ワンマン社長の法則

C 優秀な人材は追放する。〜俺の会社だ!出来るのは俺だけで良い〜
但し、自分に献身的な一人だけは例外として重宝する。 
 ワンマンな社長の心の中は、
 「この会社は俺がいるから成り立っているのだ。俺だけが有能なんだ」
 と、思っています。というか、そう思わなければ不安なんです。
 権力を失いそうで・・
 だから、他の従業員から信頼がある特に優秀な人が現れると、その人を
 毛嫌いします。酷くなると、自分の目の見えるところから・会社から追放します。 
     
カンボジアの「ポル・ポト」は優秀な人間の台頭を恐れて、
知識人を虐殺していきました。優秀な人間を追放する
ワンマン社長も、実は同様のタイプなのです。 
 
    但し、一人だけ・・・他の従業員からも人望のある献身的な人を一人だけ
 側近に起用する傾向があります。そうしないと会社が立ち行かなくなるので。
      
中国の「毛沢東」は、文化大革命の時に自分の思想と異なるグループから周恩来だけを起用し続けました。
北朝鮮の「金正日」も改革派で優秀と思われている張成沢だけを側近に置きました。独裁者は一人だけまともな人物を側近に置くのです。
 
    ワンマン社長の会社は、本当の優秀な人材がいなくなります。
 また、社長とその身内がすべての事を決めるので、その下で働いている
 従業員の間に、仕事に対する競争心がなくなります。出世の野望もなくなります。
 競争がないので、これが意外にも 社内がアットホーム的な雰囲気になり、
 外から見ると、良い雰囲気の会社だ と勘違いされてしまう場合があります。