吏族チェック及び法官による裁定の際には、実際にミスしている箇所だけでなく、ミスの原因となるような曖昧な記述や記載不足についても罰則の対象となります。
自国の管理の上でも、いつ、どこで手に入れたのか失ったのか、いくら払ったのか受け取ったのかという記録は重要です。それくらい覚えているつもりでも、慌ただしい毎日を何週間か過ごせばすっかり忘却の彼方。まして当事者でない赤の他人ならなおさらです。すべての記録は「赤の他人がいきなり見ても、何がどこにあるか分かるように」が基本です。
「罰金を払わない」ためだけでなく、藩国の状況を正確に把握し、常に「最善の手を打っていくため」です。
ここでは、アイドレスに関わる作業手順をまとめましたが、ルールは日々改正・追加されていますので、必ず各自で確認するようにしてください。
インデックス
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巡回作業 藩国が日常的におこなう作業について
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ターン作業 毎ターン、藩国がおこなわなければいけない管理作業について
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保守改善作業 藩国の国造り作業やメンテナンスについて
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作業用リンク オフィシャル関連サイトのうち、利用頻度が高いものについて
ここでは、藩国が日常的におこなう作業について解説します。
1.最重要巡回ポイント
藩国は、以下の情報掲示場所(サイト・掲示板)については常に巡回し、その公示内容を反映する義務があります。シーズン中は最低1日1回の巡回を推奨します。
【参照】
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テンダイス イベント告知やルール変更等重要なお知らせが通知されたりSSが掲載されます。
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アイドレス総合ヘッドライン プレイヤー発信の情報集積所です。重要サイトへのリンク集もあります。
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尚書省連絡掲示板(CWTG) 公共機関からのお知らせが掲載されます。個人アイドレスの取得・HQ取得申請所もあります。
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イベント掲示板(CWTG)質疑内容の転載、アイテムの入手・使用報告などがおこなわれる他、募金などプレイヤーからの呼びかけもここでおこなわれます。
2.重要巡回ポイント
上記1のテンダイス・アイドレス総合ヘッドライン・CWTG尚書省掲示板のいずれかで出仕事務所による告知が報告された場合、各藩国がその内容をチェックしなければなりません。該当記事が告知されていない場合、藩国は確認する必要はありません。
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吏族連絡所 アイドレス内のチェック作業や申請の受理を行う、吏族が活動を行う場所です。
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法官連絡所 アイドレスにおけるルールミスの裁定などを担当する、法官が活動を行う場所です。
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護民官事務所 法官裁定への異議申し立てなどプレイヤーからの問題提起について、仲裁を試みる護民官が活動を行う場所です。
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星見司処 アイドレス世界の背景・設定の謎、すなわち世界の謎を解明していこうとする、星見司が活動を行う場所です。
3.推奨ポイント
現在では義務とはされていませんが、以下の掲示板やチャットも定期的に覗くようにすると良いと思われます。
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NWC アイドレス参加者が顔を出すチャットです。
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プレイボード掲示板(CWTG) 掲示板ゲームなどの舞台となったりイベントの報告などが行われます。
4.参考ポイント
特に直接アイドレスとかかわる記事はないと思われますが、、以下の掲示板やチャットも定期的に覗くようにすると良いかもしれません。
★
交流掲示板(CWTG) 無名世界観全般に関する質問や意見などを書き込む掲示板ですが、ほぼ開店休業状態です。
