなかったから。
次は一緒にやろうねとなだめる。
“日曜日には、おかあさんが近所の子供達を集めてテーブルトークRPGをします☆”
……どういう冗談でしょうか。
今、長男の友人から電話が来ました。
電話後、長男が言いました。
「おかーさーん、今からセッションできる?」
ぅおーーーいコラ! 頼む、頼むから事前準備をさせてくれ。
シナリオ集読むにも時間がかかるんだよ……。(滂沱の涙)
「あと15分くらいで来るから。開始はお母さんの準備ができたらでいいよ」
あのなあ。せめて前日に言ってよ……。
彼ら、勝手に自分らでセッションやって成長しちゃってるの。
シナリオとキャラクタレベルが合わないの。その調整がどうすりゃいいのかよくわかんなくてさぁ……。
適当に敵を強くしたり、増やしたりしてるけど。今日はボス戦が弱すぎちゃった。まいるー。
(以下ネタバレ)
ゴブリンの洞窟シナリオなのでゴブリンを出すんですけど、こんなの彼らには一撃で全滅できちゃうんですよね。だからと言ってゴブリンがボスのダンジョンで、やたらな高レベルモンスターを出すのもシナリオ的に不自然。ボスの強いゴブリンの攻撃力を1D増やしてみたりするんだけど……。うあー敵を総入れ替えしてシナリオも変えなくちゃいけない?
次のシナリオはレベル2〜3用。だけど彼ら、レベル5になっちゃいましたよ。なんかもう、根本的に設定を変えないとできない感じ。……思い切って、
「このキャンペーンやめ!」
って言っちゃえばいいんですけど。……言うべきかなあ。
で、いっそ、いつか別にキャラクターを作って一からやり直す時にやらせればいいかと思うんだけど、できれば一度関わった事件は、決着付けさせてやりたいのよねえ。
※編注 ここで「ランダムダンジョン」と「コロシアムルール」を使うべしとの助言を受ける。ビバ!mixi☆
キャンペーン第2回。シナリオは、『ファーストクエスト』の“妖魔の洞窟”。メンバーはキャンペーンメンバーのS太郎、Y平、長男、次男。今回は新人達はいない。
シナリオについてる、プレイヤー用ダンジョンマップを使ったら、
「おお〜地図が用意されてるんだ」
と感心された。初々しいねえ。とゆーか、私もマスター用とは別に白地図がついてるなんて、なんて親切なんだと驚いたけど。ほんと親切設計だわ。
日頃から弟にキツイ長男が、次男が余計な事(でも次男にとっては大事な事)をしゃべり出すと「黙れ!」と一喝する。
次男、ふくれる。セッション中に兄弟げんかはやめてくれ。
Y平君が「『静かにして』くらいにすれば?」と言ってくれる。そうだよね、君も長男だけど、こんな暴君じゃないよね?ったくうちの長男坊は……。
次男は自分の番以外の時は暇で。
「おかーさーん、このゲーム後でやっていい?」
なんてテレビゲームのソフトを引っ張り出してくる。長男がイライラする気持ちもわかるけど、まあ退屈になるのは仕方ないよなあ。礼儀もあるからちゃんと座らせるけど。
それにしても、予想外の行動が多い。
洞窟で分かれ道があり、片方は部屋に続き、片方は行き止まり。そこで隠し扉を見つけた。
で、何でそれで二手に分かれて同時進行を選ぶかなあ?
おかげで隠し扉を開けた2人は敵から集中攻撃。しかしもう一方の組は、味方が襲撃受けても駆けつけるでもなく進み、罠に落ちるわ、落ちなかった方はのんびり待機してるわ。いよいよ隠し扉組から「早く来い!」と悲鳴が上がって、やっとこさ現場に向かい。
もーちょっとチームプレイを考えた方がいいかと思うよ。
ボスのゴブリン、PC達のレベルに合わせて強くしたつもりだったけど、攻撃力はともかくHPが少なすぎたようだ。割とあっさりやられてしまい、PC達の鬱憤は生き残ってたザコに集中。
「残りフェイト全部使って攻撃だー!」
あああミンチだ〜。やはり敵が弱かったと反省。
事件を解決して神官と会う。PC達、報酬を受け取る以外、何も話そうとしない。こちらが「○○のことについて聞いてみたら?」と具体的にアドバイスしないとだめ。うーん、そもそもNPCと会話して情報を聞き出すって事を知らないんだな、こりゃ。NPCは目の前に立てば情報を全部垂れ流してくれると思ってないか? やっぱりテレビゲームしかやってない子達だって忘れちゃいけないねえ。
母親相手に話しづらいのも微妙にあるのかもしれないけど。
でも私なんてねえ、子供相手に“美少女の幻影”役やらなきゃいけないんだよ!?
やるなら覚悟決めろー!
その夜、ボーイスカウトの保護者会にて。同級生のお母さんに会う。
「なんか面白いボードゲームやらせてもらえてるそうですね! 子供達すごくはまってるみたいね〜!」
ボ、ボードゲーム? あーそうか、TRPGなんてジャンル自体を知らないかもな、ヨシノリ君は。マップ見てボードゲームと思ったのかもしれない。
話がややこしくなるので訂正はしない。
「ええまあ。そんなにはまってる?」
「部活で色々話して盛り上がってるらしいよ!」
部、部活?そういや新人のヨシノリ君とS君、K君は全員バレー部だっけ。しかし2人はまだキャラメイクしただけなのに、そんな話すことあるのか?というかそんな盛り上がってるのか!うわー。
「面白いゲームを持ってるのねえ。そういうの売ってるの?」
「ええまあ、会話で進めるゲームでね、結構一杯売ってるのよ……」
ちょこっと焦りながら親同士の会話。
意外と子供達からの食いつきがよくて驚く。
まあね、親としては、いい事だと思う。
大抵子供達が遊びに来ても、今までは2,3人がテレビゲームして、残りはそれぞれ自分のゲームボーイに向かってるような状態だった。止めなきゃ何時間でも。それを思えば、頭と口を使って全員で遊んでるのは、歓迎すべきことだ。
残念ながら、多くの男の子の親にとって、テレビゲームはイライラの素だからね。何故か女の子より男の子の方がテレビゲームに夢中になる子が多いらしい。ゲームは面白いけど、子供にはちゃんと外遊びや読書や勉強や、もっと他にやって欲しいことがある。なのに何度「決められた時間も守れ」と言っても言うこときかずに延々ゲームされると、心底イライラする。条件守って遊ぶ分には、何の文句も無いんだけど。子供は自制心無いからなあ。ゲームは色々な経験や自制心のある大人がやるもんだよ!と思ったりする。どこの家でもそんなもんだ。
さらにその夜。来週末の日・月曜日は金沢旅行だが、あけて水曜日から中学の期末テストということが判明。
「ちょっと!週末って試験週間じゃん! 今日だってこんなことしてられなかったんじゃない! 金沢やめて勉強するか?」
明日から金沢旅行までに完全にテスト範囲を勉強することを約束させる。
「明日は誰も遊びに来ないように言いなさいよ」
と言い渡す。長男、微妙な返事。
「だいたい試験週間に子供集めて遊ばせて、あそこのお母さんはどういうつもりかしらとか思われるよ!」
「わかったよ、お母さんの体裁のためだって言っておくよ」
バッカモーン!
さて、月曜日だ。
私 「今日は友達来ないでしょうね?」
長男「……来る」
私 「ああ? ………………誰が?」
長男「ギルドメンバー全員」
私 「バカかーーー!」
ゲシッ。長男の尻に蹴りを入れる。
私 「何考えてるのよ!試験週間だって言ってるでしょ!」
長男「だってみんなが『試験週間は水曜から』って言うんだよ〜。断り切れなかったんだよ〜」
ったくコイツは〜。だから君の試験週間はもう始まってるって言ってるのに。しょうがないなあ……。
長男がマスターをするというので、早速小太刀さんに教えていただいたランダムダンジョンを勧める。
「でもお母さん、トランプ無いよ」
仕方ないので100円ショップに買いに走った。
途中、上り坂を一生懸命自転車こいで登ってくるS太郎君とすれ違った。
あーあー、彼ら、家に帰ったら速攻でウチに向かってるよ。よっぽど楽しみにしてるんだなあ。こりゃ、仕方ないよなあ。
百円ショップでトランプとサイコロセットを購入。
私 「ほら、これでもういちいちブラフの箱を出してこなくてもいいよ」
Y平「これ、2ばっかり出るよー」
私 「……ごめん、やっぱりブラフ使っておいて」
安物はやっぱりダメですねえ……。
キャンペーンメンバーのS太郎君とY平君に言い渡す。
私 「キャンペーンの方、敵を強くするやり方、教わったから! 次は覚悟しておきなさいよ!」
Y平「誰だ〜そんなことしたのは〜」
喜ぶかと思ったら悲鳴が上がってる。それとも喜んでるのか?
私 「そのかわり、今度はちゃんと準備期間もらうからね」
Y平「うん、試験が終わるまで一週間もあるからね! 十分あるね!」
……ちょっと待て。試験終わったらすぐやる気かい!
夢中だねえ君たち。パワーあるなあ……。そうか、君たちにとって一週間は長い時間なのね。生きてる時間感覚が違うなあ。
外出して帰宅すると、友人らは帰った後だった。
どうだったか聞いたら、
「ランダムダンジョン、よくわかんなかった」
そうかー、ルールの読み込みが足りなかったな。その場で見ただけだったもんねえ。もっと読み込んでおこうな。
しかし楽しくはあったらしい。
「クリスタルゴーレム出したらヨシノリ君がダメージ72食らってさ!
全員でプロテクションとかサモンアラクネとかかけまくってダメージ減らして、何とか生き延びたんだよ」
「ちょっと待て。それ何レベルエネミー?」
「13。」
「おいおい、1レベルキャラいたでしょ!無茶苦茶するなぁ!」
「でも、4レベル2人、3レベル1人、1レベル2人で計13レベルあるし。」
そういうものか?
