薪による窖窯焼成 その7.









●窯入れ作品とその焼成 

・窖窯投入作品(大半の作品は素焼きを終えている〜一部、釉掛け)
・12月20日18:00〜25日20:00 計122時間の窖窯焼成(いつもの楡窯
・いつもの楡窯で予定より早い、12月20日18:00から窯焚きが開始された。終了したのは12月25日の20:00。丸5日と2時間(122時間)の焼成だった。残念ながら、僕が参加できたのは23日の午前中からだった。今年、3回目の窯焚きである。
もはや、恒例となった感のある窯焚きだが、これが、面白い。多くの陶芸を志す方が電気やガス、あるいは灯油の窯だけで終わってしまうのは惜しいと思う。一度でいいから薪による窯焚きを体験していただけたら、また、違った喜びを感受できると思うのだ。陶芸は形を作る事が全てではない。作ったものを焼いてみて、初めて完成と言えるのではないか。電気窯やガス窯のコンピューター管理の焼成だけでは本当の楽しみの半分しか体験していないと、僕は思うのだ。

満天の星を仰ぎながら、あるいは、夜明けの小鳥のさえずりに耳を傾けながら焚く窯にこそ、その楽しみが凝縮していると思うのだ。たとえ1日でも良い、一度経験すればその楽しさが堪能いただけると思う。
・煙突から立ち上る炎。凍てつく空気の先に寒月が見える。写真では見えないが、満天の星が輝いている ・煙突からこの炎が見えるときはゴーという窯鳴りが聞こえている。焼成温度は1200度を超えている
・焼き物がまさに発光体となっている ・窯の温度は1200度以上を何十時間もキープ。灰が溶けて条痕が生じている
・窯出しは暮れも押し迫った12月31日。誰もがこの作品で正月を迎えたいと急遽、窯出しとなった