TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


L’Heure du retour   Op.50-1  
  Deux mélodies
帰還の時  
     二つのメロディ

詩: シャリュ (René Chalupt,1885-1957) フランス
      

曲: ルーセル (Albert Roussel,1869-1937) フランス   歌詞言語: フランス語


詩:著作権のため掲載できません。ご了承ください
物憂く単調な風が
軋ませている 家々の風見鶏を
灰色の雲が地平線には積もっている
足元にはひしめく 枯葉と秋とが
ツバメは追い出されて行った 屋根から
旅人よ 旅人よ
思わないか 今がその時だと
踵を返して家に戻る
思わないか 今がその時だと?

金の冠と大理石と
お前が去った時には 財布は重かった
教えてくれ どこの賭場でなくしたのだ
どんな若い娘とのキスのせいで
誰がお前を騙し 嘲ったのだ?
旅人よ 旅人よ
思わないか 今がその時だと
踵を返して家に戻る
思わないか 今がその時だと?

私は思う お前の目には眼鏡が必要だと
お前のこめかみの上には白髪がある
お前の妻 長いこと一人にしていた妻は
お前を待っているぞ 間違いなく遠くから笑顔で
お前のセラーのワインは王様でも敬うだろう
旅人よ 旅人よ
思わないか 今がその時だと
踵を返して家に戻る
思わないか 今がその時だと?

(詞は大意です)

( 2018.02.24 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