官民協働時代のシンボル「アートボード高知」
文化政策研究センター NEWS LETTER 第5号('00. 4.24.)掲載
[発行:京都橘女子大学文化政策研究センター開設準備室]

 高知市の繁華街には「アートボード高知」という芸術文化のイベントに的を絞ったポスターを一挙に15枚も貼り出せる、チラシ棚と夜間照明つきの一大掲示板がある。民間大手企業の第一勧業銀行が場所を提供し、県民公募のデザインによって、行政の高知県が設置したものだ。運営は民間文化団体で構成する管理組合で、窓口業務は地元商店街の喫茶店が担っているから、土日や午後五時以降でも受け付けてもらえる仕組みだ(註:現在は二時から五時まで)。新しい形での官と民の役割分担が模索される昨今において、次代の行政と住民の関係の在り方を考えさせるモニュメントにもなっている。
 的を絞ったポスターを屋外で一堂に掲示することでパブリシティ効果を高めると共に、芸術文化イベントの企画を競い合う場としてまた、街のアートの情報スポットや若者の待ち合わせ場所にもなる、住民に愛される街のエクステリアとして文化の街づくりにも貢献している。掲示期間は四週間で一回三百円。さらには、毎年一年間に貼り出したポスターのなかから「いい感じポスター賞」を選出して、その発表と表彰もおこなっている。
by ヤマ

'00. 4.24. 文化政策研究センター NEWS LETTER 第5号



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