オークランドテンプル(2000/7/21)


さて色々話している内に教会に着きました。オークランドの小高い丘にありサンフランシスコのベイブリッジなどを東側から遠くに見ることになるかなり良い景色です。

教会は大聖堂と思われるものとホール、ビジターセンター風の建物がありました。大聖堂とホールは立派なものです。ホールのステージで練習することもあるらしいのですが今日は地下のリハーサル室で合奏とのことです。

指揮者が既に来ていて楽譜や譜面台などの用意を始めていました。僕も挨拶をして椅子を並べたり、譜面台を立てたりと手伝いました。他のメンバーも少しずつ来ました。初めの内は挨拶していましたが、そのうちどんどん来るので、もう席について音出しを始めました。

バイオリンが6人くらい、木管がいてホルンが二人でTpが二人の極めて小編成です。チェロとベースはいません。少ないとは聞いていましたがこれはかなりです。オーケストラと言うよりは室内楽アンサンブルといった雰囲気です。

曲の方は

・スターウォーズから1曲
・主よ人の望みの喜びよ
・羊は安らかに草を噛み
・こうもり序曲
・オペラ座の怪人 他

とクラシックでも聞き易いものとポップスを織りまぜた軽いものです。

本番が近くあり、ここのホールで夜1回と、どこか別の教会の施設で夜もう1回あるとのことです。僕はとりあえずこの2つの本番には出ることにして、3回しかありませんがそれまでの練習に参加することにしました。

一応教会のオケと言うことで、練習が始まる前に短いお祈りがありました。一人が突然立って何かぶつぶつ言っています。あまりにも早口でキャッチできませんが、練習して頑張りましょうとか、何かに感謝しましょうとか言っている雰囲気がしました。お祈りの方はすぐ終わって早速合奏が始まりました。

フットヒルのオケと比較すると、こちらの方はアマチュアのオケといった感じですが、みんな一生懸命やっています。

Tpの譜面は調がDのものが2つもあり、Bbの楽器では大幅に読み替えをしなければならないのですがサッパリ読めません。目立たないようにぽろぽろやりながらRogerの陰に隠れて吹いていました。

オペラ座の怪人の方は、ラッパが割と活躍するようになっており、なかなか吹きごたえがある感じです。綺麗なメロディーも含まれており、Rogerが朗々と歌い上げます。さすが元ダンスバンドでやっていたという感じです。

そんな訳であっという間に時間が過ぎ合奏が終わりました。するとまた誰かが立ち上がってお祈りを始めました。たぶん今日の練習などに感謝しているのでしょう。

また椅子や譜面台を片づけて地下の部屋を去り、Rogerの車で1時間ドライブして帰りました。途中ハイウェイ680からハイウェイ237に乗り換えるのですが、土曜日の昼にも関わらずちょっと渋滞しています。

オークランドやフリーモントといったベイエリアの東側からシリコンバレーに来る人は皆ハイウェイ680か880を使って南下してきます。この2本の道は、朝と夕方は大渋滞で、日本の高速道路を思い出させます。更に交通事故も毎日発生していて、ひょっとして道の作りが事故を誘引しているのではないかと思えるほどです。

この日は土曜日で完全ストップまでは行かなかったので何とかすり抜けました。シリコンバレーも人が急増してインフラが追いついていない状態です。