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Das Schiff   Op.36-3  
  12 Lieder aus dem Russischem von F. Bodenstedt
船  
     F.ボーデンシュテットのロシア詩による12の歌

詩: ボーデンシュテット (Friedrich Martin von Bodenstedt,1819-1892) ドイツ
      Парус (1832) 原詩: Mikhail Yur'yevich Lermontov レールモントフ

曲: ルビンシュテイン (Anton Grigoryevich Rubinstein,1829-1894) ロシア   歌詞言語: ドイツ語


Einsam auf blauer Wasserwüste
Ein Segelweißes Schiff sich wiegt,
Was trieb es fort von heim'scher Küste,
Daß es zu fremden Landen fliegt?

Ihm schnaubt die Flut,der Sturm entgegen,
Bald kracht es vorwärts,bald zurück --
Es sucht kein Glück auf fremden Wegen,
Ließ in der Heimat auch kein Glück.

Die Wasser unter ihm sich thürmen,
Durch Wolken schaut die Sonne zu,
Es läßt sich schaukeln von den Stürmen,
Als fänd' es in den Stürmen Ruh.

ひとりぼっちで青い大海原の上
白い帆の船が行く
何を捨てて来たのだろう 故郷の岸辺に
こうして異国へと急ぎ行き?

うなっている うねりが 嵐が行方を
ほとんど砕けそうに前に 後に揺れている
探してはいないのだ 幸せを見知らぬ旅路には
故郷に残しているのでもないが いかなる幸せも

水は 船の下で逆巻き
雲の合間から 太陽が覗いている
船は嵐のなすがままにされている
あたかも嵐の中に安らぎを見つけているかのように

( 2018.02.23 藤井宏行 )


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