高齢化対策(1999/6/12)
今日もSalinas ACB コンベンションの続きです。
* Medical Problems Faced by "Maturing Musicians"
(William J. Dawson M.D.)
これは高齢化する演奏家が直面する医学的問題、即ち老化についての説明と対策です。この話題が出るあたりさすがアメリカの市民バンドは歴史があり、高齢化していることを象徴しています。
一つ興味深かったのは、最近はオーケストラでも自分の音をよく聞くために、透明のプラスティックの仕切板を使うことがあり、値段は高いが役に立つとのことです。
この話題のときは用語が難しすぎて、紙をもらったのですが、辞書を引くだけで終わりました。
若干変な日本語ですが訳しておきましたので、将来の参考にしてください。
1. Vision 視力
- Presbyopia 老眼
- Glaucoma 緑内障
- Cataracts 白内障
2. Hearing 聴力
- Presbyacusis 老人性難聴
- Noise-induced hearing loss 雑音誘因性聴力低下
3. Posture 姿勢
- Osteoporosis 骨粗鬆症
- Osteoarthritis 骨関節炎
4. Osteoarthritis of the extremities 手足の骨関節炎
- Can produce pain, stiffness, deformities of wrists and fingers 手首や指の痛み、硬化、変形
- Stiffness can limit the ability to produce rapid, fluid, repetitive
movements 硬化は指などの動きを悪くする
5. Decreased muscle strength and endurance 大きな楽器を持った時や演奏耐力に影響が出る
6. Respiratory changes 呼吸の変化
- Decreased vital capacity with age 肺活量の減少
- Stiffening of the small air sacs in the lungs (decreased compliance)
肺の中の小さな気胞の硬化
- Emphysema (obstructive disease) 気腫
7. Oral changes 口内の変化
- Dentures changes the emboucure 入れ歯はアンブシャを変える
- Chronic loss of bone about the teeth 歯の側の骨の慢性的な喪失
- Have dental molds made early in career ; future restorations can be
made to prior "good" status 歯形は早めに取っておくべきか。将来になって、以前の良い状態に戻すのに役立つ
How best to deal with these changes? これらの変化にどう取り組むのが一番良いか?
- 自分の能力の変化に気を付けること、そして年齢と共にどのように変化するか
- 可能ならその原因や要因を出来るだけ多く修正すること
- 定期的な健康診断を受けること−問題の早期発見と適切な処置
- 予防(常識的な要因、かかり付けの医者に頼む)
- 大きな雑音のする所を避ける
- 体の強さと柔軟性を保つ −定常的な運動
- 体の変化に応じたウォームアップ、練習、演奏計画を採用する
- 楽器を良い状態に保つ