ちなみにヨシノリ君はレベル3でHPは63。HPよりデカいダメージじゃん。
あんたらものすごいことしてるな!
……こんなプレイしてたら、そりゃ私のじゃヌルいわ……。これを見習わなきゃいけないのか?
夜、長男が言った。
「おかーさん、明日セッションよろしくね!」
は?…………おいおいおい、テスト明けのセッションってバレー部組が部活休みの月曜なんじゃないの!?
「違うよ、テスト最終日だよ! 明日だよ! 今からじゃ予定変更、難しいよ?」
「え〜……何時から?」
「1時」
な、なんてこった……。あんたら気が早すぎ!
明日は夜はトラベラーの初オンラインセッションがあるのに!
昼夜二回セッションって、どんなヘビーゲーマーですか!
今はTMRのツアーレポ書いてたいのに〜。どひゃー。
久々に名古屋に出るためJRに乗り、トラベラーのルールブックを読んでいた。『今電車でこんなん読んでるの、私一人だけだろうな』と思いつつ。そしたら私を見ている人がいる。昔の上司だった。十数年ぶりの再会だ。
結構好きだった人で、楽しくつかの間のおしゃべりできた。
「たった2年程しかいなかったOLを、よく覚えてて下さいましたね」
「いやあ東京駅で『人混みが怖い』って抱きつかれたりしたしね」
うぉっとおおおおお!? そ、そんな事しましたっけ私!
いやまて、確かに当時の私は、(大した根拠もなく)信頼した相手には、やたら無防備な所があった。出張で東京に出て、人混みに流されそうな気がしちゃって、抱きつくはともかく腕にしがみつくくらいの事はしたかもしれない。
こうして思い起こしてみると、昔の私はタチが悪かった。
高校三年間、山の中のカトリックの女子校で寄宿舎生活をして、男性に免疫ないお子ちゃまで。
そして大学生になり、RPGに出会い。
ゲーム雑誌のメンバー募集記事を見て、相手もゲーマーって理由だけで、何の心配もせず、見ず知らずの男性の自宅にゲームしに行った事が何度もあった。もちろん他のメンバーは全員男性。無防備にも程がある。私に娘がいたら絶対止めるぞ。
みんないい人でよかったよかった。
でもそういう大胆さが無ければ、当時はTRPGをする相手なんて見つからなかった。女性プレイヤーなんて、まずいなかった。
周りは全員男性だろうが、全然知らない場所だろうが、飛び込んでいかなきゃゲームできない。インターネットなんてもちろんなかったし。
吶喊の甲斐あり、幸いにもとてもいいゲームサークルとその仲間に出会えた。
十数年前。懐かしの大阪青少年会館の例会に参加して。京都のお泊まりゲーム会に通うようになり。
80年代末から90年代前半にかけて私が参加してたゲームサークルは、現役ゲームデザイナーや小説家も参加していて、ベテランマスターを多く抱えた、多分全国有数の良質なTRPGができる場だったのではないかと思う。全国から人が集まり、本当に珍しい事に女性プレイヤーも何人もいる、居心地の良い場所だった。
これまた偶然、今夜、当時のゲーム仲間のMAKOTOさんと十数年ぶりに電話でおはなしした。
「当時は、TRPGと言えば宝を漁るばかりで、まだキャラクターを自分の分身のような、一個の人間として扱えるプレイヤーが少なかった中、あのサークルは、キャラクターの人間性と物語作りを重視していた」
というような話をした。そうだっけねえ。少なくとも、リプレイ本なんてまだ無くて。リプレイといえば新和が出してた『ファンタジィゲーマーズジャーナル』くらいしか載ってなかった気がする。知らなかっただけかもしれないけど。
お手本にできるプレイってのに出会う機会は、なかなかなかった。結構な無法状態だったのかな。
そんな中で、私は実に幸運な出会いをしていたわけだ。
あのサークルで、優秀なマスターとプレイヤーが一緒になって、一本の演劇を演じきるような喜び。
ストーリーを作り、参加する喜び。
コミュニケーションの楽しみ。
それを味わってしまったから、私達は今でもTRPGから離れられないんだろうねえ、と語り合った。
で、まあ。先日のトラベラーの第一回セッション。
マスターとプレイヤー同士で、実にうまいことパスがつながって、本当に気持ちよく物語りを作る事ができた。
MAKOTOさんに、「それはRPGゲーマーの最高の幸せだよ」と言われた。
ああ、そうだね。本当だね。
私はまたも、実に幸運な出会いを得ているよね。
そしてこういう経験をしてしまうと、もう後戻りはできなくなっちゃうのよね……。
MAKOTOさんも、今は全然ゲームができてないそうだけど、何しろHJ版のトラベラールールブック9冊お持ちだそうなので! ぜひオンセででも、トラベラーやる機会を持ちたいものですね。……問題はマスターを探さなくちゃいけないってとこですが。
えー、笑っちゃう話ですが、ここの所、週に二回の割合で子供らとセッションしてます。
どうかと思います。
もーちょっと詳しい話、またアップしたい、とは思ってます。
今日は区民体育祭。会場は小学校。中学生の長男、小学生の二男、三男全員参加。役員のダンナは先に行き、木陰にシートで場所取りしておいてくれた。少し遅れて私が会場に着いた時、中学生7,8人がうちのシートに集まってる。いつものセッションメンバーも一緒。単に長男の友達たちが広いシートをたまり場にしてただけだったのだが、
私「大勢集まって、セッションでもしてるのかと思ったよ(笑)」
長男「そうかー!お母さん、そういうのもっと早く言ってよ!」
オイオイやる気かい。それより弟たちの応援をしろ。
まあね、実際、Aマホだったらこういう状況でもできるんだよなあ、Aマホってホントに軽くて使えるなあと思ったりはした。
S太郎「いつものメンバー以外のやつらはどうするんだよ」
長男「これだけいればブラフもやれるよ!」
S太郎「えーあれ考えるのがめんどくさくなってくるからヤダ」
……小学校の校庭の片隅でセッション。オカシイから。
……小学校の校庭の片隅でブラフ。いやそれはやめて! サイコロ振ってカップに入れてなんて、まるきりオイチョカブに見られるから!
小学校の校庭で、体操服姿の中学生の息子とその友人とゲーム話。
長男「やっぱり魔法使いは知力が大事だ」
S太郎「アンデッドベインが当たらないんだよな(笑)」
長男「壁には当たったぞ!」
その横で母はAマホのリプレイ本を読んでたりする。
なんかすごくダメな感じがする。
父は器具係で奔走している。がんばれ父ちゃん。
父ちゃんに怒られた。
「子供の出番じゃ無いからって本なんか読んでるのは感じ悪い」
そうでした。ごめんなさい。
お弁当。さすがに中学生ともなると親が来ていない子もいて、まあ食べて行きなさいとウチの弁当をすすめる。4人のお客様。よかった、ちょっと多めに用意してて。で、長男がその子達に言う。
「じゃあ昼飯食べたらウチな。1時からセッション。」
あのなあ、人を呼ぶ時は大人に都合を確認してからにしてくれと、何度言ったらわかってくれるのか? 私の都合が悪けりゃ自分でコロシアムセッションやりゃいいと思ってるにしてもなあ。
午後は弟たちの出番は無かったので、急いで帰る。
長男とS太郎君はプレステ、初めて見る他の2人はゲームボーイを黙々としている。
長男とS太郎君を相手にコロシアムルールのセッションを始めると、他の2人も寄ってきた。
とりあえず一回観戦させる。
ミスタートンネラーのシナリオ。見学者の為にも、いつもより情景描写多めにして、時折ルールの説明交える。長男達、見事宝物を全部手に入れて、タイムリミットギリギリで全力疾走で出口に到達。おめでとう。
その後早速見学者2人がキャラメイクを希望。
遊んでるところを見せると、百発百中で釣れるな。
S太郎君がメイキング指導して、その間に長男が2人のためにダンジョンのでっちあげ作業を開始。いやーうまく回ってるよ。
彼ら、TRPGは全然知らないそうだが、何しろテレビゲームに親しんでるから、魔法だの敏捷度だのは特に説明しなくても分かってくれるのでラク。それでも結構キャラメイクは複雑だったようで、イヤにならないか心配だったけど、まあ何とか簡単な戦闘のみセッションをこなし。
長男のマスタリング。
「ポメロ(:低レベルモンスター)はカワイイ顔のまま焼き殺された」
「かわいいポメロは顔の左側をぐしゃりとつぶされた」
あのなあ、後味悪くなるようなマスタリングしてどうするんだ!
しかし初心者2人はカワイイポメロって言われたって、どんなモンスターなのかわからないのよね。エネミーデータ見せられない時もあるし、こういう時はフィギュアやカードの力はすごいなと思う。
感想を聞いたら、1人は「面白かった」、1人は「うん……まあ、面白かった」
またプレイするかどうかはわからないけど、一応、よかったらまた遊びにおいでと誘っておいた。
これで、アリアンロッド仲間は私を入れると9人。マスターできるのが2人。うわぁ、ゲームサークルみたいになってきたよ。
ふと気が付いたんだけど。長男の通う地元中学は、一学年140人。ということは、彼の中学の一年生男子の9人に1人がウチでアリアンロッドやった計算になる。オカシイから!
たった2ヶ月で新規TRPGプレイヤー8人増やすって、結構すごくない?
一体この夏以降の、我が家の坂を転げ落ちるようなゲーマーぶりは何なんだ。春まではこんなじゃなかったのに。笑える。
先週末、中学は土曜が文化祭で日曜が運動会だった。
で、今日明日は代休だそうだ。代休2連チャンってあり得なくない?
