雲雀料理 萩原朔太郎に依る四つの詩 |
|
ささげまつるゆふべの愛餐、 燭に魚蝋のうれひを薫じ、 いとしがりみどりの窓をひらきなむ。 あはれあれみ空をみれば、 さつきはるばると流るるものを、 手にわれ雲雀の皿をささげ、 いとしがり君がひだりにすすみなむ。 |
|
( 2017.10.01 藤井宏行 )