コラムタイトル

 

怪鳥音への道(episode 4)

1974年晩夏、再び貯まった小遣いを持ってレコード屋へ行く。
いよいよ憧れの「ブルース・リーの絶叫入りLPレコード」を購入するのだ。
今日の獲物は決まっている。
『ドラゴン怒りの鉄拳』のLPだ。
シングル盤を購入してのリサーチで内容は間違いない。
この頃はレコード屋の棚も「ブルース・リー/ドラゴン関連」みたいな間仕切りがあった。
仕切りが出来たのは『怒りの鉄拳』発売以降の店が多かったと思う。
この頃「関連盤(本命盤とか決定版と帯に書かれているやつ)」が大量に発売されたので、「分類の一つ」として「サントラ」コーナーの中でも「タ行」から独立していたのだ。
サントラでは無いレコード(『甦えるブルース・リー』『ブルース・リーの世界』とか)にも多少の興味を持ちつつも揃えるならやはりサントラ盤だ。
そこで見えた数字「2,200円!」なんだと?
『危機一発』は2,200円じゃないか(しかも豪華カラー・ポスター付)!
『怒りの鉄拳』(サイン入り大型スチール写真付き)より300円も安いぞ!
ジャケットも断然『危機』の方がカッコ良いじゃないか!
さあ、帰宅して思った事はこれだ。
「そう言えば確かに『危機一発』ではリーは1回も絶叫をしていなかった!」