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Der Soldat I    
  Gedichite von Eichendorff für eine Singstime und Klavier
兵士T  
     アイヒェンドルフ歌曲集

詩: アイヒェンドルフ (Josef Karl Benedikt von Eichendorff,1788-1857) ドイツ
    Gedichte - 1. Wanderlieder  Der Soldat I

曲: ヴォルフ (Hugo Wolf,1860-1903) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Ist auch schmuck nicht mein Rößlein,
So ist's doch recht klug,
Trägt im Finstern zu 'nem Schlößlein
Mich rasch noch genug.

Ist das Schloß auch nicht prächtig,
Zum Garten aus der Tür
Tritt ein Mädchen doch allnächtig
Dort freundlich herfür.

Und ist auch die Kleine
Nicht die Schönst' auf der Welt,
So giebt's doch just Keine,
Die mir beßer gefällt.

Und spricht sie vom Freien,
So schwing' ich mich auf mein Roß -
Iich bleibe im Freien,
Und sie auf dem Schloß.

俺の馬は見栄えは良かないが
本当に利口なやつなんだ
真っ暗闇でもあの館まで
あっと言う間に着いちまう

その館も豪華じゃないが
毎晩ひとりの娘が
玄関から庭に出て
うれしそうに迎えてくれる

あの娘っ子も
世界一の美人じゃあないが
俺の一番の
お気に入りなのさ

だけど結婚してくれって言われたら:
ひらりと馬に飛び乗りおさらばだ・・・
俺は自由なままがいい
あの娘は館にいるのがいい


 同じくヴォルフの作曲している「兵士U」と二編まとめて”Der Soldat”と題された詩。わざとらしいほどわかりやすく韻を踏んだ民謡調の四行詩ですが、こういうユーモア詩はやはりプライやホッターが楽しく聴かせてくれます。そこへいくと我等がフィッシャー=ディースカウ御大はどうも頭が良すぎるというか、皮肉が利きすぎて、悪い男の歌みたいになってしまうようです。プライやホッターの能天気な歌だと、上機嫌でホラを吹いてはいるものの、結局一枚上手の娘に捕まってしまうんじゃないか・・・などと想像が膨らむ余地があります。
( 2005.07.22/12.4改訂 甲斐貴也 )

( 2005.12.04 甲斐貴也 )


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