Dujut vetry Op.27-9 |
風が吹く |
Dujut vetry, vetry bujnye, Khodjat tuchi, tuchi temnye. Ne vidat’ v nikh sveta belogo, Ne vidat’ v nikh solntsa krasnogo. Vo syroj mgle, za tumanami, Tol’ko nochka, lish’ cherneetsja ? V etu poru nepogozhuju Odnomu zhit’ ? serdtsu kholodno. Grud’ druguju Emu nadobno: Ogon’-dushu ? Krasnu devitsu! S nej zimoju ? Leto teploe; Pri bezdol’i ? Gore ? ne gore! |
風が吹く 激しい風が 雲が行く 黒い雲が そこには見えない 白い光は そこには見えない 真っ赤な太陽も 湿った暗闇の中 霧の向こうは ただ夜だけだ 暗闇だけなのだ - この時に 悪天候の ただひとり生きる - 心は冷たいです 他人の胸が 必要なのだ: 燃える魂が - 美しい乙女の! 彼女と一緒の冬は - 夏の暖かさだ 不幸などなく - 悲しみもないのだ! |
詩の前半部分はムソルグスキーが曲をつけていて良く知られていますが、彼のカットした後半は煩悩にまみれた何ともトホホな感じのする若者の叫びでした。まあこれはこれで共感はできるのではありますが。
( 2018.01.03 藤井宏行 )