遊泳 萩原朔太郎に依る四つの詩 |
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浮びいづるごとくにも その泳ぎ手はさ青なり みなみをむき なみなみのながれははしる。 岬をめぐるみづのうへ みな泳ぎ手はならびゆく。 ならびてすすむ水のうへ みなみをむき 沖合にあるもいつさいに 祈るがごとく浪をきる。 |
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( 2017.10.01 藤井宏行 )