ドゥワイトさんと吹いてみたら(1999/2/21)


さて4回目です。 戸田先生からこちらでのバンド活動に役立つようにと「雄大なる眺め」を足利市民吹奏楽団で録音し記念ビデオにしたものを郵便で1月に送って頂きました。

ここで若干補足説明します。 

そこで是非一度指揮者の人に見てもらって、上手く行けば将来の選曲に入れてもらおうと考え、練習の時に持っていくとこにしました。併せて実際にJ.スウェアリンジェンさんがNEC府中吹奏楽団を指揮した世界初演の定演のビデオもダビングして持って行きました。

いつものように練習が始まる前に早目に行って、指揮者の人のところに行き、背景を説明しながらビデオを持って来たので是非見て欲しいと申し出ました。 すると快く引き受けてくれました。

彼(プロのトランペッターらしい)は、ビデオを受け取るとソフトケースから楽器を出して一緒に吹こうと言ってTpの席まで来てくれました。 3rdのパートを隣で吹いてくれたのですが、僕はまだちゃんと練習をしていなかったので指使いや拍子の難しいところが上手く吹けません。

でも彼は初見で、若干は間違えますがばりばり吹きこなして行きました。さすがプロは違います。 これでは練習を見てっもらっている効果が半減します。もっとさらっておかねばなりません。

練習中些細なことですがちょっと個人的に新鮮な指摘を受けました。Tam o’Shanter Overtureという曲の9/8の拍子のところで次のようなリズムがあります。

Vivace

●・ ● ●
|   | |
|   | |
| _| |
|__|_|

僕は初めの付点8分を余韻を付けて吹いたのですが、彼は以下のように短く吹けと指示しました。

●  ● ●
|¥ | |    ¥は16分休符のつもり
|   | |
| _| |
|__|_|

即ち付点の音は少し休符を入れる感じで短く吹くというのです。僕は今まで逆に余韻を必ず入れるように心がけるくせが付いていてしまったため少し慣れるのに苦労しました。 この辺り指揮者の好みにも依存するのですが、彼は速めのテンポで、軽快な曲の場合短めに吹く方を好むようです。

アルフレッドリードの指揮で昔吹いた時も、彼も何回も「8分音符短く」と日本語で注意していたのを思い出しました。 この後は合奏に入りいつものように曲を進めて行きました。

次回はビデオの感想とメンバーについてです。

それでは。