デュエット(2000/6/24)


フットヒルオケTpのRogerとは、オケだけでなくいつかアンサンブルもやりたいねという話をしていたのですが、彼から今度の休みに家に来てデュエットでもやらないかという誘いがありました。 僕は二つ返事でOKしてその日彼の家へ行きました。

彼の家は同じサニーベール市内で、車で7〜8分のところにあります。サニーベールのこの近辺はいわゆる住宅地です。地図で見ると細かい道路がマスクメロンの表面のように走っています。逆に道路が少ないところは会社があるところです。

細かい道路は必ずしも碁盤の目上ではなく緩やかにカーブしていたり行き止まりになったりと変化に富んでいるので、走っている内に東西南北が分からなくなることがよくあります。

でも道幅は日本に比べると細いところでも1.5〜2倍くらいはあるし、人はほとんど歩いていないので運転は楽です。

家について呼び鈴を鳴らすと彼が出てきました。アメリカ人の家に入るときにいつも気が引けるのが、絨毯敷きの部屋に土足で入ることです。

床に絨毯がなければそう気にならないのですが、絨毯があるとどうしても汚れないか気になってしまいます。この辺りの気候は雨も少なく乾燥していて、移動も車を使うので靴が汚れることは滅多にないので、実際心配することはないのですが。

入って左手の部屋にはピアノとオーディオ、譜面台などが置いてあって奥さんが子供にピアノやバイオリンを教えるのに使っているそうです。その部屋だけはスリッパで入るようになっていて日本的です。

食卓テーブルに上に持ってきたアンサンブルの譜面を広げながら、彼に譜面を見せました。彼もその量の多さに感心してこれは良いと譜面をめくっていました。

しばらくして見てるだけでは何なので、ラッパを吹こうということになり、隣の小さな部屋に移って、デュエット集やアンサンブルの中から面白そうなものをピックアップして二人で吹いてみました。

彼はアンサンブルの中で昔フィリップジョーンズブラスアンサンブルが演奏し、譜面を出したことで有名になった「戦いの組曲」が特に気に入りました。2本のTpが掛け合いで細かい軽快なメロディを吹き合うところが面白いようです。 何曲かやって彼がいろいろ話をしている内に2時間ほど経ち5時になったので帰ることにしました。

そのうち他のパートも交えてアンサンブルをやりたいものです。