先週の内から今日の午後はセッションの予約が入った。中一男子6人がいそいそとやってきた。キャンペーンメンバーだけじゃなく、単発しかやってない子達も来てる。彼らは以前、ストーリー性の比較的高いシナリオやったら全然動けなかったので、やっぱり戦闘中心がいいのかなと思い、ランダムダンジョンをやってみることにした。初挑戦。
6人パーティで、シナリオ集から『呪いの指輪』というシナリオ選んで、指示通り一階層8部屋のダンジョンにする。トランプをひいて、出たカードによりその部屋に何があるのか決定する。
「じゃあ誰か一枚取って」
とトランプの山を置くと、
「はいはいはい! オレオレオレー!」
と、ほぼ全員が大騒ぎ。ジャンケンによるトランプをめくる権利の争奪戦でエキサイト。勝者は「どれにしようかな〜」と気合いを入れてカードを選ぶ。思わぬ所で盛り上がるなあ。単に上から順番にめくってくれればよかったんだけど。まあ、そうしたいならそれでいいか。
私のダイス目が走っちゃって、結構沢山エネミーが出てしまった。PCが多いこともあり、最初の戦闘なんてPCとエネミー計12キャラが行動して一時間がかり。やはり人数が多いと大変。子供達も途中で気がそれて、弟達がテレビゲームやってるのを見入っちゃったり、カードゲームしてる子の方に行っちゃったり、ガンパレードマーチ歌い出したり(←長男)。
私もプレイヤー達も全員で、「もう敵出ませんように!」と祈っていたのだが、最後の部屋のカードは『モンスターハウス』。あーあーまた戦闘だよ……。エネミー数を決めるダイスは5出ちゃうし。
疲れてきたのでお菓子を投入。チョコやポテチがあっという間に消える。甘い物食べると、ちょっと元気になるなあ。
結局3時間弱かかったが、無事任務達成でセッション終了。みんなで歓声+拍手。
感想を聞くと、ニコニコしながらも
「疲れた。強いのが一体出てくれた方が、弱いのが数たくさん出るよりいい」
とのこと。でも私がそうしようと思ったんじゃないのよねえ。オープンダイスは大変だ。……って、モンスターの数、私が勝手に決めちゃえばよかったのかな。
とりあえず、次からは部屋の数は半分にしよう。
で、片づけてたら、
「俺ら明日も大丈夫だよ♪」
とキャンペーン組が言い出した。
うわーアンタらホントに元気だな!疲れたといいつつ、明日もって。懲りたわけではなさそうだね。連休を二日ともアリアンロッド使いたいのかい(笑)。サルになってるぞー。
私はかなり疲れたよ。目がしょぼしょぼだよ。
ということで、明日も予約が入りました……。
キャンペーンやってない子達にも、一応聞いてみる。
「戦闘だけのがいい?それともS太郎君達みたいに、続き物のお話やりたい?」
「続き物やりたい!」
へー! こりゃ驚いた。てっきりめんどくさがるかと思ったけど。
では次から何かキャンペーンやろうと言うことで、キャンペーンが2卓走ることに。少人数でばらけた方がやりやすいから良いんだけど、なんかエライこっちゃなあ。
ちょっと遠い目になっちゃうけど。
これから彼らがTRPGを続けていくどうかはわからないけど。子供達に、TRPGとの出会いを提供できた事とか、すごく楽しいと思えることを教えて上げられたという事だけでも、私の人生で価値あることかもな、と思う。
あ、そうそう、ランダムダンジョンよりコロシアムがいいか聞いたら、
「ランダムダンジョンの方がドキドキするけど……疲れるね」
とのこと。要は短くすむようにすればいいんだろう。
夏以来Aマホをしていないことに気が付いた。非常にまずい。
夏休み明けからずっと、毎週のように子供相手にアリアンロッドばかりやってたからなあ。
ああーちっとも私の修行ができてない!
感覚を忘れてしまっている気がして怖い。リハビリしなくっちゃー。
28(火)、29日(水)は中一長男、中間テスト。
英語を音読させると「こ、これが日本語英語ってやつか」と呆然とする程メチャクチャな発音とアクセントだし、数学は鍋会二日目の時に、お客様二人がかりで一時間以上の集中講座をしてもらって(ホントに有りがたい)評価は「まだまだ」だったし。親としては、別に学歴重視は全然してないけど、やっぱやる時はちゃんとやろうよと思う。
「平均点取れればいいや」って、志が低すぎるぞ!
が。親の願いも虚しく、試験勉強に真剣味が無い。
土曜の鍋会の時だって、試験週間だってのに、キングスコート(カードゲーム)やる人を募ったら喜々として手を上げ、大人に混ざって深夜1時過ぎまでプレイ。(私も一緒にやってたから強くは言えないんだけど……)えらい楽しそうで騒々しい。
「うわー数字カードばっかり!」「攻撃できないー」
とか叫ぶので
「手札をばらすような事はしゃべるな!」
と教育的指導。かと思えば左隣の人が一位で上がりかけてるのに「自分にとってはどっちに回しても変わらないから」とリバースかけて手順を左隣に回してくれて、その人上がっちゃって。
「自分の事だけじゃなくて全体の情勢を見てカード出せ!」
と、また教育的指導。左隣の女性には全然攻撃しなくて右隣の男性には攻撃するので
「も〜恋しちゃったからってちっとも攻撃しないんだから〜」
と言ってやったら大あわてで否定してた。ケラケラ。
通りすがりの観戦者達から口々に
「イッケイ君(長男)は麻雀したらカモられるねー(笑)」
「キミはイイコだねー(笑)」
と笑顔で評され。温かく見守ってもらってる。頑張って成長してくれ。
周囲の大人が勉強見てくれたりゲーム混ぜてくれたり、彼は恵まれてるなあ。有りがたい。
さらに翌日、鍋会二日目(日)の昼にやったキングスコートにも参加。この時は、もう1人の子供参加者のちーちゃんも一緒。88以来の友人夫婦の六年生の娘さん。
ちーちゃんは毎年鍋会に連れられてきてるけど、退屈じゃないかなあと思っていたのだが、なんと本人としては
「ゲームできるし美味しいもの食べられるし喜んで来てる」
とのこと。おお〜ゲーマーとして育ってるんだー。
ところで。関西人のちーちゃんと長男は、毎年ぽすたるオフイベと金沢旅行、鍋会で顔を合わせているのだが、これって
『物心付いた頃から、年に数回同人イベントのみで会ってゲームする幼なじみの少年少女』
ってことになるのか!?(爆笑)
ちなみに長男、日曜日は前夜の睡眠不足のせいで、ゲームしてない時は寝てばかりだった。バカモノ。
月曜、試験前日。
「水曜日にセッションお願い!バレー部組が来るよ」
とのこと。試験週間で最近やってなかったけど、試験終わったらその日の内にやりたいかい(笑)
火曜、試験初日。長男、
「バレー部組の三人はシーフがいないから、僕もシーフキャラで参加してもいい?」
と言うのでOK出したら、気づけば勉強でなくキャラメイクしてる。
「お母さん、ガンスリンガーのスキル、<スペルブレット>と<マジックブレット>のどっちがいいかなあ?」
だから今はテスト中でしょーが!
せめて一日くらいは脇目もふらずに勉強してみなさい!
まさかギャグでなくリアルで
「TRPGばかりやってないで勉強しなさい!」
と言うことになろうとはねえ。
ということで今日、午後から子供達とセッション。彼らはキャンペーン希望してるんだけど、レベル4から始められるようなシナリオが見あたらない……。どうしよう……。
バレー部組の3人とキャンペーン開始の予定だったけど、一人お休み。「貧血で保健室行き」とのこと。おやおや。……保健室かー。なつかし。
シナリオ集に丁度いいレベルのがあったので、残り二人と長男で単発シナリオとしてやってみた。やっぱりちゃんとレベルにあったのやると楽だわ〜。ギリギリの所で生き残る絶妙バランス。素晴らしい。
しかし今回はちょっと時間がかかっちゃって途中まで。みんな、隣でプレステやってる子達の方に、つい気がいっちゃうのよね。なまじ集中力があって、話しかけても画面に夢中だったりするから困る。
「ゲーム中はよそ事しない!」
と注意するんだけど、なかなかねえ。
子供達はまだ想像力を働かせるのが難しいので、補助としてフィギュアを使ってみることにした。とりあえず、amazonでD&D MINIATURES GAMEという、フィギュア10個がランダムに入っているセットを買ってみた。……色々あって面白いけど、ベーシックな冒険者セットが欲しいだけなんだけどなあ。レアらしきバリスタとかLARGE DUERGERとか別にいらないんだけど……。そういうの無いのかね。
で、それを披露したら大好評。
「かっけー!かっけー! 欲しー! オレこれ集めよー!」
……いやーそれは残念ながら難しいねえ……。どこにでも売ってるわけじゃないのよね。
彼らは楽しんで遊んでるけど、想像力を働かすというか、ロールプレイはまだできない。展開に「おお〜」とか「すげー」とか反応したり、プレイヤー同士でおしゃべりはするけど、マスターに話しかけることは全然無い。唯一長男だけが、NPCと会話しようとしてくれる。よかった、彼がいて。そうでなかったら、ただセリフや描写を読み上げるだけの紙芝居状態になるところだよ。
ロールプレイの面白さを教えてあげたいものだけど、いかんせんプレイヤーもマスターも初心者なんだよなあ……。ちっとも“面白いロールプレイ”に接触感染できない。困ったモンだ。
私も、ルールの把握が足りない以外にも、もっと情景描写できるようにならないとなあ。特に戦闘中の様子。単にダメージ読み上げるだけでは単調になるから、なるべくどんな風に攻撃されたかとか語ろうとするんだけど、どうにもワンパターンになってしまう。あらかじめ考えてメモしておくべきか。
今日、町の健康体操教室に行ったら、バレー部組のヨシノリ君のお母さんにあった。
「いつもすみません、遊ばせてもらって。」
いえいえ別に。
そしたらヨシノリ君のお母さん、隣にいた余所のお母さんに
「ゲームでね、マスターとかいうのして遊ばせてくれてるのよ」
と語ってくれちゃった。うわー。当然彼女は意味わからないので、軽くどんな事してるのか説明。
体操教室で主婦達にTRPGの説明って、あり得ない感じだよ……。
もしやこの調子で、私が“マスター”というのをやってるって近所のお母さん達の間に広まっていくのか?
