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Most sweet and pleasing are thy ways    
  Two Bookes of Ayres - The First Booke
最も甘美で心地よきは御身の道なのです  
     二つの歌の本−第1巻

詩: キャンピオン (Thomas Campion,1567-1620) イギリス
      

曲: キャンピオン (Thomas Campion,1567-1620) イギリス   歌詞言語: 英語


Most sweet and pleasing are thy wayes,O God,
Like Meadowes deckt with Christall streames and flowers:
Thy paths no foote prophane hath euer trod:
Nor hath the proud man rested in thy Bowers:
There liues no Vultur,no deuouring Beare,
But onely Doues and Lambs are harbor'd there.

The Wolfe his young ones to their prey doth guide;
The Foxe his Cubbs with false deceit endues;
The Lyons Whelpe suckes from his Damme his pride;
In hers the Serpent malice doth infuse:
The darksome Desart all such beasts contaynes,
Not one of them in Paradice remaynes.

最も甘美で心地よきは御身の道なのです おお神よ
まるで牧場のように 水晶の小川と花で飾られた:
御身の道には 決して穢れた足が踏み入ることはありません
高慢なる者が安らぐこともないのです 御身の安息所の中で
そこには暮らしてはいません ハゲタカも 貪欲なクマも
ただハトや仔ヒツジたちが憩うているのです そこには

オオカミは幼い子らを獲物のところへと導き
キツネは仔ギツネたちに騙す力を与えます
ライオンの子は吸うのです 自分の母親から誇りを
自らの中にヘビは毒気を染みとおらせています
暗黒の砂漠はこのような獣どもを住まわせていますが
その一匹とて 楽園には留まってはいないのです

( 2018.04.26 藤井宏行 )


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