童謡百曲集 第4巻 続き |
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71 あしのうら
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72 小人の地獄
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73 葱坊主
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74 お菓子の汽車
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75 お山の大将
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76 流れ椅子
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77 泣きぼくろ
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78 鳶ひょろひょろ
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79 時計屋の時計
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80 なくした鉛筆
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第4巻の後半、71〜80曲は西条八十(1892-1970)の童謡詩からです。10曲ともすべて詩集「鸚鵡と時計」より。著作権の関係で詩の内容がご紹介できないのが残念ですが、ずらりと並んだそのタイトルを見ても異彩を放っています。
71 あしのうら
72 小人の地獄
73 葱坊主
74 お菓子の汽車
75 お山の大将
76 流れ椅子
77 泣きぼくろ
78 鳶ひょろひょろ
79 時計屋の時計
80 なくした鉛筆
8曲目の鳶だけはまあ普通ですがあとは童謡としてはあり得ないテーマ(「小人の地獄」)だとか今のNHKみんなのうたにでも出て来そうなタイトル(「なくした鉛筆」)だとかとにかく多彩です。
この中では「お山の大将」だけが飛び抜けて良く歌われますでしょうか。軽快なメロディが哀愁を帯びた夜の情景に変わるところはなかなか印象的。もっともこういう乱暴な遊びは今の子供たちはさせて貰えないのかも知れませんね。もう失われてしまったノスタルジーの世界の歌になってしまったような感じです。
( 2015.09.26 藤井宏行 )