先週水曜日にセッションやったばかりだけど、バレー部の練習が無い月曜なので卓の予約が入った。
5人来るはずだったけど、1人来ないので電話したら
「テストの点数が悪かったので勉強させられてる」
とのこと。それはご苦労様。
もう1人、知らない子が来た。
私 「K君って子が来たけど」
長男「はあー?」
コバヤシ「あ、オレが声かけた」
S太郎「K、お前、来るならちゃんと一言連絡入れろよ」
友達が友達を呼んで、来る時の注意も友達がしてるって。なんか長男の友達つきあいも、親と同じでサロン化してるかも(笑)
4人でコロシアムのセッションをやってみた。レベルに丁度いいシナリオが無かったので、彼らのレベルより一つ下のレベル向けのをエネミーを強化して使用。バッシュやアローシャワーを持たせ、別にPCの倍くらいのレベルのエネミーを一体投入。そしたら結構いいバランスで遊べた。良かった〜。ちょっとスキル持たせるだけで違うなあ。
ギルマン(半魚人)との戦いで、
「まん丸いサカナの目がカメレオンの様にあっちとこっちを向いて……」
「ヒレをこうビチビチビチッとさせて怒ってる」
などと身振り手振り付で語ると、「げー気持ちわりー!(笑)」とかなりウケた。あさっての方向を向きながらヒレのマネして両手をビチビチと振りながら、『友達のお母さんという父兄の立場として、これはどうよ?』という疑問もかすめたけど、まあ仕方ないわなー。
終わったら17:45。しまった、遅くなった。
日が落ちるのが早いから、子供達は遅くとも17:30には帰らせないといけない所なのに。いかんなー、彼らのお母さん達に心配かけて不興を買わないといいけど……。今後は要注意。
感想を聞いたら
「楽しかったー!」「面白かったー!」
うん、よかった。
初めて来たK君は、Wiiをやってた。でも時々セッションの様子を見に来てた。ふふふ、TRPGにちょこっとでも触れた子がまた1人♪
そういやまだ書いてなかった。先日、『戦場の絆』遊んできました。友人6人と長男が参加。つきあいでダンナと次男三男も行った。いやーゲームセンターなんてあまり行ったこと無かったから緊張したわ! 『戦場の絆』の前には、いかにも戦い慣れてるゲーマーって感じの人達が集まってるし〜。いやーこんな場違いな私なんかが来てごめんなさいって感じでしたよ。
連邦で登録。初陣。結果は5機撃墜で称号は“戦闘修行中”を獲得。
いやちゃんと撃墜できてて自分でびっくり。
が、内容的にはひどいもので。サイド7で、自陣を飛び出したらすぐに、ビルの上を飛んでくるザクが見えた。が、自分それどころでなく。まっすぐ進まない〜。どおして行きたい方向に行かないんだ〜。
ああ、ガンオケでまともに戦車を操縦できなかった想い出が蘇る。
「えーとこれでまっすぐ、角に来たから曲がって……」
と、操縦の練習しつつ進むけど、誰もいない。
はて味方と敵はどこかと思ったら、はるか後方、自陣のすぐ前で乱戦になってた。うわージオンは速攻で来てたのか。
で、ガシャンガシャンと走って戻って、味方と戦ってるザクを見つけて撃ったら当たったって感じ。
これ、『味方を囮にして美味しいとこ取り』ってヤツじゃないですか?(泣)
……あとからリプレイ見たら、1人だけ離れてビルの周りをランニングしてるジムがいるよ……。しかも首だけ横見てやたらバックして走ってるよ……。ごめんよー味方4対3でタコ殴りされてたよ……。
30分待ちでもう一回プレイ。今度はグランドキャニオン。
小説の舞台になったニューヤークで遊んでみたかったなあ。
えー、初陣は単なるビギナーズラックだったのがはっきりしました。撃墜数ゼロ。二戦二敗。
またも味方はどこーとかやりながらウロウロ。味方とインカムで話したいんだけど、ボリュームを大きくしてもさらにBGMでかき消されてよく聞こえない。議長さんにアドバイザーとして筐体に入ってもらったけど、いやーダメダメでしたー。後から攻撃されてるのはわかるけど逃げられないーとか。
こりゃ相当経験積まなくちゃまともに操縦できなさそう……。
でも面白かったよ! ちょっと酔いそうだったけど。
今日は小中学校の始業式。そして明日水曜は中学校はテスト。
昨夜、長男が「水曜日にセッションやれない?」といった。えー、ちょっと私、気持ち的にそんな余裕無いんだけどーと思いつつ、まあテスト終わった後ならいいかと引き受けた。
今日、始業式から帰宅した長男が言った。
「シナリオ考えるの面倒……」
「はい?何の為の?」
「みんな明日は都合つかないって……今日やることになったから。準備できてないでしょ?」
うぉいこら!だから明日はテストっ!
何集まって遊ぶ約束してるんだっバカかお前らっ!
頼むから「テスト前日にあそこん家のお母さんは子供集めて遊ばせてる」なんて状況にはさせないでくれっ!
前に個人面談で先生が長男の友達について語った事を思い出す。
「勉強はできないけど、悪い子達ではないですよ(笑)個性的な集まりです」
あーあーすごく納得したよ……。
「わかったよ、みんなが来てるうちは漢字の練習してるよ」と言っていた長男だが、しばらくしたら「決めた。出すのはヴァンパイアアコライトとザガンと……」
結局やる気かい。
「あの罠とこの罠と組み合わせてこの敵を有利にして……」
なんか最近、色んな罠を組み合わせて、工夫を凝らしてPCをえらい状況に陥らせるのが楽しみらしい。その辺、私には無い発想なので、やはり私より彼の方がマスター向きなんだろうなと思う。
定番メンバーのほとんど=4人が遊びに来た。
私 「あんたら誰か『今日は勉強があるから』とか言う人はいないのか!」
S太郎「うーん、ショウマはほんとは勉強だったんだけど、映画行った」
余裕だな。
S太郎「女子に拉致られて」
うひょおっ!そりゃカッコイイ!
S太郎「映画終わったら来るって言ってたけど無理だろ」
長男「無理に決まってるじゃん。女子達が解放してくれるわけない」
ほお〜女子“達”ね♪積極的な子達みたいね〜。ショウマくんちょっとカッコイイしなあ♪ へえ〜面白い展開。
レベルを確認したら、最近私がタッチしない間に妙に上がってる。
S太郎「イッケイが早く他のTRPGやりたいからサッサとレベル上げろと」
長男「キッツイダンジョンに放りこんだ。いやー他のやりたいけど、みんなアリアンロッドの上級職やりたいって言うから」
ムチャしてるなあ。
長男、なんか流ちょうにシナリオ始めてる。
「きみ達は遺跡の街ラインにいる」
「なんだまたラインか」
お、ちょっと慣れた冒険者っぽいじゃん?
チラチラと聞いていると、集まってた酒場が崩壊して、みんな逃げてるらしい。
「逃げる背中に、後ろから魔族の攻撃。ふいうち」
おっかない酒場だなあ!
どうも街中の酒場に骸骨戦車やら妖魔の集団やら襲ってきたらしい。えらい大胆な話だ。
エネミー識別失敗したらしい。
「ザガンAが攻撃」
「え、ザガンで行くの?」
「あーいや、じゃあウマヅラ。ウマヅラAの攻撃。」
「なんだこのー。ウンコバーカ死ねー」
バカっぽいなー(笑)。
ということで現在子供達セッション中。
聞いてると、ほんと手慣れた感じになってきている。マスターがNPCと絡むようなシーンを出さないので、ロールプレイは見られないけど、戦闘など色々な面でこなれた感じ。成長してるなあ。んー、私マスターレベル低いし、もうそろそろ長男に任せちゃおうかな?でもやっぱりNPC相手にさせるようなタイプのを、もうちょっと経験させてやった方がいいかなあ。
妖魔との戦闘が一段落して、酒場のおっちゃんが負傷者の手当をしていたら、謎の傭兵達が攻撃してきたらしい。一体この酒場は何なんだ。
長男が「土曜日、なんとバレー部が練習休みなんだって! 全員そろうから、お母さんよろしく」
セッションの予約が入った。
全員6レベル。
土曜日って……明日じゃん!
全員揃うのは珍しいから、やってやりたいけど。
そろそろシナリオ集に丁度いいのが無くなってきてる。まだ自分でシナリオなんて作れないし、困った。
一応ネットでシナリオ提供されてないか検索したけど、1レベル用のしか見つからなかった。これくらいのレベルからキャンペーンやりたいと思ったら、みんなシナリオ自作してるんでしょうか……。
まあ今回最大の問題は、私が今、微熱があるってことだな。
長男には、明日お母さんの体調いいこと祈っておくよう言っておいた。
ということで、今日は早めに休みます。
なんとか明日の準備はしなくちゃいかんが……。
先日、熱出しながら翌日の子供とのセッションの支度しなくちゃいけなくなった時は、救いの神が現れてシナリオ用意していただけました。心から感謝! もーちょっとで『子供のために病をおして夜なべでTRPGの支度をする母』なんてステキ美談を作っちゃうところでした☆
その時の顛末はちょっと置いといて。別の時のレポ。
だいぶ前、今7レベルの彼らが4レベルの頃の事。
ランダムダンジョンで、『夢の主』というミッションデータを使った。(以下ネタバレあり)
このミッション、オファー条件がキャラクターが3レベル以上、ラスボスがネクロマンサーとスケルトン×5。
「え?3レベルパーティを21レベルエネミーと戦わせるの?」
しかもネクロマンサーはグールを複数召還できる。ちなみに子供達、3レベルの時に、グール1体相手に全滅しかけた事がある。あの爪の猛毒は凶悪だった。
さすがに無理じゃないか、誤植じゃないかと思ったけど、ルールブックがそういうならと、とりあえずやってみた。
セッションは順調に進み、最後の部屋へ。医療施設の廃墟で秘密の研究中のネクロマンサーとご対面。敵の正体を知った途端、子供達から悲鳴と大ブーイング。
「おかーさん!無理に決まってるじゃん!何考えてんの!」
あーやっぱり? あんた達もそう思う?グールも出たし……逃げとく?
