めえめえ小山羊 |
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めえめえ 森の児山羊 児山羊走れば 小石にあたる あたれやあんよが あ痛い そこで児山羊はめえと鳴く めえめえ 森の児山羊 児山羊はしれば 株(かぶつ)にあたる あたりゃあんまが あ痛い そこで児山羊はめえと鳴く 藪こあたれば 腹こがちくり 朽木(とつこ)あたれば 頸こが折れる 折れれや児山羊は めえと鳴く |
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大正モダンを地で行くような洒落たメロディの童謡です。私はもっとあとの作品(昭和初期)かと思っていたのですが実際は大正10年の発表、かなり歴史があります。確かに詩の言葉はかなり古いですが(特に最後の部分 しかもかなりエグイ内容)、洋風の爽やかな曲調はこれが本居の作品とは信じがたいところすらあります。
( 2017.10.09 藤井宏行 )