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Im Vorübergehn   Op.6-4  
  9 Goethe-Lieder
通りすがりに  
     9のゲーテ歌曲

詩: ゲーテ (Johann Wolfgang von Goethe,1749-1832) ドイツ
      

曲: メトネル (Nikolay Karlovich Medtner,1880-1951) ロシア   歌詞言語: ドイツ語


Ich ging im Felde
So für mich hin,
Und nichts zu suchen,
Das war mein Sinn.

Da stand ein Blümchen
Sogleich so nah,
Daß ich im Leben
Nichts lieber sah.

Ich wollt es brechen,
Da sagt' es schleunig:
»Ich habe Wurzeln,
Die sind gar heimlich.

Im tiefen Boden
Bin ich gegründet;
Drum sind die Blüten
So schön geründet.

Ich kann nicht liebeln,
Ich kann nicht schranzen;
Mußt mich nicht brechen,
Mußt mich verpflanzen.«

Ich ging im Walde
So vor mich hin;
Ich war so heiter,
Wollt immer weiter -
Das war mein Sinn.

私は出かけた 野原に
何という目的もなく
そして何を探すでもなく
それが私の思いだった

そこに一輪の花が咲いていた
すぐ近くのところに
それは私には人生で
これ以上愛らしく見えるものはないほどのものだった

私がそれを摘もうとすると
花は急いでこう言った:
「私には根があます
 秘密の場所に

 深い地面の中に
 私は根付いているのです
 それだから 花は
 とても美しく見えるのです

 私は愛することができません
 私は媚びることはできません
 私を折り取らないでください
 私を植え替えてください」

私は出かけた 森に
何という目的もなく
私はとても陽気で
どんどん歩いて行きたかった -
それが私の思いだった

( 2018.03.25 藤井宏行 )


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