生まれて初めてのオケの練習(2000/6/3)


今日は生まれて初めてオケの練習に行ってきました。

15分くらい前に練習場に着くとまだ数人しか人が来ていません。とりあえず近くの人に挨拶し、指揮者のMichaelところにも挨拶に行きました。名前を言うと若干けげんな顔をされ、Tpはショスタコービッチは3rdがあるが、ブラームスは 2ndまでしかない、とりあえず聞いてもらうだけになるが、その前にオーディションをするんだなどと言い始めました。

そこで、僕は今ペニンスラシンフォニックバンドに入っていて1st吹いていると説明しました。彼も名簿を確認して僕の名前を発見し、じゃあTpの席の辺りに座ってくれと言いました。

Rogerを頼って来たのですが、彼はまだ現れておらずなんだか不安な始まりです。とりあえずTpの席に行き、椅子が一つ足りないので追加し、3rdと思われる辺りに座りました。

左側ではTbが一人で練習をしています。すごく柔らかい音でなめらかに何か曲を吹いています。これはかなり上手そうです。 右隣にはHrの人がいて、挨拶しました。ブルースです。彼も初めて参加したらしく、周囲の様子を伺っています。

しばらくしてTpの1stでプロのBillがやって来ました。前回のコンサートは良かった、その時挨拶しもしたと話すと、覚えているとの反応でした。

Billは先週1週間New Yorkに行って、カーネギーホールなどでコンサートを楽しんできたようです。あるオケの演奏はTbの音が大きすぎて他の音がかき消されていたと、Michaelに文句を言っていました。Michealはそれに対し、Tbはどこでも大きな音をよく出すもんだ、Tpだってオーケストラ全体をwipe out してしまうこともある、シカゴのオケはブラスが強力だなどと話していました。

彼に毎日吹いているか尋ねたところ、出来るだけ吹くようにしたいが、一日1時間半ほど時間を確保するのがやっとだ、本当はもっと欲しいんだとのことです。

そのうちに指揮のMichaelがカードを持ってやって来ました。誰かの誕生日カードで、サインして欲しいと言ってメンバーの中を回っています。 Hrのブルースもサインをし、僕にもやってきました。一体誰のためのカードなのか、誰かの子供なのか分からないですが、とりあえずサインしました。

Michaelは練習の始めに、前回のコンサートが良かったこと、だんだん上手くなってきていること、Tpのソロが良かったこと、CD-Rが出来たが業者のコピーマシンの不調で一部音飛びがあり来週再作版を持ってくることなどを話しました。

そして急に今日は誕生日の人がいますと言いだし、先ほどのカードとコンサートのCD-Rを記念にコンサートマスターであるバイオリンのChristopher(クリストファー)に贈呈しました。彼はまだ若く22才です。 その次には、Tpのソロを演奏したBillに記念だといって、同じくCD-Rを贈呈しました。CD-Rのジャケットには、プログラムにも使ったのと同じBillの写真が載っています。

Michaelはこのようにアットホームな雰囲気を好んでいるようです。一応、カレッジの先生という立場ではありますが、Webサイトを運営したり、CD-Rの手配をしたり、カードを作ったり、もちろん楽譜を用意したりと、まめに色々なことをやってます。

さて練習が始まりましたが、チューニングはBbではなく、Aです。簡単にチューニングを済ませると、いきなりショスタコービッチの始まりです。

次回をお楽しみに。