長男、「グレネードを投げて助手のスケルトン達を粉砕。その隙に逃げる!」
うわネクロマンサー怒るぞー。
ヨシノリ君も続く。
「ヤーイ!おならプー!」
うおーい何オシリペンペンやってるんだー。だからこれ以上怒らせるなって!
ほんとは逃げるにも色々判定あるんだけど、ここまで楽しくやってきて、マスターも納得してない敵と戦わせるのも何だなあと思って、追わずに逃げさせてやってしまった。
納得できてないのに何とかなるかなとセッション始めちゃったのがいけなかったんだけど、あれは本当にどうにかなるものだったんだろうか。というか、今思えば、同じレベルでもメンツによってその強さは結構な開きがあるわけで。相手を見て敵を決めてやるべきだったと思う。
終了後、子供達に感想を聞いた。
長男「面白かったけど、ネクロマンサーはムチャだよ!」
ヨシノリ君、満面の笑顔。
「おならプーできたのが楽しかったです!」
そこか……面白かったのはそこなのか……orz
キミタチが求める面白さってのはそーゆー方向なんですか……。
長男が「アリアンロッドのアイテムガイドが出るんだって?」という。何で知ってるんだと思ったら、
「Y平君がネットで調べたんだって」
へえ〜、インターネットやってるんだなあ。うちは子供には、いいとこクラブニンテンドーのポイント引き替えくらいしか使わせてないけど。
たまたま子供達がセッションに来た時、ガンソードのビデオが流れてた。長男が
「これガオガイガーみたいなのが出るやつだよね!」
と言うと、彼らがみんなで
「ガガガ ガガガガ ガーオガイガー♪」
と歌い出す。スーパーロボット大戦はホントすごいなあ、子供達、昔のアニメみんな知ってるよなあと思って聞いてみた。
「この中でアニメのガオガイガー見たことある人ー」
手を上げたのは4人中二人。長男と、長男がうちでビデオ見せた子。
じゃあ見てなかった子は何で知ってるのか、一応聞いたら
「You Tubeで見た」
へえーー! 中一がそんなん見てるのか!
なんかちょっと恐ろしいな。
子供達、カオスな情報の海にどんどんこぎ出していっちゃってるんだなあ……。
こぼれ話。まだ子供達とTRPG始めたばかりの頃のこと。
セッションやってて夕方になっちゃって、ダンナが帰ってきた。夕食の支度してないー!
ダンナ、何も言わずにサッサと食事の支度を始める。
ありがとー、ごめん。
食後の片づけの後には、昼間やれなかった洗濯物の片づけやら何やら。そして三日もあけずにまたセッション。準備も入れると丸一日がかり。あーもう自分の事する時間が無いじゃないか!
「ちょっとこれ、何か間違ってない!?
子供とゲームして、主婦の仕事の時間がなくなるってさー。」
ぶーたれる私に、ダンナはニッコリ笑って言った。
「育 児 だ よ!」
……ほおー!
「中一にもなった息子が、母親にこんな話しかけてくるなんて、そうあるもんじゃないよ? 親子で会話できていいじゃないか。」
確かに。言われてみればね。子供との貴重な交流の機会ではある。こないだも弟たちが寝た後、お茶飲みながら、長男と私で30分程もゲームの事でおしゃべりしてたし。こんな事ができるのは、多分貴重なことなんだろう。
ただし、話の内容はというと、彼は私が把握してないルールやらスキルやらを熱く語ってくれてるので、7割方理解できてなくて、割と適当に返事してるだけだったりするんだけど。
また別の時、うちに友人(ぴいちさん)が来た時、「子供とセッションやることになっちゃって大変」みたいな話をした。
ダンナ「お前だって芝村さんにトラベラー楽しませてもらってるでしょ。恩返しだよ」
私 「子供には恩は受けてませんが!」
ぴいち「恩は、下の者に返すものですよ」
……なるほど。そうかもしれないね。そうして、上の人に教えてもらった楽しさを、後から来る者達に伝えていくのが、ほんとの恩返しかもね。
先日、長男がGMで、酒場に次々魔物が襲ってくるセッションしてた時の事。酒場が崩壊したとか言ってたので、どうしてそうなったのか後で聞いてみた。
「だって、みんな酒場に魔物が攻め込んできても無視して動かないんだもん。周りで斬り合ってても、のんびり座ったままでさー。だから建物崩壊させて無理矢理外に出したんだよ」
…そうかー、あれから結構プレイ回数こなしてるけど、まだ状況に合わせた行動とかロールプレイは、できるようにならないか。物語世界の中に自分がいる状況を、あまりよく想像できてないのかな。
あれというのは、この時点よりかなり前。まだ初めて一ヶ月くらいのことだったか、シナリオ集の「地底の王国」というシナリオを遊んだ(以下ネタバレあり。すみません)。初めてハンドアウトを使用。NPCとのからみやPC同士の設定がちゃんとあり、これまでやってた戦闘主体のセッションより、ロールプレイが必要になる。
しかし。結論から言うと、無理だった。
酒場に居合わせたPC達がギルドを組むはずのシーン。
私 「ふと見ると、見知った顔がいるよ」
子供達「………(沈黙)」
ハンドアウトで互いの関係は了解済みのはず。が、顔見知り同士が出会ったのに、子供達は、なーんも行動しなかった。無言でとまどうばかりで、何をしていいのかわからないらしい。
君たち、知り合いと出会った時は、せめてまずは挨拶くらいはしてみようよ。人間関係の基本だよ?
一行が遺跡の探索に行くことになった時。“Y平君のキャラとずっと一緒に人捜しの旅をしてきた”という設定のNPCの少女が、Y平君に涙ながらに一緒に探索に連れて行ってくれと頼んだ。
Y平「やだ」
私 「(一言かよ!)『お願い。置いていかないで』」
Y平「こいつ何かできる?」
私 「…エキストラだから、何もしないよ」
Y平「じゃあいらない」
けんもほろろ。この娘、キミの大切な友人だよ!?
他の子達も無関心。S太郎君が少女とお話中のはずのY平君に、
「宿屋ならなんか食べさせてよー。おごれー」
などと関係無い話をしてくる。唯一例外は、いつもどっかずれた熱さで空回りする事の多いヨシノリ君。
「えー可哀想じゃ無いか!連れてってやろうよー」
キミはパーティの良心だよ。しかし相手にしてもらえない。
そしたら妙に察しのいい長男が
「まてよ、こいつ一人でおいておくとさらわれたりして?」
と言い出したので同行を許すことに。ああ打算。
PCそれぞれのシーンがあると、登場しているPC以外は暇になる。ここでしっかりストーリーを聞く姿勢でいてくれればいいんだけど、遊びだす子もいる。
6o角くらいのチビダイスを何十個も積み上げてピラミッドを作るショウマ君。よそ事して遊んでるんじゃない!
完成したピラミッドを長男がわざと崩し、ショウマ君呆然。頼む、頼むからこんなことでケンカ始めるなよ!?と思ったが、さすがにケンカは無かった。ほっ。
遺跡の探索中、行方不明になる少女。
私「突然遺跡の奥に向かって走っていってしまった! どうする?」
Y平「ほっとく」
えー!? 敵いっぱいいる中に、女の子が一人で突っ込んでったんだよ?
NPCに関心ゼロだな…。
ロールプレイって、私が思ったより難しいことなのかも?
そもそも挨拶もできないんじゃ、ロール以前の問題だよなあ…。
ロールプレイングゲームの道のりは遠い。
長男、結構まえからカオスフレアなど他のゲームをしたがっている。しかしなあ、このレベルでは、演出してナンボのカオスフレアは無理だろう…。
FEARのコンベンションがあるそうで。
http://www.fear.co.jp/convention/s_fes/info.htm
うわーいいなあ行きたいなあ!
……長男、他のゲームが体験できるいいチャンスなんじゃないの?
私「こういうのが東京であるんだって。おかーさんと行く?高速バスで」
長男「バス!?」
私 「当たり前じゃないの! 往復新幹線なんて、一人2万じゃきかないのよ!? どうするー? 行きたい?」
長男「…まだ修行中だから、いい」
夫 「初心者だからこそ、最初にうまい人に遊ばせてもらえるといいと思うけどね」
夫と二人でニヤニヤしながら長男をたきつけてみる。しかしその気にはならないようで。
長男はアリアンロッド以外の、カオスフレアなどのゲームもやりたがっているので、コンベンションで上手な人にリードしてもらいつつ、どんなゲームか体験できればいいなあと思ったんだけど。
とゆーことで、両親は「連れてってもいいんじゃない?」という雰囲気だったけど、本人はまだその度胸は無いらしい。あーでも待てよ、もし参加したとして、解散後にオフ会とかあったら、子連れじゃ遊べないじゃん! やっぱり却下。
とゆーか最大の問題は、翌日学校があるってこと。さすがに夜行バスで帰宅したら、すぐに制服に着替えて登校させるってのは、ねえ。まずいでしょ。
春休みは24日からなのでした。残念!