また現在は必須の定期巡回先と指定されてはいませんが、アイドレス第1期からアイドレス第2期での金庫番稼動までの期間については、各出仕先の掲示板及びWikiページ(吏族連絡所、法官連絡所、護民官事務所、星見司処、ハローワーク、参謀本部、帝国軍等)も対象となり、俸禄の公示等を反映させねばなりませんでした。ご注意下さい。
5.処理上の注意
★各種手続の根拠として掲示板にリンクを張る際には、リンク切れに注意すること。
これまでの吏族チェックでは、しばしば「リンク切れ」が問題となっています。掲示板等を根拠にした場合、リンクしたときはそこに在っても、チェックの際には記事が流れてリンク切れしていることがしばしばです。
チェックしたときにリンクが切れていれば罰則の対象であり、チェックがいつ行われるかはわかりません。
主要なページについてはページトレーサーという、古い記事でも検索可能にするシステムがありますので、それを利用してください。具体的には
リンク先のURLをページトレーサー専用書式に置き換えます。
【参照:ページトレーサー】
その上で、少なくとも吏族チェックが済むまではリンク切れがないか定期的に確認するよう心がけてください。
★各種手続の根拠として国内記事にリンクを張る際には、リンクする先と記述方法に注意すること。
根拠となるURLは、単にその根拠が記載してあるページに張れば良いとは限りません。
過去の記事や他の項目も記載してあるような長いページの場合、
チェック作業の至便性が優先されるので、「そのページのどこかに該当する記事がある」だけのリンクでは罰則の対象となります。
その都度専用のページを用意するか、ページ内リンクを設定して、該当箇所が容易に判別できるようにしてください。
ここでは毎ターンの進行上、藩国がおこなわなければいけない管理作業について、ルールブックに記載されている順番に従って解説しますが、実際の順番は前後することがありますので、テンダイス記事を確認してそれに従います。
基本のルールについては
「ルールブックオブアイドレス2 0729」もしくは最新のルールを参照してください。
1.聯合フェイズ
藩国、騎士団は1ターンにつき指定の資金をそれぞれ消費することで、合意に達した国と聯合を組むことができます。ターン12の時点での聯合費用は、聨合する国同士、それぞれ資金10億が必要でした。
聯合は、藩国間で聯合に合意、国庫(藩国の財務管理ページ)に聯合費用を計上、テンダイスに用意された聯合フェイズ用のページに記載された指示に従って申請という手順になります。
★国庫に計上する際には、根拠となる箇所へURLのリンクを張ること。
単に聯合対象が明記してあるページではなく、該当箇所にリンクさせることが必要です。
チェック作業の至便性が最優先されるので、「そのページのどこかに該当する記事がある」だけのリンクでは罰則の対象となります。
2.生産フェイズ
人、職業、施設などにある特殊によって、藩国、騎士団、個人は収入(資金、資源、食料、燃料、生物資源、I=Dなどが増えること)を得ることができます。このフェイズでしか、藩国での施設などの特殊によって収入を得ることはできません。
ターン開始時にアイドレスを着用していた国民の数によって、生産/消費量は変わります。データの上書きやリンク切れのないようターンごとにアイドレスを着用した国民一覧をまとめておいてください。
法官はT10については「天領@idress」のまとめページに記載された生産消費量の
根拠URLを設定するよう推奨していますが、T11以後については天領での作業が変更されており、現在では各藩国が編成の申請に利用したページへリンクする形式が採用されています。
文殊もそうですが、データが上書きされて過去の記録が残らない形式は根拠として認められないのでご注意下さい。また画像形式で保存すると事務処理でのカット&ペースト等が困難になるので避けるよう指示されています。
なお、着用アイドレスによる消費は、編成フェイズにて実施します。
★生産フェイズ後、新規国民を着用アイドレス表へ追加した場合は、その旨を追記する。
生産フェイズではターン頭の国民数が基準となります。既に登録済みのフィクショノートの移動は、転藩・人員移動フェイズになりますが、まったくの新規参加者等の場合、転藩・人員移動フェイズ前に国民一覧に追加されアイドレスを着用することも考えられます。
その場合、着用アイドレス表と生産における国民数との食い違いが生じることになりますので、理由がはっきり分かるよう各箇所にメモを残しておいてください。くどくなろうと、罰金支払よりマシだと思います。
★A&S不動産で購入した医療品工場は、設置後即時に医療品の製造(リソースの消費)・流通(設定国民への配布)が始まります。
3.支払フェイズ
罰金、参加税、軍団税を支払うフェイズです。
入学金については、
ターン12からは即時支払となっているのでご注意下さい。
★罰金についても、テンダイスに申告した上で財務表の詳細欄およびリザルト欄から根拠記事へのリンクを張ってください。
★転藩・入国による国民移動が生産や消費に反映されなかったり、明細もれで罰則になるケースが目立ちます。ここで再度確認しましょう。
★一旦申請をした後で申請内容を編集する場合は、ルールに抵触する場合もあるので、かならず、自首もしくは訂正願いとして再提出します。
★軍団税として宰相府に派遣している犬士猫士は、交番等の施設に配置できないので注意してください。
