Amabel Op.16-9 Before and After Summer |
アマベル 夏の前と後に |
I marked her ruined hues, Her custom-straitened views, And asked,”Can there indwell My Amabel?” I looked upon her gown, Once rose,now earthen brown; The change was like the knell Of Amabel. Her step's mechanic ways Had lost the life of May's; Her laugh,once sweet in swell, Spoilt Amabel. I mused: “Who sings the strain I sang ere warmth did wane? Who thinks its numbers spell His Amabel?” - Knowing that,though Love cease, Love's race shows undecrease; All find in dorp or dell An Amabel. - I felt that I could creep To some housetop,and weep, That Time the tyrant fell Ruled Amabel! I said (the while I sighed That love like ours had died), “Fond things I'll no more tell To Amabel, “But leave her to her fate, And fling across the gate, 'Till the Last Trump,farewell, O Amabel!'“ |
私は気付いた 彼女の褪せ切った色香を 彼女の習慣に縛られた物の見方を それで思わず自問したのだ「そこにいるのは本当に 私のアマベルなのか?」と 私は眺めた 彼女のガウンを かつてはバラ色 今は土色だ その変わりようは まるで弔いの鐘のようだ アマベルの 機械みたいなその歩き方は 五月の生気を失っていた 彼女の笑いも 昔は甘美に湧きたったのに 台無しにしてる アマベルを 私は考え込んだ:「誰があの歌を歌うのか 熱情が冷めない時に私が歌ったあの歌を? 誰が心を得ようと考えるのか このアマベルに?」 - そのことを知って 愛は終るのに 愛の民は減る兆しを見せない 万人が見つけるのだ 村で 谷で 自分のアマベルを - 私は思った 這い上ることもできるだろうと どこかの屋根裏部屋に そして泣けるだろうと 時間という暴君が支配してしまったことを 呪われたアマベルを! 私は言った(その間にため息ついた 私たちのような愛でも死んでしまったことに) 「甘い言葉を 私はもうかけることはないだろう アマベルに 彼女に自分自身の運命は任せて そしてこう投げ掛けよう 門を横切って 最後のラッパの時まで お別れだ おおアマベルよ!」と |
( 2018.01.02 藤井宏行 )