ベルが2つ(2000/4/28)


今日も楽器屋の続きです。

2軒目はペニンスラのTpであるCarlに以前どこか良い楽器屋はないかと聞いて、教えてくれたHornucopiaという楽器屋です。

Hornucopia 1549 Laurel Street
San Carlos, CA 94070
(Wind Instruments sales, rentals, repair)

ここは中古がたくさん置いてあって面白いよ、行くときにはチェックブック(小切手帳)を家に置いていくようにとアドバイスを受けました。



日本で小切手はお金持ちか商売している人しか使わないものと思っていたのですが、こちらではクレジットカードが普及しているにも関わらず、チェックは未だに生活の中の必需品で健在です。

私はシティーバンクの普通預金口座とシティーバンクのVISAを持っているのですが、驚いたことにその2つは連動していません。 日本にいたときはクレジットカードはかならずどれかの銀行口座と結びつけて自動引き落としが当たり前です。しかし、こちらでは請求書がCITI BANK VISAから送られてくると、その中身を吟味し間違いないと思うものだけにチェックでお金を払うようになっています。

実際身に覚えのないものが請求書に混じっていることがあるので、チェック(確認)は欠かせません。悪意ではなく、どうもミスによってホテルや店から他人の分の請求が紛れ込んでいることがあるのです。 但しもしミスを発見した場合は、クレジットカード会社にクレームすればよく、実際の請求元との調整はクレジットカード会社がやってくれます。

話を戻しますと、日本から赴任して来てすぐにクレジットカードを作ったとしても、アメリカでのクレジットヒストリがないので使える上限は最低額からスタートします。 また銀行振り込みも一般的でなく、受け取り側も大きな金額であればチェックを期待する場合もあります。

よって家を借りたり、車を買ったり、楽器を買ったりには、チェックブックは欠かせないのです。

かなり脱線しましたが、ここは中古専門の店でかなり古い楽器、珍しい楽器、見たこともないような楽器が置いてありました。一番驚いたのはベルを2つ持つユーフォニウムです。





私はシルキーのピッコロTpのシルバーに惹かれ、試奏させてもらいました。もとはレンタル用だったようで状態も良く、値段も18万円位です。新品で買えばたぶん40万円位はすると思われるので、よっぽど買いたくなりましたが吹く時間もないのであきらめました。帰任する前にまだ残っていたら買って帰りたいです。



3軒目はパロアルトのダウンタウンにある小さな楽器屋で、職場仲間の娘さんの楽器選定ということで行きました。

小学校の授業で管楽器を勉強する機会がありますが、その後も続けようとすると個人で買う必要が出てきます。 せっかく買うならヤマハではなくアメリカ製でかつ安いものをという希望でした。それまで学校からBachのスクール用モデルを借りていたので、とりあえずそのクラスと一応ヤマハを比較することにしました。

私の過去の経験では、Bachのスクールモデルはあまり良い印象がなかったのですが、今回数種を自分の楽器とも比較してみて、良く鳴り吹き易いものであることがわかりました。確か5〜6万円程度で買えたと思います。

ということで、中古の楽器屋以外は日米差無しと言ったところでしょうか。