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〜製作についての簡単なご説明〜

【はじめに】

趣味の延長線の感覚にてガンケースを製作しています。木工業に従事していますのでその技術を生かして製作しています。ですが
ガンケース製作の専門業者とういわけでもありませんので至らない点があるかもしれません。出来得る限り丁寧に製作しています。
承るサイズは一応ハンドガン限定とさせて頂いています。オートマ、リボルバーに関してはどちらでももちろん問題ありません。
ただし製作したことのないモデル等に関しては型を取らなければなりませんのでお借り出来る事が承る前提となります。
その際、もちろんお借りしたGUNは丁寧に扱わせて頂きます。が、100%絶対にごくごく小さな擦り傷も付けないとは誓えません。
お互い気持ちよくお付き合い出来るためにその辺をご理解頂けた上でお預かりしての製作となります。
製作したことのないモデルはたくさんあります。それこそ未経験の方が多いでしょう。

【材料】

ケースの材料は大まかに分けて3種類です。安価な材料ではアガチス集成材、高価な材料ではチーク材やウォールナット材です。
ごく稀にタモやくるみ、桐なども使用することもあります。その時々の在庫によっても変わってくる場合がございます。
・チーク材
インドネシア、タイ、ミャンマー等熱帯各地にて造林され、重硬で狂いにくく耐久性が高い。高級内装や家具、船の甲板など広く
使用されています。金褐色や濃褐色。年々良い材料が少なくなっています(狂いにくいのはある程度の厚みがある場合です)
カンナ刃が痛みやすく作業にやや難があります。

・ウォールナット材
黄褐色〜紫褐色でやや重硬。鉋削は良く、濃淡の美しい光沢があります。表面がツルツルの肌触りに仕上がります。
こちらも年々良い材料が少なくなってきています。
・アガチス材
淡黄褐色〜淡褐色。比較的柔らかい材料ですので傷が付きやすく取り扱いに注意が必要です。

【形状】

ケースの形は等HP上に添付されている画像のような作りのみとなっています(現状では)。先々には蓋部分にアクリル等をはめ込んだ
(内部が見える)形にもチャレンジすることもあるかもしれません。古式銃ケースのように細かく区分けされた内部の製作は行っていません。

【塗装】

表面の塗装は100%植物油の純正荏油を使用しています。個人的にニスは好みではないので使用していません。最後にワックスや
コンパウンドにて仕上げています。ニスほどの光沢は望めませんが自然さを大切にしようと思っています。

【内部布】

内部の布はベロアという生地を貼ります。木製で製作した内部の型に強力な両面テープを使用して貼ります。ボンド等ではシミ
が出来てしまったりと私には上手く出来ませんでした。ですので少々お高いですが強力テープを使用しています。あくまで独学にて
ここまでやってきました。後々部分的に軽く浮いてくる場合があることは完全否定出来ません。何卒ご理解頂ければ幸いです。

【ベロアの種類】

2種類のベロアからお選び頂けます。スタンダードとクラッシュの2種類です。スタンダードでは主に赤、紺、黒、緑など、クラッシュでは
赤、紺、黒、緑、紫、水色などを用意しています。クラッシュとはシワというか線のような模様が布全体にある生地です。
言葉では上手く表現できませんね。価格的にはスタンダードの方が高価です。その他普段使用していない色(例えば黄色・白・グレー等)
がご希望な場合は出来うるだけ副えるようにしますが、少々割高になる場合もございます。


【納期】


私が基本サイズと考えているケース(GM・P38、P08等が入る)は常時複数在庫するようにしています。その他のサイズ
(小型銃や6〜8インチ用)の場合はその時々によって在庫が無い場合があります。その場合はご注文を受けてからの製作
になりますので少々お時間が掛かります。 サイズが大きくなればお高くなりますし、小さい場合でも個数等によって割高になる
場合もございます。材料によっても納期は変わります。
チーク材やウォールナット材などの無垢材は塗装後に反りネジレが発生する場合があります。
塗装後はしばらくプレス機にかけておき、その後もワッスなどで仕上げながらも経過観察〜調整をする必要があります。
その分納期まではお時間が掛かります。