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Kogda mogushchaja Zima   Op.49-5  
  Sem' romansov
強大なる冬が  
     7つのロマンス

詩: プーシキン (Aleksandr Sergeyevich Pushkin,1799-1837) ロシア
    Pir vo vremja Chumy   Когда могущая Зима

曲: キュイ (César Antonovitch Cui ,1835-1918) ロシア   歌詞言語: ロシア語


Kogda mogushchaja Zima,
Kak bodryj vozhd’,vedet sama
Na nas kosmatye druzhiny
Svoikh morozov i snegov,?
Navstrechu ej treshchat kaminy,
I vesel zimnij zhar pirov.

Tsaritsa groznaja,Chuma
Teper’ idet na nas sama
I l’stitsja zhatvoju bogatoj;
I k nam v okoshko den’ i noch’
Stuchit mogil’noju lopatoj....
Chto delat’ nam? i chem pomoch’?

Kak ot prokaznitsy Zimy,
Zapremsja takzhe ot Chumy!
Zazhzhem ogni,nal’em bokaly,
Utopim veselo umy
I,zavariv piry da baly,
Vosslavim tsarstvie Chumy.

Est’ upoenie v boju,
I bezdny mrachnoj na kraju,
I v raz”jarennom okeane,
Sred’ groznykh voln i burnoj t’my,
I v aravijskom uragane,
I v dunovenii Chumy.

Vse,vse,chto gibel’ju grozit,
Dlja serdtsa smertnogo tait
Neiz”jasnimy naslazhden’ja ?
Bessmert’ja,mozhet byt’,zalog!
I schastliv tot,kto sred’ volnen’ja
Ikh obretat’ i vedat’ mog.

Itak,? khvala tebe,Chuma,
Nam ne strashna mogily t’ma,
Nas ne smutit tvoe prizvan’e!
Bokaly penim druzhno my
I devy-rozy p’em dykhan’e,?
Byt’ mozhet... polnoe Chumy!

強大なる冬が
陽気な女指揮官ととなって 自ら率いると
毛むくじゃらの軍勢たる
霜と雪とを -
暖炉は弾けて彼女を迎え
そして冬の祝宴の熱気は楽しげだ

恐ろしき女王 ペストが
今 われらのもとにやってくる
そして満足し 豊かな成果に
われらの窓を昼も夜も
墓掘りのシャベルでノックする....
われらは何をすべきなのか?何が助けになるのだろうか?

この狼藉者の冬から
締め出そう ペストを!
灯りをともし グラスを満たして
陽気に溺れよう
そして酒盛りと舞踏会とで
賛美しよう ペストの王国を

陶酔があるのだ 戦闘の中に
そして陰鬱な深淵の縁に
そして荒れ狂う大洋の中
激しい波や嵐の合間に
それからアラビアのハリケーンのうちに
そして ペストの吐息のうちに

すべて すべて 死に脅かされるものは
その死にゆく心のうちに秘めている
語り得ぬ愉悦を -
不滅の おそらくは 誓いなるか!
幸いなるかな 混乱のうちにあっても
それを見出し 知ることのできる者は

ならば そなたを讃えよう ペストよ
われらは恐れはせぬ 暗い墓を
われらは困惑せぬ そなたの招きにも!
さあ共に杯を泡立てよう
そして飲もう バラのつぼみの吐息を -
おそらくは...ペストで満ちているそれを!

プーシキンの短い物語詩「ペスト流行時の酒盛り」の一節、宴会の座長が歌う戯れ歌(彼はペストで肉親を亡くしているのですが、まさに自棄になって歌っているというところでしょうか)。不思議な情感を醸し出す歌です。

( 2018.04.05 藤井宏行 )


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