そう思ってたら、おっと、5/5に大阪でカオスフレアオンリーコンがあるそうじゃないですか。
http://marimo.sakura.ne.jp/~prophet/gehenna/chaos/only.html
大阪の方が近くて行きやすいなあ。
ただ、オフィシャル主催だったら誰が行ってもお客さまだから歓迎なんだろうけど、そうじゃないからなあ。中学生はやっぱり迷惑かしらん。しかも初プレイだし。主婦も浮くかなあ。うーむ。
ところで考えてみれば、上手い人のゲーム体験したら、もう私のマスターでは満足できない体になってしまうのでは! やばいな〜。
小三次男は読書と言えば怪盗ゾロリとかマジカルツリーハウスとか、字の大きな児童文学をたまに読むくらいだったけど、なんと文庫本を進んで読むようになった。アリアンロッドリプレイだ。まさかあんな字の小さい本を読めるとは思わなかった。すごいや。
どんどん巻を進めて、最近は「アリアンロッドがやりたい」と何度もせがんでくる。
本当はお兄ちゃん達と遊びたいのだが、長男がひどくいやがって、仲間に入れてもらえない。
長男の気持ちはわかる。次男は落ち着きが無いし、空気を読まず騒ぐし、何よりルールを理解できない。おまけに算数がひどく苦手な為、ダイス目の計算にも時間がかかる。そりゃこんなチビと一緒になんてやりたくないさ。
仕方ないので、私と1対1で遊んでやることにする。次男が以前兄と作ったキャラクターシートをチェックしてる間も、「まだかな〜まだかな〜アリアンロッドいつやるのかな〜」とウロウロする次男。静かに待ってなさい。
キャラクターネームは「ユウトV3」。なんだそりゃ。
キャラクターイラストの欄には、手足のはえたスライムの絵が描いてある(右の写真)。これ違うと思うぞー。
セッションは、ごくごくシンプルに、「旅先から家に帰る途中、森を抜ける。そこでモンスターと戦う」という事にする。
フィギュアやダイスを出していたら、小一の三男が来て、「ぼくもやりないな」と言う。仲間はずれも可哀想なので(そしてゲーム中にずーっとそばでブツブツ怒っていられるのもイヤなので)、ルールブックのサンプルキャラクターを使わせて、一緒にやらせることにする。三男、7才にして初TRPGだ。
すると、自室で勉強していたはずの長男が通りかかり、「僕もやらせて」という。三兄弟そろって一緒に遊ぶのもいい感じだけど。だーめ、アンタはいつもやってるでしょ。今日は弟主役でやりたいから。とゆーか長引かせたくないので、PCを増やしたくない。そしたら三男のサポートについてくれた。ありがたいけど、キミ、勉強はどうした。
セッション開始。
「ユウト君とトウヤ君は家に帰る途中、森を抜けなければなりません」
三男「クマがでるよ! クマがでるよ!」
次男「森の木、全部たおす!」
私 「そんな事してたら、いつまでたっても家に帰れないよ」
三男「クマがでるよ! クマがでるよ!」
長男「うるさい!」
大はしゃぎ。
残念、出たのはオオカミだった。
次男、ダイス三つの目を足し算するのに30秒がかり。
「3たす5で………8で、8たす6で…………12」
「8に6たすんだよ?」
「えっと…………………14」
算数の勉強になるなあ。
ちなみにお勉強得意な三男は、即座に答を出して「14!」と叫び、長男に「お前はだまってろ!」と叱られている。次男、がんばれ(泣)。
三男はまだ全然ルールはわからない。長男の言うがまま。
長男「じゃあバッシュとスマッシュ使って。サイコロ○個振って。」
それじゃいくらなんでもチビには何もわからないよ。
私「思いっきり刀を振って攻撃するってこと。」
長男「カタナじゃなくてグレートソードだよ」
私「トウヤの攻撃。はずれ。オオカミはトウヤの刀をするりとよけた」
長男「カタナじゃなくてグレートソード。」
いいじゃん刀は刀なんだから。
私「オオカミの攻撃。お、トウヤは攻撃を避けた。」
長男「よし、じゃあ『グレートソードでオオカミの牙をはじいた』ことにしよう。」
演出補助、助かるなあ。
危なげなくオオカミを倒して前進。
次は熊を出すつもりだったけど、もっと強くても良さそう。
ちなみに次男はレベル2アコライト/ガンスリンガー、三男はレベル1ウォーリア。
長男にモンスターデータを見せてこそこそと相談する。
私「ねえ、これいけると思う?」
とマンティコア(レベル6)のデータを見せる。
長男「おかーさん無理だよ! ダメージ通らないよ!」
アリアンロッドに関しては、長男の方がずっと場数を踏んでるから頼りになるなあ。
私「じゃあこれくらい?(オウガ レベル4)それともこっち?(キマイラ レベル5)」
長男「うーん…これでいいかなあ…」
ということでアドバイスもらって、オウガを1体出した。
が、さすがにレベル2ならともかく、レベル1キャラには荷が重かったらしい。
長男「だめだレベル1じゃダメージが通らねー!」
結局三男はダメージを与えられず、次男の攻撃だけでオウガを倒した。次男はプロテクション使って味方のダメージを軽減もして、色々できて満足そう。これは三男、また「僕の手柄取った」とか怒り出さないかと戦々恐々だったけど、大丈夫だった。もしかしたらダメージ与えられなかった事、わかってないかも。まあダイス振って攻撃できた事で満足してくれてるならいいや。
私「ということで、二人は無事森を抜けて、家に帰ることができました。はい、お疲れ様。」
冒険の成果は経験点10点とお金100g。ここで三男がいじけた。
「僕の紙ない。書くとこない。」
急いでたから三男のキャラクターシートは用意してなかったからね。手に入れたものをちゃんと書くって、達成感があるよね。
今度用意してやると言っても、いつまでも怒ってるから結局叱られる。最後まで楽しくやろうよ。
三男、シートの用意を待てずにチラシの裏に書き付けていた。
ゲーム後、台所仕事を始めた私に次男が寄ってくる。
「森をよけるようにね、真ん中に湖があってね、だから迷っちゃうの!」
何が言いたいのかよくわからないが、とりあえず自分達が通った森のことで想像を羽ばたかせているらしいことはわかった。楽しそう。
三男が言う。
「ぼくねえ、今度宝物とれたら、売ってお金にするんだ。それでずーっと使わずにためておいて、いちまんたまったらお店のもの全部かうんだ!」
何それパーッと大金使うの楽しみを味わいたいの? えーそりゃ死に金だよ。遠大な計画だけど、一万Gためるつもりならちゃんとお金使っていい武器買った方がいいと教えておいた。
次男「明日、アリアンロッドできる?」
えー明日も? 明日は無理。また今度ね〜。
いいコミュニケーションツールだと思うけど、結構時間と体力がいるから。
もーちょっと間をあけさせてちょうだい。
小三次男が昨日から「アリアンロッドやって」と言ってきていた。しかし昨日は、夕食後に彼はお父さんとお出かけしちゃったのでやる時間は無く。今日夕方また言い出したのだが、こっちは夕食の支度やら洗濯物の片づけやらで忙しいってのに、ゲームボーイやりながら言われると、だったら洗濯物くらい畳んでよと言いたい。
「晩ご飯の後にね!」と言っておいたが、夕食後、彼はずーっとテレビを見ていた。で、お風呂に入って歯を磨いて、寝る時になってから、
「お母さん、アリアンロッドやってない!」
ぐすぐすと目に涙をためて訴えてきた…。
まあ約束はしてたからなあ。仕方なく、一対一でちょこっと遊んでやることにした。キャラはアコライト/ガンスリンガー。
私「V3くんは山に登りました。すると洞窟をみつけました。」
次男「山を下りて家に帰る!」
私「はい。おうちに帰っておしまい。」
次男「いやだー! おねがいします。」
洞窟に入ることに。
洞窟は二部屋で、エネミーを一体ずつ配置。
戦闘になり、次男の攻撃が当たった。
「えんしゅつしていい?」
え、演出!?こ、この子からそんな言葉が出ようとは!
次男「余裕の表情で、『その程度か!』と言います」
えええー! ほんとにちゃんとやってるよ! ちゃんとお兄ちゃん達のやること見てるんだなあ。
大きなダメージをくらった。
次男「ううう。片うでをそんしょうしました」
私 「損傷ってのは、機械がこわれることだよ」
さらにダメージ。
次男「もしHPが残り1になったら、もう一方の手もそんしょうして、口でうつ!」
うわードラマチックな事考えてる!
ちなみにこの子、自己表現が極端に苦手な子。
自分の気持ちを言葉にできない。
作文や読書感想文なんて、自力では全く書けない。「何言えばいいの!?」とパニックになる。
そして、あんまり頭の回転がいいとは言えず、臨機応変も全く苦手。
それがまさか、こんな描写をしようとは。ただただ驚き。
二つ目の部屋で、宝箱とその番人のファイヤーエレメンタルを発見。
ただし、何となく出しちゃったけど(ダメじゃん)、魔法攻撃ができない次男のキャラにはひどく相性が悪かったので、HPを半分程度にした「小さめのファイヤーエレメンタル」ということにした。
ここでまた、ちゃんと頭を使ったプレイをして、もう驚くばかり。
臨機応変が酷く苦手な子なのに。ちゃんとフェイトやスキルの使い方もわかってるし。
ダメージ受けたら、敵の射程外まで一旦下がってヒールとか。
ほんと驚いた。ごめん、全然わかってないと思ってたよ。君をみくびっていた。
次男、一生懸命ダイスを数える。
次男「えーと…5+4+6で…15で、15に9足して…」
計算の勉強にもなる。全然いやがらないし。
敵のファイヤーボルトははずれ。
「かすって髪に火が燃え移ったのごとはずす!」
髪の毛を引きちぎったと言いたいらしい。ちゃんと情景を考えてる!