4.物資輸送フェイズ
聯合している藩国間で物資を輸送するフェイズです。輸送には輸送部隊を必要としますが、前ターンの編成フェイズで編成した部隊しか使用できませんので注意します。
騎士団・冒険組合への輸送も、すべてテンダイスでの輸送フェイズで申告して行うことになっています。
★宇宙艦船は宇宙空間に有るため、輸送に輸送機は不要で宣言のみでいい 。
5.部隊編制フェイズ
<編成ルール>に沿って部隊を編成します。各国、各組織は重編成か軽編成かを決めて、部隊に参加するPCや機体を選びます。
乗り込みを確定した上で、消費するリソース(特殊消費の燃料等)を計算。指定された提出所に報告し、編成チェック部門によるチェックを受けることで編成が完了します。ミスがあれば修正をすることで再提出できます。
アイドレスの組み合わせは正式に登録されています。アイドレス記載の順番には気をつけましょう。
新規参加者であっても、着用アイドレス表提出後には転藩・移動フェイズまで
入国をカウントされなくなるので、注意してください。
★各フィクショノートからの申請をもとに着用アイドレスを決定し編成します。
出仕先の変更や個人アイドレスの取得による変更はよくありますので、申請とは異なるアイドレスを着用させた場合は、必ず本人の了解と確認を取ってください。
使用するアイドレス名は省略せず、正確に記述します。
使用するアイドレスが使用できるか確認してください。要点チェックが通過していない等の理由で使用できないのに気づいていないケースがあります。
★留学生は、留学先の承認があれば、留学先のアイドレスを着用でき、個人アイドレスを組み込むことができます。
★国民番号が間違っていないか確認してください。
カット&ペーストによるコピーミス等、単純な理由による罰則が見受けられます。
編成に使用した個人補正等を文殊と一致させます。文殊の記録と藩国の記録と食い違う場合は、原因を解明し、正しい記録に統一させる必要があります。文殊の場合、個人で取得したアイドレスの反映に時間がかかる場合があるので、早めに確認しておきましょう。
★職業4アイドレスも組み込んで着用アイドレスを決定した上で、編成する必要があります。
出仕に必要な職業4アイドレスも編成時点で組み込む必要があります。忘れないよう注意してください。
★アイテムを使用する場合、文殊のページを根拠として使用できます。
HQを取っておらず、アイテム保有根拠を文殊で証明できるのであれば、
藩国保有アイテムURLが取得の根拠となります。
★申請にあたっては、指示された書式を守ってください。
エントリー表は、指定された書式(VCC書式)に従って記述してください。
絶技を使用する場合には、使用する根拠や絶技の数等が分かるよう、根拠URLを記載し直接リンクを張ります。
★消費するリソース(特殊消費の燃料等)は検算しましょう。
食料・資源・燃料の消費量は正しいか。
★編成のARが正しいか再確認しましょう。
地上と宇宙等、戦場によってARが異なる場合があります。
摂政アイドレスが編成に加わるとマイナス修正があります。計算漏れに注意してください。
★参加部隊の評価値が正しいか確認してください。
複数の作業者が異なるツールを使って検算するクロスチェックが好ましいと思われます。計算ツールは端数切り上げの処理やデータ更新が間に合わないなどの理由で、便利なものほど食い違う可能性が高くなります。
I=Dにオプション装備をつけた場合、言及し忘れたり計算から洩れることがあります。
費用はかかりますが、
アイドレス編成相談事務所にチェックを依頼することも有効です。
★独自アイドレスの派生職業については、扱いが異なります。
ASEAの販売物件等、イグドラシル外の国有の独自アイドレスなどの派生で職業を取得した場合、犬士猫士に着せて施設へ配置できますが、
通常の編成で使用することはできません。またフィクショノートが着用するには各自が40マイルで購入する必要がありますが、その場合はアイドレス取得用の100マイルは個人の購入費用に充当することができます。
6.編成チェックフェイズ
編成がチェックされます。
ここまで来たら「まな板の鯉」です。
しかしもし、ミスに気づいた場合は即座に
自首申告し、罰金の軽減を図りましょう。誤った評価値を戦闘イベントで使用でもしたら取り返しがつきません。
★編成チェックチームはルール把握はしていても、個別の特殊計算までを全把握してるわけではありません。
編成で特殊計算を使用する場合は必ず付記します。
7.フリーフェイズ
各種の任意参加のゲームやナンバリングイベントなど、さまざまなイベントが発生したり、ワールドシミュレーションが行われます。
藩国または個々のフィクショノートは、強制または任意にさまざまなイベントに関わることになりますが、その際には必ずエントリーしなくてはなりません。
参加できるナンバリングイベントは原則1つです。参加条件には気をつけてください。
★エントリー書式は守る。
指示された書式に従ってエントリーしているか確認します。罰則の対象となるミスの多くがこの段階で発生しています。
エントリー時に国番号を忘れない。
