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北海道讃歌    
 
 
    

詩: 森みつ (Mori Mitsu,1922-1967) 日本
      

曲: 伊福部昭 (Ifukube Akira,1914-2006) 日本   歌詞言語: 日本語


朝のひかり はるかなる海を照らし
きらめく波 北国の岸を洗う
嶺は天を指して 太古の歌をうたい
森は 風を抱いて みどりの雲を巻く
美しき国
ゆたけき国
おおわが北海道

雪は深く 生けるものすべてを包み
凛烈の風 北国の空をめぐる
遠く 大地(つち)を展(ひら)き 大地にねむるもの
オリオン 高くかかり 先人の意思告ぐ
美しき国
ゆたけき国
おおわが北海道

春の息吹き 尾根をわたり原野にあふれ
いのちの歌 北国の歴史を伝う
花は地にひらき ひかりを湛(たた)え
風雪に耐えしものいま 力みちて立つ
美しき国
ゆたけき国
おおわが北海道

若き夢 輝くところ 地は甘く熟れ
われら讃う 乳と蜜流れる郷と
鐘よ 高くひびけ この国のみのりのために
鐘よ 高くひびけ この国の希望のために
美しき国
ゆたけき国
おおわが北海道



1960年、北海道新聞や北海道放送などの協賛で北海道賛歌制定委員会がひろく全国から歌詞を公募し、北海道が誇る気鋭の作曲家伊福部が作曲。1961年に札幌で作曲者自身の指揮のHBC交響楽団他で初演されたカンタータです。
伊福部作品の中ではネグレクトに近い扱いで、ほとんど知られることはないような状況ですが、2014に作曲者生誕100年を記念して釧路で行われた演奏の記録がYoutubeにアップされていました。伊福部音楽の個性バリバリの大変面白い音楽でしたが、祝祭的な雰囲気はあまり感じられず、今一作曲者の人選は誤っていたように感じられなくもありません。公募で選ばれた詩の作詞者は新冠在住の森みつ、この北海道讃歌の詩碑が新冠にはあるのだそうです。彼女の著作権が今年の年末まで生きておりましたので歌詞のご紹介はそれが切れるまで控えさせて頂きます。

この曲については以下のサイトが詳しいです。色々と参照させて頂きました。
http://kukikei.sakura.ne.jp/ifukube-wanted.htm

(作詞者の著作権が切れましたので標記のサイトより歌詞を転載させて頂きました)

( 2017.07.23 藤井宏行 )


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