なんかもう、親としては一々驚かされる。
ギリギリの攻防となり、どちらもあと一撃当たったら終わりという状態になった。
MPが尽き、それでも敵のHPをあと1まで削ったのだが、最後の攻撃がはずれてしまった。
敵の攻撃を受けてHPゼロとなり、戦闘不能状態に。
次男、くさる。
「あーしんだしんだ」
その場で席を立って行こうとする。まあねー、子供ってゲームに負けたら怒るんだよね。
「ちょっと待て。」
このままだと、とどめを刺されてキャラロスト。さすがにそれは可哀想だ。
「お父さんが、帰ってこないV3くんを探しに山に登ると、洞窟を見つけました。
そして中に入るとV3君が倒れています。
お父さんは燃えさしのようになったファイヤーエレメンタルを倒すと、V3君をおうちに連れ帰ってくれました。」
とゆーことで、成長点10点与えて、次のレベルにあがれるようにしてやった。
でももう夜も遅いので、成長させるのはまた明日。
次男、ムッとしたまんまでお休みなさい。
まあ最後は残念だったけど。
いやしかし驚いた。
まさかちゃんと情景描写ができるなんて! あまりうまくものを言えない子だけど、ちゃんと想像力を働かせられるんだなあ。
ダンナに報告して、まさかあの子がこんなことをと、二人で感嘆した。
「…大事に育てていこう。」
どうも、真剣にTRPGは次男の成長の助けになるかもしれない。
遊びを通じて、自己表現の力を増やしていけるかも。
「こりゃ、ほんとに『ここを通りたかったら、この問題を解いてみろ!』とかやったらいいんじゃないか?」
うわー教育テレビみたいだ!
名古屋においでの芝村さんに「トラベラー遊んでください!」とお願いしたら遊んでいただけました! わーい! とりあえずちょこっと報告。
いやー「生きてゲームし続けていれば、一生の内にはオフセでトラベラー遊んでいただくチャンスを得ることも、できるよねきっと!」と思ってた機会がこんなに早く訪れるとは!
が、芝村さんいわく
「私とトラベラー遊んだ人は軽く1000人はいますが」
「普通みんな遠慮してAマホ頼むんだけど。書き込みみてショックを受けました」
ぎゃーごめんなさいごめんなさいごめんなさい!
でも遠慮はしません☆ すみません。
カラオケ屋にて、初体験向けゲームの説明(トラベラー誕生から今までの経緯)+キャラメイク+1セッションで4時間。セッション終わった次の瞬間に、「あと10分で終了」の電話が入る絶妙の時間配分。
で。どんなだったかと言うと。
ヒドイお話でした…。4時間笑い続けました。シニカルでしょっぱい話でした。まさかあんなことになるなんて! 笑いすぎたあまり酸欠になりそうでした。芝村さんに、
「きみこさん、このプレイレポは人にはみせられませんよ」
と言われてしまいました…。
「おのれの不幸を楽しむのがトラベラー」
だそうです。
キーワードは
「こんなはずじゃなかった」
「私は悪くない」
「宝の持ち腐れ」
「ウソつき仮面旅行」
「所詮今までのは遊びですよ」
「みんなを救った白い粉」
「墜落人生」
「良心の切り売り」
こんな感じですかねー。ああヒドイ(笑)。芝村さんにも、希に見るヒドさみたいに言われましたよ☆
PCは3人。
うにさん:アイ 家事手伝い 30歳 元アイドル志望の不二子ちゃん
葉アさん:ラグノフ 元陸軍中佐 30歳 陸軍の汚れた英雄
きみこ :エリザベス 元海軍一等兵 22歳 一期で海軍クビになった男爵夫人
レポは、書いてるけど、なんかもうエネルギー使い果たした感じで、書き上がるか自信ないー。録音できればよかったんだけどなあ。記憶とわずかなメモに頼って、頑張ってみます。
レポと言うより、芝村さんにお聞きした話のメモ。聞き間違い、記憶間違いがあったらすみません。記憶があやふやな所は○○で表記。
数字の羅列からキャラクターの個性が読み取るのがとても興味深かったです。
まずは初心者向けに、トラベラーというゲームについての説明からしていただきました。
■トラベラーとは〜トラベラーの楽しみ方
トラベラーは1975年に発売されたゲーム。
当時TRPGが大変に売れていて、マーク・ミラーも会社の方針でRPGを作ることになった。当時彼はウォーゲームを製作しており、RPGのことはわかっていなかった。
トラベラーは、RPGを知らない人が作った、間違ったRPG。それがわかると楽しく遊べる。
まずキャラ作成からして間違っている。その間違いっぷりが楽しい。トラベラーはぴちぴちの18歳からキャラメイクが開始され、中年で引退してからゲームがスタートする。『引退からスタート』の時点で間違い。普通のRPGが通る道が、既に終わっている。この間違いっぷりが面白い。
当時の世界的ゲーマーはこぞって『トラベラーを面白く遊ぶ』という都市伝説(笑)に挑戦していた。ダンジョンアタックをしてみてダメだったり。
そして31年後の今がある。
キャラ作成して引退して「いいゲームだったよねー」で終わってしまう。宇宙船買ったら「ローン446年」で絶望したり。
トラベラーは第一世代と第二世代の半分頃のもの。わかってなかった故に、第二世代への道を開いた。
キャラクターシート
ルールブックに載っているキャラクターシートは絶対使ってはいけない。
トラベラーを始めようとする人は、まずキャラクターシートをコピーして使う時点で、挫折します。このシートは発売以来一度も改訂されていない。
○○頃から面白く遊べたという話が出始めた。
「トラベラーを面白く遊べたらしいぜ!」「ウソだろ!」
まだRPGにシナリオという概念が無かった時代が第一世代。RPGと言えばダンジョンと地図の時代。
第二世代はGMがまさに神である時代。どんなアクションにも対応しすべてのルールを使いこなす神になれれば、ゲームを楽しく遊べるんだと信じられていた。
真に選ばれた民の時代。
「俺はゲームを楽しく遊ぶために民俗学を学ぶ。おまえは○○を学ぶ。そして○年後にまた会おう」といった具合。こういう時代は5年くらいで終わってしまったが、そのまま突撃し続けていった人々が、後のゲーム業界の代表者達となった。
プレイヤー達の血と努力で、作り手も予想しなかった遊び方が発見されていった。あれだけやれば203高地だって取れる。どんな深い堀でも死体で埋めれば渡れる。
トラベラーは設計図上でできた傑作ではなく、血と汗が作った傑作ゲーム。
なぜそこまでの努力をしたのか?
→自分たちが面白さを見つけられてないだけだと思っていた。
今みたいにすれていなかった。
マークミラーはやってくれるに違いない。何か思惑があるはず。
つまり信じる心に支えられていた。
■レフリーはゲームマスターではない
トラベラーでは進行役をレフリーと呼ぶ。GMではない。レフリーはルールに従って判定するだけ。GMは(斜め上方を指さして)あのへんにいます。天におわします。GMを信じれば面白く遊べます。私はプレイヤーの皆さんを苦しめたいわけではないんです。悪いのはGM様なんです。
GMはダイス。
■キャラメイク〜能力値を読み解く
トラベラーの人生に成功はない。(絶望もない、と言われたかも)
坂道から転げ落ちるだけ。ただしそのスピードを上げることはできる(笑)。
能力値は3D6の高い数値二つを足した値(2〜12)。
キャラクターの能力値を並べたものをUPPという。一行でキャラクターを表現できる。
10はA、11はB、12はCで表す。16進数を使う。なぜならすべて一文字ずつで表現できるから。数学的に非常に美しい。
平均値は7。12だと帝国市民400億の中でもほんの数人。1違えば相当意味合いが違う。7を頂点とした分布曲線(7が頂点のアーチ状グラフを想像すればいい。平均値に近い程人数が多く、両端は極端に少なくなる。)
1.筋力と耐久力を出す。
筋力が高いなら、高重力の星出身だろう。
高い理由は何か、考えるゲーム。能力値を読み解く。
能力値の平均値は7。
9なら登山家や労働階級などの理由。生活環境による程度。
10や11は、バトルビーストなど、体をいじっていることを意味する。
うにうさんのキャラは筋力6、耐久8。
これは
○女の子
○フロドのような人物
○白皙の美少年
になる。
葉アさんは筋力8耐久9→スポーツマン。
きみこは筋力9、耐久11.
