TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


Love laid his sleepless head    
 
愛は自分の眠れぬ頭を横たえた  
    

詩: スウィンバーン (Algernon Charles Swinburne,1840-1893) イギリス
      

曲: サリヴァン (Sir Arthur Sullivan,1842-1900) イギリス   歌詞言語: 英語


Love laid his sleepless head
On a thorny rosy bed,
And his eyes with tears were red,
And pale his lips as the dead.
And fear and sorrow and scorn
Kept watch by his bed forlorn,
Till the night was overworn,
And the world was merry with morn.

And joy came up with the day,
And kiss’d Love’s lips as he lay,
And the watchers ghostly and grey
Fled from his pillow away.
And his eyes at the dawn grew bright
And his lips waxed ruddy as light.
Sorrow may reign for a night,
But day shall bring back delight;

愛は自分の眠れぬ頭を横たえた
茨のバラのベッドの上に
彼の目は涙で赤くなり
そして蒼ざめていた 彼の唇は死人のように
そして恐れと悲しみと軽蔑が
見張っていたのだ 彼の見捨てられたベッドのそばで
夜が過ぎ去るまで
そして世界は元気になった 朝と一緒に

そして喜びがやってきた 夜明けと共に
そしてキスした 寝ている愛の唇に
そして幽霊みたいな陰気な見張り共は
逃げ出したのだ 彼の枕元から
そして彼の目は夜明けに明るくなり
そして彼の唇は血色よく艶やかになった
悲しみが夜 支配しても
夜明けには戻ってくるのだ 喜びは

シェイクスピアの戯曲「ウィンザーの陽気な女房たち」の劇音楽として書かれたものだそうです。

( 2017.07.02 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