取得HQ根拠URL、藩国保有技術URLは記載すること。提出するべきURLが無い場合であっても項目そのものを削らず、「なし」と記載します。
表記は略さないこと。名パイロットを「名パ」とか幸運を「運」等に略すことは認められていません。
保有根拠は性能ページではなく資産変動ページへリンクしてください。
★同時参加できないイベントに多重登録していないか確認します。
8.市場フェイズ
市場ルールにそって市場で売り買いをします。
次ターンの市場フェイズまで原則としてリソースの売買はできません。必要なリソースの量を可能な限り正確に見積もって確保するようにします。
9.整備フェイズ
整備ルールに沿って整備をします。
10.転藩・人員移動フェイズ
ゲームをやめる、藩を移る等はこの時に行われる。新規入国以外の人員移動は原則としてこのフェイズでしか行えない。
新規入国は随時可能ですが、編成フェイズの時点で入国していないと、そのターンではゲームやイベントに参加できないので注意してください。
11.エンドフェイズ
ゲームの状態が判定され、場合によってエンディングとなります。
藩国やフィクショノートがこの段階でできることはありません。
00.その他
★騎士団の設立
だいたい輸送フェイズ前後に騎士団・冒険組合・個人騎士団の設立申請するための場所が用意されます。
騎士団を設立した場合は母体組織が明確になるように、備考欄でテンダイスの該当するページへのリンクをおこなってください。
【13ターン騎士団設立所】
【12ターン騎士団設立所】
ここでは、藩国の国造り作業やメンテナンスに関する注意事項を紹介します。
藩国要点の整備
藩国サイトのデータが常に最新の状態であるよう心がけてください。
政策の作成と発効
主にNPCである設定国民に対して政策を発表し、国のめざす方向を指し示すのもフィクショノートの仕事です。
★他藩国の様子等も見ながら問題が表面化する前に対処するようにしましょう。
★政策が予算執行を伴うものである場合は、掲示板を通じて
金庫番に報告してください。
新規アイドレスの取得
イグドラシル上に派生するものを取得したり、藩国や個人がマイルや資金を支払うことでアイドレスを手に入れることができます。
アイドレス取得の流れ
- 取得するアイドレスを選択し報告
アイドレス取得申請所は各ターンごとに用意されます。
★ターン11用アイドレス取得申請所
- 要点開示を受けてアイドレスを作成し提出
申請を受けて「要点開示」がされますので、それをもとに取得するアイドレスの要点や周辺環境を満たすページを作成します。既に「要点開示」が出ているものについては、そのまま作業に入ります。
提出したアイドレスは、工部吏族による要点チェックと秘書官によるHQチェックを受けた後、「性能開示」を受けて初めて使用できるようになります。以前は、藩国が個別にチェックを申請しないといけませんでしたが、現在は一括で処理されるようになっています。
要点チェックの通過等は、尚書省連絡掲示板にて告示されますが、全体の進捗状況については天領にて確認できます。
★ターン9&11用新規アイドレス提出所
- 提出したアイドレスを修正し、HQ再審査を要請することも可能
HQを獲得できなかったアイドレスについても、手直し作業をして再審査を受けることができます。
★HQ申再審査申請所
★L:を記載する。
ルールには明記されていませんが、アイドレス取得の申請時に
名称、要点、周辺環境のL:を付記するよう、吏族工部省より
通達がありました。
またイグドラシル上のアイドレスを取得する場合、継承元リンクの不備や提出時の名称ミスのないよう注意してください。
★アイドレス取得の際は、危険な派生が発生しないか事前に相談してみるのも良いかもしれません。
個人のアイドレス・アイテムの管理
必要最低限のリンクを記述します。
基本ルール
その他主要サイト
ここまでに紹介できなかったオフィシャル関連サイトのうち、利用頻度が高いものを紹介します。
★無名世界観総合サイト
イベント掲示板や尚書省連絡掲示板の設置されている基本のサイトです。
★データベース文殊
評価値からマイルまで管理します。藩国と文殊のデータ合致が藩国管理の最低条件となります。
その他主要ページ&掲示板
★質問・相談所
芝村さん宛の質疑・連絡は、文面を公開できるものは必ずこちらを利用します。返答までやや間があくことはありますが、質問所に投稿された時点で保全措置を取っていただけるそうですので、緊急の質疑も原則はこちらまで。
なお、質問への回答は質問者が責任を持ってイベント掲示板へ転載する必要があります。
★金庫番ルール
★秘書官リスト
★アイドレスWiki
さまざまなアイドレスのまとめが掲載されています。
★アイドレス編制・戦術ライブラリ
戦闘イベントの際は、半日1回のチェックが必要かも知れません。
★アイドレスQ&Aまとめ
アイドレスの関する質疑事例を収録し検索可能にしてあります。
★根源力変動申請ツリー
ナンバリングイベント以外の生活ゲーム、イベント等で根源力の変動があった場合はこちらに申請してください。
(2008/11/03 作成)
(2008/11/08 宇宙艦船輸送ルール追加)
(2008/12/14 文殊データの引用について補足)
(2008/12/22 個人アイドレス取り扱いの変更に対応)