○高重力のガスジャイアントや未開の惑星出身。う゛ぉーーとかうなってる。
○アメリカンマッチョ。プロテインやクスリ使用。
○戦闘用に調整されている
蛮人もマッチョもイヤなので戦闘用を選択。
2.敏捷度を出す
敏捷度により、どれだけドン臭いかわかる。
筋力9、耐久11で敏捷4なら「デク」と呼ばれるだろう。口からよだれ垂らしてますよ
きみこ、敏捷度は10だった。
「改造されてますね。クスリも使って。」
サイボーグ・ドラッカーみたいなもの。
3.知力
7以上でないと、やはり口から糸をたらしてますね。脳が切除されてるとか。
うにうさんのキャラは筋力6、耐久8、敏捷7で、知力は6だった。
「ドジッ子ですね(笑) 5を切るとヤバイ。ちょっとフォローできない」
本人の意志とは関わりなく、勝手にヒロイン系少女キャラができあがってきている。
きみこは知力9。知力も高かったので、改造人間的状態には頭が良かったからそうされた、もしくは志願してなったということ。
4.教育度
8以上は上級教育。
大学出は9、10〜。この辺りになると帝国エリートが見えてくる。
葉アさん9。スポーツ特待生で大学に行ったんだろう。
きみこ10。大学卒。能力値全体高い。これで社会身分度まで高いと、帝国貴族だろう。
5.社会身分度
キャラクターのリアルを全部決める。4以下は人間扱いされない。
きみこ、社会身分度12。男爵。
帝国では貴族は絶対サイボーグ化しない。生まれたままの体であることが重要視されている。だから貴族確定の時点でサイボーグは無し。貴人としての努力でここまでになったということになる。
これだけ能力値全部高ければ、性格いいのはあり得ない。回り全部見下しているだろう。立て巻きロールのお蝶夫人みたいな人。
ここまでの結果(筋力/敏捷/耐久/知力/教育/社会身分)
うにう :678659
葉ア :899A97
きみこ:9AB9AC
能力値のこと。感想追加。
前のキャンペーンでは、全部能力値を決めてからキャラクターがどんな人物か決めたけど、一つダイスを振るごとに、それまでと矛盾しない設定を付け加えて肉付けしていく方法って、面白い。実に理路整然と言うか、美しいキャラメイクだと思う。
■経歴を決める
キャラクターシートとして使った紙に、まずUPP、その下に各能力値に従って決めたプロフィールを記入。その次に経歴を記入していく。
1.職業を決める
名前を決定。
きみこ:エリザベス
葉ア :ラグノフ
うにう:アイ(元アイドル志望だからだそうでw)
18歳からスタート。きみこは海軍。葉アさんは陸軍。うにうさんはその他で“家事手伝い”。
帝国海軍=宇宙軍。貴族はほとんど海軍。海兵隊は海軍の持ってる陸軍。惑星効果などの特殊部隊。海軍も海兵隊もエリート。
陸軍は泥臭いイメージ。徴兵で入ることが多い。あえてここというのは何か事情が。
エリザベス、海軍に危なげなく入隊。しかし任官には失敗。
獲得技能【コンピューター −1】【刀剣戦闘 −1】
無事生存判定にも成功。
ところが。
まさかの再入隊失敗! こんなに優秀なのに! 貴族なのに!
あろうことか、一度の昇進もしないまま、たった一期で海軍をやめることに! 愕然!
ルールブックには階級は少尉からしか載ってない。
きみこ「少尉にもならないって、階級は何になるんですか?」
レフリー「一等兵ですね〜!(笑)」
芝村さん、ムチャクチャ嬉しそうなんですけど!
「もう社交界の花として生きます…」
「ムリムリムリ。『あの方、一等兵でクビですって!』」
バカにされまくり。
「ああもう結婚の手駒としても使えなくなってる…。」
高い能力値やらボーナスやらあっても「一度も昇進できないまま一等兵でクビ除隊」という恥ずかしい経歴の前にはぜーんぶ宝の持ち腐れ。
「人里離れた別邸で傷心を癒します」
「そうそう! 自分の不幸を楽しむのがトラベラー(笑)」
「ニートだニートだ〜」
あうあうあう。
たった一期で海軍どころか人生をドロップアウトしたエリザベスを尻目に、ラグノフとアイは順調に(?)人生を歩んでいく。エリザベスは何もすること無いから暇だったよ(泣)。
葉アさん:陸軍入隊。楽勝で入隊チェック通過。
陸軍のために生まれたような人。「顔を見ただけで一発入隊OKだね」
教育度が高いので順調に昇進していく。
22歳で大尉に昇進。ライフル‐1 SMG‐1 敏捷+2 格闘‐1 戦術‐1の技能獲得。
「おお〜、まさに野戦帰りみたいになってるね。頬とかこけてきて。」
26歳で 少佐に。獲得技能 リーダー‐1 刀剣戦闘‐1。
「既にライバルはシャアくらい」
「スタート時は同じだったのにねー、随分エリザベスと差が付いちゃってるね!一等兵だしね!」
「少佐になってから刀剣戦闘って、まだ戦いまくってるってことだな」
「この年齢で少佐ってどれだけ人殺したんだ」
「血と硝煙の人生ですな」
「まさに英雄だね。いろんな意味で」
「ねたまれてるよね! 回り中敵だらけだ」
「敵は全部殺してきたな」
更に30歳で中佐に昇進し、輸送車両−2を取得。
「戦車隊かもしれないな」
「輸送車両なら、何運んでたんだ」
どうも秘密の荷物を運んで利益を得ていたらしい(笑)。
「白い粉だ!白い粉だ!」
30歳で除隊することに。
「美味しい汁は全部吸い尽くしたから除隊します」
6ゾロ以外で除隊。目は11!ギリ!
「随分慰留されたようだね」
アイちゃん。
アイドル志望の家事手伝い。なのに4年ごとに陸軍・海軍と同レベルの生死判定ってどういう危険な家事手伝いだ。
「戦争に巻き込まれたりですね」
危ないところで生存判定成功。そして得た技能が偽造−1・格闘−1。悪事に走ってるよ!?
「わかったコイツ頭悪いのに偽造して死にかけてるんだよ!」
そしてさらに格闘−1。だから何やってるの!?
さらに死線をくぐりぬけ、−1身分度。「牢屋行きだ!」
おまけにさらに偽造−1。「ム所で師匠をみつけたんだ!」
最終的にはなんと偽造−3と格闘−2。
「プッシーキャットとか言われてるんだ!」
「あなたに偽造できないものはありませんね!」
「不二子ちゃんだ!」
「『わ〜いきれいにできた〜♪』とか言って偽造原版作成…」
30歳で引退前、生存判定で12!
「人生なめきってますね!」
「する〜りと隙間をうまくぬって生き延びてる」
エリザベス、他の人が経歴を重ねる度にイジメられる。
「最初は同じスタートだったのにね〜あちらは一等兵でこっちはもう佐官ですよ!」
「一等兵で終わりなら家事手伝いの方がよほど上よね〜!」
二言目には『一等兵』という言葉が侮蔑の言葉として大活躍(泣)。
芝村さんがほんとに嬉しそうでー(笑)
「きみこさん、能力値決めるときはあんなに嬉しそうだったのにねー(笑)」
いや、私が難しい顔してたのは、エリザベスも30歳スタートかと勘違いしていて、『技能も経歴も何もつかずに8年間って、何をしていた事にすればいいんだろう?』と悩んでいたんですよ。…やっぱし引きこもりかしら…。「すべてに秀でた私が何故?これは陰謀よ!」とか恨みつらみでいっぱいだろうな〜。ひ〜。でも実はドロップアウトした22歳スタートでよかったのでした。それでもヒドイ状態だけどな!
2.除隊恩典
除隊恩典(モノか能力値)と除隊給付金、どちらかを選択。
レフリー「私はお金をすすめますが」
しかし、ここでついウケに走ってしまった。
きみこ「…特等チケット一枚持って、傷心旅行に出るという手もありますね」
レフリー「いいですね! それとも、これで共済組合が出たらあなたは一発逆転です。買えば100万Crですからね」
祈りつつダイスを振る。
きみこ「…+2教育度。教育度が12になりました…。」
レフリー「帝国大学院卒ですね」
意味ないーー!
「海軍を4ヶ月くらいでやめてあとは大学院に行って22歳になったか、軍で平行して勉学してて、22歳でクビになったかですね」
きみこ「そして一文無し! ひーーん!」
大受けしたけどな…。
ここでお金を選んでおけば、あそこまで悲惨な事には…。
ラグノフ、除隊恩典で、なんと特等チケットと2万Cr、そして+2教育度獲得。なんですかそのオイシサ! エリザベスとえらい違いだ。
「エリザベス、教育度まで追いつかれてやがる!(爆笑)」
あああああ。最後の砦が〜。
アイちゃんはお金を選んで3万Crゲット。
エリザベス、宇宙に出るチケット代どころか、生活費もない。今日の食事にすら困る状況。
しかも生活費は社会身分度×250Crと決められている。エリザベスの生活費はなんと月3000Cr。(およそ1Cr=100円で換算)
「生活費が足りないと、どんどん社会身分度が下がります。下がるのは簡単ですが、社会身分度を上げるには1年かかります」
「月3000いるんですが…」
「…あっという間に場末の酒場行きですね!」
「それは、浮上しない小公女ってやつですか〜(泣)」
「ぎゃははははは!」
3.その他能力値決定
生命力(筋力+耐久+敏捷)、決断力(耐久+知力)、経験度(知力+教育)などを出す。
当然ながら、エリザベスはどれも非常に高い。…数値を言う度に苦笑されるんですけど! はいはい、ぜーんぶ宝の持ち腐れですよ!
ここまでで、やっとキャラクター作成終了。ホントにもう1キャンペーン終わったみたいな気分になってるよ!
トラベラーのキャラメイクは、ダイスに作られてるって感じ。普通は「こういうキャラにしよう」とか考えるけど、トラベラーはまるきりダイスの目次第で、自分がロールできそうもないキャラができてしまったりする。そこを自分にできるキャラにひっぱってくるのが、人間力かなあ。
■トラベラーになる確率
能力値が1違うと、かなり人となりが違ってくることがわかって意外だった。8や9の平均値帯だと、個性出しにくいと思ってたから。
「12になるには、1/36しかないんです。帝国でもそれに100万倍をかけた数しかいない。」
「トラベラーになるのは、100万分の1の人。誰でも宇宙に出るわけではない。トラベラーになるだけの理由があるんです。」
「特等チケットを買えば、1万Cr、つまり100万円かかります。一個隣の星に行くのにチケット1枚が必要。片道100万円かかる。」
■地図の説明
宇宙の地図の見方を教わった。
・緑の線(Xボート)でつながっている所は、1週間で行ける。
・ラインが無くても、隣同士の星には航行ルートがある。
・Xボート=“帝国の血流”
■ゲームスタート
様々な遊び方が開発された中の一つ。今回はシナリオの無い時代の遊び方『ミスリル・スタイル』で遊ぶ。
まだ続く。