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『脳内ポイズンベリー』 | |||||
監督 佐藤祐市
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ヤマのMixi日記 2015年05月14日00:08 エンドロールが終わったところで後ろの席の若い女性二人連れが「面白かったね~」と言い合っていたのを聞きながら、なんかめんどくせぇなぁなどと思いながら観ていた自分が、もはや恋愛についていけるエネルギーを失っていると指摘されたようで狼狽(苦笑)。 しかし、櫻井いちこ30歳(真木よう子)が23歳の恋人早乙女(古川雄輝)に言った「最後だから、ホントのこと言うね、貴男が大好き。でも、貴男といる私が、私は大嫌い。私は、私を好きでいたいから、貴男とは別れることにする。」との言葉を彼女たちは、支持したのだろうか。 男女の別なく、恋愛中に好きな相手といる時の自分を好もしく思えるナルシストって、そうそういるわけなくて、自己嫌悪に見舞われてばかりいるのが普通で、そういうのが恋愛なんだろうと思うのは、時代錯誤なのだろうかなどと思った。 FBコメント談義:2015年5月14日10:42~2015年5月15日20:18 (TAOさん) >なんかめんどくせぇなぁ 私も予告編を見てそう思ってしまいました。いかん、終わってる(笑) ヤマ(管理人) 僕は、予告編では設定の興味深さにむしろ楽しみにしてました(たは)。 終わってから、終わってることに気づかされた己の不明に狼狽したのでした(笑)。 (八木さん) それわかるよ。 受ける映画といい映画の違いが段々世代とともにずれてきていますよね。笑えないレベルのギャグで大笑いされたりしてしらけるのも似た部分ありですね。 ヤマ(管理人) >段々世代とともにずれ ま、人間の宿命としたもんですよね、古今東西。 (森岡さん) 頭の中で会議が始まる奴でしょう? 筒井康隆の昔の小説を思い出した。あれはどたばたで面白かったなあ。 ヤマ(管理人) >頭の中で会議が始まる奴でしょう? そうそう。 >筒井康隆の昔の小説 僕は『俗物図鑑』とか七瀬ものとかしか読んでないけど、それは何という小説なの? 脳内会議というのはなかなか興味深い設定だと思ったんだけど、映画の脳内会議での5人は、妙にガチャガチャしてる感じで、本作の脳内混乱は、ああいった爆発感ではない感じで演じさせるほうがいい気がした。力のある役者(吉田、神木、西嶋)にパワフルに演じさせるのが続き、ちと疲れちまった(笑)。けど、筒井康隆をイメージしたんなら、ちょっとワカルような気がするなぁ。 櫻井いちこはともかく、彼女を演じた真木よう子はキュートだったけど、ボンデージ・ファッションでは『ヤッターマン』の深キョンに負けてて、全く履き慣れてなさそうなピンヒールでの階段降りでの腰の引けようが鈍臭かったな。おまけに胸にモザイクなどという不粋は、いけません(笑)。 (森岡さん) 題名忘れてたから調べてみた。『欠陥バスの突撃』っていう短編。中学時代に明文堂で『アフリカの爆弾』を買ってから筒井康隆は読み続けてるけど、あのころのはホントにドタバタでインパクトはあるよね。短編でも結構覚えてるもの。もう一度買って読み直してみようかな。 ヤマ(管理人) ありがとう。徳間文庫の『近所迷惑』もしくは、角川文庫の『陰悩録』ってのに収録されているようだね。前者のドタバタ篇ってのより、後者のリビドー短篇集ってのに惹かれるんで、そっちで念掛けてようっと。 | |||||
編集採録 by ヤマ '15. 5.13. TOHOシネマズ6 | |||||
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